■ 11月の戯言 ■
11月2日
雨が上がったので2匹を急かしてお散歩へ。
その途中、前方にチンタラチンタラ歩いている男子高校生集団を発見しました。そのうちの一人は粋がってタバコなんか吸うておる。このバカチンが。
おせっかいなおばちゃんは、一発ガツンとかましてやろうかとおも思ったけど、近寄ったらえらいデカくて厳つい顔したやつだったんで、いそいそと追い越しました。
長いものには巻かれるタイプです。
数メートル先を歩く妻と愚犬ら。
「アレ、何て犬?」
「柴犬ぢゃね?」
「柴犬て白かったっけ?」
「いんぢゃねーの、白いのも」
「右のは?」
「トサ…ケン?」
他にも犬を連れた人がいるのかと思って辺りを見回しましたが、いるのは我が家の愚犬らのみ。明らかにサラとBJを見てるし。こいつらの頭、大丈夫か?
目を合わせたらアフォが移りそうだったんで(おい)、無視して遅れているBJのリードをグイと引き寄せました。
「尻尾、短けーっ」
「後ろ姿は可愛いよね…」
まぁ後ろ姿とはいえ、愛犬のことを可愛いと言われりゃ悪い気はしません。
ちょっとニヤけそうになった妻。
…が。
「だねー」
「後ろ姿は、ね」
「つかさー、可愛いって、どっちー?犬?それとも人のほう?」
「ええーっ!? 人のワケねーぢゃん」
「オマエ、バッカぢゃねーの?」
「目ぇ、大丈夫かー?」
「ホント、バッカぢゃねーの!?」
やんややんや。
失礼なっ。なぜそこで盛り上がる。
つか、妻も仲間に加わって言うべきだったのか。
「ホント、お前、大丈夫か?」と。
11月12日
山歩きだとサクサク歩くくせに、住宅街の散歩は「見慣れた景色でつまんねー」とでも思ってるのか、牛歩のよーにトロい我が家の愚犬BJ。散歩友達には「びっくんはぜんまい仕掛けなんだよね。ぜんまい切れたんだよね〜」なんて言われる始末。
そのBJが歩きながら屁をこいた。
ブハッと。
いつも以上に大き目の屁を。
その直後、ほんの少しだけど歩調が速くなった。
屁ンジン搭載してたとは…。