リコー
オートデラックス8/SS
1960年代
21石フルローター自動巻
Cal.刻印なし
今でもクオーツや充電式の腕時計を販売しているリコーですが、以前は機械式を作っていました。これはその頃の自動巻モデル、オートデラックス8です。

手巻きモデルの上に自動巻機構を被せたような構造になっており、丸穴車と角穴車がそのまま見えています。シンプルな片方向巻上げのようですが、キャリバーの素性は分かりませんでした。自社キャリバーではないと思われます。

カレンダーは曜日と日付が分かれた表示になっています。デラックスの所以はこれかもしれませんね。タテとヨコのラインと金色の秒針がアクセントになっており、なかなか美しいダイヤルデザインです。

キャリバーは不明ですし、オートデラックス8の「8」は何でしょうね。資料が少なくマイナーな時計なので謎は深まるばかりです。