私が撮影した山の風景を展示しています。
今回は氷結した轟の滝(高知県長岡郡大豊町)です。
「轟の滝(とどろきのたき)」とはよく聞く名前で、日本全国あちらこちらに「轟の滝」がある。
「轟の滝」だけで一冊の本ができるかもしれない。
大豊町内にもそんな「轟の滝」が2ケ所あって、
この写真の滝は東庵谷を流れるトビアレ谷川の標高720m付近にある。
この滝の上流を大田口からの梶ケ森登山道が横切っている。
滝の落差は約30mで水量豊富な初夏や冬の氷結が美しい。
今年は暖かいが冷え込めばもう2〜3回は見事な氷結が見られるかもしれない。
この「轟の滝」は平成元年の環境庁「日本の自然景観(四国版)」にも記載されているが、
実際に調査した県環境保全課はその滝の落差を70m、
その所在地を東庵谷から3500m、所在地の標高を520〜590mとしているが、
その記述にはハッキリ言って唖然とする(-_-;)。、、、
ところで、下の写真は何でしょう?
これはケンポナシの実で、
球形の実の柄がふくらんだところは肉質で甘く、梨のような味がする。
田舎育ちの人は幼い頃に食べた思い出もあるのでは?
この滝の右岸には豊かな自然が残っており、
ケンポナシのほかサワグルミの木もたくさんある。
また、早春の林床にはユキワリイチゲやヒトリシズカなどが可憐な花を咲かせるのも楽しみの一つである。
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