私が撮影した山の風景を展示しています。
第6回 2002年3月25日
今回は馬路村の「傘杉の滝」です。
馬路村魚梁瀬の「傘杉の滝」は美しい。
初めてこの滝を見た人はみんな息をのむに違いない。
渓を遡行し祠の脇に立つと突然目の前に滝が現れる、この演出も素晴らしい。
まるで、トンネルの角を曲がると突然現れる日本三大名瀑「袋田の滝」を彷彿とさせる。
林道終点から徒歩40分、ザレ場や崩壊地のオンパレードを越えてきた、
そんな苦労も「滝」をひと目見れば吹っ飛んでしまう。
この日は友人と二人で魚梁瀬の某山に出かけたが、山の方は予想通り期待はずれだった。
もっとも、そう思ってたっぷり一日中馬路村で遊ぶために用意したプランが、
「魚梁瀬森林鉄道」と「傘杉の滝」のプラスアルファだった。
この滝へは、西川林道を終点まで行き、植林を少し登ってから黒いホースや土管を辿るのだが、
道はいたる所で寸断され大規模な崩壊地も多いので一般にはあまりお奨めできない。
それでも!、、と、いう方は、ヘルメットやロープ、ペグやカラビナなどをお忘れ無く!
「傘杉の滝」はかつてこの辺りに巨大な傘状の杉があったところから名付けられた。
その「傘杉」は、武市佐市郎氏の「土佐の史蹟名勝」によれば、
胴回り14m余、樹高31m、推定樹齢500年といわれ、
現存していれば天然記念物クラスの大木であった。
いずれにしても、馬路村というところは、、、
私にとって、いまだに奥の深いところである。
*この滝へは「やなせ、山の案内人」が有料で案内してくれるそうです。
詳しくは馬路村役場やなせ支所などにお問い合わせください。
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