私が撮影した山の風景を展示しています。
今回の写真はとっても身近な野辺のスミレです
今頃の野山には山菜がいっぱい!
ワラビ、ゼンマイ、イタドリ、タラ、ウド、イワタバコなどなど、
だから目線がついつい美味しいモノに向かうのは人情だけど、
そんな山菜のそばでひっそりと咲く野の花も捨ててはおけない。
ちょっと散歩に出かけたら、
アマナ、ルリイチゲ、ネコノメソウ、ヒトリシズカ、ワサビなど、
たくさんの花を見つけた。
そんな中にちょっと変わったスミレ、
そう今回の主役「エイザンスミレ」を見つけた
エイザンスミレはおよそスミレらしくない「葉っぱ」が個性的な、
スミレの異端児である。
日本のスミレは50種類もあるというのに、
こんなキク科みたいな「葉っぱ」のスミレは他にヒゴスミレがあるだけ。
共に叡山(比叡山)や肥後の地名を冠している。
しかもこのエイザンスミレ、夏には葉っぱが変身するという変な特技も持っている。
ところで、私が植物の名前を覚える場合は、
一度にたくさん覚えようとは思わないで、
身近な野草のひとつひとつから覚えるように心がけている。
50種類もあるスミレだって、
このエイザンスミレ、それによく似たヒゴスミレ、
よく見かけるタチツボスミレ、シハイスミレやツボスミレなど、
もうすでに10分の1も覚えたことになる。
ところで、山野草に興味が湧いてくると、
やたら珍しい草花ばかりを追いかけたくなる時期もある。
例えば下の写真のクマガイソウとか、、、
そしてうっかりすると悪魔の囁きに負けてついつい手を出しそうになる!
でも、そういう時はきっぱりと「スミレ」を思い出すようにしている。
忘れないで、
「野におけスミレ」
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