私が撮影した山の風景を展示しています。
第13回 2003年2月16日
今回は「雪割り桜(ユキワリザクラ)+α」です
蟠蛇森(ばんだがもり)の中腹に位置する桑田山(そうだやま)は、
「花に染(そ)んだ山」が転じて桑田山と言われるようになったそうで、
それらしく、最近では「ユキワリザクラ」の里として脚光を浴びています。
まだ雪の残る頃から咲き始めるユキワリザクラを地域おこしにと、
2月中旬にはおでんの屋台などもでて、山里には一足早い春が訪れるのです。
雪割り桜(ユキワリザクラ)は正式には椿寒桜(ツバキカンザクラ)というそうで、
気の早い桜らしく、初美人(ハツビジン)とも呼ばれるそうです。
中国原産の「桜桃(さくらんぼ)」である「シナミザクラ(支那実桜)」と
旧正月に咲くのでガンタンザクラとも呼ばれるカンヒザクラ(寒緋桜)との雑種だそうで、
松山市の伊予豆比古命神社(椿神社)にはこの花の原木があるそうです。
桑田山のユキワリザクラは、今はまだ木が若くて規模もちょっと小さいのですが、
花の少ない時期だけにだんだんと知名度が高くなっているようです。
さしずめ地域おこしの「すきま産業」でしょうか、、、
いずれ足摺岬の椿や大豊町の福寿草などと並び称される日も近いことでしょう。
さて、ユキワリザクラを見たら蟠蛇森に登り(こちら側からだとほとんど車で行けるけど)、
太平洋の雄大な眺望と持参したコーヒーを存分に楽しんで、
帰途には桑田山温泉で湯に浸かればエネルギーは充電完了です。
そうしてまたしばらく頑張れるのです。
ところで、タイトルにつけた「プラスα」ですが、、、
美しい桃色の花を引き出すには白い色かな、、、と、
この日あちらこちらで咲いていた梅の花をも添えておきます。
桜餅に梅昆布茶の気分でどうぞ〜
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