山の写真館

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第15回 2003年5月4日

今回は「新緑のブナ林」です


四季で一番好きな春です。
(ビバルディの曲でも"春"が一番好きです。)
新緑のブナ林を訪ねて、小屋山と小田深山を歩いてみました。
ふたつの山はブナの保護林として有名です。





ブナといえば、三本杭、大座礼山、西又山などを思い浮かべますが、
大野ケ原にある、この「ブナ林遺伝資源保存林」は四国のブナ林の代表格です。





そんな林の中では可愛い花たちが、長い冬から目覚めた虫たちに、手招きをしていました。
なかでも、小田"深山"というだけに、"ミヤマ"を冠した花たちをご紹介しましょう。





エリマキトカゲのようなミヤマエンレイソウ。
シロバナエンレイソウともいうそうです。
葉っぱも3枚、萼も3枚、3づくしの変わった花です。





ミヤマネコノメソウ。
正式にはイワボタンというそうですが、変異も多いそうです。
それにしてもネコノメソウは、夜中の猫の目そっくりで笑っちゃいます。





こちらはコミヤマカタバミ。
倒木が苔生した中からひょっこり顔を出していました。
う〜ん、いい顔です。


さぁて、この林では、この他にも、
ヤマルリソウ、ミツバテンナンショウ、ジロボウエンゴサク、ワチガイソウ、
ワサビやシハイスミレなどなど、、、春を代表する花たちと対面しました。


ブナの林ではそうして春らしく、"のたりのたり"と遊べます。
もう少ししたらブナの赤ちゃんとも逢えるかも?

<データ>
2003年5月3日 小屋山・小田深山(愛媛県野村町、小田町)
デジタルカメラ:OLYMPUS−C2100UltraZoom
一部、花のクローズアップ写真にマクロコンバーションレンズを使用
*各画像は1600×1200ピクセルの元画像を加工後、リサイズ&圧縮しています。