さて、ここで分岐を右に行けば、かつて奉納相撲の行われた土俵場へとむかうのだが、山頂へは真っ直ぐに進む。


よく手入れされた参道では、ミズナラなどの落葉木が美しい。

快適に歩いて尾根に出ると再び分岐で、ここには木の鳥居があり、そばにはマツとスギの木が寄り添うように立っている。(標高約880m)。
分岐を右へは「帰りのコース」と書かれた親切な標があり、案内通りに帰途に使用することとする。ここまで車道終点から約40分。



尾根に出てすぐに出会う鳥居。右下には五在所山への標がある。

分岐を左折して、木の鳥居をくぐるとすぐに、登山道で南西(左手)の展望が開ける。
ここから見る鳥形山は一風変わっていて興味深い。肉眼だとハッキリとその姿を確認できるのだが、、、。なお、目の前のピークの肩越しにはわずかに黒森山のアンテナが見え、はるか西に不入や天狗も望まれる。


登山道で初めて開ける展望。肉眼なら中央奥に鳥形山がハッキリと確認できるのだが、、、。

アセビの目立つ参道を快適に進むと、2番目の鳥居から15分ほどで奇妙なスギの木と出会う。
2本の杉が真っ直ぐな根(枝?)で結ばれており、まさしく結合した夫婦スギである。このスギには何のいわれもないのであろうか?、自然の造形はたびたび人の想像を超越する。


太い幹で結ばれた2本のスギは、縁結びのいわれが起きてもおかしくはない。

さて、ここで道は二手に分かれるが、すぐ先で合流する。
登山道には、ますます巨大な木々が出現し、感嘆が止まない。


登山道(参道)に聳える幾つもの巨木にたびたび足を止める。