程なく山頂へ。石作りの祠があり、EACは見るなり石鎚信仰の遥拝所だと決め込むが何の根拠もない。山頂は回りに低木があり、360度の展望とは言えないが石鎚、瓶ヶ森方面と天狗の森(四国カルスト)がのぞめる。ややアカデミックな話になるが天候の良い日の山頂近くには、いろんな種類の蝶が集まってくる。この日も、数種のタテハチョウやオナガアゲハ、ステンドグラスのような羽根をもつアサギマダラなどが舞い、心を童心に帰らせて、楽しませてくれた。
山頂は思ったより広く展望もまずまずだが、将来周りの木々が大きくなるとどうだろうか?
3.高知2mSSB界、迷オペレーター登場 何を隠そう、いまや長岡郡のEMSではない。ここ高岡郡不入山で県下初?の2mSSB担ぎ上げでの八木アンテナスッタク運用を試みた。
山頂に着くなり設営に余念がない。三人でアンテナを上げ、はいチーズ完了で、さっそくクルクル回してワッチ態勢にはいる。すぐに3−2エリア間の交信をキャッチ、し・か・し…“ありゃ!2エリアが聞こえん??”まあこうゆうことも想像するに皆無ではない(ちなみに須崎市の桑田山や天狗高原も電波の飛びはイマイチ)。まずは一声「しぃーきゅーう!しぃーきゅーう!(CQ,CQ)」
最初の5、6局までは順調にコールバックが続いたがあとはCQの大安売り。一山で25局を目標のEMS大苦戦で、サブオペレーターEACを動員しやっと目標達成か?の矢先のことだった。“えらいFMがかぶるがどうなっちゅう!”文句を言うつもりでFMに切り替えると、こともあろうに
144.00 から 146.00 までべったり“ニィハオ、シェシェ…なんたらかんたら”ラーメン語でうめ尽くされている(コールサインも言わないのでおそらくCHINA中国のCB無線の類いか?)。 これでめげるZAWではない。やけくそで“CQ=DX、CQ=HL(韓国のこと)”聞こえてくるのは中国語だが、もうどうでもよい。そのうち、中国大陸Eスポ大オープンも終息しJAからのコールバックに戻り何とか目標達成でおつかれさんでした。今回の移動運用のベストDXは中国(4エリアじゃないぞ!)ということにしておこう。おそらく2人の絶叫で今シーズン、不入山に熊は出ないだろう。
アンテナは東を向いている
4.断筆後記(まとめ) 山頂でSSB、FMでお付き合いいただきました各局さんありがとうございました。当日JE5ORY(藤原さん)もお隣の天狗の森からコールバックありがとうございました。また、CHINA各局シェシェ。たくさんの思い出を作り、3人してバッテリー容量をたくさん残して下山しました。
とにかく、山も…無線も…人間も…おもしろい。
de JG5EAC(浜田 真尚)
登山道に立ちはだかる「太郎杉」。
備考 水場は登山口にある