大森山 1997年11月3日(月曜日)

前日から我が家に泊まり込んだ伊藤君(JI5ROW)と早朝5時半起きで自宅を出て、浜田さん(JG5EAC)と6時過ぎに合流。
佐々連尾山でも紹介する県道6号線を汗見川沿いに遡上し、坂瀬林道で伊藤君と分かれる。
彼は中川林道を1時間余り歩き、登山口から40分で中川峠を越し、佐々連尾山経由の縦走で大森山を目指した。


登山口からの景色
 白髪トンネル右脇(東側)の登山口。駐車スペースは充分ある。

一方、私と浜田さんは午前8時過ぎに登山口を出て、朽ちた林道を少し歩いてから猿田峠を目指す。四国電力の送電線巡視路の為か猿田峠までは刈り払われた快適な登山道を30分ほどで峠に着く。途中、露出した岩に張り付くツツジや笹原が気持ちを和ませてくれる。

送電線の下の猿田峠
 猿田峠のすぐ北側には高圧鉄塔がある。送電線巡視路のせいかここまでの登山道はいたって快適である。

送電鉄塔が建つ猿田峠の十字路から西には坂瀬山への縦走路、伊予三島までの間道、東には目的の大森山への道が交差する。十字路の脇には姿の良いブナが佇んでいる。

小休止の後、笹の生い茂る縦走路を進む。登山道は次第に急登になり、ついには岩登りさながらになる。充分気を付けて登って欲しい。露出した岩場からは西方面の景観が素晴らしく、高度を稼ぐごとに変化を見せる山並みがきつい登りを忘れさせてくれる。

岩場から東光森の尾根を望む
 足元を確かめながら岩場を登ると土佐郡大川村北部の山並みが次第に見えてくる。至高のひとときである。