楽体の基本について


楽体の基本は、とても単純です。

『骨にのって立つ』。ただ、それだけ。

これを実現する目的は、下半身、脚の外側の筋肉を楽にさせること。
楽体が目指すのは、「筋肉が無用な緊張を強いられない状態にする」ということです。

脱力、ゆる、リラックスなどが言われ、同じような意味ですが、楽体はそれ以前を重視しています。
さまざまな動作や体の感覚は、これありきでついてくるもの。
まずは楽に立てないと、その先の理屈は理解しにくいかと思います。

普段、私たちは、体重のかなりを筋肉で支えている状態のようです。

誰もが立って、歩き、通常はさして不便も不快も感じていないと思いますが、時々、足腰が痛んだり背中が張ったり肩が凝ったりして、その部位をもみほぐしたり、押したりします。マッサージや指圧で、一時は楽になるかもしれませんが、きっと再発します。
それは、大本の原因が、解消されないからです。

もっとも、楽体でそれらがすべて解消されるわけではありません。
楽体になれば、通常では緊張せざるを得ない状態にある末端の筋肉が、必要以上に緊張しなくても良い状態になるということです。
体は一人ひとり異なりますから、自分で見つめ自分で調整するしかありません。
楽体術の記述は感覚的な面が多く、わかりにくいかもしれませんが、感覚というのは継続することで徐々に培われます。

上の2段メニュー下段に「静体」「均体」など、怪しげな造語が並んでいます。別に奇をてらうのではなく、これは楽体的に目指す状態のキーワードです。一般に民間療法などでは、症例別に対処法を示したりしますが、楽体は体のあり方を考える方法論です。対処的な処方は一切ありません。この点、くれぐれも誤解しないでください。

過去の楽体録


■楽体前夜

平成12年頃〜平成16年頃の稽古雑感録。現在は変わっていますが、楽体という考えに至る過程。


■旧楽的型考

「型」を素材に、人体の性質を考えようと始めた試み。途中で頓挫しましたが、いずれ再開予定。


お奨め参考サイト


◆野口体操

「原初生命体としての人間」に圧倒されました。

◆肥田式強健術

神秘的フィルターを外して見つめましょう。

◆野口整体

おなじみですね。「整体入門」は必読では。

◆飛龍会

天才的眼力を示された伊藤昇氏が起こした道場。

◆日野武道研究所

信がおける武道家の一人だと、個人的に感じます。