楽体の基本について
楽体の基本は、とても単純です。
『骨にのって立つ』。ただ、それだけ。
これを実現する目的は、下半身、脚の外側の筋肉を楽にさせること。
楽体が目指すのは、「筋肉が無用な緊張を強いられない状態にする」ということです。
脱力、ゆる、リラックスなどが言われ、同じような意味ですが、楽体はそれ以前を重視しています。
さまざまな動作や体の感覚は、これありきでついてくるもの。
まずは楽に立てないと、その先の理屈は理解しにくいかと思います。
普段、私たちは、体重のかなりを筋肉で支えている状態のようです。
誰もが立って、歩き、通常はさして不便も不快も感じていないと思いますが、時々、足腰が痛んだり背中が張ったり肩が凝ったりして、その部位をもみほぐしたり、押したりします。マッサージや指圧で、一時は楽になるかもしれませんが、きっと再発します。
それは、大本の原因が、解消されないからです。
もっとも、楽体でそれらがすべて解消されるわけではありません。
楽体になれば、通常では緊張せざるを得ない状態にある末端の筋肉が、必要以上に緊張しなくても良い状態になるということです。
体は一人ひとり異なりますから、自分で見つめ自分で調整するしかありません。
楽体術の記述は感覚的な面が多く、わかりにくいかもしれませんが、感覚というのは継続することで徐々に培われます。
上の2段メニュー下段に「静体」「均体」など、怪しげな造語が並んでいます。別に奇をてらうのではなく、これは楽体的に目指す状態のキーワードです。一般に民間療法などでは、症例別に対処法を示したりしますが、楽体は体のあり方を考える方法論です。対処的な処方は一切ありません。この点、くれぐれも誤解しないでください。
