シャツの蘊蓄〜シャツの基本知識


アンダーウエアとして使用されてきたYシャツもそのディテールを見れば以外にこだわりが多いもの。
ここでは、各パーツごとの解説をご紹介します。

Yシャツ

和製英語で「ホワイトシャツ」(White shirt)の略称。
現在では、ドレスシャツともいう。
店主が中学生のとき、友人フジタ君は『わいせつ』と呼んで笑ってた。
今考えてもとてもばか。

(Collar)

衿羽ともいう。
ネクタイを締めたときに美しい曲線を醸し出し、その形によってがらりと雰囲気が変わるパーツでもある。「イヤシャツ」はここがポイント!

衿台
(Collarband)

衿足、衿腰などとも呼ばれ、内側の肌に当たる部分をカラーバンド、外側をネックバンドという。バンドとは、ノルマン人が衿を発明して以来の名称。
ところで衿って発明するようなもんか?

剣先
(Point)

衿の先のとがった部分で、この衿先の長さや衿元の角度によってスタンダードやワイドなどの形が作られる。ちなみに剣先を釦で止めたものをボタンダウンという。あんまり独創的な形にならない部分でもある。


(Sleeve)

腕を被う部分。ジャケットの袖口からカフスが、1cmないし2cm弱見えるくらいの袖丈にするのが基本でお洒落。「イヤシャツ」はここもポイント!

剣ボロ(Sleeveplacket)

腕をまくりやすくするためにある、袖先につけられた切り込み。一般に釦ホールがあるほうを「上ボロ」、釦のついているほうを「下ボロ」という。
「釦」は「ぼたん」と読むんだよ。

カフス
(Cuff)

カフスもまた衿同様、個性をアピールするパーツのひとつ。単数ではカフだけど、通常複数として用いられ、それが日本語化したもの。ドレッシーでありフォーマルにも使われるのが、ダブルカフ。ちなみにダブルカフスで使用する留め具をカフリンクス(カフスボタン)という。
衿と同じ布地にするのがお洒落っぽいよね。

ポケット(pocket)

本来アンダーウエアだったシャツは、ポケットのないものがフォーマルシャツといわれているみたい。でも、衣類として確立されている現在ポケットはないと不便な必要不可欠なパーツ。

身頃
(the main section)

シャツの見栄えと機能を両立させるには、身頃のカッティングが重要。肩周辺が動かしやすく、しかもダブつかないよう、前身頃を小さくとってゆとりを前後に逃がす工夫もされる。ビッグシルエットが着易いけどね。

前立て
(Top center Pleat)

シャツの前合わせのボタンホール側の部分。フレンチ(裏に折るーアロハなんかのやつね。)、強度の高いプラケット(表前立て-ボタンホールのとこが立派なやつ)、フォーマルなフライ(比翼式-釦が見えないやつ。)の3種類がある。ここもあえて別生地で色分けするとかっこいいよ。

肩ヨーク(Shoulder york)

肩から背中にかけてフィットさせるために設けられた切り替え。肩周辺のフィット感や動きにかかわる重要なパーツ。この辺の生地選びの自由度はイヤ
シャツならではですね。

プリーツ(Backpleat)

背中にたたまれた折り目のことをいう。腕から背中にかけて動きをスムーズにさせるためのもの。真ん中とサイドがありますが、多き目はサイドになる
傾向があります。

シャツテール(Shirt tail)

シャツの裾ってのは妙な形をしてます。典型的なこの裾の形は、その原型がアンダーウエアだったことの名残を留めているから。本来アンダーウエアだったシャツは、後身頃のテールの先にボタンホールがあり、前身ごろのテールの先についたボタンをかけて留めていた。つまりは下着も兼ねていたわけで、ジェントルマンは猿股なんかはかなかったわけ。その裾が窮屈だったためカットされ、今日見られるような「マンハッタン」というシャツの裾のデザインとなる。このデザインは「テールカット」とも言う。

アスコット
カラー
(Ascot collar)

アスコット風に結べるようになっているスカーフ衿。アスコットシャツに特有の衿型として知られる。類語は「スカーフネック」、「ストックカラー」。

アタッチド
カラー(Attachedcollar)

縫い付けてある一般のシャツ衿のこと。対語は「セパレートカラー」。

ウイングカラー(Wing collar)

前折れ式の立衿。モーニングなど第一礼装用のフォーマルシャツに見られる。「並衿」に同義。

ウイングチップカラー(Wing-tipcollar)

極小のショートポイント衿をいう。類語は「タイニーカラー」「スモールカラー」。

ウインザー
カラー
(Windsor collar)

「ワイドスプレッドカラー」の俗称。英国王エドワード8世(のちのウインザー公)にちなんでこの名がつけられた。

オープンカラー(Open collar)

俗にいう開襟衿のこと。

ゲーブルカラー(Gable collar)

衿腰のやや高い鋭角のショートポイント。往年の人気俳優クラークゲーブルにちなんでこの名がついた。

コンチネンタルカラー(Continental
collar)

「イタリアンカラー」に同義。リゾート用のポロシャツに採用された衿型として知られる。類語は「ミディーカラー」「ワンピースカラー」「トライアングルカラー」など。

ショート
ポイント
(Short point)

衿先の短い衿型の総称。類語は「ゲーブルカラー」「スモールカラー」。
対語は「ロングポイント」。

スタンドカラー(Stand collar)

“立衿”のこと。「ネールカラー」「ラージャカラー」「マオカラー」「チャイナカラー」など1960年代後半にはこれらのスタンド衿がいっせいに姿をあらわした。ちなみにマオとは故・毛沢東主席のこと。

セーラーカラー(Sailor collar)

水兵のユニフォーム、セーラー服でおなじみの衿型。艦上勤務の水兵が強風から顔を守ったり、衿を立てて連絡の声をよく聞き取るという機能を果たすため、後ろ衿が大きくなっている。あんまりシャツ向きじゃないね。

セパレート
カラー
(Separate collar)

衿羽と衿腰(または衿と身頃)が取り外しできるように作られている衿。前世紀末から今世紀初頭までのワイシャツはほとんどがこのセパレートカラーだった。対語は「アタッチドカラー」。外して洗えるのは便利。

ソフトカラー(Soft collar)

柔らかい衿のこと。対語は「ハードカラー」。書く程の事でもなし。

チャイナカラー(China collar)

立衿の一種。立衿の中でも比較的首に沿った小さいものを指す。中国の官吏の制服からヒントを得たもの。

ドッグカラー(Dog collar)

犬の首輪を連想させる変わり衿。牧師衿とも呼ばれる。後部で止める式の立衿。エラリー・クインにこれがポイントになる作品があります。

ナロー
スプレッド(Narrow spread)

衿の開きが60度以下のもの。対語は「ワイドスプレッド」。

ハードカラー(Hard collar)

硬く仕上げられた衿のこと。対語「ソフトカラー」。

ハイカラー(High collar)

衿腰の高い衿をいう。19世紀後半から今世紀初頭にかけて流行。日本ではかの鹿鳴館時代の男子風俗として知られ、いわゆる“ハイカラ”なる俗語の語源ともされた。対語は「ローカラー」。

バタフライ
カラー
(Butterflycollar)

「ウイングカラー」に同義。前折れの部分が蝶に似ているところからこの名がついた。

バンドカラー(Band collar)

低いスタンドカラーで、別名「カラーバンドカラー」「ロースタンドカラー」。ちなみに「カラーバンド」とは「衿腰」または「衿台」のこと。ワイシャツの衿は、この衿腰と衿羽によって形成されている。

ポインテッド
トップカラー(Pointed top collar)

先をとがらせた衿の総称。対語として、「ラウンドカラー」、「ラウンドトップ」などがある。

ボタンダウン
カラー(Button-down collar)

衿先をボタン留めにした衿の総称。ボタンダウンのダウンとは、ボタンで留めるの意。
「フラットボタンダウン」(平面的なタイプ)、「ロールドボタンダウン」(緩やかな曲線を特徴にしたタイプ)、「ハイロールドボタンダウン」(衿先が長く衿腰もやや高いタイプ)などの種類がある。
ボタンダウンシャツの起源は、20世紀初頭の1901年、ブルックス・ブラザース社の社長、ジョン・E・ブルックスが、イギリスのポロ競技の選手が着ていたものに、ヒントを得て作ったのが始まりといわれています。そのせいか、同社のボタンダウンの商品名は「ポロ・カラー・シャツ」だそうです。その後、流行するまでに10年以上、アイビーリーガーの愛用品となるまでには25年以上かかったらしい。

ポロカラー(Polo collar)

衿腰がなく剣先の長いロングポイント衿。乗馬時、早駆けの際などに邪魔にならないようにと身頃にボタン留めしたのが最初で、ブルックスブラザーズのボタンダウンシャツの原型といわれている。ポロシャツの衿とは別物。

ホリゾンタル
カラー(Horizontal collar)

ほぼ水平に近い開きの、超広角ワイドスプレッド。

ミディアム
スプレッド(Medium spread)

衿の開きが、90度前後のもの。

ラウンド
ウイングカラー(Round wing collar)

ウイングカラーの前折れ(ウイング)の先が角ではなく丸くなっているもの。

ラウンドカラー(Round collar)

剣先を丸くした衿型。丸みの小さいものをラウンドトップという。これに対して丸みを大きくカットしたものを指す。

ラウンドトップ(Round top)

衿の剣先を小丸(丸みの小さいもの)にした衿型。これに対して大丸にカットしたものを「ラウンドカラー」という。

レギュラーカラー(Regular collar)

長さや開きが標準とされる衿型。基準は時代により多少変化している。

ロングポイント(Long point)

剣先の長い衿型。対語は「ショートポイント」。

ワイド
スプレッド(Wide spread)

衿の開きが100度から120度前後のもの。俗称「ウインザーカラー」。ウインザー公が語源。

アジャスタブルカフ
(Adjustable cuff)

袖口周囲の寸法が2通りに調節できるように、ボタンを横方向に2個並べてつけたシングルカフをいいます。

コンバーチブルカフ
(Convertible cuff)

ボタンでもカフリンクスでも留めることができる袖口。

シングルカフ(Single cuff)

一重の袖口。ボタンで留める式のカフを指す。カフスボタン専用になっているものを「テニスカフス」と呼びます。

ダブルカフ(Double cuff)

シングルカフに対し、袖口を折り返して二重にしたタイプ。カフリンクスを必要とし、フォーマル的なものといえる。「フレンチカフス」とも呼ばれる。2重に折り、ボタンホールをカフスボタンで留めます。

バレルカフ(Barrel cuff)

角をカットした形が特徴のシングルカフ。

フライフロント(Fly front)

前立を二重にして、ボタンが見えないようにしたもの。比翼仕立てともいう。

プラケット
フロント(Placket front)

シャツの前端が表に折り返っている前立。ボタンダウンシャツなどによく使われるタイプ。対語は「フレンチフロント」。

フレンチ
フロント
(French front)

シャツの前端が内側に折り返っている前立で、俗にいう「裏前立」。対語は「プラケットフロント」(表前立)。

イブニング
シャツ

フォーマルなときに着る。イカ胸、ヒダ胸がある。衿はウイングカラー。

クレリック

シャツのボディと衿、カフスの色を変えてあること。

コンバーチブルカフス 

兼用カフスとも呼ばれる、釦、カフスボタン両方使うことが出来る。

剣ボロ

袖口の切れ込みのところ。腕まくりをしやすくします。

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