さる4/6(土)にロンドンのHeavenというクラブでミュージカル｢タブー｣のプロモーションを兼ねたステージがありました。Shamさんにおねだりして掲示板に載せていただいたレビューをこちらに転載いたします。(Shamさんありがとうございます！それから転載が遅れてごめんなさい！)
さて、先週の土曜日（４月６日）にまたもやジョージ＆「Taboo」キャストが宣伝を兼ねたショウをクラブで行うというので行ってきました。
場所は地下鉄Charing Cross駅とEnbankment駅の中間にある「Heaven」。友達のGodfieldさんと待ち合わせして到着したのが１１時ちょい過ぎ。しかし既に長蛇の列。げー。貰ってきたフライヤーでの割引が通用するのは11:30迄。それを過ぎると入場料が倍に。間に合うかなー？っと話しながら並ぶ。ギリギリに入場。ふぅ。
メイン・フロアがさほど広くないせいかあまりステージでショウを行わない此処だけど、今夜は特別中の特別でメイン・フロアに劇中ではMatt
Lucas演じるリー・バウリーをイメージしたペインティング（これがまた似てない）とステージにはリーのハリボテ（これがまた恐ろしく似てない）を設置し、場の雰囲気を盛り上げようとしていた。これが功を奏していたかは謎。ちょっと（かなり）恐かった、とだけ評しておきましょう。
ショウは１時頃からという情報を事前に得ていたので、フロアが埋まる寸前に二人でステージ前へ。ここのステージは高さが1.5m位あるので、これは途中で首ヤラれるわ．．．とちょっとだけ嘆く。ファン・サイトを運営しているという女（超Bitch）が「写真撮らなきゃいけないから〜」とズケズケと割り込んでくる。ふんずけてやろうかと思う。
司会のD'arcy（ロンドンのゲイ・シーンの重鎮。多分女性）が登場し軽く喋って、ショウは予定より少し押してスタート。最初に「Taboo」主演の"Billy"ことLuke
Evansが、舞台の純朴さとは180度違った衣装＆メイクで登場。ヘソ丸出しのジャケットでお腹には黒字で「TABOO」の文字。キレイだしカッコイイんだけど、なんか違う印象。でも歌も上手いので許せてしまう。曲は「Safe
in the City」。「Taboo」では家を出て都会に向かうシーンで使われている曲なので、受ける印象がかなり違ったけどそれはそれで良しとして。
次に"Phillip Salon"役のPaul Bakerが、スッピンに赤コート＆ボンテージ・パンツで登場。あまりに素なので最初誰だか分からなかった。というか、何故に舞台メイクで来ない？此処の売店で売ってる「CUNT」と赤字で書いてあるTシャツをところどころ火で焼いて着てたのが「当時」っぽくて良かった。うん、アレもアリでしょう。曲は「Petrified」彼の歌の上手さは絶品、と思うのは僕だけではないはず。さすがは中堅役者。
そして前回「G-A-Y」の時に出演しなかった"Leigh Bowery"役のMatt
Lucasがジョージと一緒に「Ich Bin Kunst（I Am Art）」を披露。今日はMattが来てくれたのが救い。この歌を歌うシーンでの衣装だったのも舞台宣伝を意識していると見た。というか彼だけが「Taboo」の為に来たって感じ。ジョージのメイクは往年のスティーヴ・ストレンジ気味。ベースが紫＆赤で変なグラデーションになっている。ジャケットは「Never
Mind The Buzzcocks」ゲスト出演時に着ていた後ろに「Earth Girls R Easy」と刺繍してある黒のタキシード。あれって自分で縫ったのかな？と考えると微笑。今日の帽子は白で、側面に昔ツアーTで使ったリーの顔（Disco
Monster）がプリントされている。ふと見ると、スタッフのシャツやズボンにもそのプリントが。今夜はリー・ナイト？
そのリー役、5月から2週間ほどジョージが臨時で引き継ぐらしいのだけれど（必見）、舞台経験ゼロのジョージが芸達者なマットで印象の定着したこの難役をこなせるかが疑問。というか、お父さんがんばって。
最後は全員（と言っても10人もいないんだけど）と会場も巻き込んで「Bow Down
Mister」と「Karma Chameleon」の合唱。もう、ジョージがタダのエロオヤジと化していた。どういうふうにかは絶対に書けない（逃）。
アンコールでジョージが新曲を披露。これがカイリー「Can't Get You Out Of
My Head」タイプの少しディープなハウス。おぅ、なかなか良いとノっていたら音飛び。しかも連続（恐らく焼きの甘いCD-Rをバッキング用に持ってきてしまったのだろう。またはHeaven側の機材の故障？）。そしてなし崩しのまま終わり。ちょっとがっくり。前宣伝が「G-A-Y」の時よりも派手だったので余計に。
D'arcyが再び登場して来週の告知をし始めて、もうアンコールも出来ないのだなと知って退散。とにかく客が山といたので疲れました。でも行って良かったー。当然。