2002年7月リバプール公演 (at King's Dock)

さてさて7月6日、リバプールで行われたカルチャークラブのコンサートに行ってまいりました。日ごろネットでお世話になっているgodfieldさんにもお会いできましたし、超有名なファンのジュリー&ドーンのコンビにも会えました。さらに100%Boyのスチュワートさんにもあいさつさせてもらいました。(仲介してくれたgodfieldさんほんとにありがとう!)リバプールは寒かったけど、会場は本当にホットなステージでした。

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8時から前座のグループ(名前忘れた!)の後、ズィーによるノリのよいナンバーが数曲披露され、9時15分ごろからいよいよカルチャー・クラブの登場となりました。

私の座席は前から10列目くらいだったでしょうか。思ったより前の席で、メンバーの顔がはっきり見えました。(裸眼で1.2だとこういうとき便利ね。)
この日のボーイ・ジョージは、紫のシャツに黒のジャケットで、モールのふりふりがあしらわれてました。帽子は白に顔のプリント(デビルマンとサリーちゃんのパパを足して2で割ったような顔でした。)が施されてました。メイクは左目だけ大きくシャドウが入ってました。また、あごにも濃い黒のシャドウが入ってました。おかげで二重あごがカバーできたかも…マイキーはジョージと同じデザインで無地の帽子、シャツも人の形がプリントされたような面白いデザインでした。ロイとジョンは2人から比べるとかなりオーソドックス。白いシャツに生成のジャケットのロイと、黒のTシャツの下のそのパンツはどう見てもジャージでしょうというジョンでした。
サーカスのテント小屋(godfieldさん談)のような会場には2-3,000人くらい入ったのでしょうか。ほぼ満員でした。メンバーが登場すると、会場は一気に歓声に包まれます。私も座っていられず、立ち上がってしまいました。1曲目はDon't Mind If I DoからのBlack Comedy。東京公演の再現を思わせる選曲に大感激。それに地元のお客さんもよく知ってますね。1曲目からノリノリでした。2曲目は私がひとめぼれしたI'll Tumble 4 Ya。ボーイ・ジョージはスロー・スターターで調子が出るまで時間のかかる時がちょいちょいあるのですが、今回は比較的よかったようです。(これってタブーで歌ってたせい?)そしてIt's A Miracleになだれ込みます。今回もボーイ・ジョージのソロEverything I Ownも歌ってくれました。さすがイギリスで1位を取っただけあって皆よく知ってる!ジョージが客席にマイクを向けると"I will give everything I own♪"と大合唱。私も一緒になって歌ってしまいました。80年代の曲だけではなくDon't Mind If I Doからも何曲かしっかりピックアップしてました。I Just Wanna Be Loved, Cold Shoulder, Strange Voodoo, Sign Languageなどこれまでのライブでも取り上げたものを中心にやってました。(I Just Wanna Be Lovedなんかは私の隣のカップルがチークを踊ってました。イギリス人は好きに楽しんでますね。)
でも Strange Voodooは横浜公演の方がすてきだったかも…ただ、これが人が聞いてる最中に彼氏が話しかけてきたせいかも。

そしてズィーとジョージの掛け合いが楽しいThat's The Way, Black Money, Church Of The Poison Mind。ロイのピアノも大好きなので、That's The Wayのロイのピアノを聞くたびに「うーん、ロイのピアノも素敵ー。」と思いつつ聞いてます。またこの曲では胸がきゅーんとなるジョージの出だしに加えて、ズィーがが迫力のあるソロを今回も聞かせてくれました。
Church Of The Poison Mindのオリジナルのイントロはドラムとハーモニカでしたが今回はジョン・テーミスのギター演奏でした。個人的にはハーモニカの強い疾走感が好きなのですが、間奏部分では私の気持ちを分かってくれたのかハーモニカを使ってくれました。(満足♪)

大事な曲を忘れてました。Do You Really Want To Hurt Me?ここでもサビを一緒に歌って盛り上がりました。Move Awayは86年のボーイ・ジョージ逮捕直前のヒット。ライブでもあまり聞けないのでこれは貴重でした。
そしてMiss Me Blind。お客さんも大ノリです。ショーの前半向かって右がマイキー、左がロイだったのですがこの曲のころになると、ロイが右に来たりマイキーが左に移ったりします。そのたびに「きゃーーーっっ、ロイーーーーっっ!!」「きゃーーーーっっ、マイキーーーー!!!」でした。Miss Me Blindは、ジョージの曲もすてきですが、ロイとマイキーのの掛け合い+ロイのギターソロが私にとってお気に入り。次々に変わるメロディーラインはまさに自由自在。思わず「ロイかっこいい!!」と叫んでました、日本語で。そして、演奏が終わると、ボーイ・ジョージは"Thank You"の声を残して舞台から去って行きました。

当然これで終わるわけがありません。みんな手をたたき、足を踏み慣らして(これってイギリス流でしょうか?)彼らの登場を待ちます。ステージに照明がともり、メンバーがステージに上がるとまた大歓声です。
アンコール1曲目はVictims。ロイの情感こもるピアノに合わせてジョージが歌い出します。ところがふと見るとドラムセットが空席です。「…ジョンは?」もしかして、2年前のNHKホールの二の舞いに?ジョージに「ジョーン!」と呼びつけられないと出てこないのでは?と内心気にしていました。すると、ドラムセットの陰からこそこそっとジョンは現れ、何事もなかったようにドラムを叩きはじめました。(人騒がせな…)演奏は問題もなく終わりました。
そして次もDon't Mind If I DoからのStarman。「ボイゾンじゃない」ってジョークを飛ばしてからの演奏でした。(でも筆者はジョークの意味がわかってない。)セットでも星が光り、とても美しかったです。さびをマスターしている人も多くて"There's a starman waiting in the sky"などとよく歌ってました。ジョージもマイクを向けて「はいみんなで一緒に」って感じでやってました。
そしてコンサートの締めは最近恒例ですが、Karma Chameleon。イントロと同時にみんな大歓声でしたが、私は声が出ませんでした。終わってしまう寂しさなのか、胸いっぱいだったのか、単にタイミングを逸しただけなのか…?でも、もちろん一緒に歌って大感激でした。この曲は私にとってカラオケの定番なのでほとんど完璧にマスター済みです。この曲でもジョージはわれわれにマイクを向けてあおるあおるあおる。当然われわれも歌う歌う歌う。そしてこの曲が終わると本当にThank You!の言葉を残して去って行きました。

実は当初ボーイ・ジョージのご機嫌が心配でした。でもステージ中は笑顔も多くみられ、他のメンバーからも笑顔が見られました。お客さんもフレンドリーで良いライブでした。ロンドンでも彼らの映画を楽しみにしてます。