Taboo 2012 Preview(試演) Report

2012年9月6日からロンドンのBrixton Club HouseにてTabooの再演が始まりました。まずはプレビュー(試演)とのことでしたが、それを見に行かれたgodfieldさんからレポートをいただきましたので紹介いたします。

godfieldさん、ありがとうございます!


TABOOのプレビュー初日に行ってきましたよー。

劇場についたら、ジョージ御大をはじめ、ケヴァン、メイクのクリスティーン、衣装のマイクなどなどジョージのお仲間たちもいて、「いよいよ始まるんだなぁ」と感慨にふけりました。(あっ、ハードコア・ファンのNYのクリスティーンが普通に客席にいたのには驚きました。ちなみに彼女はこれから1週間滞在するんだとか。筋金入りですねー。)が、何が原因かはわかりませんが、開演が1時間遅れること+もしかしたら芝居の途中で演出家が進行を止めるかもしれないことなどの説明があり、「大丈夫か」と不安に。

1時間後、やっと迎えた開演では、なぜかジョージ自らが「今夜は来てくれてありがとう。もしかしたらセットが崩壊したりするかもしれないけど、楽しんでね。」とご挨拶。なんだかいとおしい感じでした。

今回は150人くらいしか収容できない、まさに小劇場+舞台と客席が一体化したようなつくりになっているので、どんなに風になるのか不安でしたが、舞台が始まってみれば、それを最大限に活かした演出。ストーリーもところどころ微妙に変わっていたり、メインはウェストエンド・バージョンだけど、ブロードウェイバージョンも挟まっていたりという流れでした(まだ、プレビューなのでこれからどう変わるのかわからないけど)。

役者ですが、ジョージ役のマシューは、ちょっと声量に難ありかなー。どうしても以前のユアンと比べてしまうのですが、がんばってほしいものです。以前もフィリップ役を務めたポールは今回も再演。安定した演技で舞台を引っ張っていってました(が、客をいじる流れも変わっておらず、私も一緒に行った友人もいじられまくり。恥ずかしかったです)。注目は、リーバウリー役のサム。相当がんばっていて「化けた」感があり、すばらしかったです。

ところどころ、流れがまとまっていなかったり、テクニカルな面での改善も必要かと思いますが、TABOO、以前のバージョンよりも、観客がまるであの80年代にタイムトリップするような感覚が味わえるのではないかと思います。おすすめです。


う、うらやましい!またロンドンに行きたくなりました。貯金からですかね。あはは。

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