本日のカルチャー・クラブなもの(2001年4月分)


2001/04/30
4/29のコラムから。お題は3つでした。ネタ元は100% Boyから。

クラブは彼らにとって大きすぎ
グルーチョ・マークはかつて言った。「私は自分をメンバーとしておこうとするクラブには入ったことがなかった。」ぼくには彼が言おうとすることが分かるよ。イギリス、特にロンドンはデラックスで「高級な」メンバー限定のバーがいっぱいで、それぞれがどこよりも高級を気取ってるみたい。
ロンドンのソーホーにあるアビゲイル・パーティーを取り上げよう。そのバーは名前をマイク・レイの70年代のオカマの舞台、壮大な妄想にとらわれた気が狂った、でも愛すべき主婦の話から取ってる。先日、ぼくは雨を避けてそのドアをくぐって、アメリカ人の友人と楽しもうとした。すると、「申し訳ありません。会員限定となっております。」と脳死状態のドアマンがつぶやいてきた。
そこで、その拒絶から復活すべく、我々はアトランティック・バーに向かって歩いた。いいかい、そこのドアマンときたらフレンドリーじゃなくて、ぼくたちをビロードのロープをすり抜けてきたみたいに疑いの目で見るんだ。その内部はぼくのベッドくらい空っぽで、ぼくは誰でもがその内装を見たがるし、法外な金をシャンパン一杯に支払いたがることを彼らはありがたく思うべきだと思わずにはいられなかったよ。
OK、ぼくは帽子をかぶってなかった、でも誰が週の半ばから人を困らせる?
これらの店がオープンすると、奴等は恥知らずにも有名人のお客を利用するんだ。でもそんなのは一方通行のラブ・アフェアだって認めないとね。
ぼくの中のシャンペン社会主義者そんな高級ぶった奴に撃退されてしまった。人は見かけで判断しちゃいけない。結局スーツを着て、黒いアメックスのカードを持った武器商人はやっぱり武器商人で、ポール・スミスを着た人種差別主義者もまた同じなんだ。

自分の広告にぞっこん
ぼくはソニーのTVコマーシャルをちょうど撮り終えてきたところだ。ぼくは自分をパロディーにすることをそそのかされてしまったんだ。ぼくはただコンピューターに姿を変えるエレベーターに乗り込むだけだと言われたんだ。でも、ぼくがセットに着くとそいつは80年代のポップビデオみたいに飾り付けられていたんだ。
マネージャーはぼくが I'll Tumble 4 Ya、ぼくが若いころのハイ・ピッチのラテン系の曲のアテレコをすることと、ノー天気なバカみたいに踊ることに同意していた。ぼくは怒ったよ。でも、彼らがぼくをどんなにグラマラスに見せようとしてるか分かったとき、怒るのは悪いって思ったんだ。
すごく喜ばしい経験になったよ。それから「もし世界中がステージならば、私はいい照明を要求する」という古いことわざが心に浮かんだ。ほとんどのポップビデオはすごく低予算で、だから自分が希望するようには見えないんだ。でも広告には出費もないし、照明については十分お金をかけるなんて絶対無いというが本当なんだ。

真実の粒
ベジタリアンに朗報。フライドポテトは確かに牛の脂では調理していない、菜種油のみを使っているとマクドナルドがぼくに知らせてくれた。それを聞いてほっとしたよ。でも、とても多くの食べ物屋が手抜きにあぐらをかいてて、自分が何を体に取り込んでいるかを知るのは大変なんだ。
たとえば、「砂糖なし」は必ずしも本当じゃない。だって出来合いの原料には砂糖や化学物質がたくさん入ってることもありえるし、食糧生産者はそんな大事な詳細を明らかにする事を強制されたりしないのだ。
ぼくはブライアン・スコットのRadiant Healthという面白い本を読んでいる。それによると、加工された炭水化物は悪魔だそうだ。よって、ぼくの新しいことわざは「小麦は人殺し」である。パンやパスタが好きな限り、それらはぼくのエネルギーを吸い取り、ぼくは自分の食事からそれらを取り除こうとしている。それはほとんど全部であり、それがもたらすプレッシャーを知っている。それは有機生産物を使った家庭料理全般にわたる。コリアンダーも新しいコカインなんだ。


2001/04/28
カルチャー・クラブが昨年来日したときに、ボーイ・ジョージがゲストで出演した番組のひとつが、バミリオン・プレジャーナイトだったんですが、この番組のファンサイトがありました。第3回、第4回の2回にわたってボーイ・ジョージのインタビューが再録されています。私もこの番組のジョージのインタビューは取り上げたことがありますが、こちらの方が2回分きちんと収録されてるのでより正確でしょう。番組を見そびれた方、こちらでお楽しみください。

http://www3.alpha-net.ne.jp/users/earth/vpn.htm
↓公式ページもあります。IEでは重いのですが、ジョージの写真あり。
vermilion-pleasure-night


2001/04/26
以前にこのコーナーでも取り上げましたが、ボーイ・ジョージがイギリスでレギュラーを務めているラジオ番組にClubversiveというのがあります。ジョージはここで2時間くらいDJをやってるのですが、この放送がネットで聞けます。しかもほぼ2時間丸まる。太っ腹です。聞いてみましたが、ノリノリでカッコイです。曲の合間に入るジョージの声はもちろん英語ですが、言葉が判らなくても楽しめます。ジョージの声が色っぽくてイイです。部屋のBGMにしても、聞きながら踊っても(部屋では踊らない?)おすすめです。

queercompany.com > queerwaves


2001/04/25
Official Culture Club Websiteの掲示板に載ってたネタ。(Thanks Chinny!)BBC Onlineで「クイズに答えてボーイ・ジョージのDJに行こう!」をやってました。イギリスのノリッジのリバーサイドにあるタイムと言うクラブで、ジョージのDJがペアで見られるそうです。(ただし18歳より上だって。)ちなみにクイズは、

ボーイ・ジョージになる前、この有名なDJの名前は何だった?
a) George O'Dwyer
b) George O'Dowd
c) George O'Donnell

…こんなの、ファンなら朝飯前よね。ただ問題はこのDJが4/26だってこと。間に合うのかしら…


2001/04/24
4/23の続き

ファッションの暗い側面
ぼくのヒンズー教の友人の代わりに、自分たちのリニア・ニットのブランドを売るためにハレ・クリシュナの活動を侮辱したハウス・オブ・フレイザーに腹を立てなくちゃいけない。
その挑戦的な広告は信者たちが楽しく歌っているグループの大きな絵で、こう言っている。「もし私が歌ったり、シンバルをたたいたりして、狂った宗教カルトに洗脳されたばか者でなければ、リニアのセーターやジーンズを着てたのに。」イスラムやキリスト教を侮辱したときの騒ぎを想像してくれよ。
悪いけど、何がファッションのすべてなんだろう。似合うとか素敵になるという約束のために一生懸命稼いだお金を取るべくばか者を洗脳するという皮肉な試み以外に何があるというんだ?
クリシュナの信者は声明を発表していて、ぼくの意見としては、彼らは精神的パンク・ロッカーだ。他人の信仰を侮辱するのは悪いカルマで、ファッション雑誌でこれらの広告を見るのは、全くジョークだね。ぼくがそんな精神的中傷をみつけた今月のFace誌では巨大広告がヒア・セイの上に出ていた。さあ、洗脳について話そう。

サフラン色のゲロ吐き用のバケツをまわしてくれ。


2001/04/23
4/22のコラムから。お題は3つでした。ネタ元は100% Boyから。

ブリジットはぼくの中の女性を引き出す
ブリジット・ジョーンズに関するあまりにも多くの人を混乱させるレポートを聞いたので、ぼくは映画館に行くのが恐くなった。パニックを超えてる。天才だ。まったくぼくが最近見た中では一番の脚色だろうね。ぼくはもちろんブリジットと一体感を持った。実は、彼女はぼくで、ぼくは彼女なんだ。毛むくじゃらの胸をしてて一つか二つのナニが横についてるんだ。
レネ・ゼルヴィガーがうまくイギリス英語のアクセントを使ってるのを見るのはいいね。いろんな惑わされた友達に関して言えば、悪い言い方だけど、めそめそしすぎ。拡大版のポップスビデオみたいだ。正直言って、彼らはアクション映画の見過ぎに違いないよ。木っ端ほどのロマンチックしかないんだ。ヒュー・グラントの胸の筋肉が盛り上がってるのが印象的だったから、初めて彼が色っぽいって思ったよ。
ブリジットの有名な友達を軽んじるなんて悪すぎ。彼らは陽気で面白い本には書かせないのに悲しいかな格下げされたんだから。いずれにしても、ぼくは全部気に入ったし、続きが待ち切れないよ。

グラハムにお任せ
BBCチョイスのちょっと恥ずかしくなる新しい番組、That Gay Showにも同じことが言えればなー。その番組は5ペンスで制作されてるみたいに見えて、ホモセクシュアルの男を全くふわふわしたまぬけな奴として描いてるんだ。
アメリカのコメディアンのスコット・キャプロがサンフランシスコのジムに入っていく。彼は二人のゲイに近づいて、明らかにウェイトリフティングしてるのに、「やあ、何やってるの?釣り?」って言うんだ。それから「シャツ推進」(ははは!)と言われるファッションのセクションがあって、そこではゲイの男をピンクのTシャツの長所を議論して、貴重な放送時間を埋めるお決まりのヤツとして描くと言う悲しい試みをしている。
OK、ゲイの男が必ずしも面白いわけじゃないけど、何でただなじみたがるばかりのゲイの男達の番組を作るんだ?どの話もタイトルには超おばかで性的な皮肉が入ってる。それにバーミンガムのシーンでは一番セクシーなバーテンダーまでいた。
ゲイの番組だったらぼくはもっといいアイディアを持ってる。「トラニー・クラドック」っていうゲイの料理ショーだよ。お馬鹿なドラッグ・クイーンと仲間のジョニーが出るんだ、それからえんえんソーセージの料理の仕方ばっかりやるんだろうね。何でゲイのショーが必要なんだろう?役に立たないし、いつも恩着せがましいし、ホモセクシャルもそのストレートの友人もいらいらさせるし、意味がないんだ。グラハム・ノートンが全部のホモのコーナーを素晴らしくカバーしているときはね。

(続く)


2001/04/22
Cyber Chameleonから。
アイリッシュ・ボイスという雑誌に載ったジョージのコメントが出てました。基本的にボーイ・ジョージのDJとしてのキャリアと2月に出たEssential Mixのコメントがメインですが、ジョージのこんなコメントも載ってました。
「先日ディナーパーティーに出たら、女の人がぼくが今何してるか聞いてきたよ。だから座って自分の古いビデオを見てる、それから時々大工仕事って答えたんだ。ホント、そんなに人気がないってのもいいよ。かつてのカルチャー・クラブのときより、DJをやってる今の方がずっといい生活をしてる。タブロイドの心配をしなくていいんだ。人前でコケたりおならをしちゃったら、いつでもトップページに出たからね。今はホントにひどいことが起きたときだけだよ。ミラーボールが頭に落ちてきたときみたいに。」

ジーザス・ラヴズ・ユーなどの別名やモア・プロテインと言うレーベルでの匿名での活動について
「人間は人を隅にやるのが好きなんだ。ぼくがやったって言うと誰も買わなくなっちゃう。イギリスでは一回成功すると、人はそんな人を追い出したがるんだ。カムバックなんて許せないんだ。キャバレー回りなんかをしてるときくのが好きなんだよ。」

DJについて
「ぼくは好きなものをかけてるだけ。あれはやらない、これはかけないって言うのは嫌いなんだ。ぼくは効果的なものをかけてる。たいていのDJと違って特定のスタイルは持ってないよ。」

Essential Mixについて
「このミックスは明らかに生き生きした出来だね。でもぼくはすごくアナル(肛門の意味。くそったれってこと?)な人間だから、ミックスもすごくアナルだと思う。だから後の方でたくさん調整した。引き締めを計ったり、退屈なとこは取ったり、ちょっとハードに打ったりね。もしだれかにCDに15ドルかそこら使うように言うなら、できるだけうまく使うべきだよ。」

「アメリカに行くと、みんな『カーマは気まぐれが好きだった』って言うんだ。この15年間僕のしてきたことを言うのは難しい。でも音楽にはまってる人はぼくのしてることを知ってるし、それがホントに大事なことなんだ。」


2001/04/20
今週の100% BoyにはExpress紙に載っていたボーイ・ジョージのボスニアでのDJの話がスペシャルで出ています。

ちょっとだけ目を通してみましたが、オランダ軍に部屋を提供してもらった長方形の個室にいたそうです。ただ、部屋にトイレがなくて近くのビルに借りに行かないといけなかったそうです。しかも共同。バスルームも兵隊さんと共同。ポップスターが共同便所に共同シャワー…日本にきたときは、VIP扱いで帝国ホテルに泊まってたみたいなのに、何か落差がでかいです。まあ、戦争が終わった直後なのでなかなか余裕がないところなんでしょうね。今度ジョージを呼ぶときは、ボスニアも彼を立派なホテルに泊めてあげてください。ちゃんとトイレとシャワーのついた部屋でね。


2001/04/18
4/16の続き

フライにびっくり
マクドナルドがフライドポテトに牛肉の調味料使ってるなんて信じられる?明らかにマクドナルドはベジタリアン・グループから非難されるまでは動物性の油脂を使ってた。で、今はビーフの調味料だけを使ってるんだ。親切なことだね!そう、フライドポテトは糖分でいっぱいなんだ。
やけになって、ぞっとするよ。ぼくはマクドナルドでポテトを買ってて、肉汁で「毒されて」たなんて。あああ!もう一つねじくれた情報って言うのは、そこが子供の遊び場の最大の投資者だってことだよ。疑いなく子供たちが若くて影響を受けやすいうちに、自分たちの食べ物にはまってほしいからね。このこともファースト・フード帝国でのほかのショッキングな事実もエリック・シュロッサーのFast Food Nationという新書で読めるよ。さらに気がついたんだけど、アジア風の味付けをしているチェーン店(そこは自然食ポリシーを推進してる)が、化学調味料や砂糖を使ってることがあるんだ。どうやって知ったかって?聞いたらそういわれたんだ。ぼくは立ち上がりコートをつかむと家に帰って、スープを作ったよ。

スラブ人のとりこ
ほんとにスラブ月間だ。ぼくはボスニアに飛んで今はモスクワにいるんだから。ここには何度もきてて、急速に変わっているけれど、いまだに世界一旅行者に冷たい街だよね。風変わりで新しいカフェが赤の広場にある。そこは旅行者には憩いの場なのに英語メニューがみえるところにないんだ。ぼくたちは、まあどうにかして紅茶にありつけた。人は外国のメニューとはたいてい格闘できるものだが、ロシアでは視覚襲撃コースだ(ほかの外国語はともかく、ロシア語はわけが分からんという意味らしい)。さらに、建物がすばらしく、男もまたしかりだ。高い頬骨や厚ぼったい唇に吸い付きたいね。


2001/04/17
今日はコラムの続きを載せる予定でしたが都合により明日以降にします。すまん。

代わりにCyber Chameleonから。BBCのラジオ2がやっていたVoice of the Centuryの オンラインの投票でボーイ・ジョージが58位に入ったそうです。ミョーにハンパなポジションですが、多作のアーティストのニール・ダイヤモンド、ダイアナ・ロス、ザ・ビーチ・ボーイズ、ディオンヌ・ワーウィックよりも上なんだそうです。ちなみに1位がフランク・シナトラで2位がエルヴィス・プレスリーだとか。まあ、上位は昔の人に譲ってあげよう、うん。


2001/04/16
4/15のコラムから。お題は3つでした。ネタ元は100% Boyから。

クロウズはいつここを発つのか?
火曜日の夜ロンドンのキングス・クロスにあるナイトクラブ&劇場のスカラにUSのロックバンドのブラック・クロウズを見に行った。ブラック・クロウズはまだイギリスで成功すべきだね。一体何で彼らがここで受けないのかがぼくにはわからないよ。彼らは70年代の絶頂期のロッド・スチュワートのFacesのバックみたいに聞こえるんだから。ローリング・ストーンズっぽいし、アメリカンブルースやソウルもちょっと入ってたし。悲しいかな、ヘビみたいな腰つきのリード・シンガーのクリス・ロビンソンは人目を引くようなアイライナーや羽根付きの帽子をあきらめるかもしれない。ちょっとステータス・クォーっぽいし(もしも彼らがオカマだったら)。でも彼はステージの機能を知ってる。彼のブルースがかった声はちょっとロバート・プラントのビブラートがあって、彼らの歌の多くはいつでもロックのクラシックに移行していくように聞こえる。
ザ・クロウズはずっと持っていたい着古したお気に入りのジャンパーのようだ。彼らはUSトップの福音宣伝者(USのトップ・アーティスト?)以上にツアーをしてて、メッセージを伝えることには長けてるよ。ステージにはノエル・ギャラガーが加わり、ギターを弾いた。これには少し拍手が起きたし、兄弟のリアムも指を鳴らし、歌が終わるたびに「くっだらねー」と叫んだ。彼の中には悪魔がいるんだって断言するよ。でも本気で言ってるとは思えないね。彼はただ自分を愛してほしいだけなんだよ。愛に素直に従う人もいるし、蹴飛ばして叫ぶ人もいる。でもみんな同じ物なんだ。
ほんとにひねりのきいたブルース・ロックを聞くのは元気が出るよ。ギターサウンドだけでも行く価値があるね。前の列のschmuk(意味不明)はヴォーカルのレベルについてぶーぶー言ってた。だからロビンソンはショーを止めてぴしゃっと言った。「君は自由を選んだんだ。もっと人生を楽しめ。」ロビンソンは本当のロックの神様になるためにはがりがりにやせて、女性を泣かせるふさふさの髪をしていないといけないって証明してる。その男たちはみんな手に入れたんだ。
(続く)


2001/04/14
実は昨日紹介したオデッセイのサイトにボーイ・ジョージの経歴が出ています。(もう読んだ方はご存知と思いますが。)私にはこれまでとは一口違った紹介に見えたので、ちょっと紹介したいと思います。

ボーイ・ジョージはカルチャー・クラブ以後ダンス・ミュージックの世界に手を出し、モア・プロテインというレーベルを設立。ジェレミー・ヒーりーに"Everything Starts With an E"という曲を提供してヒットさせた。またジーザス・ラヴズ・ユーという名でもクラブの音楽をプロデュースしたり、"Generations of Love"をだしたりもしている。ジョージは79年にロンドンのバーでレコードをまわすキャリアをスタートさせていたが、それに戻る決意をした。まもなくUKのクラブで信頼を勝ち得ていくのだった。ジョージはラジオ番組やミックスCDのセールスで決して奇をてらったわけではないことを証明した。


2001/04/11
The Devil In..に紹介されていますが、ボーイ・ジョージは4/28にワシントンのDCアーモニーというところで行われるオデッセイというイベントに出るそうです。この会場は10000-12000人くらい収容できるとかで、日本武道館くらいあるみたいです。ジョージはメイン会場でDJをやるらしいです。他にもDJの人は呼ばれているのですが、イギリスから呼ばれてるのはジョージだけ。すごいじゃん。

http://www.ultraworld.net/←オデッセイの情報はここ


2001/04/10
もうちょっと早く紹介しようと思ってたんですが、ボーイ・ジョージは4/6にボスニアでDJをやったそうです。Dotmusicによると、ボスニアのバンジャ・ルカ(ローマ字をそのまま読んだもの。正しい読みは不明)という町で7000人のクロアチア人、セルビア人、イスラム教徒を同じように楽しませたと書いてありました。100% Boyにもバンジャ・ルカに到着したジョージの写真がありました。


2001/04/09
今日はこのサイトを開いて一周年♪これからもよろしく。

4/8の続き
ゲリにとって不毛のとき
ゲリ・ハリウェルが長寿食のファンであるだけでなく、煙突みたいにたばこを吸ってると聞いてうれしくなった。ぼくも自分を第一線に置きつづけるゲリの傾向には感動する。「Bridget Jone's Diary」の試写会の外にいる人たちに近づいて「私の大ファンは誰?」と聞くなんてほんとに勇気があるよね。
メディアとつきあうときの問題(ぼくは知ってないといけないんだけど)は、ひとたびはまったらめったにお休みなんて取れないし、彼らが最終決定権を持つということなんだ。ゲリはいわゆる「やせたい病」に苦しんでるみたいだし、マイナス面はやせてもそれで十分と言うことはないんだ。やせることとノイローゼは、太ることとノイローゼとほとんど同じ関係だね。
つまり、もし一生独房で過ごさなくちゃいけないけど、1日3回おいしい健康的な食事を約束すると言われても、ほとんどうれしくないだろうね。やせてることは健康と必ずしも同じではない。ちょっとふくよかなほうがセクシーだったりもするんだ。誰かぼくに賛同してくれる人がいさえすればなあ。フライドポテトとアイオリのマヨネーズを渡しておくれよ。


2001/04/08
4/8のコラムから。お題は3つでした。ネタ元は100% Boyから。

旧友との静かな夜
疑いなくIDマガジンはイギリス一の風変わりなファッション・バイブルだ。火曜日の夜ぼくは回顧写真展のためにワッピングという一番トレンディーな食堂付きギャラリーでDJをやった。シーズン最高のパーティーになるだろうのセッテイングはこれ以上のものはなかったはずだ。産業機構はステキなモダンアートと、トップの写真家たちと、スタイリスト、ヘアドレッサー、一番のファッションおたくをまぜこぜにしている。
悲しいことに、ギャラリーの経営者は安いドライヤーのパワーしかないサウンドシステムを入れた。で、ボリュームを下げるように要求しつづけたんだ。明らかに住民は文句を言ってたし、警官も外にいた。騒音公害で人が来た。ぼくはSAS(意味不明)を半ば期待していた。耳をスピーカーにくっつけて音楽を聞くなんてめったにない。でもこれにもかかわらず、すてきなお客さんたちはなつかしのパンクやエレクトロ、ゲイリー・グリッター(物議をかもす選択だったね。)にあわせて踊ってくれて、その夜は半ば救われたよ。
メインの写真ギャラリーは地下にあって、写真のネガのカーペットの上を歩いて、実物より大きいステキな写真の列を見ていくことになる。「いつものものが全部そこにある。シャンパンのクリームとピーナツ。」クエンティン・クリスプが言ってたように。ぼくはそこで、面白くてびっくりしてしまう昔からの顔にずいぶん出くわしたよ。かわいいクレオ・ロコスにあった。彼女は大きな赤い唇を振りかざしていた。そしてぼくにブルネイの王様とギグをするように提案してきた。ぶつぶつ文句をいいながらね。ちょっとの間ぼくは自分が幻覚を起こしてると思ったよ。でも、次に出てきたレコードはザ・スミスの力の入ったサビで「DJを縛り首に」と歌っている「パニック」だった。

意味のない閉店
警察がロンドン一人気のあったクラブのホームを閉めたと聞いてすごく残念だった。明らかに、ドラッグのディーラーはビデオではオープンにドラッグを売ってて捕まった。でも、ここはソーホーだよ。なんで警察はお客がお金を巻き上げられて、悪い奴らのせいでキャッシュ・ディスペンサーに並ばされてしまうストリップ劇場には何かしないの?偽善の匂いがしないかい?
賛成しようがしまいが、ロンドンの、そして世界のクラブのほとんどはドラッグディーラーとそれを使う人だらけなんだ。一つのクラブをターゲットにするのは意味がないよ。クラブのオーナーもプロモーターもドラッグのディーラー達に自分の建物のまわりでうろうろして欲しくない。でもクラバーが夜を薬で充電することを要求する限り、この事態は続くだろう。ほとんどのクラブは厳しい検査ポリシーを持ってるけれど、ずる賢いディーラーや熱心なユーザーはこっそり売買することにすごく長けてきてる。ゴム手袋で完全装備して、空港式の検査の脅威だけが役に立つだろうね。
(続く)


2001/04/07
BOY GEORGE AN AWESOME TALENTに紹介されたのですが、ボーイ・ジョージのインタビューサイトがありました。アクセスしたらいきなり音声でジョージのインタビューが再生されました。しかも結構長い…ちらっと聞いたらリーバイスCMの「カーマは気まぐれ」についてもコメントしてました。しゃべってるときのジョージの声は、色っぽいのでそれだけでも聞く価値はあるかと思います。
…と、ここまで書いて分かったんですが、56kモデムではジョージの声が思いっきりヘンでした。ADSLならいいと思います。紹介しといてごめんなのだ。

WashingtonPost.com


2001/04/06
100% Boyに毎週紹介されているボーイ・ジョージのコラムですが、今週は差し替えがあったのです。4/1にアクセスしたときと4/2にアクセスしたときとでは内容が変わってました。このサイトでは差し替え後のものを紹介していましたが、差し替え前のものも手元に残ってましたので、要約だけ紹介します。お題は2つでした。

ホーム、恥ずべきところ
トップナイトクラブのホームが閉鎖されたが、ぼくには驚くべきことはない。ドラッグの温床だったのだ。
ドラッグははまりやすいし、はまると大変。でもダンス・シーンにドラッグは広まってるのは驚き。80年代ダンス・ミュージックは社会に逆らったものだったが、今それは反動的なものではない。でもドラッグはクラブなどのダンス・ミュージックのある至るところに出没する。政府もいろいろやってるけどイギリスの子供たちはドラッグをやってしまうのだ。どうしたらこの問題を処理できるだろうか?クラブを閉めればいい?乱用の原因に取り組めばいい?
ドラッグを学ぶ一番いいところは家庭だと思う。だれもドラッグが悪いって教えないから、たくさんの子供たちがドラッグをやってる。最近の子たちは賢すぎて政治家が言わないといけないことなんか聞いちゃいないのだ。親たちはドラッグの恐ろしさを知らないのか、それとも口ががちがちになっててリラックスして教えられないのか。
この先どうなろうと、子供や家族がだめになった前のイニシアチブより成功することを祈るよ。

ポップスの売春婦
ヒア・セイというバンドを酷評したくせに、気がついたらイッセイ・ミヤケのパーティーで彼らと楽しんでた。驚き。彼らの演奏後、気がついたらノエルを見てた。彼はぼくのコラムを読んでると言った。神様、マックス・ファクターのおかげで頬が赤くなったのがばれずにすんだ。でも自分の立場は譲らない。彼はヒア・セイが受けた反応に気絶したそうだ。彼によれば、悪い点は洗い流した。よい点はそれがさらに速くなっただけだということだ。彼が成熟してて、率直なのが印象的だった。彼はぼくとぼくのゲストにバンドのメンバーといっしょに話そうと誘ってきた。で、シャンパンをたくさん飲んだ。マイリーンはテーブルの上でSon Of A Preacher Manを歌った。ぼくもくどかれてI Just Wanna Be Lovedの耳障りバージョンを歌った。
彼らが人気絶頂のときにいい時を過ごしているのは、ぼくを誇らしい気分にした。思い起こせばぼくが20年前にヒットチャートに入ったときは、自分はみじめな馬鹿野郎だった。
レコード会社は単にベスト・シンガーを5人選んだんじゃなく、異様な経験を切り抜ける一番強い人を選んだと思う。それからキム、君のおしりは全然大きすぎないよ、ナイジェルの頭と違ってね。


2001/04/05
3/30に取り上げたカルチャー・クラブのグロヴナー・ハウスでのライブですが写真の説明が間違ってました。Cyber Chameleonと言うサイトに載ってましたが、ジョージと一緒に歌ってる女性はジュリエット・ロバーツです(ズィーと感じが似てる!)。またジョージが抱っこしてる子はレベッカ・ロバーツというそうです。


2001/04/03
4/2の続き
ミキシングと不平
結構うまく行ったギグものはクローバーと言うゲイクラブでやったものだ。そこではマドンナお気に入りのリミキサーのビクター・カルデロンと並んでやった。彼はぼくが出るのにむっとしてた。彼のアルバムの打ち上げだったしね。でも、じゃーん、とにかく!カルデロンはぼくに近づいてきて、それは真実じゃないって言ったんだ。たぶん、真実じゃないんだろうね。
DJの世界はファッションの世界よりずっと意地悪だし競争も激しいと思う。でも、パーティーもたくさんやってるから、お客を引き込むために我々にはちょっと余分に助けが必要なんだ。助けが要らないのはダニー・テナグリアだね。火曜日の夜17時間もプレイしたんだよ。(狂ってる?)それからいかだ遊びもしたんだ。
ぼくもオピウム・ガーデンにピート・トングを見に行って朝の6時まで過ごしていた。おかげで焼け付くような朝の太陽のもと、どんよりした目で帽子を脇に抱えて家にはって帰る羽目になった。
男たちはステキだったけど、女の子もステキだった。だからほんとにちらっと見るなんてしないんだ。ぼくが背景と溶けあってるということではないんだよ。ぼくはただ一人ばっちりメイクして、帽子をかぶり、ウールのコートを着てたんだ。それが緊張感を増したのかな。暑さはつまるところ、女装の敵だね。
来年はこのイベントはアラスカかアイスランドでやるべきだと思うよ。そうしたらこんなつめたい便りは送り返さないだろうね。


2001/04/02
4/1のコラムから。お題は2つでした。ネタ元は100% Boyから。

腐ったフルーツにもおいしいとこがある
ぼくは年に一度のウィンター・ミュージック・ダンス・コンフェランス(MWC)のためにここマイアミにいる。で、非常識も同然になってる。運良くぼくは友達とすごしているから、たくさんの酔っ払い(ほかに何があるかは神のみぞ知るんだけど)に関わらずにすんでいる。
ぼくはなぜウィンター・コンフェランスって呼ばれているかはわからなかった。だって、今は3月で暑いんだから。でもわかったよ。寒ーい要素はコンフェランスが全部買ったり売ったりという事実からきてるんだって。そこは基本的にエレクトリック・ミュージックの露店で、一番大きい小切手帳を持ってる人は、率直に言って、フルーツや野菜を売ってるほうが似合うだろうね。ぼくが先週会った人たちが「いっしょに写真を撮ってくれる」って頼んでくると、ぼくはいらいらした。で、自分がボール紙で切り取られた持ち運び可能な法王って気がしてきたよ。
いらいらさせたのは写真じゃない。それをするときのもっともらしい言葉なんだ。「どんなに好きで、どんなに尊敬しているかちょうど言いたかったところなんですよ。もう大ファンなんです。」ピンときたね。ぼくはそんな冷たい気遣いには慣れてないんだ。その言葉でぼくは現代のグレタ・ガルボに変わるんだ。
ほかの大問題はぼくがネットワーキングには役立たずだったりすることだ。ぼくは自分がネットワーキングが得意だったかどうかわからない。でもUSのテレビで宣伝しているコースを一つとろうかと思っているんだ。
公正に言えばおいしい瞬間ていうのはいくつかはあった。パラダイス・ガレージ・パーティーなんかはそう。ロレット・ホロウェイやリンダ・クリフォードなんていう伝説のソウルたちが昔学校のダンスパーティーに夢中だった腕を振って叫び声をあげている人たちにクラシックなダンスミュージックを流してた。
ホロウェイはもっとボリュームを上げるように要求しつづけたけど、スピーカーは彼女の大声で張り詰めてすでにひどく揺れていた。ステージもちょっとぴりぴりしてた。
元シャラマーのボーカリストのジョディー・ワトリーもポスターに載っていた。彼女はラフな格好で、歌姫がいっぱいいて大騒ぎになってる中でちょっと迷ってるようだった。
知らない人たちにとっては、パラダイス・ガレージは80年代のNYのクラブの中でもひどくファンキーだった。多くのDJやプロデューサーにとってはダンス・ミュージックのメッカだった。ぼくはそこをぶらついていたし、偉大だけど、悲しいかな亡くなってしまったDJのラリー・デヴァンと一緒にうろうろもした。でも、自分がどれくらい情報通かはわからなかった。
クラブは初期のハウス・サウンドやリンダ・クリフォード、ホロウェイ、ジョスリン・ブラウンといったシンガーを生み出した。DJがボーカルやメロディーを気にしていなかったときに戻されるのはスリルがあるね。

(続く)


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