本日のカルチャー・クラブなもの(2001年3月分)


2001/03/31
The Devil In..にボーイ・ジョージのDJツアーが載ってましたが、いろいろ変更があるようです。NYのDJがなくなってたり、スペインのDJも日程から消えてました。うーん、去年のUSツアーもずいぶん直前で変更があったけど、外国のツアーってこういうものなんだろうか、それともジョージだけか?


2001/03/30
100% Boyにカルチャー・クラブのUKマガジンに取り上げられた最新のライブの話が載ってました。会場はグロヴナーハウスというホテルでブリティッシュ・バラエティ・クラブを援助するチャリティーのライブだったそうです。有名人がいろいろ呼ばれてて寄付をしたとか。リンク先にはズィーとジョージが一緒に写ってる写真と、ジョージが子供と一緒に写ってる写真が載ってます。最近ジョージのDJの話が多かったのですが、久々にカルチャー・クラブの話でした。にしても、いつやったんだろう…


2001/03/29
CD NOWによればマイアミのサウス・ビーチでウィンター・ミュージック・コンフェランスと言うイベントがあった模様です。3/26、このイベントの3日目にジョージはDJをやってます。あの怪しい顔付きのシャツでDJをしているジョージの写真が見られます。でも、ジョージがDJをやったマイアミ・フィルム・スタジオはイベントの中心会場とは違うところにあったために、あまり満員にならなかったみたいです。残念。カルチャー・クラブ・ファンにもっと宣伝しておけば、ファンがいっぱい来たかもしれないのにね。


2001/03/27
Amazon.comのサイトに今年リリースの80sの新しいベストアルバムが2種類ほど出ていました。カルチャー・クラブも入ってます。Non-Stop Eighties Partyに入ってるのは「カーマは気まぐれ」で、Absolutely The Best Of The 80'sに入ってるのは「ミス・ミー」でした。この手のアルバムでは「カーマは気まぐれ」が入ることが多いのですが、「ミス・ミー」とはちょっと珍しい選曲だと思います。
個人的には、「ミス・ミー」はロイとマイキーの間奏が好きだったりします。特にロイのギターがかっこいいです。Storytellersでも、「ミス・ミー」の後のMCでジョージが「ロイのギターがいいよね」なんて言ってます。


2001/03/26
3/25の続き

卑劣な行為だよ、プライオリー
明らかに、音楽番組ザ・プライオリーのプロデューサーはこのコラムを読んでるね。今週彼らはぼくを意地悪くからかおうとしてたんだから。彼らは意味のない一コマをやってるんだ。そこでは八百屋やウェイターが「自分たちは有名な人にお出しするんだ。」と言っては出てくるんだ。ぼくの地元の食料品店の人が出てきて、彼はメルCにりんごを売ったといった。今週はぼくのお気に入りのインド料理のお店だった。ずんぐりした奴がぼくのマスクを付けて映ってた。すると、ゾウ・ボールが「彼はボーイ・ジョージと言うよりフィル・ミッチェルみたいだ」と言った。
おいおい、ちゃんと見てくれよ。これはぼくがHear'say(世界で一番偉大な作られたバンド)がザ・プライマリーに出たのをこき下ろしたからなのかい?ぼくは自分のコメントを正しいと思うよ。それから、ぼくはそのダニエラ・ウェストブルックがショーに出たために、そのプロデューサーたちが更に怒ってたらいいなと思うんだけど。そのショーはそのスターお気に入りのアル中禁断療法のクリニックにちなんで名づけられたのを知ってる。でも感情的にドラッグで弱ってるウェストブルックをゲストとして迎えるのは卑怯な行為だった。ダニエラにはテーブルを向いて司会者たちにリトル・ボリビアン・ディスコ・パウダー(麻薬のこと?)にふけったことがあるか聞いてくれたらと思った。そうすれば見物だったろうにね。
ダニエラ、放送で告解するのは止めていいセラピーをうけなよ。あなたは誰よりも悪くない。ただ捕まると言うミスをしただけなんだから。

よくやった、ウーガン
テリー・ウーガンはエヴァ・キャシディ(今は亡き偉大なフォーク・シンガー)をUKチャートに送り込むのを手伝ったことで賞賛されないといけないね。明らかにテリーはキャシディ・バージョンのオーヴァー・ザ・レインボウをやってたし、エヴァがその歌を歌ってるビデオがたまたまトップ・オブ・ザ・ポップス2で流れ、そしてアルバムはチャートに入った。
ウーガンがモダン・カルチャーを一部のステージスクールのガキんちょやチア・リーダーから救う大事な役を果たすなんて誰が思ったろう?ぼくは彼がいつも好きだったし、彼もナイスなアイルランドの男なのさ。
このごろ、ポップミュージックがどんなに変だったかを見るために振り返ってばかりいるようだ。先週トップ・オブ・ザ・ポップス2でルーファス・トーマスの年代もののステージを見た。彼は明るいピンクのケープにそれに合う半ズボン、さらに白の厚底ブーツを履いてた。オカマだって?超えてるよ!
ヘンなのがイケてる時代があったんだ。でもそんな時代はとっくに終わっちゃった。今じゃジギー・スターダストの値段はどんなものなんだろう。ぼくはドレッドも考えないといけないって判断するよ。


2001/03/25
3/25のコラムから。お題は3つでした。ネタ元は100% Boyから。

「羊達の沈黙」を聞こう
言葉の力だね。最近ぼくはスターバックス・コーヒーのことを書いて、UKではメニューにおいしい「ソイ・チャイ・ラテ」(豆乳ミルクティー)が入ってなかったって文句を言った。アメリカでこの恩恵に浴したので、ここイギリスでそれを要求するのはぼくの義務だと感じたよ。
うーん、スターバックスのボス達は明らかにこのコラムを読んでるね。だって今じゃほとんどどこのお店でもソイ・チャイ・ラテが手に入るんだから。もしもっと多くのレストランが乳製品抜き、生臭もの抜きの料理の選択肢をだしてくれるようになりさえすれば、ぼくはさらにご機嫌な男になるだろうね。
口蹄疫の惨事がさらに広がると、これ以上のタイミングはないだろうね。17年ベジタリアンをやってる身としては、これらの食べ物の叫びとは我々の食習慣を変えるように訴えている自然のやり方なんだと感じずにいられない。
ぼくは友達、大半は肉を食べる彼らがたくさんの羊達が殺されるのを見るのはほんとにひどいことだと言ってるのを聞きつづけている。でも彼らはミントソースをかけてそれを食べるのは気にしないんだ。事実に向き合おう。わかってるさ。全人類が豆腐に向くのを期待するのはばかみたいだって。でも、ぼくたちはそのことを真剣に考えないといけないだろうね。
悲しいかな、動物達は声を持ってない、でもこれらの病気は彼らの訴え方なんだろうね。「平和に草を食べよう」って。

(続く)


2001/03/24
ミニなニュースをいくつか。
The Devil In..によればボーイ・ジョージはアイルランドのダブリンでも6/23にDJをするそうです。IRE Creamfields Festival でやるとありますので、お祭りのイベントのようです。お近くの方は行ってみてください。

Official Culture Club Websiteによれば、ジョンの長女のジュリアちゃんが3/21に1歳になったそうです。掲示板におめでとうのメッセージを残せばジョンが読んでくれるかも?!


2001/3/23
ボーイ・ジョージのボスニアでのDJの話がだんだん話題になってきました。3/16の掲示板にもCHIEさんがカキコしてくれてましたし、いろんなサイトで取り上げられてます。でも、The Devil In..によれば、公式な日程はまだだそうです。
ちなみに、Burn it Blueにあるジョージのコメントでは「ダンス・ミュージックが状況を変えるなんて言うのは、UKではちょっとばかげてるように聞こえるけど、みんながほんとにいっしょになるっていうことには何かがあるんだよ。だからみんなの前でショーが出来てハッピーだよ。」「戦後初の西側のDJってことで、ぼくはすごくわくわくしてるんだ。セルビア、クロアチア、イスラムの子たちが、同じ場所でいっしょになって踊ってるのを見るのはグレートだろうね。」と言ってます。入場料は3ドイツマルク(1ポンド50ペンス)、日本円で171円から270円というところです。ジョージはノーギャラだそうです。
DJ以外にも、ジョージはリスナー(ジョージがイギリスでレギュラーをしているクラブヴァーシヴというDJ番組がボスニアで放送されてるのがきっかけで、ボスニアのDJの話が出てきたそうです。)を訪問したり、戦争の被害にあった村にも行くそうです。
なお、ボスニアのDJの話は2000/11/12のジョージのコラムにも載ってます。


2001/03/21
突然ですが、アメリカでは犯罪者を逮捕するときにおとりを使っておびき寄せることがあるそうです。「スーパーボウルのチケットが当たりました。」なんていうと、犯人はのこのこ出てきて御用になってしまうとか。
カルチャー・クラブもそんなおとり作戦のネタにされたことがあるそうです。うーん、悪いやつらにも人気があったのね、カルチャー・クラブって。いいのか、悪いのか・・・

Samurai Morning


2001/03/20
3/19の続き
スウィートなメッセージ
さて、世界的な恐ろしさ、もしくはロマンスやもろさに話を移そう。ぼくはちょうど「ショコラ」、ロマンスと楽観主義に包まれた映画、を見てきたところなんだ。ぼくは「ショコラ」は非現実的で子供じみた映画だって言うのを読んだことがある。でもぼくはロマンティックでお馬鹿なとこを、いちいちほんとに楽しんだよ。
その映画のメッセージは、ぼくにとってロマンスの恐ろしさに関するあらゆることだった。映画に行く人、特に男の人は、爆弾が爆発するところや人が撃たれるところを座ってみるのが実に楽しいんだよね。それから、目の前でセックスしてても同じくらい快適なんだ。それは、そう、人を身もだえさせてしまうような行為であり、ロマンスなんだ。この映画では、非難や寛容さの欠如とあわせて、宗教は実にロマンティックではないことも示していたよ。
この映画を見に行こう。でも、あんなもの感傷的で長すぎると言いながら出て行くんなら、鏡を見る必要があるんじゃないかな。ショコラとは隠喩で我々は人生にもうちょっとの甘さを持って生きていけるってことを示してるんだ。走ってチョコバーを買いに行く必要はない。ただ、予定表にロマンスを。


2001/03/19
3/18のコラムから。お題は2つでした。ネタ元は100% Boyから。

なぜぼくがビッグ・ブラザー(独裁者)を拒むのが正しいのか
ぼくはセレブリティ・ビッグ・ブラザー(有名人の独裁者)に出てくれってたのまれた。でも、俗物根性と全くの恐怖心から断ったんだ。いくつかのエピソード、特にヴァネッサ・フェルツが感情的に盛り上がっちゃって、テーブルの上にへたくそな絵をかき出したなんていうのを見ると、ノーと言ったことを喜んじゃうよ。ぼくのヒーローのデヴィッド・ボウイは「ロックンロールは完全に謎が解かれてしまった」と最近言ってた。たぶん、スターダムは概して地に落ちてしまった。ぼくは有名な人たちが問題を持ってることに気がつくのは、大変なことじゃないと思うよ。ぼくが生きた証拠。でもきっと深刻に取り過ぎてるね。CBBの顕微鏡のもとでスターを見るのはうっとうしかったよ。だって、彼らが悲しみを表現したり、涙を流してるときでさえ、それがほんとかどうかわからなかったからね。彼らがカメラを動かしてるように見えたかもしれないけど、彼らはカメラには慣れっこだからね。
ぼくはビッグ・ブラザーのこの前の回はあまり楽しく見れなかったんだ。退屈で空しかったからね。でも少なくとも真実味へのヒントはあったよ。それともあったかな?だれかカメラの前で真実を演じることができる?爆弾の跡みたいなベッドから出て来るところを誰が撮られたい?
もしぼくが出演したら、番組の間中完璧にメイクしてステージ衣装でベッドに入っただろうね。80年代当時、ぼくは派手な衣装でしか人前に出なかった。ツアーのときはThe Hand(支配者?)として知られていた。ルーム・サービスのウェイターが食べ物を持ってきたときには、請求書が取れるだけしかドアを開けないで叫んでたんだ。「トレイは外に置いといて」って。最近はもうちょっとリラックスしてる。でも、カジュアルな格好のときに写真を頼まれるのはイヤだね。
自分の外見に注意を払うのが好きな女性なら誰でも分かるだろうね。ぼくを偏執狂とでもヘンな奴とでも呼んでくれよ。でも、完璧にメイクをしてはじめて、ぼくはボーイ・ジョージなんだ。ワルトローズで有機野菜を買おうとしてる他人は詐欺師なんだよ。
付け加えておかないといけないな。ヴァネッサはあまりにカマっぽくて弱いから、それと色っぽいユダヤ人のプリンセスの体をしたゲイの男だったから選ばれたんだよ。
ぼくの人生がどんなだったかは神様が知ってる。平穏は蹴飛ばされたものだったろう。ぼくは家庭的な快適さが大好きで、ほの暗い照明や、裂けたスウェットパンツをはいたのろまがうろついてるのや、砂糖抜きのジンジャー・ビスケットを熱いブランカ・ティーにつけること以上に好きなものはないんだ。
CBBは大多数はひどく貧しいというのは欠点だと気づいてることを証明した。ぼくは貧しさなしの世界じゃ生きていけないけどね。そこには不機嫌のはけ口になるいい安全な場所があるんだ。セラピーを受けて、我々のスターをノイローゼ気味に理解させてやってくれ。
(続く)


2001/03/17
「君は完璧さ」のプロモーションビデオには別バージョンがあるらしいです。
「ボーイ・ジョージ 華麗なる変わり者」によれば、
「(中略)アルバム内容に沿ったビデオを常に放映することをポリシーとするMTVにとって、”君は完璧さ”のビデオがMTVの水準に達してなかったのだ。また、ビデオ内容が人種問題に触れることも、彼らの拒否理由だった。たとえば、黒人の聖歌合唱団に扮している場面。(中略)ようやくMTVがビデオを放映したのは、シングルがチャート第5位にまで上昇してからだった。しかもこのとき放映されたのは別バージョンのビデオであった。」
私は別バージョンて見たことないんですけど、どんな感じのものなんでしょうか。誰か見たことある人がいましたら教えてください。


2001/03/15
Official Culture Club Websiteの掲示板に載ってた話。今週末イギリスのチャンネル5というTV局でBehind the Musicという番組を放送するそうだ。この番組は以前カルチャー・クラブのドキュメンタリーを作ったこともあるけれど、今回放送するのは1984年をテーマにしたものとのこと。といっても、ここ日本では放送してくれないので、現地で見た人のネタバレを期待するしかないのだった。私も掲示板にお願いのコメントを入れておこうかな。


2001/03/14
3/11の続き
ここ数週間アメリカをツアーしてますね。だから大統領候補にきっと意見を持ってますね。それを教えてください。
特に誰のこともいいとは思わないね。でもイギリスでも似たようなものだよ。トニー・ブレアにはかなり腹を立ててる。でも代わりもいないしね。選ばなきゃいけないなら、アル・ゴアかな。もう一方、ブッシュには行くつもりはないよ。でも、政治やポップスにおいて、それに値するものを我々は受けていると思うよ。サッチャリズムにたちかえれば、ある意味我々が彼女を作り出したんだ。我々には住んでいるところの文化を創る責任がある。サッチャリズムやレーガニズムのころには、イケてることがたくさん起きてたというのは皮肉だね。性に対する態度は解放され、おもしろい音楽があった。ときには右翼の風潮の中で芸術的反応もあった。そして対抗して結集するものがなければ、ブルースを持たない限り、ブルースはうたえないという格言のようなものなんだ。

元カレ(ジョン・モス)といっしょにツアーをするのはどれくらい困難でしょうか。
ロイ・ヘイはジョン以上にいらいらさせるって分かったよ。つまり、長い付き合いだから、彼がぼくをいらいらさせるときもあるし、逆もまた同様さ。でも、それはOKなんだ。ロイはやな奴さ。今日はほんとにBad Roy Dayだよ。見出しが「ロイはやな奴」か確認してくれる?「ロイはただ年を食ったやな奴」にしといて。


→なんか、ロイとケンカでもしたのでしょうか。お互い様みたいだけど。


2001/03/13
3/12の続き
大きなレコード会社のほとんどが疑わしいモラルしか持ってない臆病な金蔵に過ぎないことは、ぼくも十分受け入れてる。でも熱心なアーティストや、本当のシンガーがファーストフードのスナックと同じように、捨て置かれているときに、Hear'sayにつぎ込まれた大金が正当化されるはずがない。

最近、自分の消極性のおかげで挫折を感じ出してるんだ。悲しいことに嫌いなものを見出すのはずっと易しいのだ。だから、好きなもののリストを作るつもり。ミシー・エリオットの新曲とか、Jマジック&キャシー・ブラウン、エル・フラ、ディペッシュモード&ブッシュワカ、パーセキューション・コンプレックス、ダーク・グローブ、ザ・コリーン、ディラン・ライムズ&ミート・ケイティー、ジル・スコットなどなど。

ふう!これで復活した。もっとよくなるべく、これからお気に入りの曲を買いに行ってテキトーに友達に送り付けるよ。音楽のチェーンレターみたい。こいつはおまえの人生を絶対良くしてくれるって約束も付けてね。


2001/03/12
3/11のコラムから。お題は1つでした。ネタ元は100% Boyから。

偉大な音楽はHear'say以上
このテーマにはうんざりだってわかってるんだけど、いわゆる音楽と言う芸術についてみんながぼくと同じくらい強く感じてるときは、喜んでその退屈と言う危険を冒すよ。ごめんね。ぼくはあらゆるポップ・スターたちのエピソードに固執する悲しきばかたれのひとりじゃない。だって物事全体が鬱陶しいのがわかってるから。あんまり洞察力のないゲイの友人と違って、虐待やあざけりに何年も苦しんで、音楽が駄目になるのを見ないですんだ。

でも、強欲で能のないレコード会社の奴等には軽蔑の言葉を言いたいね。あいつらは自分たちの力をおとしめて、守らなくてはいけない芸術を侮辱してる。

ポップスターたちは自分たちの才能についてなんでも知ってると判断したなんて、いったい誰が言ったんだい?誰が彼らをButlins(意味不明)から自由にしたんだ?このうるさい金稼ぎが心を持ってるってことを我々に納得させようとするのに、インタビューで神経質に見えるのは驚くことがあるだろうか。

Hear'sayがCDを出せるなんてひどい話だ。なかでも一番の罪はおかしなことにHear'sayのレコード会社のボスがBrits委員会で議長を務めていること。で、彼らが名誉あるBritアワードに出てこれたってわけ。これはこの国にたくさんいる才能があっても、宣伝の機会やメディアの後ろ盾のない人たちにすごく失礼なことだよ。このバンドには応援してあげる余裕があるのにね。これは才能や自己表現は見る価値がないって言う考えを、みんなが買ってるかのように見えるよ。音楽産業にはもっと要求しないとね。彼らの役割は才能を紹介したり、奨めたりすることだからね。我々に無理矢理つまらない奴を与えて、洗脳することじゃないんだ。

ニーナ・シモーネはアメリカには人種差別の気分があると言っている。我々はくだらないものでだらけてると思い始めたよ。貧血、人工甘味料、それとも白パンの取りすぎの問題?レコード会社は農家の人や肉屋さんで経営されてるのかい?どれくらいの間、ほんとの才能を摘み取ってしまい、我々には鳥のえさしかよこさないのだろう?

Hear'sayは忘れよう。彼らが銀の皿に乗せて提供されたキャリアに飛び乗るのを誰が責められよう。お手軽なスターダムが誰でも手に入れられるときに、なぜ音楽のキャリアに真剣な人は誰でも誠実さに悩まされるのだ?ぼくは音楽でブレイクしたい若者から、絶えずアドバイスを求められるが、ゆううつなことしか言ってあげられない。産業のために大金を稼いだアーティストとしてさえレコード会社の管理職は、ぼくがまたトップ40に入るようなレコードを作るようにってまだ言ってるんだ。

ぼくが歌を書きはじめたころ、何がヒットするかのコンセプトなんて持ってなかったし、今も持ってない。でももし今のものの見方で当時に戻ったなら、60年代、70年代、80年代に我々が何をなくしたか考えてくれ。

(続く)


2001/03/11
(下の続き)
最新のアルバム(Don't Mind If I Do)にはデヴィッド・ボウイのカバーが入ってるけど、彼の影響って大きいの?
ボウイは子供のころ影響を受けたね。彼はすごく違ってたんだ。ルックスや歌が完璧なパッケージになってた。当時ぼくが聞いてたものとは違ってた。でも作詞家としてはぼくに影響を与えたのはジョニ・ミッチェルだと思う。ときどき、彼女の詩を聞いてると自分はリタイヤしたくなっちゃう(笑)。「ぼくはそんな風に考えられない」って。彼女のギグで誰かが「"Big Yellow Taxi"をやってくれ 」叫んだら、「まあ、ゴッホなら人からまた『星月夜』を描いてくれなんて言われないわ。」ってやり返したそうだよ。音楽って人が繰り返しを要求する数少ない芸術の一つだしね。

これらの歌は人々の生活の中に存在してきてて、みんな当時に戻るために聞いてるのでは?
ぼくはより大きな問題を持ってると思うんだ。人間としてぼくが何者であるかということが、ぼくの音楽活動を隠してきてしまったという点でね。ときどき、人がぼくの音楽活動を見もせずに、見た目でギャーギャー叫ばれてるって感じる。でも先日ボストンでドラッグ・クイーンの人が来て、「'Cold Shoulder'は私の歌だわ。」って言ってくれた。そういうのが我が意を得たりって言うんだ。ぼくは自分の個人的なくっだらないことを歌って、みんなと共有してるんだから。
それがぼくがライブってほんとにヘンだって思う理由の一つなんだ。ぼくにとって最高の会場は人んちのベッドルームだから。暗いしね。子供のころはライトを消して、グラディス・ナイトやピップスを座って聞いてた。ぼくはすごく個人的な作品を物語のように書くから、ステージでのパフォーマンスはいつもちょっとどん臭いって感じるんだ。

はじめは性別不詳な格好をしてたけど、今はゲイ・コミュニティのメンバーとして積極的に活動してますよね。カミングアウトで作品や生活はどう変わりました?
自分は積極的にやってるとは思ってないよ。自分は人間だって思ってる。差別のことを考えるときも、ゲイの視点だけでは考えないようにしてる。ぼくが世界に望んでるのは多様性なんだ。性的にも、文化的にも、年齢的にもね。そういうもの全てが、世界を生きていくのにわくわくさせる場所にするんだ。ぼくはスポークスマンとか、模範という考えは好きじゃない。自分を誇りに思うのは大事だけど、年をとるにつれて結局はお互い小さなもんだって言う結論に至ったよ。ゲイもストレートもないよ。そんなのは錯覚なんだ。ぼくたちはランボーやルシール・ボールと同じもので出来てると思うんだ。ほんとはみんなバイセクシャルなんだと思うよ。「ストレート」な男といつも話してるけど、そのときは「ペニスで遊ぶってのは、やっぱりペニスで遊ぶってことなんだよ。それが自分のであってもね。」って言うんだ。

(続く)


2001/03/11
100% Boyにいろいろなインタビュー記事が紹介されていました。そのうちの一つにYahoo!でのボーイ・ジョージのインタビューが紹介されていました。昨年のUSツアーのころのものです。内容が豊富なのでちょっとずつ紹介します。

今回のツアー後の予定は?
もしお互いに殺しあいせずにツアーが終わったら、一緒に仕事するだろうな。そうでなければ、バンドは何か他の混成物になるだろうね。我々はみんなどう感じているか理解しないとね。ぼくには物事がどう進んで欲しいかはっきりしてる。ダンスが一番熱いね。DJとして、ぼくはチャートに何が入ってるか気にしなくていいと思う。ダンスフロアで盛り上がるなら好きなものをかけるよ。アメリカでも、やっとダンスものが盛り上がってきた。ぼくたちには都合のいいとこになるだろうね。そんなところにみんなを引っ張って生きたい。

(続く)


2001/03/09
ネット・オークションで84年に来日したときのパンフレットを入手しました。2000年の来日のものより記事も写真もたくさんあってぜーんぶカルチャー・クラブだから、泣けますね。本人達には忙しくてとてもストレスのかかる時代だったと思うのですが、いい写真がいっぱい載っていて、ファンにはすごくいい内容ですね。ボーイ・ジョージはもちろんですが、他のメンバーもいろいろな写真が載ってておもしろいです。とりあえず、気に入った写真を挙げるとこんな感じ。(トップページに彼らの写真を使っといて何だが、肖像権保護のためご了承ください。)持ってる方は引っ張り出して一緒に眺めてください。キャーキャー騒げることうけあい(?!)です。


2001/03/08
The Devil In..のサイトによるとボーイ・ジョージは3月-5月もヨーロッパ&アメリカにDJツアーに出る予定だそうです。場所はミュンヘン、マドリード、NYなど。やっぱりEssential Mixのプロモーションなんでしょうか。コラムによれば、USのエレクトリックチャートというもので3位に入ったとかで、結構好調なようです。
…とはいえ、カルチャー・クラブ・ファンの私としては、そろそろカルチャー・クラブの歌も聞きたいなーと思います。贅沢ですかね。ジョージのラヴリーな歌声が恋しい今日この頃でした。


2001/03/07
立ち読みTake It Like A Man.
477ページから。
ついにジョージはヘロイン所持の容疑で逮捕されてしまいました。それでさんざん制裁を受けるのですが、日本に来ることを一生禁止されたと書いています。(実際は94年、2000年に来日するので、一生来日禁止ではなかったのですが。)さらにサントリーとの契約もなくしたことも語っています。ちなみにその契約は当時100万ドルだったとか(!)。86年当時のレートで行くと2億円くらいはするでしょう。でも、広告塔をなくしたサントリーは彼を訴えようとしたとか…

…ここまで読んで気がついたのですが、86年当時ボーイ・ジョージがCM出演していたのはサントリーではなくて、宝酒造だったはずです。サントリーとも契約してたんでしょうか。でも、2つのお酒の会社の契約を同時にするのはちょっと考えにくいなー。


2001/03/06
日本のミュージシャンが語るカルチャー・クラブ。
インターネットでカルチャー・クラブの情報を探してたら、サザンの桑田さんがボーイ・ジョージの「君は完璧さ」について語ってるところがありました。桑田さん、ジョージのことおっさん呼ばわりしてます。でも、ジョージは桑田さんより年下だし、「君は完璧さ」のときのジョージときたら、22か23なんですけどね。

http://www.ueda.ne.jp/~sas/83song/akaihonou.htm


2001/03/05
3/4のコラムから。お題は2つでした。ネタ元は100% Boyから。

年食っててパーティーはできないけど、飛び回れないほどじゃない。
10年前ならドアを開け放ってパーティーに加わったかもしれないけど、今じゃそんなに若くないし、気力もないし、プラシーボってグループほどにロックンロールはできない。ぼくたちはNYですごいトレンディーなソーホー・グランド・ホテルで彼らと近くの部屋に滞在してたんだ。彼らはそこで深夜パーティーをやってたんだ。そのバンドの両性具有のフロントマンのブライアンはぼくたちのペントハウス・スイートのドアが開いてるから、セキュリティーに電話して閉めるように警告してきたんだ。
彼らは初心者だったら、くらくらするようなプロモーションツアーの最中なのだ。NYで48時間、それからイタリアにパリ。どうするんだろうね。
ぼくは3週間ツアー中で、続けて5つもギグがあるから、寝ないといけないんだ。アメリカで初めてのDJツアーはうまくいってるけど、ゼロからはじめてる気がするよ。最終日のNYのトレンディーなトゥイロ・クラブには珍しくお客さんがあまりいなかったけど、水曜日の夜だし風もひどかったしね。
ぼくがDJをやってるっていうことをアメリカのクラバーに知らせるのは簡単じゃないけど、ぼくのUS初のDJコンピレーションが、エレクトリックチャートで3位に入ったんだ。だから、知ってる人は知ってるんだね。ハイライトはワシントン、ボストン、ロサンゼルスのギグ、お客さんがオープンでリアム・ギャラガーの言葉で言えば、"mad for it.(そいつに狂え)"だね。
イギリスではダンスミュージックは企業化されていて、かつ隔離されている。でも、ここアメリカではみんな教えてもらったり、びっくりしたりが楽しいみたいだ。ワシントンのDJが叫んだよ。「マン、俺はあんたがもっとソフトにプレイするって思ってたぜ。でも、こいつはがんがん来るな。」
DJをやると、ぼくはあるスタイルから次のスタイルへ飛びがちなんだ。これはぼくがバラエティーに富んだのが好きだからなんだけど、こんなのだめっていう奴もいるよ。USのダンスマガジンの批評家は「ポップスターとしてのボーイ・ジョージはスタイルが確立していたが、DJとしては困惑しているようだ。」と書いていた。
ぼくが困惑を生きがいにしているっていつわかるんだろう。覚えておいて。ぼくが音楽のパワーに最初に気がついたのは70年代だった。その時代はいろんな物が折衷されていて、音楽にとっては混乱の10年だったよ。一方ではマイケル・ジャクソンが幕の前で気取って歩いてて、もう一方ではセックス・ピストルズがつばを吐いて大騒ぎしてた。それからラヴァーズ・ロック、レゲエ、ディスコにザ・ウンブルズもあった。ああ、なんてすばらしい混乱!
ぼくはラジオやダンス・シーンで音楽の多様性がなくなっていることに絶えずうろたえているんだ。それがひどくならないことを祈ってる。

ソウルを込めて歌え
ぼくがやってるラジオショーのクラブ・ヴァーシヴ(過去1年間ギャラクシーネットワークで地域限定で放送している)がロンドンのキス・ラジオに取り上げられたって聞いたところなんだ。てなわけで、ぼくはしあわせなうさちゃんなのである。ぼくは最初からたとえ嫌いでも、あらゆるジャンルのダンス・ミュージックをサポートすべくやってきたのだ。もちろんそれはぼくの個人的趣味になったけど、もっとも天才的なレコードには無視されつづけているものもあると感じずにはいられない。
伝説のボビー・ウォーマックをフィーチャーしたレイ&クリスチャンのGet A Lifeという最新のシングルは1位になるべきだ。でも我々は味がなくて、物寂しくて、血が通わないカスのためにほんとのソウルが無視されてしまう時代に生きてるんだ。なにもブラックミュージシャンやシンガーだけがソウルフルだなんて言ってるんじゃない。でも、明らかに役には立つよね。アイルランドのフォークスターのデヴィッド・グレイはソウルで満ちてて、アメリカのあらゆる店や食堂、特に健康関連のお店が彼のアルバムをかけてるみたいだね。
80年代のシンガーのマーク・アーモンドにとってはグレートなニュースだよ。グレイが彼のヒット曲のSay Hello Wave Goodbyeをやるんだから。光栄なことだし、アーモンドがどんなに偉大なソングライターか思い出すよ。ぼくもマリリン・マンソンにポイズン・マインドのカバーをさせたり、バハ・メンにカーマは気まぐれのカリプソ・バージョンを歌わせられればいいのに。


2001/03/04
カルチャー・クラブというのは意外にも働き者で、自分達の曲を作るほかに、他のアーティストにも曲を提供していたりする。私もまるっきり知らなかったのだが、85年にはビーチ・ボーイズにもボーイ・ジョージとロイ・ヘイの2人で曲を提供しているのだ。PASSING FRIENDというタイトルだそうだ。このころカルチャー・クラブは忙しくって大変だったらしいのに、こんなことまでしてたとは結構意外である。

BEACH BOYS


2001/03/03
先日からネタにしているリーバイスのCMですが、掲示板に爺さんがURLを書き込んでくれました。ありがとう!さっそく見てみると、何と11パターンもあることが判明。どれも、ただただカラオケで「カーマは気まぐれ」を歌っているだけですが、最後まで一人で歌っているやつあり、デュエットしているやつあり、いろんな人が次々に切り替わるものあり、バリエーションに富んでます。ちなみに、ほとんどの人が下手です。(中には数人ちょっといいかなって人もいましたが…)カルチャー・クラブを取り上げてくれたことはうれしいけど、これでファンは増えるかなあ。とりあえず、最後に模範演技として、本物を出してくれないだろうか。でも、再結成後のカルチャー・クラブでボーイ・ジョージがジーンズを着たとこを見たことがないなー。

Levi's(R) Jeans


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