本日のカルチャー・クラブなもの(2001年9月分)


2001/09/23
カルチャー・クラブはABBAの"voulez vous"という曲をABBA MANIAという番組でカバーしていました(2001/2/13のこのコーナー参照)が、どうもアルバムとして出ているようです。アルバムのタイトルもABBAMANIAだそうです。The Devil in...のダウンロードで見たときは、もちろんすっごくイケてました。

Kyle on ABBA Mania CD(リンク先ではカルチャー・クラブはあまり誉められてないのが難点!)


2001/09/20
boygeorgedj.comのニュースページにボーイ・ジョージがSMTVという番組に出たときの写真が出ています。100% Boyに出ていたものとはまた違う写真です。フル・コスチュームで決めたジョージはイケてます。ちょっと帽子の上の触角のような飾り物はおマヌケに見えますが、それもご愛嬌でしょう。今回の写真ではちゃんとあごと首の区別が出来てるので、ジョージはダイエットに成功したのでしょうね。


2001/09/18
9/17の続き

その日早くにぼくはジャーナリストのデヴィッド・ウィグと、まもなく公開のボクのミュージカルの「タブー」をBBCのドキュメンタリー用に撮っていたマイク・マンスフィールドのカメラクルーの訪問を受けた。
夕方ぼくたちはディナーの席でパイクス・ホテルでオーナーのトニーパイクと一緒にフィルムにおさまった。彼はちょっとヒュ-・へフナ-みたいだけど、すごくいい人でドライなウィットの持ち主なんだ。
イベント企画者で街一番の変わり者のフィリップ・サロンが、ユニオン・ジャックのトーガを着て頭に髭剃りのフォームを乗っけてレストランをぶらぶらする光景に、そこで食事している人のほとんどが無口になった。その日のディナーは大騒ぎだった。大口を叩く奴がいてね。マイク・マンスフィールドは編集室で作品をカットしてもらわないとね。

暑さと無責任、軽薄なストレートの男の子達が一緒くたになって僕を隅に押しやったんだ。控え目に言ってもね。ぼくはヘンな奴らとくだらないことをしゃべって何時間も過ごしている。彼らはきっと世紀のラブ・アフェアの品定めをするのに何の手がかりも持たないだろう。
ぼくはパルマで希望を持っていた。そう彼に会ったときにね。彼はドリーム・ウォリアーとでも呼ぼう。腕にそう彫ってあったからね。
でも、いつものように彼は全然電話をくれなかった。一番ステキな休暇中のロマンスだったね(そんな悲惨なことは聞いたことあるよ)。でも4時間しか続かなかった。
それからクリントがいた。彼はぼくの番号をとって、彼のサッカー好きの笑いを求めている仲間に渡したんだ。
悪い。ぼくはリヴァプールのアクセントを区別できない。ぼくは「異性のばばあ」かもしれない。でもたくさんのいわゆるストレートの男達がいるんだ。彼らはまつげをぱちぱちやって気を引いてハイになってる。
いまや人類はあやしい。


2001/09/17
9/16のボーイ・ジョージのコラムから。お題は3つでした。ネタ元は100% Boyから。

イビザ最大のメロドラマは暑くて乾いてる
ここイビザで唯一のギグは島でかつては悪名が高かったサン・アントニオで行われた。ぼくは以前サン・アントニオはDJをするのにお気に入りの場所だと言ったと思う。お客さんたちは、率直で粗野でもノリがよくて大体18人から30人くらいの休暇中のお客たちは、旅行中のどのときも楽しんでやろうと決め込んでいたよ。
おかげで早朝まで起きてたよ。たらふく飲んだり踊ったりして彼らが帰るまでね。彼らにおくれを取らないようにするのにはいろいろかかるね。
ぼくの毎年のその白い島への小旅行は今や語り草になってる。そして毎年、予定はいつも仕事をして、ちょっとプレイしてその間にお休みをとることなんだ。でも今のところそんな風にはなってない。ぼくは1987年以来、来てるんだよ。
水曜日の夜はアムネジアでワイルドな時間を過ごしたよ。そう、ぼくときたら戻ったんだよ。先週のコラムでけなしたあとでね。彼らも今回はずっとよくしてくれたよ。フリーのドリンクに最高の席を用意してくれた。彼らがとてもチャーミングだったから、アムネジアがガタガタすると、世の中にそんなクラブはないと自由に発言した気がする。
夜も半ばに、巨大な大砲がダンスフロアに向かって泡を吹き出した。すると勇気のある奴らが服を脱ぎ、泡風呂の中で踊りつづけた。仲間のヴァッソはボクと一緒にバルコニーから見つめてたんだけど、向こう見ずにも泡の中に飛び込んだ。で、その後ずっと夜中震えてて家に帰ろうって言ってきた。
8時30分にぼくはアムネジアを出て、無謀にもスペースに行った。そこはイビザ一、もしくは世界一ステキなクラブだと思うよ。
ぼくは自分の時間の大半をテラスで過ごした。そこは日当たりがよくて、ダンスバカでいっぱいだった。そして彼らの母親は彼らが何をたくらんでいるかわかってはいないんだ。
ぼくは1時半までには満足した。頭の中で声がした。「健康施設での一週間を。」うん、お願いするよ。

(続く)


2001/09/13
The Devil in...によれば、BBCとFlextechというところが共同でやってるPlay UKというチャンネルで、ボーイ・ジョージは新番組の司会をするそうです。番組名は"Icons"で、放送は12月からとのこと。ここ30年間で「カラフルな人たち」にインタビューするそうです。インタビュアーとしてのボーイ・ジョージってどんな感じなんでしょうね。口が悪くて、ゲストを怒らせたりしないかしら。


2001/09/12
boygeorgedj.comによると、今ボーイ・ジョージのDJアルバムBoyGeorgeDj.comを買うとポスターがもらえるそうです。
「アルバムをオンラインで買おう。そうすれば限定版のアルバムのポスターがタダでもらえるよ。ヘンなロボットみたいなボクちゃんのイメージが印刷されてるよ。」と、ジョージが言ったとか。


2001/09/11
今日はジョンの誕生日。
ジョン、誕生日おめでとう!


100% Boyに「タブー」のプレス・リリースが書いてありました。大体こんな感じ。

「タブー」は80sの音楽シーンを再定義するミュージカルで、ボーイ・ジョージは音楽の提供をしている。未発表曲に加えて「君は完璧さ」や「カーマは気まぐれ」なども含まれている。話は時代を作ったパフォーマーたちの物語でスティーヴ・ストレンジ、レイ・ボウリー、マリリンが出てくる。そしてボーイ・ジョージも登場する。隠れ家時代からスーパースターになるまで、薬に手を出し、どん底を味わうまで描く。野心、情熱、裏切りのラブ・ストーリーをからめて80sの真実を織り成している。


2001/09/10
9/9の続き

でも、話をクラブに戻そう。スター・ウォーズのジェダイの復讐のシーンを創造してみて。近いものがあるよ。ウェラ・コーポレーションがよだれを出すような髪をした二人の地獄の天使たちが一方で端を支え、もう一方ではドルフ・ラングレンのマンガのコピーが筋肉を曲げていた。
ぼくは口をあんぐり開けてぶらぶらした。ぼくの母親はなんていうかなって思った。心の中のママに大声で言いつづけたよ。「文明化されてない」って。でもそれがポイントなんだ。先週のコラムを読んでくれたビリーって言う奴に会った。彼はぼくがそんなに復古主義者になってたのかって驚いたよ。ハムステッドの怒り、それはぼくのこと。
明らかに、未成年の飲酒に関するぼくのコメントはぼくが古臭い奴という印象を与える。フェアな説明だなんてほとんど感じてないけど、人はモラルに対してヘンにもなりうるんだよ。ぼくはもし子供のころやりたいようにさせられていたら、ずっと早くに道を踏み外していただろうって議論するつもりだったけど、それは抑えたよ。
ぼくのイビザでの目的は最新のダンスナンバーをプロモートすることだったんだ。Freedomって曲でボーカルがぼくとアマンダ・ゴーストでDJがトミスラヴとアンディ・チャタリーの合作なのさ。50枚しか作ってないけど、飛ぶように売れてるよ。
どのダンス・ナンバーが当たるか教えてくれるこれらの狂気じみたイビザでの先の陰謀があるようにみえるけど、予測するのは不可能だよ。大ヒット曲の一つはなつかしの70年代の曲のLove Is In The Airの古臭いけどクレヴァーなヴァージョンなんだ。真面目なDJは手を出さないけど、お客さんは気に入ってくれてるんだよ。

有名人を眺めるのはつまらないね。ピーター・ストリングフェローが明らかにある晩エデン・クラブを走り回っていたのに、ぼくは確認できてない。ぼくは元スパンだ-・バレエのクルーナー(低い声で感傷的に歌う人)のトニー・ハドリーに会った。元気そうだったよ。彼はぼくにレインと言う結構いい新曲を渡してくれた。ぼくかけてるよ。
島で最高の夜はゴールドだね。ハドリーやジェイソン・ドノバンやリマールのような人を引きつけるレトロな夕べだったよ。彼らは「カーマは気まぐれ」を歌ったんだよ。ぼくよりむしろ彼だよ。ぼくはそれを避けてきたんだ。もう一つの大きな強迫観念はハード・ハウスだ。100台の掃除機を想像して。さらに男達が飲んでて、カントリー&ウエスタンをかじるんだよ。そうすると見当がつくよ。ナチがホー・ダウンに会うんだよ。信じてくれ。ひどいなんてもんじゃない。ぼくとしては来年は事態はゆっくりになってくと思う。ハード・ハウサーたちはやりつづけるだろうけど、新しいムードは止まっちゃうだろうね。


2001/09/09
9/9のボーイ・ジョージのコラムから。お題は2つでした。ネタ元は100% Boyから。

ぼくのルーツを詳しく調べるとき
ここイビザでのパーティーシーズンも終わりがきている。楽しかったけど、ぼくは自分の国に帰りたくってたまらない。ぼくはここにほとんど1ヶ月いるんだけど、それにもかかわらず、ぼくは年をとりすぎている。説明しよう。イビザではだれも午前2時前には出かけないのだ。クラブが本当に始まるのがそのときで、トップのDJの時間は3時ごろなんだ。
ぼくは既に木曜日にアムネジアで遅めのギグをやったんだけど、お客さん(ほとんどはスペイン人)は退屈そうだった。何らかのアクションが必要だった。ぼくは気がつくとロシア人でいっぱいの車に乗って、評判の悪い仕事の後のパーティーにDC-10に向かっていた。イビザで車をゲットするのはほとんど不可能だから、このロシア人たちに乗せてくれるようにお願いせざるをえなかった。彼らは言った。「モスクワのクラブ13で会おう。そこに連れてってくれるかい?」ただ乗せてもらってバイバイするんじゃ失礼だから、そんな取引がされたんだ。
DC-10はパーティー中毒や傍観者でいっぱいだった。一方サンデー・エクスプレスのライターたちの頭を混乱させた。さらにひねりを加えることに、低空飛行の大きな飛行機のブーンと言う音が頭上でしていた。女々しいから、自分の体を引きずり、オノ・ヨーコ風のサングラスをかけ、帽子を斜めにかぶったよ(フィリップ・トレーシー・スタイルだ)。ぼくはそんな混乱や、楽しいダンスや、恐怖や感動的なメイクを初期のアシッド・ハウス以来見たことがなかった。ダンスクラブの卒業生ならちゃんと分かるんだろうね。

(続く)


2001/09/07
The Devil In..にボーイ・ジョージが製作に噛んでいるミュージカル「タブー」の情報が載ってました。こんな感じです。

場所:レスター・スクエアのどこか
試演:11/8(火)
開演:11/20(金)から
月−木:午後8時
金:午後6時45分、午後9時30分
土:午後3時、午後8時

チケットの発売は9月24日からだそうです。会場についてはまだ内緒になってました。おしゃれなレトロ調で地下のダンスホールを改装したところとのことです。このミュージカルは80sのヒットのほかに、80sに書かれてお蔵入りになってた曲も使われるとかなので、英語が分からなくても楽しいかも。


2001/09/06
9/4のコラムの続き。

飛行機の墜落でR&Bシンガーのアリーヤが亡くなったことを聞いた。なんて悲しくて痛ましいことだろう。ほんの1ヶ月前にニューヨークであったMTVの祝賀会であったばかりなのに。ぼくたちはこれまで会ったことはなかったけど、彼女はチャーミングで美人だった。
ぼくは彼女にぼくの友人で彼女の崇拝者のためにビデオカメラにメッセージを入れてくれるか頼んだんだ。ヘンなお願いだったけど、彼女は応じてくれたよ。「ハイ、ヴァッソ、不細工ね。」ぼくの友人のヴァッソはだれでも「不細工」という習慣があるんだ。これは彼を笑わせると思ったよ。
今ビデオを見ることは怖いし悲しいことだろう。だって彼女は逝ってしまったんだ。彼女の若い命は一瞬で奪われたんだ。
明らかに、彼女の乗っていた飛行機は荷物の積みすぎだったんだ。しかもパイロットは飛びたがらなかったのに、彼女の同行者の1人は主張したんだ。「われわれにはマイアミに大事な記者たちがいるんだ。」いつから記者や自分のキャリアが人の安全よりも大事になったんだろう。若いスターのスケジュールを動かす人たちが、それより大事なものはないことに気がついてくれることに期待するよ。


2001/09/05
今日はコラムの続きのはずでしたが、予定変更してOfficial Culture Club Websiteの掲示板の書き込みから。

Chinnyさんの書き込みによれば、今夜のトップ・オブ・ザ・ポップス2にカルチャー・クラブは出るそうです。トップ・オブ・ザ・ポップス用に録画した「スターマン」が流れるそうです。(私としては「トップ・オブ・ザ・ポップス」と「トップ・オブ・ザ・ポップス2」の違いがよく分からないのですが、そういうことらしいです。)放送はBBC2で9/5の午後6時から、再放送は9/8の午後4時からだそうです。

(godfieldさんからの補足)
TOP OF THE POPS(TOTP)とTOTP2の違いですが、TOTPはアーティストのライブ・アクトとビデオで紹介する最新のポップ・チャート・ショー。一方TOTP2は、TOTPの膨大なアーカイブから選ばれた、60年代から現在までのアーティストのライブ・アクトを放送する番組です。ビートルズやローリング・ストーンズなんかの若かりし頃の映像があったり、もちろんCCの初TV出演(TOTPでした!)の映像なんかが流れます。


2001/09/04
9/3の続き

安いワインが2ビンオーダーされ、あらゆることを暴露する刺激になった。突然われわれは多少食べ物に問題を持ってることがわかった。
ここで、ぼくは方程式に性を持ちこむのだ。食べ物と言うのは口に関係してて、感情や性の状態に関係があるからね。僕のセラピストは人がどうやって食べてるか、どうやってメイクラブするか見るようにぼくに言っている。ぼくに何を期待する?言うよ。ボーイ・ゴージ(Gorge:たらふく食べる)、ほんとに。ぼくのベッドルームにおいで、うっとりして忘れさせられるよ。
もちろん、ゆっくり食べなくちゃいけないし、どんなものもできるだけ長く味わわないといけないのも分かってる。けっこうなことでしょ?
二人のでぶっちょのスペイン人の奴らがロブスターの水槽の前に立ち、苦心して自分達の獲物を選んだとき、その瞬間はやってきた。「ああ、ぼくはあんなふうに自分のロブスターは選べなかったね。」友人の1人がラムを押し込みながら口にした。「お前は自分が食べたものなんだ」という言葉はもしかすると、「おまえはどうやってたべるかだ」に変えるべきかもしれない。見込みのある恋愛への興味か、ディナーパーティーでの一夜のスナックを選ぶかはこれからさらに面白くなるだろうね。
かじって、ながめて、そして覚えよう。

(続く)


2001/09/03
9/2のボーイ・ジョージのコラムから。お題は1つでした。ネタ元は100% Boyから。

なぜ我々はみな外食するのか
食事のとき、ぼくはしばしば仲間はずれになる。というのも、ぼくが食べないことにしているものがたくさんあるからだ。ぼくはレストランの厨房を疑ってるんだ。彼らは何を食べ物に入れてるんだろうってね。すっごくハワード・ニューズだね。でも、この化学世代には警戒しないといけない。ぼくは分からないんだ。たとえば、なぜシェフはあのステキに栄養がある緑のブロッコリーを砂糖で調理することを主張するんだろう。ぼくはデザートを待つのが実に楽しいんだ。でも、ぼくはそれも砂糖なしのほうが好きなんだ。
外食には困るね。しつけのおかげで、ぼくは極端に礼儀正しく、順応性があって、めったに騒いだりしない。誰かが子牛を頼んでもその人を罵ったりしないよ。子牛が、ぼくの意見では、人が飲み込めるものの中でもっとも嫌なものだけどね。
先日のディナーの席では、ぼくは仲間はずれなんかじゃなかった。仲間のイアンがメニューをさっと見ると、あらゆるチキンの料理が見つからなかったんだ。イアンはイギリスの食べ物の大ファン、それも異常なほどなんだ。そして彼が触れないだろうものもたくさんある。
このことは他のゲストとの間にディベートが始まり、それは実にあからさまに彼らに健全な印象を与えた。イアンは2つのデザートを注文した。手始めにチョコレート・スフレ、メインディッシュにレモン・シャーベットを。
ゲストの1人はイアンの食べ物フェチは単に人の気を引くために過ぎないと言った。ぼくはもっとコントロールされたものだと感じた。内面的に我々の大半は制御不能で、これらの奇妙だけどありふれた方法は埋め合わせとして外界をコントロールする仕方なのだ。いいかい、ぼくはセラピストなんかじゃない。単なるケンタッキー・フライド・セオリーにすぎないんだ。しかし、一旦これらの問題が起こると、これらのことは会話を支配しがちになる。

(続く)


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