本日のカルチャー・クラブなもの(2002年4月分)


2002/04/29
4/28のボーイ・ジョージのコラムから。ネタ元は100% Boyから。

マッジと言葉遊びをするのはたのし
新聞には正しいことを言ってるものもある。エクスプレス紙も含めてね。マドンナはぼくのミュージカルの「タブー」で彼女のヒット曲の「ヴォーグ」の歌詞でふざけたからってぼくたちを訴えるなんて脅しちゃいなかったよ。彼女の出版元は、おそらくは彼女の代わりに、言葉どおりに使うことで僕たちに許可を与えたんだ。でも、一種の挫折だね。ぼくが舞台で「犯罪的レコードのカーマは気まぐれ」を使ったように。ヒューマン・リーグやスパンダー・バレエの出版元はよかったよ。でも皮肉の程度によるけどね。
ぼくは現れたルパート・エヴェレットが戻って全部語ったかは分からない。でも、果てしなく面白い時間が今週はあって、新しい歌詞が書き直せた。ほんとに残念だよ。でもそれは全部同じ日に起きたんだ。その日ぼくはガンに苦しむ若者のキース・シャイナーに会いに行った。すごく些細に見えるけど、キースの素敵なご両親が彼のベッドの傍らに愛情とパニックを一緒くたにした様子で座ってた。現実に目覚めたね。これは前者と後者をつり合いの取れた見方ができるようにする戦いなんだよ。
ともかくぼくはキースと両親に5/7の「タブー」のぼくの初日にきてくれるようにお願いした。彼は戦士のように見え、ぼくは密かに祈る人なのだ。そう、「タブー」をやるのは学校に戻るみたいなことなんだ。初日は最悪だったが、学校とちがって楽しみの始まりでもあった。ダンスのレッスンだけだったよ。不器用なね。ぼくはマドンナやプリンスやマイケル・ジャクソンのそっくりさんがダンス・レッスンをポップ・ゲームの一部のようにしてるもんだから文句をいったよ。木曜日のステージのあと、ぼくはwhatson.cornの企画のQAセッションをやった。たぶんこれまでで一番熱狂的なお客さんだっただろうね。ぼくはそのショーのためにマット・ルーカスに会うべく舞台裏で座ってないといけなかった。彼は残念ながら今週で終わりなんだ。それからぼくは複雑なメイクや衣装換えを見つめてた。月曜日には頭も眉毛も胸も全部剃るんだ。だって悲しいことに、ぼくはあらゆるものの下にわけの分からないものを潜ませてるんだから。他紙にぼくの舞台デビューを報じる結構いい記事があったんだ。でも、ぼくの元彼のマイケルに似てる(と言われる)ジャーナリストがヘンなことを言った。ぼくにリー・バウリーをやらせることはリマールにマリリンをやらせるようなものだって。リーの言葉でいえば「ex-squeeze me!(意味不明)」

(続く)


2002/04/26
掲示板でShamさんが取り上げてますが、The Devil In...にもマドンナがボーイ・ジョージを訴えると言う話が出てました。ジョージが「タブー」の中で彼女の歌のVogueの歌詞を、本人に断りなく変えて彼女をおちょくってるそうで、それが彼女の気に触ったようです。

サン紙にジョージが語ったところではこんな感じ。
「彼女は冗談がわかると思ったんだ。彼女をイコンと思ってたけど、今となっちゃ目ざわりだね。悪気なんかないんだよ。ちょっとしたパロディー。ショーでは誰でもパロディーにしてるよ。ヒューマン・リーグもスパンダー・バレエも納得済みさ。確かに彼女には訊かなかった。でも彼女は笑ってくれるって思ったんだ。彼女は自分を生まれ変わったイギリス人だって思ってるけど、明らかにそうじゃないよね。残念だよ。歌は面白いのに、彼女にはユーモアのセンスがないんだから。アメリカ人にはイギリス人みたいに自分を笑いのめす能力がないんだね。」

いやー、相も変わらずジョージは毒舌なようで。


2002/04/25
すでに掲示板でも取り上げられていますが、今年はカルチャー・クラブのライブがあります。The Devil In...によるとチケットは結構よく売れてて、アリーナはもうないとか…(泣)
日時と場所は次のとおり。行きたい方は急いだ方がいいかも!

日時 場所 入場料
7/6(土) 8:00pm リヴァプール(Kings Dock Arena) £24.50,
£29.50,
(Gold Circle, limited availability £39.50)
7/7(日) 7:30pm ロンドン(Royal Albert Hall) £22.50,
£27.50,
£32.50,
All boxes £38.50

CMP Main Pageからページをたどるとチケット購入ページが出ます。


2002/04/14
Cyber Chameleonにボーイ・ジョージが「タブー」に出演すると言う記事が出てました。すでに掲示板でも話題が出てますが、ボーイ・ジョージはリー・バウリーと言う人の役をするそうです。ちなみに5/6から6/15までという期限付きなので、舞台人ボーイ・ジョージを見たいという方は要注意。私はジョージがお芝居をしたという話は「特攻野郎Aチーム」以外ではほとんど聞いたことがないのですが、彼の演技力はどうなのでしょうか?(筆者はジョージのお芝居と言うのを一度も見たことがないので、もし彼が大根だったらと思うとものすごーく心配である。)


2002/04/11
The Devil In...に先日ロンドンのヘヴンでミュージカル「タブー」のプロモーション・イベントの写真や動画がアップされてました。動画では「カーマ」を歌ってるボーイ・ジョージも見られます。ジョージはやっぱりお茶目で、キュートで、歌がうまいです。(「カーマは気まぐれ」を聞くとにっこりしてしまう私。やっぱり単純だわ。)


2002/04/10
4/9の続き

数年間海賊盤のレコード(不法に一緒くたにしてリリースしたものだね)はこれまでに作られたダンス・チューンの中でベストのものであった。サンプルや古い曲の全体をとったり、今風のグルーヴをつけたりすると、bucketloads(意味不明)に移れるよ。音楽産業は明らかにこの風潮に理解を示しており、今やレコード製造工場に海賊盤を作らせるのは不可能だ。変わりにレコード会社は陰険にも自分自身で海賊盤レコードを作るふりをしてるんだ。プレーンなジャケットをつけてね。で、知らないDJに送ってる。音楽上の禁止事項を作ることを話そうよ。
サンプリング、ぼくはこれを支持してるんだけど、これはダンスミュージックに更なる広がりをもたらしてきたものの一つだ。僕のレーベルのモア・プロテインはフリーのサンプルを含む12インチのレコードをリリースし始めたんだ。誰にでも僕たちのバックカタログから音楽を作っていいようにね。それも500枚にも満たない売上げでもメーカーのポケットに入るという前提でね。その後自分たちの分け前を得ている。
Everything Starts With Acapellaは我々の初リリースなんだ。そしてフリーのヴォーカルのサンプルもTrustthedj.comのサイトで提供している。
音楽の無政府状態…新たなる不吉だね。


2002/04/09
4/8の続き

彼らをサポートしたのはImitation of Robotsという女性デュオだった。彼女たちは「男の体、男の血」と歌ってて、The Fatal Microbesを思い出させたよ。でも、彼女たちはポスト・パンクのヘンな歌詞で電気みたいに爆発してたり、ロボットの動きをものまねをもっと思い出させるよね。ねえ、女は男の方を向き、男は性の対象になるんだ。
さて、裸の人をあしらったドルチェ&ガッバーナの最新広告をチェックしよう。今や男たちは女が長年扱われてきたのと同じ扱われ方をしている。でも、女性らしさをなくしてないことを願おう。スージー・アンド・ザ・バンシーズは改革するつもりなのだそうだけど、女性の力を典型的に示した人がこれまでにいるとすれば、それはスージーだね。
それからL33X、ほとんど女性のグループでボウイやパンクの態度とキレのあるダンスとミスマッチの服装(水玉のネクタイと縞のシャツみたいなね)を併せ持つ。333クラブのお客の大半はスケートボーダーみたいな輩やタトゥーを入れた日本の小娘で、奴らが跳んだり騒いだりしてる間タバコをくわえてるんだ。
ライブミュージックの会場は今や一番イケてる場所と見られているし、古い学校音楽は新しいパシュミナなんだ。オノ・ヨーコさえクラッシュと言うディスコで、神様のようなホモたちの集団のために、神様とは思えない時間に自分のダンスミックスのSoul Got Out Of The Boxのプロモートのため、にライブのPA(不明)をやって加わってるんだ。ぼくはヨーコのイギリス一のファンだし、彼女が自分のアートの追求のためにすごく遅くまで起きてることに驚いた。一番の女性?きっとみんなそうだよ。もし、ポリー・スタイリーンがX-Ray Spexを改良するなら、僕の人生は完成するだろうね。

(続く)


2002/04/08
4/7のボーイ・ジョージのコラムから。ネタ元は100% Boyから。

なぜぼくが革命に加わるか
ポップ・アイドルのガースとゲイの(ショックだ…)ウィル(二人は今世紀のドニー・オズワルドとデヴィッド・キャシディだよ)の成功はそのうち革命をおこすに違いないってことだよ。
パンクは70年代のスーパーグループに対する反動だった。そして10年ごとくらいによりエッジの効いたものに味方して、安全なものを安売りするようなことがあるんだ。もし音楽で革命が起こるなら、何か言いたいことがあるバンドやアーティストが自分を着飾るし、自分のズボンを自分の乳首に身に付けてしまうような権力者に命令されたりしないってことなんだ。それは女の革命ってことなんだろうね。
ピン・ポン・ビッチィズを取り上げてみよう。彼らは今風の333クラブでお客さんをワイルドにできると思う。彼らは同じくらいトレンディーなロンドン北西のホクストン・スクエアにいた。スパイス・ガールズがXレイ・スペックスやモダン・ダンスのグルーヴと混ざったときを想像してくれよ。ビッチィズのサウンドを聞くと、そのグループには悪徳そうな黒目のメイクをしたチャイニーズの女の子がいてお客さんにカンフーのキックを食らわせるんだ。それからルイス・プレイもいるね。意地悪な女王様で若いクリッシー・ハインドのように見えるけど、両性具有的で素敵だね。

(続く)


2002/04/06
もうひとつ。掲示板にもShamさんが書いてますが、The Devil In...にもHeavenで行われる「タブー」のパフォーマンスの記事が出てます。こちらのサイトではチケットプレゼントがあったそうです。ボーイ・ジョージの舞妓姿をプリントしたうちわの写真も載ってます。このときのジョージはかなり痩せてた時期のようで、あごが尖ってます。にしても、舞妓さんにしては顔がコワイ気がするのは私だけでしょうか。


2002/04/06
Cyber Chameleonに昨日紹介した話が写真2枚付きで載ってました。「ジョージはいい人だと思ってたんだけど…」って感じのコメントも載ってます。帽子が飛ばされてしまい頭頂部があらわになったジョージと、カメラマンに詰め寄っているジョージの写真が載ってます。どうやらジョージはほんとにカメラマンを殴ったらしく、相手は告訴も考えてる模様です。やっぱ、ジョージ殴っちゃまずいでしょ。とはいえ、うすーい頭を撮られた彼には同情します。


2002/04/05
今更ですが、 3/17のボーイ・ジョージのコラムから。お題は1つでした。ネタ元は100% Boyから。

帽子を脱げ、そうすればカメラマンも飛びついてくるよ
もしぼくたちがヴィクトリア朝時代や、そんな感じの礼儀を持った時代に生きていたりとかしたら、ジェントルマンはレディのために自分のコートを水たまりの上に敷いてあげたりするんだろう。悲しいことにぼくたちはそんな時代に生きてないし、ジ・アイビーというレストランで有名人が出てくるのを捕まえたくてうろついているパパラッチたちなんかほんとに役に立たないんだよ。ぼくのフィリップ・トレーシーの黒のフェドーラ(帽子の一種)が土砂降りの雨の中吹き飛ばされて、溝に浮いてるっていうのにさ。どっとやってきただけじゃなくて、あつかましいサルどもだったよ。おまけにぼくはロンドン一ファンキーなクラブのファブリックでDJをしに行くところだったんだ。
カメラマンたちはぼくを追いかけてきたんだ。で、帽子が道に落ちたんだ。ぼくはいったん帽子を拾って、あいつらに怒鳴りつけたんだ。出て行けって。でも、そのうちの一人があるコメントをはいたもんだから、ぼくはショーン・ペン的なかんしゃくをちょっと起こしたよ。醜すぎたんじゃなくて、そのうちの一人がぼくのところに来て言ったんだ。「お前をものにしてやるぜ、さあ」ってね。もちろん、パンチをくれてやったさ。あいつは「あんたはそんなに大物じゃないね」ってつぶやいて去っていったよ。奴はエリザベス・テイラーより大物だって意味で言ったのか?ビートルズよりか?ザ・ウンブルズか?もしかしてテレタビーズのティンキー・ウィンキーか?
彼らがぼくのあとを追いかけて時間を無駄にしている間に、もっと追いかけるに値するマドンナみたいなスターを見逃していたのかもしれないよ。でなければ、誰が知るんだい?撮られた写真の半分はめったに見られないもので、ビルやレストランの外で待ってるような類のカメラマンはよい写真を知らなかっただろう。もし、よい写真が冷たいマスで彼らをひっぱたいたりしていたらね。
ぼくの捨て台詞は「雨の中立ってるなんて、君たちも馬鹿だよね。ぼくは君たちの立場よりも自分のほうがましだよ。」もしもぼくがジ・アイビーで食事をしても、姿を見せたりしなかっただろう。ぼくはめったにそこでは食べないんだけどね。ぼくは自分のミュージカルの「タブー」のミーティングを出たところだった。で、運の悪いことにそのオフィスが同じ通りにあるんだよ。
ぼくは似たような出来事を思い出すよ。みすぼらしい格好で芝居小屋から出たところで、カメラマンがぼくの写真を撮っていいか聞いてきたんだよ。だからぼくは「撮らないでくれないかな。」って言ったんだ。するとそいつはぼくを刺激するみたいについてきたんだ。奴にはぼくが殴るってことがわかってたんだ。仏教徒らしからぬことだけど、ときどきぼくの中のアイルランドの大工の血が勝ってしまうんだ。ぼくはドリー・パートンの「人前に出るときの振舞い方教室」に戻るときなのかもね。考え直してみると、ぼくはバッグにレンガを入れて持ち歩くことになるかもね。

ぼくがベッカムズのことを書いてしばらくたつけど、ぼくは今HIVとエイズの募金イベント用に個人的にデヴィッドにサインしてもらったサッカーのシャツのことでマンチェスター・ユナイテッドともめてるんだ。ぼくは問題のシャツを買ったんだ。チャリティの世話人たちは自分たちもまだ手に入れてないって言ったから、ぼくも喜んで待つことにしたんだ。彼らが2年もたって送ってきたシャツは、不細工で、にせもので、大量印刷された古いスポーツ洋品店ならどこでも買えるものだったんだ。そこにサインが印刷されてたんだ。ぼくは特別なものをもらえると思ってたんだよ。
電話がマンチェスター・ユナイテッドに入って、お金が会議の席上でパイプみたいにまわされたんだ。心配しないで。ぼくは自分のシャツを手に入れるまで戦闘態勢だよ。もしデヴィッド(・ベッカム)がゲイのアイコンであることを誇りに思うなら、本物を尊重すべきだね。実は、がんばるのにもっといいのはサイン入りのブリーフとTシャツなんだろうけどね。

ブリトニー・スピアーズとジャスティン・ティンバーレイクが別れたんだけど、これってぼくが首を突っ込んだからなの?(冗談だってば!)でもぼくはカップルたちが永遠の愛を誓っているのを聞くと心配になるんだ。それっていつも彼らが自分たちを納得させるかのように聞こえるんだ。
なつかしの全面広告があったよ。リチャード・ギアが出て来て、メディアに彼とシンディ・クロフォードにお互い平和に恋愛させてもらうことを求めるというものだった。瞬きをしているうちに、彼らの結婚生活は終わってしまったけどね。ぼくにはブリトニーとジャスティンのうちどっちに新しい恋人ができたのかなんてわからない。ぼくはジャスティンOKなんだけどね。でも頭はずっとそっててね。


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