本日のカルチャー・クラブなもの(2002年8月分)


2002/08/31
boygeorgedj.comに今月のお写真ということで、ボーイ・ジョージや「タブー」のメンバーの写真がアップされてました。おなじみの写真に混ざってジョージは新しい衣装を披露してます。白地に誰かの写真のプリントがされてるんですが、写真がいまいち鮮明でないので誰かは不明です。ベッカムかとも思ったんですがちょっとちがうみたい。まあ、ベッカムだったら肖像権でもめそうですしね。一体誰なんでしょうね。


2002/08/29
8/26の続き

ぼくは自分を攻撃してくる批評家を攻撃するのを止めるつもりはない。ゲイリー・マルホランドは、(むかつく)くそったれのモジョと区別して、ぼくのレコードを「面白みがなくて耐えられない」って言ったんだ。そしてぼくの歌の一つを「髪が決まらない日のウェストライフ(水中生物かよ?)」って引き合いに出したんだ。夢の中で彼らはぼくをライターとして触れられたのだろうか?それにぼくはアルフレッド・ザ・グレートやエリザベス1世くらいに人気があるんだから、彼を断頭台に送るべきなんだ。明らかにクイーンたちはかつてほどのパワーは持ってないよ。

読んで泣いてくれ、ゲイの男だけが、女性のポップ・アイコンにナイトクラブでパンティーを脱がせてお土産にプレゼントできるんだよ。問題の女性はピーチーズだった。歓声を上げた「ニュー・ビート・エレクトロ」のクイーン。アメリカでは終わってたけどね。
ロンドンのNag, Nag, Nagでむさくるしいけど素晴らしい出会いだった。スタイルのゴールデン・ルールはもっともっとあると気づいたかなり若い人たちであふれてた。
ジョニー・スラットが回してたんだけど、彼が次の日にメールをよこしてきて、ぼくがピーチーズのパンティーで何をしたか知るように要求してきた。
パニクるなよ、売る気はないから。彼らはぼくのポッシュ・スパイスのサインの入った写真や、イヴァーナ・トランプのウォーホルスクのピンナップやパム・グリアのフレームの付いたサインに入って来るつもりだったんだ。公式なアイコン(もしくは目障り?)だって感動するんだよ。
先週タブーに来た気難しい年配の女性にとってのものじゃないよね。彼女はカルチャー・クラブを見るつもりはないと思うし、悪い言葉で男性のパンツをはいた女性がいるなんて非常識だと思う。エミューの格好でラテックスで濡れてぽたぽたやってたのがぼくだなんて思わないと思う。ぼくが気づいて「それはぼくさ」ってささやいたら、「知ってるわよ.あなたは自分をだめにしてるわ」って返事した。
舞台は文明社会から追放された機能不全の変人たちの物語だ。慣習にとらわれないショーとして作られた。もしぼくたちに出口を示した人が戻ってきたときに歓迎する品位があるなら、彼らも優しさと多少の責任を取るべきだね.


2002/08/26
8/25のボーイ・ジョージのコラムから。ネタ元は100% Boyから。

グレートなイギリス人に選ばれて光栄
トップ100のイギリス人に選ばれるなんて本当に光栄だよ。宮殿で勲章や位をもらうより満足さ。でも、何で(嫌味じゃないけどさ)レコードセールスに反映されないの?
ぼくの最新アルバムU Can Never B2 Straightは2週間前に出た。ぼくの長い曲がりくねったキャリアの中ではいい評価をもらった。最大のジョークは(だってレコードはグラハム・ノートンがチュチュをつけたくらいに陽気なんだから)最悪の論評がゲイの評論家から出たこと。もちろんぼくが何回も指摘したように、我々オカマたちは大きなピンクの家に一緒に住んでるわけじゃない同じ音楽を楽しむとも思わないし、感じない。でもまだ自分の仲間からちょっと有利なスタートを期待するものなんだよ。
ぼくのインターネットのサイトwww.boygeorgedj.comでは、一部の女たちや異性愛の奴とエミネムがいかに嫌いかってことで戦ってきてる。彼らはぼくにジェラシーを感じて頭がでかいとか、無礼だとか責めるんだ。で、エミネムが天才だって言い張るんだ。この際はっきり言っておくけど、エミネムは才能がある。でも彼がぼくのトップ100アーティストに入らない理由は、彼が自分のスキルを、嫌ったり馬鹿にしたりするのがいまだ許される最後のマイノリティーを虐待するのに使っているからさ。
ログオンしてくれる中には、ぼくはホモセクシャルであることについてやりすぎだって言う人もいる。うん、多数派やデイリー・メールのライターのピーター・ヒッチェンスはいつも視野が狭いんだよね。マリア様の苦境ってことになるとさ。
先週ぼくは公式にラジオ1から締め出しを食らった。ぼくがそこを焼き払ってやりたいなんて言ったからなんだけど。もちろんぼくはラジオ2,3,4,5のクルーにも警告するつもりだった。だって彼らはビルを共有して、協力的な団体だからね。ぼくはとげとげしかった。でも放火趣味はないよ。パイレックスのお皿だって持ってないくらいなんだから。でも謝らないからね。ラジオ1が嫌いなんだ。近いうちにぼくの曲をかけさせて思い知らせてやる。

(続く)


2002/08/15
8/14の続き

デイリー・スター紙に栄光あれ。彼らはマイケルジャクソンとぼくとどちらがかわいいか投票することに決めたんだそうだ。明らかに彼にはぼくより熱心なファンクラブがある。でも、ソニーの重役とを一緒に回っている彼の写真に「よくて、悪くて、醜い」ってスローガンを自分で言ってると思うけどな。ジャクソン氏はここ何年も自分を白くすることにかけている。レイシズムに反しない?僕を誤らせないでよ。彼を尊敬してるんだ。でも、彼が僕よりかわいいってのは無茶。僕の鼻にはかなわないよ。空気力学的にも君を4時間でニューヨークに戻しちゃうだろう。もっと大事なのはぼくのあごが魅力的じゃないこと。ジャクソンの横の僕の写真はちょっとドラッグのオーソン・ウェルズみたいだった。でも写真も取ってる間も、パパラッチの半分はよく見もしないんだ。


2002/08/14
8/12の続き

このことは帝王の正気さへの疑問と彼への軽蔑を同じくらい起こした。
まず、ドラッグ・クイーンのかつらを引っ張ったり、帽子を取ったり、彼らの衣装やフロックをとにかく妨げたりしてはいけないんだ。それはこぎれいにした女性のところに行って、ドレスを裂くようなものなんだ。
でも、別の色、別の顔をして天のディスコに旅立ってしまった。悲しいことに、このコラムはインタラクティブなものじゃない。涙がこのページから出てきちゃうだろうからね。
バーネルは、世界中のクラブから素敵に見てもらえるように雇われた。彼がイビザのパチャクラブで跳びまわってるのを見たことがあるよ。ぼくらはしっかり塗りまくり、ドレスアップしまくりだった。暑さはドラッグの敵だったけど、ぼく自身みたいに太陽を否定して、自分の作品を溶かしてしまった。リー・バウリーの死後「街の変人」のマントを受け取ったが、落ち着いてやり遂げた。ロンドンは彼がいなくなり、色を失った。寂しくなるよ。明らかに、神様はひまわりが欲しくて彼を呼んだんだ。

(続く)


2002/08/12
8/11のボーイ・ジョージのコラムから。ネタ元は100% Boyから。今日はちょっと手抜きバージョン。

素敵なスターは永遠に
ある晩、タブーに出た後ぼくは気がつくと中華料理屋でおかしな奴ともめた。ちょっとしたジョークの後で。「君ってボーイ・ジョージ?」で、「いや、ぼくはランディ・クロフォード。」と答えたんだ。奴はぼくに向かって叫んだんだ「エイズ感染者」って。
そうやって決めてかかることってある種犯罪だったから、そいつを殴って知ったかもしれなかった。でも、負かされたくない奴に訴えられたくないし、USのトークショーのホストのロジー・オドネルのおかげだけどブロードウェイにも行きたいから、もめなかったよ。
悲劇は翌朝。友人のバーネル(100%BOYに写真あり)が「差別されちゃいない病気」で亡くなったのを聞いた。どんなにひどい言葉が言われたか分かるよね。実は悲しくって何もいえない。バーネルはディスコを変えたって言われるめったにないカラフルなキャラだった。彼が巨大なひまわりや自作の引出し付き食器棚や鳩時計を頭につけたりした重力無視の衣装をつけてるのを見ただろう。あるとき彼はブラウンズと言うナイトクラブのプリンスのパーティーに鳩時計を頭につけていったんだ。そしたらそのノイローゼのマンチキンは用心棒にバーネルを廊下に引きずり出して、ストリップにしたんだ。プリンスと来たらその時計を頭につけてもらって、バーネルには帽子にビデオカメラWPつけて忍び込んでもらうためにね。

(続く)


2002/08/11
The Devil In...abebooks.comという本屋さんの検索ツールと結託しているそうです。で、何が可能になるかと言うと、世界中の3500万以上の絶版書を探せるのだそうです。The Devil In...にも一部紹介されてましたが、懐かしい表紙がいっぱい出てきてちょっと感動してしまいます(2ページあります)。


2002/08/08
最近リリースされたボーイ・ジョージのソロアルバムU Can Never Be 2 Straightですが、タブーでも使われたIch Bin Kunst, Bow Down Misterにカルチャー・クラブでも歌われたFat Catなど全て新作ではないそうです。でも、これからボーイ・ジョージを聞こうという人には取っ付きやすいかもしれません。さらに日本盤のリリースは9/19で2427円(HMVによる)、どうやらアメリカでもリリースするようでCDNOWによると8/20に29.99ドルと言う数字が出てました。

(↓でサンプルが聞けます)
CDNOWのU Can Never Be 2 Straightを紹介するページ


2002/08/07
8/6の続き

これはぼくが関わってる戦争だ。ラジオ1はティム・ウェストウッドの明らかにホモ嫌いなラップショーを放送したり、ブラック・ミュージックの放送局をはじめようとしてたりする。ぼくはテイムが好きだからホモ嫌いだねって言う気はない。でもラップ・カルチャーもブラック・カルチャーも慣習にとらわれないライフスタイルと言うことでは、決して開放的なものじゃない。デステニーズ・チャイルドやトゥイートのことを言う気はない。でもオカマと言う言葉を使うラッパーや、ヘンなヤツって侮辱的なレゲエソングを聞いた日には、爆発するよ。
ブラックミュージックの局は格闘中のブラックアーティストにはいいよね。でもそれってそのアートを囲い込んじゃうことにならないかな?ここはいろんな文化がショッピングモールではじめて会うアメリカじゃないんだ。ラジオ1にとってはいいんじゃないの?リスナーも減ってるんだし、水門を開いてもっと心を広くした方がさ。
ぼくたちは今音楽を区別して差別する箱に詰め込もうとしてる。そう、アメリカは言論の自由が好きだし、その点じゃジョージに拍手するよ。でも、彼、エルトン・ジョンみたいに、自分の文化の泡から思い切って出て冒険して、ちょっとはバスに乗る必要があるよ。ラジオ1もしかりだね。


2002/08/06
8/4のボーイ・ジョージのコラムから。ネタ元は100% Boyから。今日はちょっと手抜きバージョン。

偏見はポップスの世界じゃしっかり生きてる
明日、You Can Never B 2 Straightをリリースする。1995年のCheapness & Beauty以来だ。このアルバムでは自分がどうやって言おうとしてるかを初めて試みてる。覆い隠してもなく曖昧でもない。初めて試してみたのは、The Eyes Of
Medusaって学校に行ってたころの詩をちゃんとまとめたこと。1981年だった。カルチャー・クラブがレコーディング契約を固めようとして、EMIレコードからセッションを依頼されたんだ。
アダム&アントの成功はすごい髪型でアイライナーの奴なら誰でも求められるってこと。もちろん、ぼくのバンドはすごい衣装以上のものを持ってたと信じてた。でも振り返ると、ソングライティングの柱になるものをいっぱい学んだ。例えば、当時「he」って歌えないことを知らなかった。エンジニアは途中でぼくを止めて「ねえ君、sheじゃなくてheって歌ってるように聞こえるんだけど」と言った。世界が変わればいいのにって言えれば良かった。でも、20年経って、世界は一見よりリベラルになってるね。
今週、トニー・MPとかがホモセクシャルとしてカミングアウトした。ウィル・ヤングも公表しているゲイ・ポップ・アイドルとしてナンバー1に輝いた。ジョージ・マイケルさえもShoot The Dogで論争をおこしている。でもそれが爆弾になるみたいで、ウィルのキャリアは小さくなっちゃうんだろうね。
ぼくはジョージ・マイケルのインタビューを見た。彼と一緒にいたいなーと思う(いい奴としてではなく、にっくき相手としてね)一方で、ポスターの前も通れなかった。人は彼を漫画に描いて、70年代のゲイのクローンみたいだった。ぼくの最初に反応は「他のヴィレッジ・ピープルはどこ?」だったよ。
ぼくは歌詞を聞いてる悲しい人間の一人なんだけど、ジョージはヒューマン・リーグの歌詞と曲を持ってきて「ぼくは真実や愛は信じる。でも天に神様がいるかはわからないんだ」と歌った。
自分は“War, war is stupid and people are stupid”って歌って自分のキャリアを壊してしまったから、政治に自分自身をつっこむと不安定な地位に置かれるってわかるんだ。ジョージがOutsideをリリースしたときみたいにね。
ポップ・シンガーやアーティストが政治のことを話したり、そうなる権利はないって言うつもりはない。でも、Shoot The DogはぼくのThe War Songみたいに、ほとんどボブ・ディランとは違う。おそらく Careless Whisperみたいに偽のガールフレンドがいなくて自分の本当の愛に向けられた曲の方が賢明なんだろうね。
ぼくは団体よりも個人の政治の方が気になるよ。だってポップ・ミュージックにおいては自分たちは歌いたい人を歌えないってのは不正だから。ぼくはだまされたような侮辱されたような気分だ。エミネムの怒りを支持するけど、ゲイに関する歌には触れもしないこの開かれた総括的な世界のメンバーの一人としてね。愛のことだよ、セックスじゃないんだ。

(続き)


2002/08/03
100% BoyTHE BLITZ KIDSにボーイ・ジョージがリー・バウリーに扮して、タブーのほかのメンバー(?)と一緒に"Ich Bin Kunst"をロンドンのあっちこっちで歌ってるところがアップされてます。(100% Boyにはビデオつき。)ダブルデッカーに乗ったり、ビッグベン&国会議事堂前の橋をあのカッコで歩いたり…なかなか見どころがホーフでございますよ。


2002/08/01
ついにでました。The Devil In...に先日7/6と7/7にリバプールとロンドンで行われたコンサートの動画がアップされてました。特におすすめはThat's The Wayです。全く個人的なコメントですが、私もライブレビューにうそを書いてないことがわかってほっとしました。


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