本日のカルチャー・クラブなもの(2002年12月分)


2002/12/31
12/30の続き

もちろん、ITVはシェリー・ブレアと同じくらいずるがしこい。そう、そのレディーときたら法律は知っていてどうやったら破らないかもわかってる。そして、われらが首相と結婚していて、社会主義者とみられてるんだ。温室にいる人々が石を投げるべきじゃないよ。だれがあっちこっちで物事をごまかしたことがないと言うんだい?限界はあるけどね。
十戒は健康的なパラメーターだよ。ぼくは「男は男と寝るなかれ」とは思わない。けど、うそをついたり、盗んだり、殺してはいけないと言うのは間違いだってのはみんな知ってる。欠点のない人はいない。でも誤った行為を認める勇気を持つべきだよ。ぼくを信じていい。シェリーは馬鹿じゃない。
彼女のことは、ぼくがね、口紅のつけ方がわからないって世界中に言ってるようなものなんだよ。

音楽産業に話を戻そう。ぼくはどっちに立っても利点があるんだ。メジャーなレーベルとも契約してるし、インディーズの会社もやってるしね。曲をラジオにかけてもらったり、店においてもらうのがどんなに難しいかわかってるよ。スーパー・マーケットはレコードをストックすることを認められるべきじゃない。自由な取引は原則的に偉大なものだけれど、実際には点滅する信号にはまった馬みたいになっている。選択肢が多すぎることは、選択肢がないことなのだ。
Asdaとか、Woolworthsなんかの大手チェーンがポップスの販売に乗り出し、大きなマーケティングのキャンペーンでレコードをただ溜め込んでいる。こんなお店でインディーズのレコードを買おうとしてごらんよ。混乱するから。
メインストリートのレコード・ショップは絶滅してしまっている。そして新しいバンドを見つけようとする間隔はわれわれの業界がアメリカナイズされてることで妨害を受けている。もし、これらの店がインディーズ部門を大事にしてくれていたら、ぼくの気持ちは違ってたはずだ。もうほとんどチャンスはないよね。彼らが溜め込んでいるタイプの音楽は冷凍の豆と等しい。これはみんな7インチレコードセールスを、かつてないほど下げてしまった「たるみの中のできもの」工程のおかげなのだ。


2002/12/30
12/29のボーイ・ジョージのコラムから。ネタ元は100% Boyから

パックずみのポップスは本当の音楽を殺してる
イギリスの音楽産業に関係して何でも文句を言うとしたら、決まってひどい奴とか嫉妬してるとか責められるものなんだ。いいよ。ぼくはその非難には一理あるとして喜んで受け入れよう。でも、それじゃすべての空白を埋めたことにはならないよ。ぼくが「たるみの中のできもの」アーティストと呼んでる人たちに関するぼくのコメントは意地悪よりも意見なんだよ。
ITVのようなテレビ局はきりもなく「ポップスターの作り方」的番組を作ってて、自分たちのパワーでひどい小細工をしてるんだ。ひどいもんだよ。彼らは影響を受けやすい子供たちを、芸術的な誠実さや才能はもう必要ないって信じさせて洗脳してるんだ。テレビの世界で手綱を握ってる人たちは、何でもあるレベルまで売り込めば、レコードセールスを引き上げることができることをよく知ってる。これは潜在意識に働きかけるインサイダー取引という文化の形だよ。証券取引所でやったら、ムショ行きだろうね。
少なくとも、これらの番組の裏ではレコードセールスで潤ってる人もいるよ。そして例えテレビ局じゃなくても、視聴者や広告の増加でかなり稼いでるんだよ。彼らは音楽産業を壊してるよ。ニック・リーソンがミリ・ヴァニリに会ったところを考えてごらん。ヴァーチャル・ポップデュオのふりをして行きづまっちゃったかわいそうなぼくちゃんたちは、グラミー賞を返さざるを得なくなったんだ。
もちろん、ポップスと市場操作は意外な取り合わせではない。60年代には、ブライアン・エプスタインはザ・ビートルズというある意味最初のボーイ・バンドを作り出すためにトリックを使った。彼らと最近のグループとの違いは彼らには才能があり、グループを自分たちで結成したということだ。たとえブライアンがスーツを着るように彼らを説得したり、彼らに向かって叫んでもらうように女の子の観客を手配したとしてもね。現在の「スター」のうち何人の人が活躍して、40年のうちにビートルズと同じくらい重要になるんだろうか。彼らは自分たちの力を取り戻し、創造的な展望を永遠に変えていく音楽を作っていくんだろうか?

(続く)


2002/12/26
BOY GEORGE AN AWESOME TALENTによると、カルチャー・クラブのボックス・セットがアメリカでも発売になるそうです。発売日は1/28(火)でUSのAmazonでの値段は59.98ドルでした。Amazonの購入画面で収録されている曲を調べると、Peculiar Worldが抜けてました。果たしてこれはただの手違いでしょうか、それとも本当に入ってないのでしょうか…?


2002/12/24
ひさびさに立ち読みTake It Like A Man。

1984年、ボーイ・ジョージはアメリカでのツアーが終わったあと、ニューヨークにとどまって友人とゆったり過ごす予定だったそうです。ところが夜中にかかってきた1本の電話がその予定を狂わせることになってしまいました。電話の主は「ジョージかい?ボブ・ゲルドフだ。今すぐロンドンに戻ってきてほしいんだ。」と一言。これで早朝5時にたたき起こされたジョージはわけがわからず、トニー(トニー・ゴードン?)に相談すると、彼は「ボブ・ゲルドフはチャリティー・レコードを作ろうとしてるんだよ。君も参加すべきだ。」と言ってきました。
結局ジョージはボブ・ゲルドフの依頼を承諾して、朝一の飛行機を取り、夕方にはロンドンに到着。7時間のフライト後、ぼろぼろになりながらもノッティング・ヒルにあるサーム・ウェスト・スタジオに到着したそうです。

到着後、ボーイ・ジョージはあのDo They Know It's Christmas?を録音するのですが、スタジオに来るまでには、こんなすったもんだがあったんですね。


2002/12/23
12/22の続き

今年は仕事面でもプロフィールの面でもすごくうまく行った年だった。でもぼくは素敵な男性への愛のためにそれをすべてあきらめたかもしれないんだ。仕事は人生やそのわずらわしさを避けるのにいい方法だよ。でも時には思い出さないとね。自分たちは何か好きなことをやって報酬を得ているか、どんなに自分が特権を得ているかを。
今年はまた穏やかなものになるはずだった。というのも、東洋の星占いではぼくは"1"に入ってるんだ。ここに入ると内省と落ち着きのときになるんだ。うん、穏やかな年ではなく、自分が何か特別なものだと思う欠点や思い込みがすごい特徴を伴うものなのだ。
いい?それが初期のころからぼくが抱えて過ごしてきたものなんだ。でもほんとは奴らは人が流行に乗ってようがいまいが、つつきたいんだよ。ぼくは今年自分が思う以上に知らない人と向き合ってきた。中には手痛いのもいた。でも、それは80年代からタクシーの運転手やぜんぜん知らない人がぼくに言ってきた有名税なんだ。ぼくは自分がビッチになるかもしれないってわかってる。でも、何度馬鹿たれに耳元でカーマ・カメレオンを歌われて、そして「うわーすっごい本物!」と無礼に騒がれて我慢したか。物事の一大計画において、人間のエネルギーってのはうまく行かないこともある。タイミングがすべてなんだってことを受け入れないといけない。。でも飲んでるときにアプローチをかけても、タイミングはいつも逸するものなんだ。
ぼくは最終的に受け入れたよ。あらゆる人に自分を好きになってもらうことはできないことをね。それは考えられうると言うか、考えないといけない狂気の沙汰なんだ。
ときに、「愛情を持って受け入れ、憎しみを持って排除する」というのはうまく行かないんだ。大事なのは自分に正直であること、自分の性格から行動したことを認めること、そして自分や他人を許すことを覚えることだね。


2002/12/22
12/22のボーイ・ジョージのコラムから。ネタ元は100% Boyから。

お祝いのとき?ぼくの心は揺れているよ。
クリスマスといえば、ぼくは自分が「ふふん、ペテン師」になりうるんだ。自分が「お祝いの時期」に子供のように楽しむとは思えない。でも、今年ぼくは大いにがんばってツリーを飾ったりした。トリム・ア・ツリーという会社が、12フィートの巨大なもみの木とふにゃふにゃした光り物を一箱持ってふらりとやってきたんだ。45分もしないうちに、ぼくの木はスタイリッシュなドラッグ・クイーンが「起きて!クリスマスよ!」と叫んでるように見えた。
もちろん、指一本動かさないで木を立ててもらうなんてひどく甘えてるよ。でも、それが怠惰から来てるとは思ってはいけない。もしくは1年のこの時期、多くの人にとって最もさびしい時期のひとつであることを、ぼくが知らないだなんて思ってはいけない。手始めに、年月がどんなに早く過ぎているか思い出したり、あらゆる人が人生に現れては消え、また世を去ったりしていることを思い出したりする。
去年のこの時期、ぼくは短かったけどすごく情熱的だった関係に終止符を打った。そしてクリスマスが忍び寄るにつれて、自分がその人のことを考えていることに気づきちょっと憂鬱になった。もちろんぼくはふたご座だからいつも2つの気持ちのうち、ひとつの肩には黒い天使がいて「行け」と言うし、もう一方には白いふわふわした羽根の天使がいて「克服せよ」と言うんだ。ぼくはつらい思いをして覚えた。アドヴァイスは与えるのは簡単だということを。そして、友人が心痛をかかえてぼくのところに来るとき、ぼくはよいアドヴァイスを与えることにできるクイーンになりえるのだ。
ぼくの問題は、自分の心をそわそわさせる人に会うと、あまりにすぐに飛びついてしまう傾向があることである。すごくスイートな人が最近言ってくれたよ。「(肉体的にも精神的にも)友情を築くのが一番遅い人が一番パワーを持ってるんだ。」って。そうさ、でもふたご座は愛や仕事、人間の能力が正直でオープンにするということになると、ほんとに我慢ができないんだ。何年か前にぼくの最大の問題は人の話を聞けないことだと言われた。2つのジレンマを持って生まれた人はしばしばあまりに早く人を判断する。たとえ自分たちが判断されるのが嫌いだとしてもね。

(続く)


2002/12/22
世の中にはチケットの半券をネットで公開しているサイトもあるのですが、その中にカルチャー・クラブも入ってました。日付は82年の11月。ちょうど「君は完璧さ」がヒットしてブレイクしはじめたころのものになります。まだまだ新人なんでしょうか。入場料が3ポンド50ペンスでした。安い〜。

Six String Street


2002/12/19
調べ物をしてHMVのサイトを見ていましたら、もうボックスセットのレビューが載ってました。しかもレビューを書いた3人ともが、星10個のフルスコアをつけてました。みんな好きだね。

HMVのボックスセット購入ページ


2002/12/18
THE BLITZ KIDSに80年代のボーイ・ジョージとジョン・モスのツーショット写真が4コマ漫画になって載ってました。どうやら日本の雑誌からの切抜きのようで、セリフは全部日本語。ただ日本語のセリフ部分が一部落ちてて、肝心のおちがよくわかりません。が、結構笑えます。

THE BLITZ KIDSのジョンとジョージの4コマ漫画


2002/12/17
100% Boyのニュースにありましたが、カルチャー・クラブのダブリンライブの日程が変わってました。最初28日の1日公演、次に28日、29日と2日間公演の話もあったのですが、結局29日の1日公演となったそうです。で、28日公演のチケットがそのまま有効になるそうです。

日時:12/29(日) 開場7:30pm 開演8:30pm
場所:Vicar Street(アイルランドのダブリン)
料金:40ユーロ(全シート同一料金)

チケット購入画面(ticketmaster)


2002/12/16
12/15の続き

大物、もしくはひどい奴?は似たようなことを考えるものだ。先週、この世でもっとも偉大なソングライターのジョニ・ミッチェルはマドンナを音楽を破壊していると非難するコメントを出した。ちょっと厳しいけど、おそらく、ジョニは熟考した一人ではないはずだ。マドンナはこれには傷ついたと応じた。彼女にとってはジョニはアイドルの一人だったから。ジョニはこうも言ったんだと覚えておかないといけない。「ビートルズはすばらしいメロディーのセンスを持っていた。でも基本的に野暮ったい。」「ビリー・ホリディはそのギャラに見合う唯一のシンガーだ。」OK、ビリーはみんながついていくのには大変な舞台をするよ。ぼくはジョニの他の見解の「はきだめとしての音楽ビジネス」には賛成なんだ。

はきだめと言えば、先日Apogeeというタブーのとなりにある食堂でおきた事件は何てことだったんだろう!そこは3フロアあるのに、ウェイターときたら一日のある時間はほんとに仕切れないんだよ。で、ぼくは言われたんだ。「ここに来てどこにでも座れるわけないでしょ。」ショーが始まってから、彼らのビジネスは景気づいたよ。ぼくはウェイターやウェイトレスには親切にするようにしてるんだ。大変な仕事だからね。でも多分彼らは名前をApologyに変えるべきだよ。彼らって文字通り自分たちを食べさせてくれる人の手をかんでるんだからね。
あと、このエリアには他にもカフェがあって、角のBella Pastaじゃ快適なだけじゃないんだ。そこのウェイトレスは「あなたのような方に来てほしいわ」ってぼくに言ってくれたんだ。ぼくがイケてるって思ってくれる人がいることを、天に感謝するよ。


2002/12/15
12/15のボーイ・ジョージのコラムから。ネタ元は100% Boyから。

騒ぎが起こるということは単にイケてないだけではない
ぼくとはじめて会うとすごくがっかりする人がたくさんいるのを知ってる一方、変な日に会ってしまうと古い歌にもあるように「第一印象が最終印象」ってことになることも知ってる。
ご存知のように、ぼくは熟考しており、ここにテーマがある。だからぼくはNag, Nag, Nagでプレイしながら、かっこよく見せようとしないのにかっこよく見える男、クリス・カニンガムというビデオ・メーカーでアヴァン・ギャルドの天才で忘れられた人を見かけた。彼がぼくの前を通ったときに訊いた。「クリス・カニンガム?ぼくはあなたの作品が好きなんだ。ほんとに上手だよね。」すると彼は答えた。「くさい爆弾でごめんね。」ぼくは混乱していた。彼がキングス・クロスのサハラ・ナイトの最近のギグで説明してくれるまではね。ぼくが回している間、友人にくさい爆弾を放ってもらったんだ。
ぼくはわざわざどうしてとは訊かなかった、もしくは実際に覚えているんだが、突如としてぼくが思ったのはクールな奴が校庭のいたずらっ子に変わったということだった。「おー、あなたってぼくが思ってたよりもずっとショッキングだね」ってぼくは答えた。ぼくが歩き去るとき、「すっごく悲しい」って思った。そして彼がマドンナのビデオを撮ってたのを思い出した。だから、たいていの人たちは代償を払うことになるし、そのことはその人たちはそんなにイケてるはずないってことになる。彼はFrozenのビデオ、マドンナが砂漠でデザイナーのように身もだえしているビデオを撮ったんだ。
彼がすごく封建的なポップスの「王朝」に対して非礼であるという話は伝説的だけど、彼女には彼はひざまづいたんだ。
ぼくはマドンナのことをいつもダーク・エイジの不愉快な金持ちクイーンと思ってる。指を鳴らして「トップのビデオ・メーカーと一番ホットなリミキサーを呼んでちょうだい」って要求するんだよ。才能じゃなくて金がほんとにものを言うんだね。マドンナが才能をなくしてるとは言わないけど、彼女はニーナ・シモンやジョニ・ミッチェルじゃない。だからムッシュ・カニンガムがくさい爆弾を放ってもらったとき、本当は何に逆らってたんだろう。おろかな眼の中にあるぼくが法典を説明しているという事実かい?もしくはソニー・アンド・シェールのポップスの名曲のTramps And Thievesを聞くのが気がかりなのか?それとも、彼を狂わせたのはシャーリー・バッシーだったのか。明らかにユーモアのセンスのない奴もいる。そしてそれがポップスを殺してる。そしてほかに何もなければ、それは戦う価値があることなんだ。

(続く)


2002/12/12
12/16の10:00pm-11:15pmにNHKのBS2で「伝説のスーパースター大全集」があります。4夜連続の初日に当たるこの日は、80年代ベストポップス特集としてデュラン・デュランやワム!などといっしょにカルチャー・クラブも取り上げられるそうです。12/22には同じチャンネルで7:20pm-10:00pmまで「生リク!伝説のスーパースター大全集」としてリクエストを募集するそうです。

NHKオンライン


2002/12/10
12/9の続き

たいていはぼくはこれを自分が見つけた道、自分が選んだキャリアの対価として受け入れている。でも、人に向かって集団で歩いてきて、「あのオカマがいるぜ」なんて言うことは、何てうんざりすることかわかるはずだよ。
だからちょっとあまりにも参ってしまうときがあって、ぼくはぴしゃりと言ってしまうんだ。おかげでアンディ・トンプソン氏をパンチするようなことが起きてしまうんだ。彼はSweet Suit clubを経営してるんだけど、鼻を折ったかどでぼくを訴えたんだ。ぼくたちは裁判所の外で決着したけど、悲しいことに彼がどれほどトラウマを受けているか言うことを認められなかった。
今、彼はLWT TVの番組のCelebrities Behaving Badlyに出ているそうだ。彼は騒ぎの支払いを受けるのだろうか。ぼくは親切にも自分の側の話を求められてきた。実のところ、ぼくは出る気も彼にまた会う気もない。例えぼくが彼に払っただけのバカみたいな金をぼくにくれたとしてもね。むしろその金は消防署に送った方がいい。
メディアで出版されていることと反して、その事件は正当な理由がないわけではなかった。ぼくはそのクラブのオープニング・ナイトでDJをやった。それもすごく割引料金で。おまけに支払いに2週間も待たないといけなかったんだ。たくさんお客さんを呼んだのにね。でもぼくはその取引とたいていの大きなDJよりもずっと少ない料金に合意したら、お金には絶対文句は言わない。ぼくが過去に稼いだり、これからたくさん稼ぐかもしれないという事実に関わらずね。
さらに重要なことは、「ぼくが誰だか知らないの?」って言葉を使ったことがないってこと。友人にはプライベートで「こんなこと80年代には起こらなかっただろうね。」って冗談で言ったことはあるよ。ぼくは自分のキャリアでいま自分はどこにいるかということには、とても現実的なんだ。幻滅して苦しむことはしない。
だから、トンプソン氏をぶん殴ったぼくの業はお金の面ではかたがついてる。でも彼のほうで問題を起こしたらどうなるんだろう?さらに面白いのは先日の夜イーストエンドのMoとのチャットだった。彼女は騒ぎの元であり、地上の塩だった。彼女とトンプソン氏を同じ土俵に置いときたいよ。


2002/12/09
12/08のボーイ・ジョージのコラムから。ネタ元は100% Boyから。

インスタントな業は長引いた
熱い石炭の上を歩いたり、木を抱きしめたりする大体の宗教団体を渡り歩いてるから、正直に言うと、ぼくはみんなの宗教的な傾向を尊重する一方で、誰もが自分たちのことを崇高な人間だと主張するのを聞くとすごく皮肉屋になるんだ。これまで何年も、どれほど多くの有名人が「自分たちはとても崇高な人間だ」と言ってきたのを聞いただろう?ぼくも含めてだけど、その当時ぼくは自分の最新ヨガビデオなんか売っていなかったよ。
多くの人が危機の時代の後、東洋の宗教に目を向ける。それは古いことわざの「ブルーな時代がない限り、ブルースは歌えない」ってのにちょっと似ている。仏教みたいな宗教は、ここ地球での自分たちの行動に責任を持つように教える。雲の中でことをするのを待つのと反対にね。
仏教は天国も地獄もこの世にあって、業は(単に行動の言い換えなんだけど)インスタントなもの(ちょうどジョン・レノンが60年代に自分の歌で歌ったようにね)だと、教えてくれている。ぼくは本当の精神性は世俗的なものの中にあると信じてる。それはいかにミルク1パイントや新聞を買うかとか、さらに大事なのはいかに人と接するかと同じくらい基本的なことなんだ。
もちろん完璧な人などいないし、ときには取り乱すことも避けられない。ほんの数日前の晩、ぼくは素敵なアイルランドの男性にあった。彼はぼくにある晩ウェストエンドで会ったんだけど、そのときぼくは明らかに崇高どころな状態ではなかったんだと言った。「ぼくはもう何年もあなたのファンだったから、あなたのところに行ったんだけど、あなたは失礼でしたね。」彼はそう嘆くと、付け加えた。「酔っ払ってたんだと思いますけどね。」
おそらくぼくは失礼だったんだろう。ぼくは頑丈な体のセキュリティとロンドンを歩くような類の有名人じゃない。彼らはさらに気を引いて騒ぎを起こすんだ。おそらく気づかれずに到着するなんてできないような恐ろしく長いリムジンみたいにね。でも、無防備であること、近づきやすいことは犠牲を払ってるんだ。多くの人たちはぼくが叫ばれたり、追っかけられたり、悩まされたりして生活しないといけないことに気づいてないんだ。

(続く)


2002/12/07
今日はBOXSETの写真集の中にあったコメントから面白かったものをちょっと紹介します。(どうもここに収録されたコメントはいろんなところから持ってきたもののようです。)

ボーイ・ジョージがジョンに会ったときの話がこんなふうに出ています。

ぼくがジョンにあったとき、まっさかさまに恋に落ちたんだ。あの日、彼は自分のドラムキットを黒のゴルフから降ろしていた。ぼくはもうイチコロだったよ。アフターシェーブ・ローションをつけすぎてて、超ぴちぴちのジーンズで、車にはぶつけた傷があった。彼はもう死ぬほどハンサムだった。あの出会いとその後に続く狂気がなかったら、カルチャー・クラブは決して立ち上がることはなかっただろうし、ぼくは何人かに言われたように、ヴォクソール・タバーンでドラッグ・クイーンやって終わってたかもしれないんだ。(以下略)


2002/12/06
今日も100% Boyから。S*H*A*Mさんが掲示板にも書き込んでくださってるのですが、12/3にITV1というチャンネルでカルチャー・クラブのドキュメンタリーの放送があったそうです。で、写真がリンク先のサイトにアップされてます。ボーイ・ジョージはTV出演のはずですが、すっぴんです。マイキーはペイズリー柄のシャツがサイケで怪しいです。でも、もっと怪しいのは、ジョージの友人のフィリップ・サロンとマリリンかもしれません。フィリップは顔に帯描いてるし、マリリンはみつあみです。(二人のセンスは私には謎です。)


2002/12/04
100% Boyによると、ボーイ・ジョージはデヴィッド・ボウイのSorrowという曲を録音したそうです。テイスティ・ティンというDJとの共作とのこと。リリースは1月あたりに独立レーベルから出るのでは…ということですが、まだ決定ではないようです。ちなみに、この曲でジョージはボクシング・ディ(12/26)のCelebrity Stars In Their Eyesでまたデヴィッド・ボウイに扮するそうです。でも、ジョージがものまねしたって話はあまり聞きません。先日ジョージがボウイに扮したときも、メイクはともかく歌のそっくり度は「?」だったようです。(でもでも、やっぱりファンとしてはつっこみつつも見てみたいですね。)


2002/12/02
12/1の続き

誰にもお願いしないと言えば、スーパーモデルのジゼルは最近毛皮をつけてキャットウォークをするという悪い趣味があった。で、PETA(動物を倫理的に扱う人の会)という反毛皮狂の人たちにうまいことハイジャックされたんだ。ファッション界が毛皮に回帰することは最も悲しく、最も無慈悲に搾取すると言うことが繰り返し起こっている悪夢であるべきなんだ。そしてすばらしくて説得力のある代替品もあるってのにね。ほんとに言い訳にならないよ。何年か前に、ナオミ・キャンベルがPETAの広告に「毛皮を着るくらいなら裸になる」ってスローガンとともに出たよ。結局後になって毛皮のコートをまとってたのを見たけどね。
ぼくはバーガー・キングから、カーマ・カメレオンの使用のお願いをうけた。そして、お金は1年の稼ぎ以上だったんだ。でも、ぼくは自分の音楽を動物を殺して作る製品の広告に使わせるわけにはいかなかったんだ。
これらのスーパーモデルたちは一日1000ポンドやそこらでベッドから出てきたりしない。だから、ぼくには「あいつら金のためにやってる」なんて言わないでね。


2002/12/01
12/01のボーイ・ジョージのコラムから。ネタ元は100% Boyから。

ぼくはドーンとジュリーに帽子を掲げる
ぼくが今出ているミュージカルの「タブー」(今すぐ予約だ!)が金曜日にWhat’s On Stage Awardsのノミネートを4つ受けたんだ。わくわくするね!残念ながらぼくは前夜にオックスブリッジにドライなギグをするために出かけてたから、セレモニーに出られなかったんだ。ぼくの1才のパースディ・パーティー(覚えてないけどね。)よりもたくさんの人がいたよ。お葬式にはもっとたくさんの人がいるといいな。
ともかく、What’s On Stage Awardsではぼくがフィリップ・トレーシーにシルクハットをあげたオークションがあった。1000ポンド取れたよ。その帽子はとてもお金持ちで支えてくれるドーンとジュリーに買ってもらったものなんだ。誰だ?って聞いてくるかもしれないね。この2人の女性はぼくがタブーに出るたび毎回来てくれるんだ。それにぼくがここ数年DJをしたり、歌ったことのある国にはほとんど行ってるんだ。彼女たちは役者たちにも有名で、「どこにお金があるんだ」ってよく聞かれるんだ。おそらく、彼女たちはボーイ・ジョージのイベントに一番よく出たことがある記録として、ギネス入りするんじゃないかな。もうきっと楽勝だろうね。ぼくが競わない限りはね。
続けよう。ぼくはラコステの最新のTVコマーシャルのおしり丸出しの男のことを言ったよね。今月のDazed And Confusedマガジンを買って。(ゲイ雑誌以外で)初めて正面を向いた全裸の男性香水の広告が見れるよ。
ファッション・ハウスのイヴ・サンローランは、くさーいM7を売り出して、やってのけたよ。この広告も(また男性の香水)やってくれた。男性は実に性欲の塊だけど、これらのホモ・エロティックな広告が誰に向けられたものか聞かないとね。女が男を性の権化に変えてるのか、仕返しに、ゲイ・スタイリストが全権委任されてるのか?今週のAttitudeマガジンの表紙でカイリー・ミノーグはスタイリストのウィリアム・ベイカーと一緒に出てるんだよ。
あらゆる成功した歌手やポップ・グループの陰には密かにその服を着たがっていて、どう取り上げたらよいか確実に知ってるゲイのスタイリストがいるかのように見える。Attitudeさえ、定期的に裸ものをやって、最新のボーイ・バンドにこの国のクイーンたちを喜ばせるのに道具一式取り外させるけど、そんな無礼なものは見せないよ。おお、ぼくはお母さんみたいに聞こえるね。でも言いたいことはわかるでしょ。
実際ぼくはびっくりする要素がある方が好きだし、たいていの男も女もつつましさを包むちょっとした服を身に着けているほうがずっと素敵に見えると思うんだ。だってそのほうがびっくりする要素は残ってるし、イマジネーションをかき立てるよね。いい?ぼくはそんな体は持ってないし、誇示したい気もない。でも、ビーチも太陽も嫌い。だって衣装を制限するし、ぼくは「君をモノにしたい」タイプのクイーンだからね。それに、太陽は年寄りの肌にいいことないしね。

(続く)


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