本日のカルチャー・クラブなもの(2002年7月分)


2002/06/28
The Devil In...によると、ボーイ・ジョージの新しいDJミックスCDの"In & Out"が予約受付開始となりました。8/2に14.99ポンドでリリース予定だそうです。


2002/06/26
6/25の続き

先週ライターでラジオDJのロバート・エルムスが琴線に触れることを書いたよ。めったにないことだよ。事実上、ウェスト・エンドのいたるところでクリップボードを持った若者がいるんだ。チャリティーとか何かのために人の銀行明細を手に入れようとしてね。
ぼくはどんなチャリティーにも協力する、人種差別主義なのはお断りだけどね。でも、このオフィシャルな物乞いってのはいらいらするね。警察がひっきりなしに毛布にくるまって本当に絶望的な人を立ち退かせているときにはね。ぼくはこのクリップボードを持った物乞いにお金をやるのは全然気にならないだろうけど、銀行の明細まで渡すつもりはないよ。
ぼくは聖人じゃない。本物に見える人にはあげる。でも人はすべての玄関に立ち止まるなんてできないものなんだ。なぜ本物の女王陛下はホームレス基金を設立できないんだ?彼女の(在位50年の)お祝いの年なのに…それともお祭り騒ぎなだけなの?もしくはたぶんそういうあやしげな名誉に列をなしているばか者は、彼らのメダルも溶かして売り上げをバケツに放り込んでしまいかねないよ。サー・ジョージ?嫌だ嫌だ。サワー(すっぱい)・ジョージ?そのとおり。


2002/06/25
6/24の続き

ベッカムのワールド・カップのパーティーの後、ちょっと馬鹿な騒ぎがあった。ぼくはa crate of port(港の絵?)のオークションに入札してたんだ。感謝するよ。そのパーティーはカメラで取られてたことに。だってぼくは頼まれてもないのに、馬鹿な理由でベッカムのシャツにブーツに下着をつけてたんだからね。見つかっちゃったから、ぼくは静かにせざるをえなかった。でもぼくは港は好きじゃないんだ。きっとカレーを除いてはね。そしてこの入札者は1-2ポンド足りなかったんだ。
いいかい、ぼくは先週パニックだった。だってタクシードライバーと1週間ずっとカフェ・ド・パリの食器棚にしまいこんであったぼくのレコードをもってたどり着いたんだから。二人の友人クラブのホステスでスタイル・クイーンのカロリン・マックとトップ・スタイリストのアンディ・ブレイクが結婚してぼくはそのパーティーでDJをする予定だった。スタッフが誰もぼくのレコードを見つけてくれないから、ぼくは酔っ払って彼らにうちに来てくれればって思ったよ。
そのタクシードライバーはぼくの玄関の椅子の一つに座って、くつろぐことにしたんだ。外で待つように言われたのにね。ぼくはそこで駆けずり回ってお金をさがしてたんだ。その間彼は馬鹿げた質問でぼくを追及したんだ。で、ひとたびお金を見つけて彼を追い出して言ってやったよ。「ぼくはあんたみたいな奴に会うとほんっとにむかつくんだよ。」彼は椅子でりラックスできなくて残念だったよね。だって椅子のアームにはくつろぐときに盛り上がる男根像が彫られてたんだからね。

(続く)


2002/06/24
6/23のボーイ・ジョージのコラムから。ネタ元は100% Boyから。

年中行事への実際的アプローチ
ぼくは今41歳。そのことは気にしてない。ただまた一年なだけだよ。いいかい、ぼくはいくつも素敵なプレゼントをもらったんだ。フツーじゃないものなんだ。だって人はぼくが何でも持ってると思ってるからね。でもぼくはソックスとか匂いのするものみたいな実用的なものが好きなんだ。
ラヴリーな奴がぼくにリー・バウリーのプレートを作ってくれたよ。すごくすてきなんだ。タブーのぼくのメイクの女の子はクリス・ベイトマンって言うんだけど、彼女はすっごく才能のある宝石職人の彼氏のラスとリーの人形を3体作ってくれたんだ。彼らはぼくのキッス(あの派手な衣装の70-80年代のグループね)のコレクションがいささか地味になっちゃうんじゃないだろうかって心配してる。バート・シンプソン(リーがこんなカッコをしてた記憶があるんだけど)は実にくつろいで見える。きっと露ほども怖がってはいないよ。
ルックスと言えば、ぼくは安いクリームのポットは何ペンスしかかからないものと同じくらい効果があるというジョアン・コリンズのコメントに賛成だ。ぼくはいつも暑さはドラッグには敵だとしてきた。もしも盛装して歩き回りたかったら、ジョアンもぼくも時々やってるんだけど、日光を避けるのは賢明だね。覚えておいて。ダークグリーンのキャベツはどんなローションや薬よりも効果があるんだよ。そんなのは遺伝だって言う人もいるけど、ぼくは信じてない。
給与明細と言う点ではぼくには仕事がないから、ぼくは古いソックスを処分したり、ぼくの誕生日を考えてくれた友人にお礼の手紙を送ったり、徹底的な退屈さをどうにかできるんだ。

(続く)


2002/06/20
The Devil In...にメールを送ると、7月中のタブーの公演(土曜日の夜を除く)が一人分の料金で二人入れるそうです。どうやって入手したらよいかはここの管理人さんにメールを送って教えてもらうことになります。


2002/06/19
100% Boyにボーイ・ジョージのソロアルバムの情報が出てました。7/29にヴァージンからリリース予定だそうです。カルチャー・クラブでもなく、ダンスミュージックでもないアルバムで、典型的シンガー・ソングライター以上のものだとか。といいつつ、これまでに発表されたソロやカルチャー・クラブのナンバーが含まれてます。CCのナンバーは一応ソロ・アーティスト・ボーイ・ジョージのカバーになるんだとか。お値段は8ポンド99セントだそうです。なお曲目は以下のとおり。

Ich Bin Kunst
St. Christopher
She Was Never He
Cheapness And Beauty
Fat Cat
If I Could Fly
Unfinished Business
Julian
Wrong
Letter To A School Friend
The Deal
Losing Control
Same Thing In Reverse
Il Adore
Bow Down Mister
Out Of Fashion (Hidden track)


2002/06/18
The Devil In...によると、ボーイ・ジョージは6/30に彼の友人のミス・ダスティ・OのSound On Sundayで行われる誕生日パーティーでプレイするそうです。DJじゃなく歌うみたいです。カルチャー・クラブのヒットやソロ、Sash!と一緒に作った今度リリースされるものまで歌うそうです。お客さんは身内が中心ですが、当日現地に早く行けばチケットはある模様。11:00pm前は5ポンド、それ以後は7ポンドだそうです。ちなみにThe Devil In...ではその入場券を独占入手。詳細は近日中だそうです。


2002/06/13
6/10の続き

そしてぼくがこんな気分でいるうちに、元セックス・ピストルズのグレンはまったくだよね。彼はまだ"Anarchy over monarchy(君主の国で無政府状態)"を望んでるなんて言うんだから。ぼくはお祝いのパーティーの招待状をシュレッダーにかけちゃったよ。
もうひとつちょっと叫んでやりたいのはデイリー・ミラーのショウビズのゴシップ屋のthe 3am Girlsだね。彼女らの先週のWicked Whisperは80年代のアイコンがロンドンの北部でバリウムを買ってるのを目撃されたっていう話だったんだ。ぼくのお医者はスローン・ストリートなんだよ。
ぼくは今うまく行ってるんだ。クエンティン・クリスプの言葉を引くと「ぼくには触れられないよ。ぼくは堂々としたホモなんだ。」
いいかい、ぼくはセックススキャンダルには必死なんだ。風が起こり、太陽がジャネット・ストリート・ポーターズの歯列矯正器の裏に隠れるのを願おう。
天に感謝するよ。性転換した売春婦とアメリカ人の旅行者がタブーに来て言った。「ボーイ・ジョージがカーマ・カメレオンのためだけに来てるなんて本当に変。」わかってないんだよ。インクを眉毛からたらしてるバスとのでかい生き物がぼくってことをね。そしてビッグなキスを送るよ。ぼくが近づいたときにかわいいくらい怖がって縮みあがった3人の子供たちに。彼らはいったんだ。「ちょっとセサミストリートを考えてよ。」彼らは受けて、アンコールでぼくたちと一緒にステージに加わったよ。


2002/06/11
trustthedjの掲示板にあったのですが、whatsonstageによるとボーイ・ジョージは8/5から9/7まで、またタブーに戻ってくるそうです。ただいま6/15までの予定で出演中ですが、またまたリー・バウリーをやるそうです。…でも、リー・バウリーに扮したジョージって西川のりおのオバQといい勝負だわ…

whatsonstageの紹介記事


2002/06/10
6/9のボーイ・ジョージのコラムから。ネタ元は100% Boyから。

こんなムードでクイーンに逆らってはいけない
今週のコラムはぼくが嫌いなものすべてにささげる。太陽、雨、サッカー…そしてペットショップボーイズ彼らはぼくのにっくき元友人のジャネット・ストリート・ポーターやにっくき芝居の批評家のニコラス・デ・ジョンみたいに生意気なんだ。ぼくのミュージカル「タブー」をけなすなんてね。ファンの二人、ドーンとジュリーが60回も見に来てくれたのと違って、PSBsとジャネットとニコラスは1回しか来なくてけなすんだ。今ぼくがどういう気分かわかるよね。
ぼくは太陽が嫌いなんだ。ドラッグクイーンには敵だからね。それから雨も嫌いさ。雨は子供のときに霧雨の中をパンツで校庭を走らされたことを思い出させるからね。
あと、サッカーも嫌い。デヴィッド・ベッカムを除いてだけどね。彼はきっとヘア・ドレッサーをサイドラインにおいてるに違いないよ。日本の暑さの中を走り回ったあとでもモヒカン頭を最高の状態に保つためにね。じゃなかったら彼はまさにすばらしい髪を持っている一人なのかな?
でも、ぼくのミュージカルに話を戻そう。ぼくは全部読んでるよ。アイルランドのプレスも含めてね。ぼくがペット・ショップ・ボーイズに好意的な批評をしたあとで彼らはぼくに花を送ってくれたよ。花は枯れるけど、言葉は引っかかってるものなんだ。ニコラス・ド・ラングの悪ふざけはタブーを「目的のない芝居」と呼んだ。でも先週エミネムのことは「すばらしい」って言ったんだ。
少なくともNYのすてきなマイケル・ムストからは望みがあるよ。彼はヴィレッジ・ヴォイスに書いてる人なんだ。マドンナが最近「エミネムは少なくとも意見を持ってる」って馬鹿なコメントをしたときに、ムストは「ゲイの人たちを切るって言うのがいいアイディアであろうがなかろうが、議論の対象になってる」って応じたんだ。それから「なんで彼女は彼には言論の自由があると言わないで、ぼくのゲイの子供たちを解雇したんだろう?」とも付け加えた。そうだよ、ほんとに。
もしぼくが選んだら、ペット・ショップ・ボーイズのミュージカルを解剖できただろう。でも、ぼくはゲイ・マンとしてぼくの仲間を助けて旗を振る義務の限界を感じたんだ。
向き合おう。この国のゲイ・コミュニティーがPSBのミュージカルが上演している短い間に存在しており、髪を洗ったのだ。
もうひとつぼくの嫌いなものは「パントマイム夫人」と呼ばれている。ぼくはダニー・ラ・リュやジョン・インマンとは地球と火星くらい離れている。でも、無知なヘテロセクシャルがゲイの精神を弱めようとするとき、彼らは最低限共通するものをいつも責めるのだ。
ジャネット・ストリート・ポーターの大いなる新発見は彼女だけが、ロンドンのレスター・スクエア、タブーの本拠地にノートルダム寺院を見つけ、70年代にザ・セックス・ピストルズを撮ったということだ。あくびが出るよ。その建物が1800年代の半ばからそこにあったと言うのにね。

(続く)


2002/06/06
BOY GEORGE AN AWESOME TALENTによると6/25にNight OutというDJアルバムをリリースするそうです。ちなみにMoonshine Musicから出るそうです。


2002/06/05
6/3の続き

ぼくの次なる冒険はドイツの何もないところに目的をもって建てられた村で、タブーのプロモートのためにある種のミックスしたライブコンサートをしたことだった。ぼくたちはショーからいくつか衣装を持っていった。そしてぼくがリー・バウリーの役で未来派の労働者の背景に向かって歩き回ってるところを撮影した。
ドイツ人はすごく面白い。彼らは自分たちがほとんど見えてないふりをすると言う点ではね。でもぼくたちは面白い絵が取れたよ。Ich Bin Kunst ("I am Art")という歌は琴線に触れたみたいで、彼らはぼくがヒット曲にためにもうちょっとまじめなものにささっと着替えるまで、その曲を楽しんでたよ。いたるところですごく効き目があった。ぼくはテレビインタビューを受けて、そこでぼくが訊いてもらいたい質問があるかと尋ねられたんだ。当然だと思うけど、こう答えたんだ。「あなたはジャーナリストだよね。」ぼくはめったに質問を点検したり、どんな話題でも禁止したりしないんだ。お茶のことを除いてはね、あーあ。でもぼく自身取り繕うなんて期待してない。ぼくはアンディ・ウォーホールをやることを考えた。そして、ただそこに黙って座った。でもぼくはめったにそんなに長く静かにしてられない。ぼくはふわふわしたおもちゃの車を与えられていささかがっかりした。ぼくは人をAからBに動かすいろんなものの一つを好んだかもしれない。でもぼくは姪が床の周りを押して楽しむものをいっぱい持ってたのを知っている。ああ、もう80年代じゃない。ドイツのポップチャートが当時を聞かせるエレクトロ・レコードでいっぱいでもね。デュランの素晴らしい歌がGirls On Filmのニュー・バージョンがGirls On Pillsと呼ばれて回っている。でも、作者たちはそのことで何を言わなくちゃいけないんだろうね。


2002/06/04
The Devil In...によるとボーイ・ジョージはSash!と'Run, Run, Run'という曲をレコーディングしたそうです。そのうちSash!のアルバムの1曲としてリリースされるのではないかとのことです。ただし詳細は不明。ともかく、ジョージのボーカルは素敵だそうです。また、2分間の短縮バージョンがアップロードされてます。


2002/06/03
6/2の続き

ぼくがこんな場所に住めるかどうかは分からないけど、その大胆なことは称えるよ。モダンアートとクラシックアートの混合は完璧にフルーツケーキだよ。いいかい、出かけるのはかなりかったるかったんだ。ちょっと一っ走りするはずだったんだ。でも2,3回曲がっただけで代価を払わせることになる。そしてそこにたどり着いて素晴らしい食事にありつき、楽しい仲間と楽しむのは喜びであった。フィリップは侯爵の元の恋人の絵を指して、ぼくたちの女性の友人たちは次の恋人になろうと並んでるんだと言った。でも、運がいいことに我々のホストは補聴器をつけていて、聞いてはいなかった。残念だよ。誰がその家を継いでもその狂気をぶち壊して、予想できてしまうような豪華さの建物を作り直してしまうだろうって考えるとね。そうならないことを祈るよ。狂気に触れることはいつでも目には喜びなんだ。

(続く)


2002/06/02
6/2のボーイ・ジョージのコラムから。ネタ元は100% Boyから。

マーキスのどこにでもある狂気の沙汰の才
この前の日曜日、ぼくはラブリーなアイルランドのダンサーのマーガレットとアンジーに連れて行かれた。ドラッグ・クイーンの姐御でお馬鹿な悪友のフィリップ・サロンといっしょにね。というのもロングリートでザ・マーキス・オブ・バース(バースの侯爵)と彼の仲間のトルーディとディナーをとるためにね。
お馬鹿な連中を想像するなんて出来ないかもしれないけど、変わってるってことじゃ侯爵は楽勝だよ。彼の住む家の一部分のデコレーションは実にあやしくて壮観なんだ。ムンクの「叫び」の絵を想像すれば、彼がこの何年間何をしてきたかがちょっと分かるよ。侯爵が彼の人生の一番いい時期を何年も壁を塗りつぶしている絵は、建物が崇高なものだから敬意を欠くという人もいるかもしれないけど、ぼくは魅せられたね。家のプライベートな部分は芸術的狂気の勝利だよ。カーマスートラの間はぼくのお気に入りだよ。鏡とポスター4枚つきのベッドと、最も美しく飾られたインド風のモザイクの小壁とが連結されていて壁から現れる生き生きした性的イメージのミックスである以上のことはぼくも言えないかもね。
我々のホストの甥によるこれらのぼくという芸術作品はますます大きく細かくなった。部屋から部屋に移動するにつれて。ぼくは彼らがどれくらいお金がかかってるか聞いてみた。答えは「たくさん」だった。侯爵はどうしたらあれだけ着られるのか素敵な服をかなり着てて、すごくチャーミングだったし、フィリップのおかげで控え目に言ってもなかなかにぎやかなおしゃべりが出来たよ。

(続く)


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