本日のカルチャー・クラブなもの(2003年10月分)


2003/10/29
10/27の続き

劇場での生活は彼女の論理の感覚に影響を与えたに違いないよ。観客の顔に笑顔を与えるのに2時間かかるドラマは、関係者じゃない誰にとっても理解するのは大変だ。先日、ぼくは着心地の悪い衣装から別のものに早変わりしようと、ちょっとした調整をしてたんだけど、思わずにはいられなかったよ。ぼくは何でこんなことしてるんだって。

台本の変更や開演日が近づくにつれて起こるパニックから起こる日々の口論が加わると、自分は気が変なのに違いないと思い出すよ。でも、こんなことは大きな計画には何の問題にもならないんだ。だって、どんなに多くの人たちが、自分に冷静であることを求めてるか、それも、どうにかいつもやってることなんだけど、これを覚えていないといけないからね。

みんなに舞台を見てもらうまで、あとほんの何日かしかなくて、それもいい感じではあるけれど、ときどき客観的になるのは大変なんだ。機械の故障のために、最初のプレビューを2日遅らせざるを得なかった。でも、UKから飛んで来てくれたたくさんのファンの人のおかげで、健康的なフィードバックを得られたよ。

彼らはブロードウェイ版のタブーを気に入ってくれたよ。でも、最初のお芝居には問題があると感じてたね。我々もこれは認識してて、それを解決してるところなんだ。ジュリーとドーン(彼女たちはロンドンタブーの公演中ほとんど毎日来てくれたんだ)は、突然きてくれたレビュー軍団の仲間で、製作に建設的な意見を出してくれた。彼女たちは、我々のプロデューサーのロージーがステージドアを去るときにコメントを出したので、ロージーは「わかったわ、私たち丁度そこのところを直してるところなの」と、言い放ってた。

自分は気が狂うかもと感じてるときでさえ、自分の目標を働かせてる多くの人たちは、舞台をスムーズに進めようとしてることを覚えておかないといけない。

ぼくは舞台のダンサーたちを尊敬するよ。彼らの仕事は一番きついからね。ぼくができるのは、与えられたダンスの動きを覚えるだけなんだ。でも彼らは指をぱちんとやっただけで新しい動きを覚えることを期待されている。その技はおちついてることと、ダンスは早朝の新聞配達をするよりはいいということを覚えていることだね。


2003/10/28
100% Boyによると、10/29の夜10時からBBCのRadio2のGood Times:The Story Of Discoという番組にボーイ・ジョージが出るそうです。なお放送時間は日本時間では翌30日朝7時からです。ちなみにこの番組6週間のシリーズものとのこと。ジョージが毎週出るのかどうかは不明ですが、この番組日本からも聞けます。URLは以下の通りです。

BBC Radio2(このサイトのListen Liveをクリックしてください。)


2003/10/27
10/26のボーイ・ジョージのコラムから。ネタ元は100% Boyから。

一体誰がGestにそれをさせるのだろう?
気の毒なライザ・ミネリ、いつ休みを取るんだろう?彼女は4度目の結婚がうまくいかなかったことに対処しなくちゃいけないだけではない。彼女は元夫のDavid Gestとの法での争いにも直面してるんだ。彼は彼女がなぐったと主張してるんだよ。彼はあまりにひどく殴られたので、痛みを抑えるのに11種類の薬を飲まなくちゃいけないと言ってる。長年ダンスをしていたから、ライザはたくましい鳥なんだと思う。でも、男性が彼女を抑えられなかったなんて、信じがたいよ。

Gestの主張が正しいかどうか、誰がわかる?ライザはスパナの箱くらいにおかしいと思うけど、彼女との付き合いが普通の航海じゃないことは、彼だってわかってたに違いないんだよ。

彼はその娘と結婚する前、ジュリー・ガーランドの熱狂的ファンで、ガーランドゆかりの品の膨大なコレクションを持っている。きっとこれだけでライザが彼と結婚を取りやめるのに足るだったはずだ。タブーがNYの45番街で開演しようとしている向かいで、ニューミュージカルのThe Boy From Ozをやっている。Jack Klugmanというガーランド(後に彼女は娘と彼をはめた)のために歌を書き、彼女とつかの間のロマンスがあった男のストーリーである。

ぼくは一度Gestにあったことがある。だが彼は食堂の陰に引っ込んだままで、ほとんど言葉を発しなかった。それから、OKにはウェディングの写真があったが、それでぼくは彼がエイリアンのように見えてしまった。マイケル・ジャクソンと並んで変に見える人はだれでも、いくらか疑惑の目で見られるだろう。

USのメディアはライザのおかしな行為の話で満ち満ちているし、Gest(1000万ドル探してるんだって)のさらに奇妙な主張でもあふれている。疑いなく、このストーリーは触角を育てるし、我々が最初からずっと知ってる事に気がつくだろう。ライザの名誉回復は疑わしいだろうってことや、自分のワゴンをがんがんぶつけるってことをね。

(続く)


2003/10/24
本日Channel5のOpen House with Barbara Hunnifordという番組にボーイ・ジョージが出演しました。(この番組は5月ごろに収録が行われてましたが、今日になって放送されました。)

1時間番組でジョージの歌あり、トークあり、おうちの紹介ありとファンには楽しい内容でした。トーク部分ではジョージのお母さんのダイナ・オダウドさんも登場、ジョージの表情も優しかったです。話の内容はジョージの若いころのことなどおなじみの部分も多かったですが、お母さんの口から直接語られるジョージの話は当事者ならではで興味深かったです。(ジョージがママに茶々を入れるのが、かわいかったです。)

こんなやり取りをしてました。(私の適当な聞き取りなので間違いがあったらごめんなさい。)
司会「他の子と違うと気づいたのはいつごろですか?」
D「彼が10歳か11歳のころに、妹(姉?)とバーミンガムに行って迷子になったの。探してもらうのに彼の特徴を言ったら、『それが10歳の子?』って言われたのよね。」

さらに、聞かれたくないであろうヘロイン中毒の時代にもふれられ、
G「ぼくは、そのときマリファナ、コカイン、ヘロインと手を出してたんだけど、それが間違ってるとは思ってなかったんだ。」
D「彼はどこにいても電話をしてくるんだけれど、6週間くらい連絡がなかったの。私もそのころ手術を受けてたんだけれど…彼に呼ばれてスイスに行ったら、彼はそこでたばこをぷかぷかふかしてて、たばこなんてやらなかったのに。」
その後、ジョージの家で友達が薬が元で亡くなったりしたために、ジョージも薬を止めると宣言したそうです。(逮捕された話はあまり言ってなかったような…)当時はジョージの両親ともハムステッドの家に滞在して、ジョージの世話(もしくは見張り)をしてたとのことです(ジョージも手のかかる息子だった?)。「外に出たいなら、私を倒してから行きなさい」みたいなことを言ってて、ジョージママのたくましい一面もかいま見えました。


2003/10/23
リチャード・ブランソンの自伝をちょっとだけ見せてもらいました。すでにご存知の方も多いと思いますが、この人はあのヴァージン・グループの会長さんです。82-83年ごろの記述にカルチャー・クラブの話がちゃんと出てました。レコード会社の側からの話も興味深かったです。
初めてボーイ・ジョージに会ったときのことや、何とか彼らを売り出そうとしたことが書かれてました。デビュー曲のWhite BoyやI'm Afraid Of Meがチャートの100位くらいまでしか行かなかったこと(White Boyは8000枚くらいしか売れなかったらしいです。)、最後の勝負で「君は完璧さ」を出したところ、これが大当たりしたことなどが書かれてます。当時のヴァージンの売り上げの40%がカルチャー・クラブだったらしいです。すごすぎ!
さらにKissing To Be Cleverは実はデビュー前に出来上がってたアルバムだったそうですが、ブレイク後400万枚売れたそうです。(泣く子も黙る?Colour By Numbersは1000万枚!)さらにカーマは気まぐれはイギリス国内だけでミリオンセラーを記録。ほんとにその勢いのすごさがうかがえました。


2003/10/23
10/22の続き

さらに面白かったのは、ポールが何がおきるか心配して、ロージーが彼を変質者と公で決め付けたときに備えてスピーチを作ってほとんど眠れなかったってことだよ。ぼくはもちろん、ロージーに教えるいいタイミングを待つつもりだし、彼女だってぼくと同じくらい笑ってくれるだろうって思う。ポールがぼくにその話をしてくれたとき、ぼくはもうちょっとでコケるところだったよ。ひどい間違いを起こしかねなかったうまくできた行為だったね。

ロージーのパートナーが彼女に無作法を教えたかどうかはわからない。でも、不愉快なものはプロダクションのオフィスに届いて、実にほっとしたポールによってゴミ箱にきちんと捨てられた。この話の教訓はもちろん、海賊版のDVDを買ってはいけないってことだよ。でも、もしやるなら、そのときは気をつけてラベルを貼ることだね。このことで、ぼくの友人のフィリップ・サロンがしゃべったあとで電話を切ったと思って、部屋中の人に電話の相手は見た目が素敵だけれど、一度一緒に寝ると口をあけるんだと話してるのを、その運のない電話の相手に聞かれてしまったことを思い出した。

それから、イビザのクラブでぼくの帽子を叩き飛ばしたことで、誰かの顔をひっぱたいたことがあった。実際にやった人間はさっさと逃げちゃったんだよね。ぼくの被害者はすごく性格がよくて、しかもぼくの2倍あった。でもぼくに飲み物をごちそうしてもらってご機嫌だったよ。


2003/10/22
10/21の続き

情報ハイウェイ上でのそういうばかげた振る舞いや衝突は、もちろん個人的に巻き込まれていなければ、いつもずっと面白いものだよ。プロデューサーのロージー・オドネルと熱くやりあったあと、ぼくのアシスタントのポールは、詞に曲をつけたところのキュートなリハーサルの動画や写真を入れたDVDを編集することで、空気をきれいにしようと決めたんだ。おもしろいことに、それはYou Ain't Seen Nothing Yetに取り組むところだった。そのプレゼントはロージーに渡されると、彼女はバッグにすべりこませ、あとでチェックすると約束してくれたよ。
運がないことに、我らがエッチなリバプール出身のドラマーのChris Jagoはポールにより大人な内容のDVDを貸してくれてたんだよ。で、二つの内容はミックスされることになったんだ。半狂乱の電話がロージーのパートナーから入ったよ。彼はポールにロージーがおかしな画面を見たんだろうって確認してきたんだ。でも、結局は彼女がそれを楽しむ前に、ハンドバッグからそれを取り出すことで合意したんだよね。

(続く)


2003/10/21
10/19のボーイ・ジョージのコラムから。ネタ元は100% Boyから。

Attila the Hunはバラなんて送らないだろう
誰にでも大事な問題で反論する前に、特にひどい言いあいの最中は、いつでも1回でも2回でも深呼吸すべきだよ。これまでに手紙を投函して、返事を期待して郵便受けのそばで郵便屋さんを待ったことがあるかい?

今では恐るべきeメールがあって、クリック1回で致命的なことも、痛ましいことも言えてしまうんだ。テキストメッセージ(イギリスでは携帯のメールをこう呼ぶ)や、昔ながらの忠実な留守番電話はいうまでもない。

衝動的な人間だから、ぼくは自分が結果を考える前に手紙を出したり、クリックしたり、テキストしたり、わめいたりしたことはムカデの足くらいに数え切れない。

自分を愛してくれる人は誰でも、頭がおかしい友人は一生そういうもので、それもいいとき以外でもそうであることを常に理解してくれるだろう。

マドンナみたいな人でもそうなんだ。ぼくは留守電の彼女が友人に残したメッセージを聞いたことがある。それは、Joan CrawfordにさよならしてBette Davisに近づくというものだった。

自分の公のイメージを守るためにたくさんの時間を費やす人が怒りを示すことにまず驚くが、ぼくはそんなにおかしくはならない。たいていジョークを言ってきた。「グレン・クローズみたいに近づきすぎにならないで」って感じでね。数人の元彼がぼくの家への道をつけてきたことがある。ぼくは別れてから彼らの家に行ったことはないよ。でも、ぼくはテクを駆使してドラマを肉付けすることを知られてるんだ。誰も傷つかない限り、自分がどう感じてるか述べるのは何も間違ってない。でも、もしAttila the Hunとデートするならバラは期待しちゃいけないよ。

(続く)


2003/10/16
10/13の続き

いいかい、NYで会う子にはすごくエンターテイメントの素質のある子がいるし、スキップして店を出る前に、大きな声で「ありがとう!」って言ったことは数え切れないよ。それのよい点は、自分の不機嫌を見知らぬ人にぶつけることが、実に子供っぽくて、バカな奴にみせてしまうことを気難しい振る舞いから気がつけるってことだよ。

ぼくは「なんで我々はみんなでうまくやっていけないんだ」ってキーキー言ってたのがJoan Crawfordだったかどうか覚えてないんだけど、自分でも警告として定期的に言ってるのに気づくよ。アメリカでは誰もが"Have a nice day"って決まり文句を言うのに自分が耐えて、何年も経つけれど、そのフレーズを復活させるキャンペーンを始めようと思ってるんだ。

これに加えて、ぼくはメディア関係者の予測に苦しんでいる。彼らは「中米ではタブーはどのように気に入られると思うか?」って聞くんだ。もうたくさんだよ。ぼくは怒れる右翼のクリスチャンがチケットを買って、ぼくが緑の羽飾りをつけていきがって歩くのを見に来るなんてほとんど考えてない。それに、とにかくぼくが何で彼らの考えることを気にするんだろう。ぼくは彼らをなだめるために口紅を控えるなんて考えてないよ。

ぼくは、アーノルド・シュワルツェネッガーがカリフォルニア州知事に選ばれたことはすごく変なことだと思う。これはほんとに怖いことだよ。少なくとも、タブーでは2時間盛り上がって、自分の生活に戻る。続くことはないって約束するよ。ぼくは大統領に立候補するのにすごく忙しくなるだろうからね。


2003/10/13
10/12のボーイ・ジョージのコラムから。ネタ元は100% Boyから。

よい一日を?NYじゃないところでね
ぼくはクイーンズ・イングリッシュのいいかげんな使い方に自分がいらいらする状況に陥るだろうなんて、思ったことがなかったよ。NYで生活すると、アメリカ人が同じ言葉を話すってことを受け入れないといけない。でも、彼らは口を開く前によく考えてるってことも受け入れないといけない。

ときどき、自分を理解してもらう前に、アメリカのアクセントを笑わずにいられなくなる。そしてそれは叫んだり、スピーディーな話し方をすれば、より効果的なのだ。ぼくは実はせっかちな"New Yawk"スタイルが好きなんだ。けど、ぼくは"yes"、"no"や"thank you"が言えない人たちにいらいらするんだ。こういう簡単な礼儀は"ah huh"に短縮される。そして時にはあざけりのトーンが入るんだ。

サンキューを言うのが嫌いで、簡単な質問に答えなかったり、とにかく助けてくれないのはたいていお店で働く10代の子たちだね。「イングランドでは店でブルーのナプキンをお願いすれば、「棚になければ、ありません」と答える。アメリカでブルーのナプキンがなければ、彼らはよこしてくれる」とかつて言ったのは、Quentin Crispだった。

おそらくQuentinはもっと丁寧な時代にアメリカに移ったんだろう。アメリカがかつて名をはせたすばらしいサービスは過去のものなんだ。もちろん、サービスが申し分ない店もあるよ。でも、それらはたいてい高級店、Dean and Delucaみたいな高価なところなんだ。そこはぼくたちのお気に入りの地元のデリで、同居人のマイクはぼくたちのMarks & Spencer(イギリスにたくさんあるスーパー。ちょっと高級。)なんて呼んでる。オリーブ・オイルに40ドル払うときには、彼らは人を王室の人みたいに扱ったほうがいいと思うよ。

チップはまだすごく多い。でも、すばらしいサービスを認識するより、薄給を急増させていると感じるものなんだ。見込みのない仕事で長く働いて、ちょっとしか支払いがなければ、頭にくるはず。でも、きっとボスに怒るべきで、お客さんに起こるべきじゃないよね?

失礼になったりすねることが反抗的だとは思わない。従順な態度に対抗するのはもっとあるものだ。笑顔を浮かべて完璧にうまくやることができる。ぼくはどんな仕事も長続きしたことがない。けれど、雇い主がぼくを扱う方法はもっとあった。服屋で働いたときにお客さんがぼくに失礼だったら、ぼくは彼らがおバカに見えるものをだまして買わせたり、わざと余分な代金を請求したりしたんだ。

(続く)


2003/10/08
いただいたメールからの情報です(あさとさん、ありがとうございます)。ヴァージン・レコードが30周年記念として、紙ジャケットのレコードの再発をするそうです。それに伴って再販して欲しいレコードの投票も受け付けてるそうです。現在第2回目の投票受付中です。第1回の投票はすでに終わってますが、カルチャー・クラブのカラー・バイ・ナンバーズがこの回の投票では入ってました。

http://www.toshiba-emi.co.jp/virgin30/index_j.htm


2003/10/07
10/6の続き

ぼくは毎日のリハーサルのためにてきぱきするように最善を尽くしてるんだよ。でもぼくがどんなに早く始めても、いつも遅れちゃうんだ。ぼくはゆっくりと、みんなをぼくの無秩序な働き方に同調させてるところなんだ。アメリカの役者は耳ざわりな団体で、プロ根性をにじませている。でもぼくはそんなに"Sparkle, Tina, sparkle!"(輝いて、ティナ、輝いて)っていうわけじゃない。ぼくは自分のせりふ覚えが悪いってわかってるけれど、そのことは人がぼくはゆるい大砲なんだって考え始めるときに、役に立つんだよ。

大したことないけれど、今週ぼくはプロデューサーのロージー・オドネルと初めて叫びあうくらいの口論をしたよ。アメリカのプレスには、ロージーとぼくが絶えず激しく争ってるって数え切れないくらいのレポートが出てるけれど、それは実はほんとのことじゃない。実はぼくたちのけんかは、ちょっと不器用で、彼女はぼくを窓から放り投げるよという脅すこともなかったんだ。

彼女と働くのはすばらしいことだよ。彼女がリハーサルに現れると、建設的なことを言うし、キャストには上着や冷蔵庫につける磁石や光ったり変な音のするボールみたいないいものを持ってくるんだ。

NYのタブーは匂いを放つような舞台になると思うよ。イギリスっぽくすべく最善を尽くしてるけど、ぼくは自分自身すごく楽しんでる。ぼくは自分の出る1シーンのために作ってくれた骨のコルセットに結構はまってる。それから靴も見るべきだよ。


2003/10/06
10/5のボーイ・ジョージのコラムから。ネタ元は100% Boyから。

NYから波を起こすこと
ぼくが友達にNYに半年間移住するといったとき、多くの人がぼくの言ってることを実際に理解したとは思えないんだ。それはおそらくぼくが「旅行はどうだった?」というeメールや、「いる?」とか訊いてくる携帯のメッセージを受け取り続けているからだろう。先日の晩は20分くらいお出かけの手配をしようとする友人としゃべって、NYのトラックが鼓膜を破りそうなブレーキをかけた音ではじめて、彼は訪問にはちゃんとした予定が必要になりそうだということを理解したんだよ。

NYはすごくうるさくて、ぼくも寝てて飛び起きてしまう。トラックの一台くらいはぼくの枕を危うく引きそうになったんじゃないかと思うよ。金曜日に仕事のあとで都会を離れて、週末をハンプトンや似たような海岸地区で過ごすというトレンドは理解できるね。お金や週末用の住居を持ってる人を知ってる必要があるけれど。それから3時間やそこらのドライブに耐える必要もあるけれどね。

先週末、ぼくはNYからNantucketに結婚式のためにほんとにのろい人を連れて行ったんだよ。そこは素敵な島だったけれど、ぼくがこれまで行ったアメリカの中では、おそらく一番保守的な場所だろうね。ぼくたちはちょっとした歌を思いついたんだけど、このコラムにはあまりにひどい内容なんだよ。

ぼくたちが1マイルくらいの長さの街を歩きまわった時の、地元民や週末に来てる人たちの視線は、大きな不安を教え込むのに十分だったよ。でも、ぼくは社会ののけ者の立場を経験してるから、気にしなかったよ。そのことは、NYがアメリカのほかの地域やアメリカの美しいところを本当に反映してるわけではないことを思い出させてくれた。

家に帰る途中、ぼくたちはCape Codにある友人の家に途中下車した。ここは映画でよく取り上げられてるところだ。ただただ息を飲むばかりだったよ。こんなに心地よいビーチは見たことがないと思うし、誰にも会わずに何マイルでも歩けてしまえるんだ。でも、一度NYに戻る高速に乗ってしまうと、そんな美しさは遠い記憶になってしまい、街を狂わせるほど酔わせてしまう混乱の中にまた放り込まれるのだ。

ぼくはSubway(地下鉄)まで乗り始めたよ。彼らのUndergroundのことだよ。映画みたいだ。あんまり情報もないし、方向に関してもアドバイスがない。気をつけてないとある地点から何マイルも行ってしまうんだ。駅員もあまり役に立たない。彼らにあえて助けを求めても、わからないふりをするんだよ。実はNY(の地下鉄)はちょっと入場自由で、よいサービスという概念はもう過去のものなんだ。まだ誰にでもチップをあげないといけないけれど、それは安い給料を後押ししてるし、お返しに得るものもほとんどないんだよね。

(続く)


2003/10/03
まずは残念なお知らせ。すでに掲示板で書かれている通り、ボーイ・ジョージのAirでのイベントは延期になった模様です。(ただし現時点でAirのサイトにはこの情報は載っていません。)新しい情報が入りましたら、追加します。

GRACIAさん、文化部さんからの情報によると、ジョン・モスがKith&Kidsという障害者支援団体のチャリティー・オークションに自作の絵を提供した模様です。オークションは9/25(木)から始まってて、10/9(木)の9:30pmまで行われます。ネットからも入札可能です。ジョンが出品している絵にはPicasso's Jimmy Greavesというタイトルがつけられてました。絵にはジョンのサインも入っているので、どうやらピカソのJimmy Greavesという絵の模写ではないかと思われます。
URLは以下の通りです。
http://www.kithandkids.org.uk(Latest NewsからArt 4 Allのページをさがしてください。)
ちなみに現物の絵は7日まで、
Stuckism International Gallery, Charlotte Road, London EC2、
9日のみ
the Prince's Foundation, Charlotte Road, London EC2
で展示されるそうです。


2003/10/01
すでに掲示板では盛り上がってますが、ボーイ・ジョージの来日が本決まりとなったようです。会場は東京渋谷のAirというクラブです。当日はDJ以外にもThe Twinとしてのライブ・パフォーマンスも予定されているそうです。状況によっては入場制限があるかも…とのことなので、ご注意ください。なお、高校生以下の方の入場はできないそうです。(実は先日掲示板に書き込みがあったのですが、日時の書き込みがなかったために削除したんです。本当だったんですね。書いてくださった方、ごめんなさい。)詳細は以下の通りです。

日時:10/14(火) 10:00pm開場
場所:Air(渋谷区猿楽町2-11 氷川ビルB2)
入場料:3500円、フライヤー持参で3000円、メンバー2500円

Air-Tokyoのサイト(割引になるフライヤーはここにアクセスしてプリントアウトしてください。)


2003/10/01
9/29の続き

おそらく、ぼくは彼のノウハウを求めるまでにずいぶん時間を使ってしまっただろうね。だって今回彼はすごく事務的で月7ポンドのサポート契約を提案してきたんだから。唯一の問題は必要でない限り、彼はNYまで飛んできてくれないだろうし、どんな訪問サービスもしてくれないだろう。たいていのコンピューターの問題は、他のコンピューターによって解決されてしまう。技術者の中には紛失した情報をすぐ戻せる道具を持ってる人もいる。そして、ツタンカーメンの日記から取り出したみたいに見える印刷物を出してくるんだ。

それがない場合には、そういう子の一人がボタンが押せてすぐに技術的問題を解決してるのだ。ぼくは中学校のころに、画期的なLL教室にコンピューターがもたらされた日のことを覚えている。ぼくたちはそれを物笑いの種みたいに扱った。いつの日かこんなばかげた箱が我々の世界を支配するだろうなんて、不自然な考えだと思ったからね。

ときには紙の入ったかわいい箱や羽ペンがロマンチックに見えるけれど、もう戻ることはないだろう。もういい匂いのする手紙を誰かに送ったり、ワックスで封印をするなんてことはあるとは思えないんだ。ぼくのITの元…に関しては、「ぼくに君を見る目があっただけ、それもコンピューターの目がね。」という話になるんだろうね。


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