本日のカルチャー・クラブなもの(2004年9月分)


2004/09/28
100% Boyにボーイ・ジョージのブランドB.Rude(Rudeだと思ったらB.Rudeになった模様。)の新作のデザインが出てました。頭蓋骨や巨大な安全ピン、かえるにハエなどなどをモチーフにした服です。服以外にもボーイ・ジョージの写真をコラージュしたポスターもあります。ちょっとアンディ・ウォーホル調です。


2004/09/23
9/20の続き

もしも人間が偉業に対して考えられる苦悩の例を挙げられるとしたら、きっとジャクソン氏だろうね。

もしも人が成功の落とし穴をどうやって避けるかとかあふれるほどの富に関する知恵を望むなら、ついてないんじゃないかと思うよ。悲しいかな、ぼくが与えられるアドバイスはないよ、だってもしも誰かがぼくにぼくが選んだ道から離れたところから警告しようとしたら、彼らは間違ってると二重に心に決めるだろう。

ぼくはお金にはかなり無関心なんだ。これはぼくの育ち方のせいであるだけでなく、お金を稼ぐことが決して主な判断基準ではなかったからなんだ。

ぼくがカルチャー・クラブを始めたころ、ぼくの心にあった唯一のことは名声だった。というのも、ぼくは名声と人気と愛されることを同一していたからなんだ。ぼくは危険なことに気味の悪いパフォーマーになる予定で、ぼくの分厚くメイクした顔が筆箱や小さな女の子のベッドルームの壁を飾るなんて思いもしなかったんだ。ぼくが自分が裕福だって気づくまでにずいぶんかかったんだ。でも、ぼくは母親にお出かけして彼女に会うキッチンを買ってあげるって言えたとき、自分がリッチだってわかったんだ。ふりかえると、ぼくは自分が受けたしつけをうれしく思う。だってぼくは明日ブリキの小屋に格下げしなくちゃいけなくっても、完璧な尊厳を持ってそうするだろうからね。


2004/09/20
今月のAXMのボーイ・ジョージのコラムから。ネタ元は100% Boy

子供のころ、ぼくは「ありあわせシチュー」と名づけた肉団子やポテトや野菜や手ごろなときには肉が入っているものが嫌いになってきていた。文句を言うなんてできなかった。自分の前に置かれたものを食べなかったら、おそらく他の誰かが食べただろうし、そんなだから、自分は今の自分のようなかわいいカッコの女の子なんだろうね。

似たような原則が新しい洋服を手に入れることに当てはまった。ぼくはいつも光が走っているような黄色いタンクトップが欲しかった。そしてぼくがたどり着いたものはクリーム色のストライプが入った茶色バージョンの機能的なものだったんだ。一度母親と新しい冬のコートのことで議論していたとき、彼女は「マーク・ボランなら寒ければ、これを着るでしょうね」って言ってきたんだ。

当然のことながら、カルチャー・クラブで結局自分が多少のお金を稼いだとき、ちょっとおかしくなってしまってそれが無尽蔵にあるかのように使ってしまったんだ。ぼくはよく考えるよ。自分が現金には驚くほど因縁があるなって。だってぼくは決してマドンナのようなお金持ちになったことはない一方で、常に十分お金はあったからね。そしてちょうど事態が危なっかしくなったときに、80sのリバイバルやMACのキャンペーンがぽっと出てきてぼくの経済的困難を救ってくれたんだ。ぼくは一生懸命働くし、働くのを楽しんでいる。でもぼくは一方で純粋にお金のためにしてきたことを数えあげることもできるのだ。ぼくはお金では動かされない、でも、お金が人生を楽なものにすることもわかってるし、同時に信じられないほどに複雑にすることもわかっている。

あるものにとって、富は自由を象徴し、あるものにとってお金はあらゆる力なのだ。ぼくはNYでRay Of Nightの電撃的プロモーションでマドンナがパフォーマンスするのを見に行った記憶がある。彼女は午前2時ごろ定員を超えて満員のロキシー・クラブでステージに上がった。で、ぼくは内心思ったよ。「彼女はお金のためにこんなことはしないだろうな」って。似たように、なぜオノ・ヨーコは71歳でクラッシュやナグ・ナグ・ナグに出る必要があるだろう。これらどちらの女性も自分たちが必要とする以上のお金を持っている。だが彼女たちは崇拝というアドレナリンと手を組んでいるのだ。ぼくは判断を下すつもりはないし、どうやってできようか?たくさんの仲間はぼくが午前4時にジ・エッジをぶらついているとまゆ毛を吊り上げるんだ。ぼくに関する限り、楽しむことに年齢制限はない。唯一の違いはぼくは自分の通常の社会生活の一部としてクラブに行くということなんだ。マッジ(マドンナ)やヨーコには駆り立てるものがない限り、彼女たちをそういう場所で見ることはないだろうね。

だから、あるレベルでは、お金はほとんど二次的になるし、金銭的に安定することが感情的に不安定さに取って代わられることが大いにあるのがわかる。お金を持っててあえて人にお金が人を幸せにするんじゃないって言うとき、その反応が「自分はそれでもむしろ自分で見出すよ。ありがとう!」であれば納得がいく。さらに、傲慢に聞こえるけれど、陳腐な決まり文句はまったくもって本当なんだって気づくものなんだ。

何でも持っているってことは文字通りまったく何も持ってないってことになりうるし、この理論の最たる例はマイケル・ジャクソンだね。ジャクソンがある頭のおかしいアフリカの独裁者みたいにめかしこんでるときに、おまわりの集団に付き添われたあの写真をみると、ジャクソンの成功はいつもひどく大きな光り輝く奈落の底であったんだということが実に明らかだ。

(続く)


2004/09/12
100% Boyにドイツで出版されるカルチャー・クラブ&ボーイ・ジョージの写真集の発売日が出ていました。それによると現時点では10/1発売の予定とのことです。100% Boyでは特別価格で写真集が買えるリンクを準備中とのことです。


2004/09/12
すでに掲示板にも出ていますが、10/25にカルチャー・クラブのDVDが出る予定です。内容はこれまでに作られたプロモーションビデオとライブビデオA Kiss Across The Oceanを合わせたものです。限定版だったThis Timeが手に入らなくて泣いてた皆さん、これで長年のうっぷんを晴らしましょう。価格はHMVによると2,834円、UK Amazonは11.99ポンドです。

HMVの購入画面(全リージョン対応、NTSC:日本在住の方向き)
UK Amazonの購入画面(リージョン2、PAL)


2004/09/07
スペースアルクというサイトにBig Night Outという本が紹介されています。パーティーをテーマにいろんな人から文章を書いてもらっている本だそうですが、この中にボーイ・ジョージも寄稿してます。ちなみに彼が書いた内容は「二日酔いの治し方」。彼のお薦めはUmeboshi Bancha Tea。一体なんと読むのだろうと思ったんですが、梅干番茶でした。

さらに彼はこんなコメントも。

What is even better is if you eat an umeboshi plum and suck the stone before your big night out.
(お出かけ前に梅干を食べて、種までしゃぶっておくとさらによい。(suckなんて言ってるので、ちゅーちゅー吸うくらいの感覚かも。))

ジョージは日本ものがいろいろ好きなようですが、梅干にも手を出してたんですね。

Big Night Ouの紹介ページ


2004/09/04
100% BoyにCoral RoomでGod Save New Yorkにボーイ・ジョージがミス・ガイとともに出演したときの写真が出ています。ミス・ガイの横に立つジョージはまるでステージ・ママのようです。ちなみに横幅はミス・ガイ×2=ボーイ・ジョージですね。メイクはいくつになってもきれいなのに…なんでなんでしょう…


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