２月の予想

２月２７日（２回中山２日目）

ダイワグロワールでは当たったものの、肝心のトーヨーデヘアが失速。少々、
先々をにらんだ余裕の作りだったように見えた。次走以降、確実に巻き返して
くる馬だと思うので、今回は我慢しよう。

中山はメーンが勝負。アメリカンボスの土屋厩務員によると「前走は正直、
７分のつくり。４着には驚いた」とのことだった。さらに「一番怖かった反
動もないし、いい状態」。調子のよしあしが調教に反映するタイプだけに、
今週の調教タイムからみても、期待できる。唯一の不安である右回りについ
ても、江田照Ｊは「力をつけてきた今なら大丈夫だと思う」となれば、この
メンバーでも狙ってみたい。相手筆頭は充実ブラザータイクーンだが、穴な
らシグナスヒーローだろう。東京を見送って、得意の中山に備えてきた。前
川調教助手は「今なら折り合いに苦労しない短い距離の方がいいはず」と言
う。この距離で一瞬の切れ味が発揮されれば、昨年のエプソムＣの再現も夢
ではないだろう。スケベ心で複勝も少々買いたい。
阪神は７Ｒのハセノバクシンオーで勝負。田中厩務員は「先週は除外になっ
てよかった。５００万でどうのこうの言う馬じゃない」と超強気を貫いてい
る。デビュー前から厩舎での評価も高い馬で、蛯名Ｊも「走るよ、この馬」
と惚れ込んでいた。今回は乗り替わるが、武豊Ｊなら何の不安もない。ただ
馬連は相手が分からないだけに、単勝勝負となる。果たしていくらつくのか
が問題だ。どうなることやら。

本日の買い目

２月２６日（２回中山初日）

勝負に行った結果なので、収支が悪いのは諦めている。それにしても、回収率
全体があまりに悪すぎる点は、何とかせねばなるまい。新聞コラムもリニュー
アルされたことだし、今まで以上に気合を入れて収支改善に臨みたいと思う。

中山は二ノ宮厩舎の２頭を推奨。ダイワダブリンは、この年明けから厩舎に加
入した高平厩務員の担当馬。正月に受け継いでからは、ずいぶん気性の悪さに
苦労されられていたようだが、ここにきて徐々に常識にかかるようになってき
た印象だ。「何とかいい競馬をしたいですね」と同厩務員も楽しみな表情。調
教ではここ２週、遅れ気味だが、相手がハセノバクシンオーでは仕方ない。力
強い動きをします、と佐々木助手も言っており、ここは単で勝負。１０Ｒのダ
イワグロワールは前走でも推したが、桑田厩務員が懸念していたように「距離
が少し長い」結果もあっただろう。芝に替わり、叩いた上積みが見込め、距離
も短くなる今回、軸は動かしがたい。馬場の悪化も苦にしないタイプだけに、
単連でガッチリ儲けたいものだ。
大勝負は阪神のメーン。何よりも残念なのはピロマティアの回避である。我が
本命トーヨーデヘアに人気がかぶりそうな気配で、残念でならない。先週、こ
のアーリントンＣの取材をしている時に、萩原師に話を聞きに行ったところ、
こちらが持っている想定メンバーを見入っていた。ピロマティアあたりが人気
になるだろう、と伝えたところ「ピロマティアには負けませんよ」とポツリ。
マスコミ嫌いとまで称される寡黙な同師にしては、異例の強気な発言だった。
ちなみに、先週のヒヤシンスＳをぶっちぎったノボジャックと比較しても「ト
ーヨーデヘアが上」と断言する（もちろん、芝での話だが）。後藤Ｊともども
「久々で引っかかることだけが心配」と課題まで明らかにするあたり、よほど
の自信があるのだろう。パドックを見るまで安心はできないところだが、まず
負けないものと思う。相手はクロンヌドール。トーヨーデヘアさえいなければ
この馬でも大勝負ができる、という器だ。特に、前走までと違って、調教の動
きが一変している点が強調できる。本質的に、マイル戦ではやや短い印象であ
る分、対抗にしたが、この２頭の線はかなり濃厚だ。万全ならカーネギーダイ
アンやエイシンプレストンも怖いところだが、順調さと底を見せていない面を
考えると、関東馬２頭を上位にみて問題ないだろう。

本日の買い目

２月２０日（１回東京８日目）

マイネルロングランのハナ差４着に愕然とさせられた。もともとが
穴とみて狙ったわけだから、どこにも来ないのならかえって納得で
きるのだが、まさかねえ…。ジェミードレスに限って複勝を買って
いないし、リズムは悪い。裏パー食らわなかったことだけを頼りに
していくしかないだろう。除外で返還の２００円は、上の計算表に
入れず、アローセプテンバーの複に上乗せする。

まず、フェブラリーＳについては別項をご参考に。東京では、ワンマン
アーミーが少し狙い目。能力でいえばこのクラスは絶対に勝てる馬だけ
に、巻き返してくれるものと信じる。あとはダイヤモナーク。とにかく
前走の勝ちっぷりがケタ違いだ。バイオレットＳでクビ差２着のクラウ
ンガルチを、持ったままで４馬身突き放し、なおかつゴール前では手綱
を完全に緩めていた。ファンタストクラブでも高く評価されていた馬で
ＰＯＧの指名も考えたのだが、いかんせん６月後半という遅生まれ。少
しためらってしまったのが痛い。その分も、というわけではないが、ア
グネスデジタルなどがいて人気が割れる今回こそ狙い目。資金稼ぎは、
この馬でいく。
京都記念は、テイエムオペラオーから。仕上がりそのものの問題もある
が、４歳春から「完成度の高さ」を強調していたナリタトップロードの
沖調教師が「オペラオーは力をつけていますから…」と語っていたのが
気にかかる。やはり、血統的にみても、オペラオーの成長力はこれから
ものを言いそうなだけに、中心にはこちらを据えたい。トップロードは
今週の追い切りこそ動いたものの、先週はユーセイトップランにアオら
れた（追走したとはいえ）のが気になる。５歳２強の１点は元取りにし
て、ミスズシャルダン、ブリリアントロードとの馬連が買い目か。
小倉では我が愛馬マイネルクロノスに期待する。前走でもフラフラしな
がら走っての６着で、まだ時間がかかりそうな気もするのだが、浅野調
教師いわく「今度は大丈夫」。４、８、８、６着の馬で大丈夫というの
もリップサービス込みとは思うが、土曜のピープルヒーローで完ぺきな
乗り方を見せた池田Ｊの手綱に期待しよう。

本日の買い目

２月１９日（１回東京７日目）

先週は土日プラスを計上したが、大儲けにはいたらず。それまでの収支を
考えるとゼイタクは言えないが、今もって胸を張れる収支にはなっていな
い。もっと高い目標を達成する気で、Ｇ１ウィークに臨みたいものだ。

平場は新馬戦のマイネルロングランを少々狙いたい。前走では、大きく
出遅れてしまったものの、後方からかなりの伸びを見せて７着にまで押
し上げていた。まあ、根本的な能力そのものが通用するかどうか微妙な
面もあるが、大外枠も好材料とみて、複勝中心に馬連は総流しする。メ
ーンのジェミードレスは、新馬戦の内容が強く印象に残っている。いず
れ東京で走る時には…と思ってきたが、それが重賞となると、さすがに
気後れする面も否めない。それでも、今回買わなければ後悔するような
気もするだけに、馬連で人気どころ中心に流し馬券を。最終のジャック
ランランは、以前からだいぶ馬券を買ってきた馬。このクラスでは断然
の能力があると思っている。休み明けで人気がないなら大きく勝負した
いと思う。

本日の買い目

２月１３日（１回東京６日目）

久しぶりのプラス決算だが、全体の額が増えて来ているだけに、多少の
プラスでは回収率の上昇も微々たるものにしかならない。やるからには
すべてのレースを当てるつもりでいかねばならないのだろう。

東京は１０Ｒのカラフルワールドが狙い目。セントライト記念でも本命
にしたくらいで（やや先物買いし過ぎた）、素質は高く買っている。辛
口の二ノ宮師も、「この馬はちょっと走りますよ」と常々言っているく
らいで、父イタリアンカラーの地味な血統に惑わされてはいけない。休
み明けとはいえ、乗り込み量は十分で、ハンデ戦も５４ｋなら好材料。
単連で攻めたい。ただ、ロードプラチナム、トウカイポイントの線も強
力でこれも少々。メーンのユーセイトップランは、エガオヲミセテへの
はなむけ的な意味合いもある。しかし、先週の段階からブリンカーを外
すことを決めていて、西條厩務員、渋谷助手とも「走る気が出ている」
と期待していた。この条件で走らねば、いつ走るか、というくらいで、
ハンデも５５ｋなら恵まれた部類だろう。後藤Ｊとの新コンビもいい方
向に作用しそうだ。馬連で手広く流す。
京都９Ｒはアサヒウイニングを狙いたかったが、フィールドエースとの
兼ね合いが微妙。となると、テイエムラシアンとマコトタイタンの１点
勝負が妙味となる。同じく１２Ｒもナイティーナイナーとグレートデュ
ナミスの１点。メーンはオースミコンドルを中心に据えたが、強敵はキ
ングザファクト。先週、白井師に取材していた時に、自分が持っていた
想定メンバーの馬柱のキングザファクトの欄に「この馬やで」と本命印
をわざわざ打ったほどだ。デビュー戦でニューイングランドに食い下が
った実力は、白井師が承知しているということか。しかし、オースミコ
ンドルとて、堅実に末脚を磨いてきた馬。この２頭を本線にして、エイ
シンプレストンは元取りの抑えのつもりで。
小倉の１１Ｒは堅実なニシオセーラムだと見ているが、怖いのはダブリ
ンモナーク。芝では問答無用の差し脚で２戦２勝。他に怖い馬も見当た
らず、ここも１点でまとめる。

本日の買い目

２月１２日（１回東京５日目）

長くやっていれば、回収率は実力に近くなってくるはず。そう思ってここ
までやってきたが、回収率は低下するばかりである。狙う馬には、それな
りの根拠が当然あるわけだが、それが希薄なのだろう。予想の数は、あえ
て絞った。もはや裏パーを食らったらどうのこうのと言っていられない。
とにかく当てて、回収率を上げない限り、閉鎖あるのみである。

東京８Ｒはトランスフォーマーとセントメイストームの１点で堅そうだが
休み明けでも好調教のマチカネカチカチが気になる。３頭のボックスで。
９Ｒのタマモアピールは、前走の直後から伊藤圭師が「ここを使ってトラ
イアル路線へ」と言っていた馬。ダートの勝ち上がりとはいえ、軽視はで
きない。短距離向きのアフリート産駒だが、ゴールデンジャックがオーク
スで２着しているように、距離をこなす馬も出る。人気がない今回こそ、
先物買いのチャンス。京都のサウスヴィグラスは、オープンの壁などない
も同然。距離も1400までなら大丈夫だろう。相手４頭でどこまで配当がつ
くかだ。小倉の11Ｒは弱気にワイドだが、クリムゾンクローバはマジメに
走れば上のクラスでもやれる力がある。

本日の買い目

２月６日（１回東京４日目）

一言もありません。やってしまった裏パーフェクト。別に取り返そうとか、
もう裏パーはイヤだから、というのではなく、もともと楽しみなレースが多
いと予告していた通りの日曜日なので、以下のようにたくさん推奨します。

元はと言えば、見やすくするために表を使用しているのに、このところ予想の
文章が長くなっていたことに、今さら気づいた。少し短くしようと思う。で、
触れなくても鉄板と思われるのは４Ｒ。相手選びの１戦だ。１０Ｒはサウスポ
ーのサクラフューチャーが軸と見るが、本格化気配のブランドキャリー、素質
上位のディヴァインライトを交えた三つ巴のボックスを買う。東京の勝負レー
スは１２Ｒ。休み明けでも能力の違うダイワグロワールの単と、ゼンノドラゴ
ンとの馬連で、今までの負債返済まで考えたい。
京都ではやはりマイネルラヴ。右回りだと走りが違う馬で、高松宮記念よりも
今回が狙い目だ。相手を３点に絞る。１２Ｒはティエッチリボーとシネマパラ
ダイスという関東馬同士の１点勝負。

本日の買い目

２月５日（１回東京３日目）

先週は、小倉ばかり的中していた。小倉がなかったら…とゾッとする思い
もあるが、日ごろからどんな条件のレースでも注視していることには自負
があるだけに、これはこれで胸を張りたいと思う。ただ、東京でも、もう
少し当てなければ…。

３場開催で５レースだけと少ないが、日曜日に比較的楽しみなレースがあ
るだけに、控えめにいきたいと思う。この５レースに他にもちょっと手を
出したいというレースはあるのだが、やはり慣れない栗東にいることもあ
って、あまり自信を持って書けないだけに、絞ってみた。さて、５Ｒのバ
ンダムナオノオーは、今開催でデビューする二ノ宮厩舎の３頭の中では、
最も前評判がよかった馬だ。いずれも高いレベルでの争いとなっているこ
とは、先週のハセノアトム、ブレイクザレコードがともに２着したことで
も明らかだが、それだけにこのバンダムナオノオーの資質がうかがえると
いうものだろう。黙って単。１２Ｒのヤングワンガンボは、前走のレース
後に北村宏Ｊに話を聞いたところ「少し力んで走っていましたが、このク
ラスでも通用しそうな馬ですよ」と意外に好感触だった。島田調教厩務員
も「中１週の割に、具合はいいんだよ」とめったにいいセリフをいわない
人としては自信を垣間見せている。人気の一角オートバクシンオーとは、
前走、３走前で敗れているが、いずれも２ｋ、１ｋの差があってのもの。
今回は同斤量となっている点が妙味だ。単複連と幅広く流したい。京都の
１Ｒは、今週水曜日にへべれけになるまで飲んだお相手の加用厩舎のお２
人から勧められた１頭。どんな酔っても、おススメ情報とあれば忘れるわ
けにはいかない。まずは単だが、大穴候補にテイエムハンター。同じく今
週、食事に行った「ぐっちゃん」助手が「どこかで大化けするんじゃない
かと思っている」と話していたことを思い出す。連の相手はもちろん、複
も少々抑えたい。小倉のクリスマスツリーは、芝でこそ。８の単で勝負。

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