11月の日記(後半)

30日(火)

美浦勤務。朝日杯3歳Sの仕事である。マイネルコンドルに騎乗する
伊藤直人Jのインタビューがメーンの仕事。調教が終わったところで
のんびり話を聞いた。もともと人柄のいいジョッキーと思っていたが
改めてその意を強くした。骨折も無事に癒えたことだし、頑張ってほ
しいと思う。しかし、その骨折した状況は記事にもできないが、大変
だったようだ。今さらながら、馬に乗る人々のすごさを感じた。

29日(月)

きょうから新たな自分になろうと誓いつつ、酔っ払いの後遺症(別名
二日酔い)に悩まされながら起床。のんびり寝ていたかったが、知人
である大井競馬の厩務員が「担当馬が出走するので、見にきて下さい
よ」と言ってきたので、行くことにしたのだ。彼の馬はパドックから
気合十分だったが、騎手を乗せたあたりからイレ込みも目立ち始め、
レースでも伸び切れずに敗れてしまった。

右でカメラ目線しているのがT厩務員。もともと競馬好きで、今年
はペーパーオーナーゲームでサマーベイブやエアシャカールを持っ
て絶好調である。それはさておき、昼間の大井など久方ぶりに行っ
た。ずいぶん空いているものだが、これでも混んでいる部類に入る
のだろう。他の地方競馬のことを思うと、やはりいろいろ考えさせ
られる。大井ではひとりの厩務員がJRAと同じ2頭持ち。しかし
競馬場によっては、ひとり6頭などというところもある。今後の日
本の競馬を思うにつけ、自分は無力なものだと感じざるを得ない。

なお、昨日のエルコン引退式の模様をアップしました。よろしけれ
ばご覧くださいませ。

28日(日)

長いのか短いのか分からない1日だった。でも、1つだけ確かなこと
は、自分にとってひとつの時代が幕を閉じたということだ。会社のみ
んなとすし屋に行き、分倍河原の駅でひとりになって、涙が出た。恥
ずかしいことだが、自分を許してあげたい。いろいろな思いが去来し
て、我慢できなかった。
エルコンドルパサーは、多くのファンが見つめる中、本馬場を颯爽と
駆け抜けた。ボクの横で見つめていた根来厩務員は、あふれ出る涙を
ぬぐって、すぐに笑顔になっていたが、その心中を思って、もらい泣
きしそうになった。根来さん、お疲れさま。昨年のジャパンCで勝っ
た後、がっちり握手をしてくれて「距離さえ持てば、怖いものはなか
ったんだ」と言ってくれたこと、忘れません。
エルコンドルとの思い出を思うと、あまりに多くのことがあって、ひ
と言では言いきれない。ただ、渡辺隆オーナーの勇断のもと、本当に
すばらしいレースを見せてくれたエルコンドルパサーに、心の底から
感謝している。スタッフの皆さんの晴れやかな顔が、うれしかった。
やることをやった人たちの顔だったと思う。
そのエルコンドルパサーを負かしたモンジューは、レース後になって
「コンディションが戻り切っていなかった」とコメントされた。しか
し、これは覚悟していたことでもある。日本のGTでも「調子はいい
よ」と言っていても負ける例は少なくない。パドックを見て、本馬場
入場の姿を見て、自分は自信を持ってモンジューを買った。何ひとつ
後悔することもない。正直、あまり勝ってほしくないと思っていたス
ペシャルウィークだったが、きょうは本当に強かった。誰が何と言お
うと、直接戦って勝った馬は勝者である。心からその走りを称えたい
と思う。おめでとう、スペシャルウィーク。そして、決して万全のデ
キではなくとも、良く走ったモンジュー。あなたの走りにも納得して
いる。また、自分が予測したように決して格下ではなかったインディ
ジェナスの頑張りも見事だった。すべては納得できる結果だ。「モン
ジューこそ今世紀最大のカモ」と予言したのは、ボクが尊敬している
先輩だったが、その先輩にも「おまえの予想は間違っていなかった」
と言ってもらった。うれしく思う。
きょう、ボクは28歳になった。昨年のジャパンC、今年の凱旋門賞
と並び、これまでで最高の思い入れをもって臨んだレース。結果はと
もかく、存分に楽しんだ。今までは、若い自分がいたと思うが、これ
からはそれなりの年輪を刻んでいかねばならないと思う。きょうとい
う日は、ひとつの自分への訣別の日だった。そして明日からは、また
別の自分になろうと思う。人間なんて、本質が変わるわけはないのだ
が、この1年間の集大成を終え、何か目に見えない形のものをつかん
だのではないかと思いたい。そうでなければ、全てが無駄になってし
まうのだ。いろんな意味で、大きくなりたいと思う。
実は、いま、泥酔状態にある。分倍河原からの南武線内で、思うまま
にキーを叩いている。しばらくしてきょうの日記を読んだら、どう思
うだろうか。若いなあ、と思うかな。いずれにしても、曇りのない、
どこか晴れやかな気持ちに満たされている。きょうのこの日のことは
ずっと忘れない。さよなら自分。そして頑張ろう自分。次にまたこの
スーツに袖を通すその日まで、これからまた前に進んでいこう。第2
のエルコンドルパサーを探して、夢がかなうその日まで。

27日(土)

自分なりの「茶断ち」ではないが、馬券は富士Sだけにした。こんな
辛い思いをするとは思っていなかったが、結果として勝負したけれど
も、傷は意外に浅い。いかに、買い続けると損をするか、身をもって
知ったが、また来週になったら普通に買うんだろうなぁ。ハズレはし
たが、最後まで信念を守って我慢した。明日もジャパンCしか買わな
い。当たりはずれは別にして、自分を誉めたいと思う。でも、12R
はシルシで61.7倍、当たっていたんだよな…。悔しくないと言え
ばウソになる。複雑なところよのう…。

26日(金)

休みの1日。朝からのんびりとテレビを見ていると、ライフスペース
だとか、お受験殺人だとかがワイドショーやニュース番組を賑わして
いる。母がつぶやいて言うには「知り合いのアメリカ人が、『日本人
は病んでいる』って言うのよ。ホントよねえ」。はて、そのアメリカ
人がどういうつもりで言ったのかは分からないが、もっと別の意味で
日本人は病んでいると言ったのではないかと思った。民主主義の思想
が国民にきちんと根づいている米国から見れば、国民が政治に無関心
な日本など、実にクレイジーな国だと感じるだろう。あらゆる事件が
起きて、確かに狂ったようなこともあるが、そうしたことに興味本位
でテレビにかじりつくよりも、きちんと自分たちに与えられた権利を
行使しない日本人こそ、まともでない方向に向かう日本を担っている
のではないだろうか。何の意味もないデノミネーションなどを堂々と
やろうとする政権に、ノーも突きつけられない。3党もの政党が自分
たちのやりたいことをやるために寄り集まって、やりたい放題。この
ような国民を病んでいると指摘したとすれば、そのアメリカ人は、正
しいよ。こんな内容のことを母親に言ったら、20年も選挙に行って
いない母は、すっかり沈黙してしまった。またまたマジメぶったこと
を言ってしまい恐縮だが、いろんな事件が起こるのをみるにつけ、何
が狂っているのかを、もう1度考え直す機会だと思う。

25日(木)

けさは何の取材もなく、何のことはない平穏な1日だった。こうなる
と、ネタもないので、今週、美浦で見かけた愉快なシーンを。ところ
は、美浦南馬場のスタンド。二ノ宮調教師と話しているところに、遠
くからマイケル・ロバーツJが歩いてくる。「2歳しか違わないのに
軽いフットワークだよなあ」と感嘆する二ノ宮師。そこにマイケルが
気づいて「ハーイ!」。以下会話(なお、これは昨日のものです)。

二ノ宮師「やあ、マイケル。昨日は見なかったが、どこに行っていた
んだい?」
ロバーツJ「オー、アイワークイエスタデイ(働いていた
よ!)」
二ノ宮師「またローカルかい?」ロバーツJ「そうさ。タカ
サキに行っていたんだ。明日はモンベツでG3だよ」
二ノ宮師「門別
か。ボクも昨日まで北海道にいたんだけど、ベリーベリーコールドだ
ったよ」
ロバーツJ「ウララ〜…(不安げな表情)」二ノ宮師「(ニ
ヤリと笑って)雪が積もっていて、そりゃタイヘンだよ。気をつけて
ね」
ロバーツJ「…」二ノ宮師「ジョークだよジョーク! 雪なんて
積もっていないから!」
ロバーツJ「オー、マンマミーア!」

二ノ宮先生、善良で素直なマイケルをからかってはいけませんよ。

24日(水)

このところ、ふと忘れていたことがあった。自分の悪い特性…。また
けさも雨に降られてしまった。しかも美浦名物・モヤのおまけ付き。

画面でお分かりいただけるかどうか分からないが、手前からコースが
見える。奥の方に、もっとも標準的な追い切りタイムを計時するため
のウッドコースの5F標識があるのだが、ほとんど判別不能。こんな
コースで馬に乗っている方たちを、心から尊敬する。ただし、こんな
モヤは序の口。本当にスゴイ時は、一番手前に見えるDコースでも、
直線のわずか30mくらいしか見えないことがあるのだから…。

さて、夜。きょうは「チームエルコンドルパサー帰国報告会・結団式
兼トニー・クラウトご夫妻来日歓迎夕食会」が行われた。ありがたい
ことに、フランス遠征を取材したマスコミもご招待にあずかり、この
ような場に居合わせることができた。

一部ボケていますが、スミマセン…
左手前の2人が、トニー・クラウト調教師夫妻。その左に蛯名J、二
ノ宮調教師、渡辺オーナーの順。たくさんの関係者から、思い出深い
話を聞くことができた。いよいよあと4日で引退式。自分の競馬記者
としての、ひとつの区切りを迎える日にもなりそうだ。

23日(火)

祝日が来るたびに思うのだが、仕事柄それにまるっきり気づかないで
終わる。たまたまきょうは知人が昼間から電話をよこしたので「仕事
は?」と聞いたことで発覚(そんなたいそうなものか?)したが、そ
んなことがなければ、まるで気づかないまま、1日が暮れる。ここ数
年、知らぬ間に国民の休日とやらが増えているようだが、それだって
よく分かっちゃいないのだ。ま、だからどうだということもないのだ
が、とりあえず仕事が順調に進んだので何よりの1日だった。無難な
ことって、大切なことだよ。←肉体とともに進む老化か?

22日(月)

サウナでひでえ目に遭い、馬券も手ひどくやられる始末。朝くらいは
ゆっくり寝ていようと思ったが、洗濯機の付け替えのために業者が訪
れて、朝からトンテンカンの轟音にたたき起こされた。疲労が抜けな
いことおびただしい。とはいえ、今週はジャパンCウィーク。東京競
馬場で外国馬の取材に当たれないのは残念な限りだが、心が弾む週で
もある。あれから1年経つ。ずいぶんいろんなことがあったと思わず
にいられない。このところの不景気がすべてこれまでの貯金だった、
などと感じられるような、いい週末を迎えられれば、と思う。

21日(日)

はじめにお断りしておきます。きょうの日記は長いです。しかも、と
てつもなく下らないです。ヒマな方だけ、お読みください。

昨晩は京都の繁華街・河原町にあるサウナに泊まった。女性には縁が
ないであろうサウナだが、いわゆるサウナだけがあるのではなく、大
きな銭湯で、しかもバラエティに富んだ風呂がいくつかあって、その
上でサウナがある、というものだ。都内などで何度か泊まったことも
あるのだが、京都のサウナは仮眠用のベッドがあるという点が大きな
違いである。これが都内になると、ごろ寝するためのソファくらいし
かないのがほとんど。つまり、きっちり寝られるサウナということで
貧乏人にとってはまたとない味方なのだ。
これまで、ここでイヤな思いをしたことはなかった。行き届いたキレ
イな風呂場、人数分以上に余裕があるガウン、整髪料やカミソリだけ
ならともかく、爪切りまで常備されているなど、文句のつけようがな
かったのだ。しかし…。時は紅葉真っ盛り。思わぬ混雑が押し寄せて
いることに、気づかなかった自分がいけなかった。前夜の寝不足を解
消するため、早めに寝たのだが、寝る前に烏龍茶を2杯も飲んだのが
いけなかったらしく、トイレに目覚めてしまったのがam2:30。
さっさと用を済ませて自分が寝ていた仮眠用ベッドに戻った…ら…。
何と人が寝ていやがる。確かに、どのベッドが誰のものと指定された
わけではない。人数分よりは少し少な目のベッド数だが、今までこん
なにビッシリと人が寝ているのを見たこともなかったのだが、それは
寝取られた(ちと表現が違うか)後のこと。ついに、草木も眠る丑三
つ時になって、おもむろに寝床を奪われてしまったのである。どこの
誰だか知らねえが、ふてえ野郎がいたもんだ。実際えらく太かった。
くされデブめが。
そう心の中で罵ってはみたものの、空いているベッドは皆無。仕方な
く、ごろ寝用のソファ(これもあることはある)に向かう。運良く、
ちょうど1席だけ空いていた。ラッキーだ。よもやこれが罠だとは、
神ならぬ身の知る由もない。横になって初めて気づくこのすごさ。今
度は、横のオヤジがケタ違いのイビキをかいていた。モノが違う、と
はこのことか。いわゆる高いびき、大いびきではない。どこか、何か
が詰まったような、それでいて実に聞き苦しい、今にも心筋梗塞で死
んでしまうのではないかというようなイビキである。表現に的確さを
欠いていたら申し訳ないが、とにかく今まで聞いたこともないような
イビキだった。なにゆえこの混雑時に空いていたのかが、瞬時に理解
できた。反対の隣に寝ようとしていた若者は、オヤジのベッドに蹴り
を入れて気づかせようとするが、のれんに腕押し、ぬかに釘。まるで
気づくことなく、オヤジは幸せな眠りに陥っていた。眠いはずのオレ
としては、それでも寝られると踏んでいたのだが、もともとナイーブ
にできている神経がそれを許さない。結局、20分近く粘ったが、根
負けしちまって、あえなく退散というザマであった。
その後、再び仮眠ベッドに戻ると、今度こそ神の思し召しで1つだけ
空いている。ソッコーで寝てしまえ、と思ったが、自分と同じ不幸な
人を作ってはいけないと自制し、いわゆる小用のトイレにかかりそう
な時間だけは待った。「大」の人には、遠慮しない。自分の判断基準
がたったいま、そう決めたのだ。待つこと1分。誰も現れない。よう
やく眠りの時間が訪れた時、恐らく時計は4:00になっていたと思
う。目覚ましで起きたのは7:30。見かけていた夢が途中で遮られ
たが、実に現実味のない夢だった。
まさかその夢が、マイルチャンピオンシップを勝ったのがブリリアン
トロードという夢で、順調にやられ続けた自分が最後にわらをもつか
む思いで「もしや正夢になるまいか」などと複勝&流し馬券を買って
さらに傷を広げることになるとは思わなかった。

そんなこんなで、きょうも必要以上に疲れて帰ってきた次第である。
どうかバカなヤツと笑ってやってください…。

20日(土)

早起きしてグリーン車での出動。いい気分である。なまじ、いい気分
になったのが失敗だった。すっかり落ち着いて睡眠不足を解消すべく
夢の中へ。やけに暑いな、と思ったら、放送がかかっていた。「次は
新大阪〜、新大阪〜」。
え、ボクの下車駅ってどこだっけ。京都だよ
ね。
大阪って京都の先じゃない? うわ〜! アブねえ、アブねえ。
十分危ないか。まあ、早い時間だったのが幸いして、すぐさま逆走。
1Rに間に合ったが、気持ちいい睡眠も、時には罪である。こんなこ
とをやっているようじゃ、収支も見えたもの。案の定、またまたやら
れちまいました。推奨レース、みんなヒモがガチガチなんだもん…。

19日(金)

きょうは新幹線の予約にてんてこまいだった。土曜日の朝出発は、ど
うにも空席がない。朝イチ6:00東京発でさえ、満席なのだ。結局
あきらめて、安売りチケット屋に行き、グリーン車の安売りを購入。
まあ、定額でのぞみに乗ったと思えば、大差はない(意外に安い)。
でも、あの様子だと、グリーンに乗っても混んでいるんだろうな…。
たっぷり寝ていくとしよう。今週こそは、まともな儲けを計上したい
と思うが、見慣れぬ馬たちばかりの京都で果たして可能だろうか。す
っかり弱気になっているので、ちまちま遊ぶとしよう。

18日(木)

久々に仕事らしい仕事である。といっても、会社に出勤しただけなの
だが。どうも寝疲れしているようで、頭痛がした。慣れない休みなど
をもらうと、体が対応できないらしい。難儀なことだ。
前日に引き続いて政治ネタで申し訳ないが、デノミ実施という話を聞
いて「何だそりゃ」と感じたのはボクだけだろうか。デノミ、すなわ
ち今回に関して言えば100円を1円にしてしまうというものだ。い
わく「経済が活発化する」らしい。
しねえってえの。298円が2円
98銭になって、人がますますカネ使うか? 政治家の考えることは
理解できん。だいたい、すぐさま作るはずの2000円札がいきなり
20円になるんだぞ。なんてムダをやろうとしているんだろうか。ま
あ、日ごろムダのオンパレードのような生活をしているオレが怒るこ
とでもねえのか。しかし、馬券で損したカネが国で有益に使われねえ
ことに腹を立てるのは許されるだろう。ついつい人様より多めに国庫
にゼニを納入している分、政治には敏感になるなあ(ホントか?)。

17日(水)

テレビをのんびりと見ていた。昼間、国会中継などというものを初め
て見たのだが、改めて思うに、政治家の人々というのは、本当に国民
のことを考えているのだろうか。党利党略という言葉があるが、その
ための論戦にしか思えない。だがしかし、これで政治家はダメだと決
めてしまってはいけない。少しでも、これがダメと思ったら他の党に
投票するとかしないと、結局はますますダメになるのだ。当たり前の
ことだが、成人には投票権があるわけで、日本人ほどこの権利を放棄
している国民もいないだろう。実はかく言う自分も、前回の選挙には
行かなかったが、次回は不在者投票でも必ず行こうと思う。具体的に
どこの党がどうのとは言わないが、ええ加減にしてくれ。
とまあ、いつになくマジメなことを言っている自分だが、きょう1日
は、まさしくごくつぶしである。きょうこそは、何がしかのバクチに
出るつもりだった。が、あろうことか近所のパチンコ屋が新装開店し
ていながら、それが正午で、チラシを見たのが正午過ぎだった…。こ
れで一気に、出かける気が消失。いや、たぶん行かなくてよかったの
だ。きっとそうだ。そうに違いない…。明日から真人間だ。恐らく。

16日(火)

3連休の中日。きょうは初めから決めていた大掃除デーである。何せ
昨年の4月に実家に舞い戻ってからというもの、いくら親にせっつか
れようと、微動だにしなかったオレ様である(威張るな)。性根を据
えてかからなければ、ことは簡単には収まらない。9畳ぶち抜きの部
屋に一人暮らししていた頃は(昨年3月までの2年間)「引っ越す時
に捨てればいいや」とタカをくくって、あれやこれやを積み放題。結
果、引っ越しの時に膨大な量のごみを輩出するにいたった。その時に
比べれば、今回のゴミはたやすかったが、それでもけっこうな量だ。
まあ、実家にいるわけであるからして、衣類などは問題ない。雑誌類
が中心である。いらないものをポンとまとめりゃ、ハイおしまい。こ
れを繰り返すこと数回、あとは明日、早起きしてゴミ捨てすればいい
のである。ごみ捨て場まで5往復、ってところだな…。
意外に手間取らなかったこともあり、夕方からブラリと外出。少しは
遊ばないと気が済まない性分が出て、久しぶりにパチスロなどに挑ん
だが、無残な返り討ちにあってしまった。バカは死なねば治らんか。

日記メインページhome