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CarCiao! CUP 29.Oct.2000
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またまたKRS主催のビギナー向け走行会「CarChao! CUP」のAコース(レース形式)に参加してきました。
今回はどうも空模様が怪しく、初めてのウェット体験になりそうです。
今度こそ
初めて手ぶらで帰った男 になってしまったかどうかは、読んでみてのお楽しみ。

それと、残念ながら今回はほとんど写真が有りません。



◇10月28日(土)夕方 RSアイザワ福岡◇

あ〜、雨が降っている。
草壁店長「明日も雨ですよ。きっと。」

早朝の便で福岡に帰ってきた私を待っていたのは、どんよりとした空とぱらぱらと落ちてくる恨めしい雨でした。



◇10月29日(日)未明 実家前で待ち合わせ◇

家の前で待っていると、バリバリと音をたてながらF君のロードスターがやってきて、道の真ん中に停車しました。
おいおい、普通左に寄せるだろ。非常識な奴ですね。
荷物を積み込み助手席に乗車して、RSアイザワ福岡へと向かいます。



◇同日 未明  RSアイザワ福岡にて車輌持ち出し◇

今回も前回使用したのと同じ車輌を使用します。
このマシンに自分の荷物を積み換えて、2台で美祢サーキットへ向かって走り出しました。



◇同日 明け方 CP美祢サーキット ゲート前にて受け付け◇

まだ夜も明けぬ内にゲート前に到着し、受付に向かいます。
はっはっは!今日の美祢は雨降ってないじゃん! ドライだぜ、ラッキー!
何故か、受付のプレハブの中を蜂がたくさん飛び回っていました。
受付後、車両の左右ドアゼッケン(エントラントのパス代わり)を貼っている時の事です、
雨がポツポツと落ちてきたのです。


その内止むさ・・・ きっとそうだ!



◇同日 早朝  CP美祢サーキット Aパドックにて車検準備◇

車両の準備をせっせとやっている内に、夜が明けました。
雨は一向に止みません。
この後、VIPルームへ移動して、今回の概要とレクチャーを受けます。



◇同日 午前  CP美祢サーキット コース上にてフラッグレクチャー◇

雨は一向に止む気配がありません。
今回のA/B/Cクラスの参加車両がすべてコースインして、フラッグレクチャーを受ました。
色々な旗が各ポストで振られ、実際にそれに応じた行動をとらなければなりません。
参加者の一部はゼッケンを指定されて、車両異常や、ペナルティーによるピットインをしする事になります。
誰がそれに当たるかはオフィシャル次第です。
コース上は思いっきりウェットで、思いっきり責めるとクルリと回りそうです。
ペースカー先導で2周した後、フリーランになったはずですが、誰も前へ出ようとはしません。
痺れを切らして前のスープラをパスすると、次のポストで黒旗(ペナルティーの旗)と「108番」のゼッケンが提示されていました。



俺ぢゃん
(これって、スープラをパスしたからなんでしょうか>Official)



◇同日 午前  CP美祢サーキット AパドックよりBクラスタイムアタックを観戦◇

フラッグレクチャーに続いてF君が参加するBクラスのタイムアタック1回目が行われました。
ウェットな路面で、どの車も走りにくそうにしています。
そうこうする内に雨がだんだん強くなってきて、F君の話によると「視界が20mしかなかった」らしいです。
Officialから「LIGHT ON」のサインが出ていたのに、気が付いたのはほんの数台だった様です。
この後、予選を走る事を考えると、一寸(かなり)ビビリが入ってしまいます。
F君も思うように走れず、良い結果を出す事は出来なかったようです。
と言う表現でいいかな?>F君



◇同日 昼   CP美祢サーキット Bパドック→コース上Aクラス予選◇

さて、Aクラスの予選が始まりました。
Bパドックから次々とエントラントのマシンがコース上へ飛び出していきます。
そして、私の番が来て前へ出ようとした瞬間
ガッコン!
エンストしてしまいました、恥ずかしい!
おまけに、セルを回しても一発で始動できず、オフィシャルの方に「押しがけ」をしてもらってしまいました。
押して下さったオフィシャルの方、ごめんなさい。

さて、エンスト騒動のお陰で、コースに出る順番が随分後ろの方になってしまいました。
目の前には、あまりペースの速くない車が、3,4台見えています。
雨の方は、Bクラスタイムアタックの時よりは随分良くはなっていましたが、相変わらず降っています。
有利なスターティンググリッドを獲得するには、10分間の予選の間に出来るだけ良いタイムを出さなければいけません。

2台ほどパスしていくと、前方にSKYLINE GTS-t(R32)が見えてきました。
コーナー手前でパスしようとするのですが、
向こうも頑張っているのか、なかなかラインを譲ってくれません。
結構な至近距離で、頻繁にお尻を振っているので、はっきり言って後を走るのは恐かったです。
第3コーナー立ち上がりでSKYLINEが姿勢を崩したので前に出ようとしたのですが、
すぐに立て直しフル加速していきます。
第一ヘアピンの前までにイン側に鼻面を突っ込んだのですが、一向に引く気配を見せてくれず、
・・・このまま切り込んで来て、ぶつけられてはたまらん!・・・
と判断して、一旦後ろに下がりました。

やっとこのSKYLINEをパスしたのは、ホームストレートだったかと記憶します。
その後スムーズに自分のペースを上げて走る事が出来たのですが、
1周後くらいに第2ヘアピンの立ち上がりでスピンしてしまいました。
スピンから復帰するまでに次々と後続がパスしていって、
結局コースインした時よりも後方に位置する事になってしまいました。
元の木阿弥です。
そこから1台ずつパスして(やっぱりSKYLINEは譲ってくれませんでした)クリアラップを取ろうとしましたが、
なかなか前がいなくなりません。

そうする内に、バックミラーに黄色いマシンが映ったように見えました。
・・・あのシビック(※)だ!・・・
※実はパドックで隣に並んでいたシビック(EG6)
  • ナンバー無し
  • 後部座席無し
  • 安全タンク搭載
  • ロールケージガチガチ
  • 競技車輌やんけ!
が結構早そうで、チェックを入れていたのでした。
と思い、再度ミラーをチェックしたのですが、自分のトライアルスーツ(真っ黄っ黄)が見えて、
・・・あれ?・・・
・・・なぁ〜んだ自分ぢゃん・・・
と思った瞬間、左隣に件のシビックが並んでいました。
次のコーナーは右だからこっちがインです。
このままタコつっぱりしようかとも考えたのですが、さっきのSKYLINEの事が頭に浮かんだので止めました。
でも、あっさりパスされてそれっきりというのは面白くないので、
ストレートで一生懸命ついて行くと、コントロールラインでチェッカーフラッグが振られていました。


まともなラップは、スピン前の1周だけでした。



◇同日 午後  CP美祢サーキット AパドックにてF君のトラブル◇

昼食後に車の所へ戻ってくると、F君とOfficialの方2名がF君のロードスターのエンジンルームを覗き込んでいました。
そう言えば、F君のロードスターがパワステオイルを吹いていたな・・・
やはりオイルの件で、このままエンジンルーム溜まったオイルを垂らして走せる訳にはいかない。
と言う通達を受けてしまったのです。
良く見ると、F君のロードスターの周りにオイルが流れ出して、パドックの路面が玉虫色に光っています。
Officialの方と協議の末、出走する為に以下のような条件を提示されました。
  • パワステオイルを補給する事
  • オイル吹き出し対策をする事
  • エンジンルームを清掃する事

そういうわけで、F君はオイルと軍手とタイラップを求めて、旅立って行きました。



◇同日 午後  CP美祢サーキット Aパドックにてフレッシュマンレース観戦◇

この日は、フレッシュマンレースの開催日で、カートやFJ,シビッククラスなど
5つのカテゴリでレースが行われていました。
ですから、私たちのレーシングレクチャーの間も、Officialはフル動員体制だった訳です。
よく開催されている占有走行会では、Officialの動員数は半分程度かもっと少ないはずです。
しかし、いやーモノホンのレーシングカートは速いっすよ!
おそらく、レーシングレクチャーのAクラス参加者よりも速かったのでは・・・
アメンボのようなFJの走りも面白かったです。

その内F君が戻ってきたのですが、残念な事に出走を断念する事になりました。
その上、パワステ周りから異音が!

私の方も、福岡発の最終便の飛行機で東京まで帰らなければなりません。
周りの声に押されて、決勝が終わって結果がどうであっても、表彰式をパスして返る事にしました。

さてさて、フレッシュマンレースの方も盛り上がっています。
特に、カローラクラスだったかな?等は、スタンドから黄色い声援が飛んでいました。
そして、一番面白そうなシビッククラスが始まるころに、Aクラス参加者の集合が掛かたのです。



◇同日 午後  CP美祢サーキット コース上Aクラス決勝スタート◇

Bパドックでスターティンググリッド順にマシンがならべられました。
今回もスターティンググリッドは3番目です。
ポールポジションは、案の定あのシビックです。
前の方から順次マシンがコースインして行き(今度はエンストしなかった)、
そのまま1周してスターティンググリッドに停車します。
路面の状態はほぼドライで、これならあんまり恐くはないなと言う状態です。
グリーンフラッグが振られ、フォーメーションラップを終えて再度グリッドに着きました。
この後グリーンシグナルでレースのスタートです。
5秒前
レッドシグナルが点灯
そして
グリーンシグナルが点灯してスタート!
前のシビックに向かって加速して、セカンドグリッドのアルファをパスして1コーナーへ突っ込んで行きます。
そして、第2コーナー・第3コーナーとシビックに引き離されていくなか、フロントウィンドに雨が落ちてきました・・・



◇同日 午後  CP美祢サーキット コース上Aクラス決勝2周目◇

2周目のインフィールドに入るころのことです。
突然フロントウィンド内側が曇り始めました。
曇りはあっという間にフロントウィンドのほぼ全面に広がっていきました。

ほとんど見えんやんけ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!

マシンは、第一ヘアピンへ差し掛かるころです。
曇りガラスの向こうを必死に視認しながら、左手は必死にエアコンのスイッチを探っています。
見つけた! スイッチON!

暑い〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!

予戦後に熱を抜く為最大限に暑くして、ヒーターを掛けたままだったのでした。
再度温度調節レバーを求めて、左手が宙をさまよいつづけています。
やっと温度を調節したころには、第二ヘアピンの進入に差し掛かっていました。



◇同日 午後  CP美祢サーキット コース上Aクラス決勝中盤以降◇

雨はだんだん本降りになってきて、第二コーナーやシケイン付近でお尻を振りながら走るようになってきました。
前回は、総合2位を走行していたのに、スピンしたため結果は総合6位(クラス3位)でした。
バックミラーを見ると、3位以降の影は付近には見当たりません。



ここはこのまま、堅実に走ろう!



◇同日 日没後 中国自動車道下り線上◇

フロントウィンド越しに見えるのは、せわしなく通り過ぎるワイパーとボヤけて良く見えないF君のロードスター
それもテールランプのみです。
MINEサーキットからずっと降り続く雨の中を、飛行機に間に合う様にとかなり飛ばしていました。
山口県を出るまではかなり視界も悪く、結構恐い思いをしながら走っていました。
それでも離れて行くF君。きみは、とんでもねぇ奴だ。

しかし、今回は(”今回も”ですね)車の性能をほとんど発揮できないで終わってしまいました。
結局総合2位(クラス1位)のままチェッカーを受けて、表彰式をパスして帰路についている訳です。
前回はクラス3位だったので、シャンパンファイトできたもんなぁ・・・
出たかったなぁ表彰式。



◇同日 夜   RSアイザワ福岡◇

さて、RSアイザワ福岡にたどり着いて、まずは草壁店長に結果報告です。
今回は、前よりずっと良い結果でしたから、報告しやすかったですね。
草壁店長「で、1位の車は何だったんですか?」
「EG6の競技用車輌でした。」
草壁店長「結構競れたでしょ?」
「・・・・・」
草壁店長「?????」
「・・・・・」
草壁店長「??まさか??」
「・・・チギられました」
草壁店長「えぇ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!」
「だってEG6速いじゃないですか。それに雨にも慣れてるみたいでしたし。」
草壁店長「インテR(インテグラタイプR)に勝てる車に乗ってんですよ?」
「いや、だから雨が・・・」






◇同日 夜   自宅◇

銀メダル もう既に23時を回っています。
やっと自分の部屋にたどり着きました。やっぱ当日帰って来るのはきついや。
取り敢えずシャワー浴びて、今回獲得した銀メダルを取り眺めながら一人祝杯をあげました。

明日は仕事か・・・


今回気が付いた事
雨は恐い
メタルクラッチにまだまだ慣れていない
スロットル操作が荒い
パドック出る時にエンストすると、無茶苦茶恥ずかしい


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