トップに戻る][2002年の日記

03年1月

Jリーグの今季の日程が発表された。やっぱり「味スタ」なわけだ、公式にも。うーむ。●その「味スタ」も悪いスタジアムじゃないんだが(発泡酒売るのは勘弁してほしい)、交通の便がいいのは国立競技場なわけで、4月29日の東京ヴェルディvs浦和は逃せないな、とか、対戦カード眺めてるだけで、いやあ、胸が弾みます。できるだけ未知のスタジアム巡りも目標、ってことで。●4月から『サンダーバード』のオリジナル・シリーズが放映されるらしい。NHK教育と聞いたような。その話をしてたらプラモデルを作りたくなってきた。なんつったって、格納庫の中味がいっぱい入ってる2号が夢だったなあ、子供の頃は。スケールの大きなリアルで精巧なやつは高くて買えなかったんだよ、たしか。●掲示板、無事に働いててひと安心。一度とにかく訪ねてください。(31日)

●静かに社内で過ごした1日でありました。良いアイデアが浮かばなくてずーっと悩んでいた懸案がなんとか解決しそうで、少しだけ霧が晴れた。●一昨日から通勤の友になっている「マークスの山」。やっぱり高村薫は格が違うな、と実感。とにかく文章の質が高いから、息苦しいほど密度が高くても読みにくくならない。一瞬学生時代に読みふけった高橋和己を思いだした。●いまだ無敗でリーガ・エスパニョーラの首位を行くレアル・ソシエダ。つまりレアル・マドリードより上位にいるわけで大注目なんだけど、中継が少ないんだよなあ、なんて話をしてたら、なんだ、たった今放送してるじゃないか! ラストの25分しか見られなかった。ちなみにソシエダは昨シーズン13位、ロシア代表カルピンとホフロフ、ユーゴ代表コヴァチェヴィッチ、スペイン代表デ・ペドロ、トルコ代表ニハトなどがいる。●というわけで掲示板、ようやく設置できた。これでお喋りができる!(^^;) 話題は音楽とサッカーと活字周辺に限らず、世間話全般ってことで。お喋り好きに合いの手を! じゃない愛の手を!(30日)

●昨日とはうってかわってめっちゃくちゃ風が冷たい。西日本や北陸では雪になるらしい。明日も寒そうだな。●ダメダメな毎日が続いているなか、めずらしく気持ちが上向きになれた1日。仕事さぼったから?(^^;)●夜は原宿で遅めの新年会その1。化粧品話、“寿”話など、アイルランド音楽関係の集まりなのに、なんの関係もない話題で楽しく焼酎を数杯。●NHK−BSでスケッチ・ショウ(細野晴臣・高橋幸宏)のライヴをちらっと見ました(バンド・メンバーに徳武弘文さんや小山田圭吾も)。この二人、な〜んかシンパシー感じちゃうんだよなあ。でもそういや細野晴臣は生で見たことないかも。2月10日には、WOWOWで吉田美奈子のライヴ放映も! 見に行きたいんだけど、いやもう最近チケットがぜ〜んぜん買えなくて。競争きびしすぎ。●掲示板の設置、師匠のおかげで開設のメドが立った。今週末にでもセットアップしますんで、よろしくです。(29日)

●あたたかな1日。明日はまた寒くなるみたいだけど。●トラッド系のCDをいつも買っている通販「タムボリン」のカタログを検討。カラン・ケイシー、リチャード・トンプソン、トミー・ピープルズ、カレン・トゥイード&アンディ・カッティングといった期待度200%の新譜のほかにも、聴きたくなるものがやたら多い。でも絞りに絞って7枚だけ注文。●「もんじゅ」の設置許可は無効との名古屋高裁支部の判決(川崎和夫裁判長)。●高村薫がまたまた大幅に改稿した「マークスの山」(講談社文庫、もとは早川書房)、カエターノ・ヴェローゾ特集の「ユリイカ」、「サッカーマガジン」。●NHK−BSでブンブン・サテライツのライヴ。このドラマー、すごく好きなので、一度ちゃんとしたライヴを見てみたい。●相変わらずCGIが動いてくれなくて、望みの掲示板が設置できない。(28日)

●初めて見たハンブルガーSVにはがっくり。要の選手を欠いていたとはいえ、あれじゃあ先が思いやられる。この5試合無得点だった相手チームの方が断然良いゲームしてるんだもん。高原も見せ場の作りようがない。といっても、何度かどフリーでボール持ったのに、出しどころがないと見えてあっさり後ろに下げちゃうばっかりで、かなり物足りなかったのも確か。ふだんよりゴールに向かう気迫が伝わってこなかったのは、緊張とかあったんだろうか? 次のホームでの試合に期待。●レッジーナは、チームに勢いが出てきた。ラツィオがめったにないような不調だったとはいえ、2位のチームにアウェイで買ったってのはデカい。中盤の下がり目で存在感を発揮してた俊輔の早い交代は納得いかないが。●ザ・フォーク・クルセダーズの新作『戦争と平和』を会社でちらっと。1曲目「芸術家、科学者、そして宗教家」のあまりにまっすぐな歌にぐっと来た。録音とミックスは昨日見たばっかのオノ・セイゲン。●久しぶりに缶ビールを買った。キリンの限定醸造「鞠花(まりはな)」ってやつ。なんの期待もしてなかったけど、やっぱり代わり映えしない。エビス、ハイネケン、ギネスに限りますな(なら浮気するなって)。(27日)

●昼間はひたすらゲラ読み。なんとかメドが立って、表参道のブルーノート東京でセイゲン・オノ・セプテット2003のセカンド・セットをみる。緑川英徳(アルト・サックス)、宮野弘紀(ギター)、フェビアン・レザ・パネ(ピアノ)、落合徹也(エレクトリック・ヴァイオリン)、石川智(ドラム)、佐藤慎一(ウッドベース)というメンバーのうち、3年前(の録音はCD化された)も出ていたのはサックスとベースだけ。セイゲンさんの音楽はじつに説明しにくいんだけど、とにかくこれほど五感に直接訴えてくる気持ちの良い音はちょっと他にない。期待通り1セット目よりだいぶ長くやってくれて、たっぷり2時間、陶然と聴き惚れました。「stereo」誌1月号でブルーノート東京のPAがかなり独特のシステムによって自然な音響を実現させていることを知り、その辺も意識して聴いたが、たしかに電気的な増幅を感じさせないアコースティックは見事。会場内のどこで聴いてもバランスが崩れないし。今日のように音質命みたいな音楽は、ここ以外では難しいかも。●その前回のライヴ盤のあとにSACDとのハイブリッドで出た『マリア・アンド・マリア』は6000円もするので買ってなかったんだけど、いつのまにか3000円で同じくハイブリッド・フォーマットの新作が2枚も出てたのも発見。これがしかし、リアルCD店にはなかなか置いてないんだよな。通販で買えるけど。●ブルーノートで高い食事をする気にはなれないので軽くすませ、最近できた近所の24時間営業の弁当屋で食料を仕入れて帰宅。遅い食事をしつつ、ゲラの残りも読みつつ、パルマ戦のラストとレッジーナ戦(対ラツィオ)を見る。パルマ戦はいちおう留守録しておいたんだけど、CSチューナーとビデオデッキとのシンクロ録画という機能が使えるのを、今日初めて知った。便利。●CDコーナーも更新したいんだけど、1冊校了にするまでは無理そう。(26日)

●夕方ひと眠りしたあと、冷たい風のなか新宿リキッドルームへ出かけて、ぴあ主催のイベントでグレイト3を見る。ライヴはずいぶん久しぶりだけど、シャープでタフなビートに磨きがかかり、片寄のハイトーン・ヴォーカルもスタイルを確立した感じ。3人のスムースなコンビネーションが気持ちよかった。春には新しいアルバムが出るらしい。しかし、大柄なベーシスト高桑の三つ編みってのは、なかなかインパクトあるなあ。初耳だったトリのビート・クルセイダーズは、きちっとしたビート・パンクで悪くなかった。ベースが弱いかな。幼稚な下ネタMCもいかがなものか。●朝日新聞朝刊「私の視点」に南智子(知ってます?)の「多様な性のあり方を受け入れよう」という訴えが載っている。「漫画原作者、作家」だったんだ、へえ〜。●トッテナム・ホットスパーズには忘れちゃいけない、アイルランドのヒーロー、ロビー・キーンがいました。さて、高原のデビュー戦ですな、いよいよ。(25日)

●今週はずいぶん仕事をしたような気もするが、大して進んじゃいないような気もして。とにかく会社にいる時間が長すぎ! ●昼間は月に一度の、まったくもってじつに不愉快きわまりない全社の企画会議。提出した企画は3本とも通りはしたけど、活字(本)や音楽(ミュージシャン、CD)に愛情も敬意も持たないおじさんたちとの会話にはひたすら消耗させられる。ろくに本も読まず、音楽も聴かず、ライヴにも行かず、書店やCD店も覗かず、どうして音楽専門出版社に務めているのか。社員のやる気を削いで何が楽しいのか。●清水エスパルスの戸田和幸は、サンダーランドではなくトッテナム・ホットスパーズへ移籍するらしい。スパーズといえば、たしかシェリンガムがいるチーム? 中盤のレギュラー争いは厳しそうだけど、とにかくプレミアの試合にコンスタントに出て欲しい。得点に絡むことを求められるポジションの選手じゃないから、大いに可能性はあると思うぞ!(24日)

●午前中の雪も昼には雨になり、深夜にはすっかり晴れ上がっていた。昨日と同じ電車で帰宅。●遅ればせながら読み始めている「週刊サッカー・マガジン」のえのきどいちろうの連載。先週の話は深くて感動したけど、今週のは「セリエA観戦ツアー」。自分が書いてる雑誌の広告見て、ツアーに申し込んで行ってきたってんだから最高。最低催行人員ぎりぎりの4人だったらしいんだけど(えのきど氏は単独)、「リピーターになっちゃおうかなぁ」ってぐらい、なんかすごい良かったらしい。いいなあ、えのきどいちろうとセリエ観戦(笑)。懸案のパルマ行き、ますます思いが募ります。●で、横浜F・マリノスが見事カフーを獲得。といってもじっさいにプレイするのは7月以降の話だけど、なんつったって、カフーっすよ。W杯で優勝したばっかりのチームの主将っすよ。そりゃ4億なんぼもあるんなら若い選手に、とか、それじゃ日本の選手の出番が減る、とかいろいろ論議はあるだろうけど、サイドを駆け上がる疲れ知らずのあのカフーが毎週見られるんだから。とりあえずOK(^^;)。(23日)

●よけいなことは考えないように、目の前の仕事に集中するように、となんとか気持ちを持っていって、とにかく机に向かう。いつもの23時55分発で帰宅。●夕方から目黒で打ち合わせのあと、今日発売された『服部良一・東京の屋根の下 僕の音楽人生1948〜1954』を買いに新宿タワーへ。夏前に服部良一を描いた本を出すのだ。コロムビアの3枚組も出たときに買っておくんだったなあ。ついでに7階をちょっとウロウロ。おおっ、嘉手苅林昌の『失われた海への挽歌』がリイシューされてる! テイチク、なんでいまごろ? いや嬉しいんだけど。ミッシェル・ガン・エレファント、ナンバーガール、試聴したらえらい気持ちよかったモンゴル800、Phat、シー・アンド・ケイク、ルース・ファー、それに紙ジャケ/リマスター版YMO(『テクノデリック』が一番減ってる)などを横目で見ながら、最初の2セットだけ持ってレジへ。ガガガSPのシングル「満月の夕」は3位だそうで。●イープラスのプレオーダーに申し込んでた井上陽水の3月公演のチケットは落選。奥田民生にもトライしてみようか。(22日)

●なんだかやたらとノドが乾燥して辛かった。5回も茶をいれて飲む。●1日中黙々と仕事。うち合わせ1件。人文系の出版社は老舗でも大変だ、という話を聞いたり。珍しく眼が痛くなってきたので12時間で切り上げて帰宅。●監督が替わったり、選手の移籍があったり(大岩とか平野とかトゥットとか。戸田と、市川も欧州?)、話題には事欠かないけど、やっぱり早くスタジアムに見に行きたい>Jリーグ。開幕まであと2カ月かあ。(21日)

●企画書を3本仕上げてから、タワーレコードでOさんに長々とお相手していただき四方山。話のあとは久しぶりにフロアを徘徊、昨日Amazonでも注文したばかりだし、ウソみたいに安いEMIのヴィラ・ロボス(「ギターのための五つの前奏曲(?)」が美しい)、大友良英NJQなど5、6枚で我慢。「ラティーナ」「musee」も入手。帰りにABCにもやっぱり久しぶりに寄って(Kさんには会えず)、1冊だけ残っていたローレンス・レッシグの「CODE」(翔泳社)とステラン・ダニエルソンの「日本発見」(アミューズブックス)を購入。いつもの中華で定食を食べて、珍しくやる気が出たので終電まで仕事して帰宅。●カフー、Jリーグに来てくれないものか。来て欲しいなあ。がんばるんだ、マリノス!(20日)

●夕方から雪じゃなくて雨になった。寒い。●昨日(今日)のパルマ戦には笑った。後半から出始めた霧がどんどん濃くなって、テレビ画面からはピッチの様子がほとんど分からなくなっちゃったのだ。パルマの右サイドがとくに濃かったもんだから、中田なんか姿すら見えない。得点シーンも、入ったことが分かるまでにえらい時間かかって、さっぱり盛り上がらないし。審判も大変だったと思うけど、あれでよくオフサイドとか取るよなあ。アナウンサーも解説者も同じ映像見てるわけで、実況中継も崩壊。珍しい試合見ました。(19日)

●天気は悪くないけど、空気が冷たい。雲が厚くなってきたら雪でも降りそう。●とくに元気も出ないので、自宅で索引作りに精を出す。いちばん億劫な作業だったんだけど、なんとかメドが付いてひと息。●「半落ち」(15日の日記参照)って、“このミス”だけじゃなくて、文春のほうでも1位なのね。信じられん。さすがに直木賞の選考委員の評価は良くなかったらしい。そもそも候補になってるのが大いに疑問ではあるけど。(18日)

●家に着いてテレビを付けたらちょうど安斎肇が出てきて“空耳アワー”が始まるところだった。もう10年ぐらい続いてるの? このコーナー。民放のテレビでは数少ない楽しみな番組かも。阿部寛が弁護士役で主演するドラマを見逃したのが残念。●あの大震災から丸8年。僕にとってリアルなのは、その1年後に神戸市内の長田神社で味わった空気の冷たさだ。日が暮れる5時頃になると、足下から切れるような冷気が伝わってきて、「家を失った人たちは、こんな冷たさの中で夜を過ごさなきゃいけなかったのか」と愕然とした。少なくとも23区内では体験できない底冷えで、そのとき聴いた「満月の夕」とともに忘れられない。●それにしても、神戸空港は建設中だし、都内は高層の商業ビルとマンションばかり増えるし、すごく愚かなことをしているようにしか思えないんだけど。(17日)

●会社でeMacを使うようになってそろそろひと月……G4がとっにかく速い/17インチの画面がフラットで見やすい/拡張キーボードはでかくて邪魔(キータッチは悪くない)/光センサーで動くマウスが快適/ファンの音がけっこう大きくて耳につく/電源ボタンが本体の右側奥の方にあるので手が届きにくい/重い/内蔵スピーカーの音が良い(のでポータブルCDを会社に置く必要がなくなった)……そんなこんなだけど、Macの購入を検討中の人には、予算や使い方、置き場所によるけど、充分候補のひとつとしてお薦めします。メモリとか標準のままだけど、強制再起動はまだほとんどしたことないし(OSは9.2を使用)。(16日)

●♪明日ぁのためにぃ靴をみがこうぉ〜♪ってわけで、山口洋の新バンド、初のライヴ(渋谷オン・エア・ウェスト)。とっにかく池畑潤二(Dr)と渡辺圭一(b)のリズム隊が腰の入ったビートをたたき出していて素晴らしい。とくにベースは懐が深くて存在感もあって、ほんといいなあ。ついつい目線がそっちに行っちゃう。山口洋は「腹を壊した」と言ってたからそのせいなのか、ステージのまん中に立つのは久しぶりだったせいなのか、本来の調子を取り戻すまでに時間がかかっていた。総じて暖機運転中って感は否めないとはいえしかし、この4人(もう一人はハモンド・オルガンとアコーディオンの細海魚)の組み合わせにはロックの原始的な興奮を呼び起こすものがある。かっこいいです。●“このミス”の国内ミステリ部門で1位になった横山秀夫の『半落ち』、「ひどい」と聞いて読んでみたけど、ほんとにお粗末。この程度の作品で1位とはまったく解せない。手を出さないほうがいいです。●昨日の「急がば廻れ'99 アメリカン・ポップ・ミュージックの隠された真実」を巡る一件、僕の勇み足だったので削除しました(といっても訳分からないでしょうけど、なんのトラブルがあったわけでもありません)。本は刺激的なものなので、ヴェンチャーズに限らずバーバンク・サウンドやモータウンなど、60年代のアメリカン・ポップに興味のある方はぜひご一読を。●W杯でカメルーン代表だったエムボマが東京ヴェルディ1969に移籍とな。間近で彼のプレイが毎週見られるというのは楽しいかも。チームはともかく(^^;)。(15日)

●梅のつぼみが開くんじゃないかってぐらいの暖かさも、深夜には冷たい風が。帰ったらまずうがい、と。(14日)

●午後からは雲が多くなったけど、サッカー日和。高校選手権決勝戦をテレビ観戦。応援していた市立船橋が見事なミドル・シュートで、パワーに勝る国見を破って優勝。見応えのある試合でした。ぜんぜんプレイを中継しないアナウンサーには閉口したけど。●スペシャル版DVDで『ロード・オブ・ザ・リング』本編を観る。いや、こりゃ素晴らしい。その昔観た出来の悪い実写版映画とは大違い。序盤はパンフと首っ引きだったけど、どんどん引き込まれました。CG使いまくりだろう各種の造型が見事で、どこにもない異世界がじつに魅力的。ハワード・ショアの音楽も効果的で美しい。各種グッズが売れてるのも納得。2度3度の鑑賞に充分耐える上質のファンタジー映画でした。ケルト文化に興味のある向きも必見でしょう。このスペシャル版DVDの特典映像、なんと7時間もあるらしい。2部、3部も楽しみです。この1年で映画はやっと3本目くらい? ●原作はたしか学生の時に途中まで読んだはずなんだけど、そういやナルニア国物語も途中までしか読んでないような気が。あんな面白い傑作ファンタジーをどうして最後まで読まずにいられるのやら(笑)。しかしこんなの見ちゃうと、サラウンドのシステムが欲しくなってきて困るなあ。今年は新しい電気製品は買わないつもりなんだが。(13日)

●休みの日にしては早起きしたので、余裕のある1日になった。ジム・オルーク『インシグニフィカンス』、ウィルコ『ヤンキー・ホテル・フォックストロット』、ヂヴィッド・グラブス『ザ・スペクトラム・ビトゥイーン』、ナラ・レオン『美しきボサノヴァのミューズ』などを聴きながら、仕事も少し。●ボーリング、なんと181が出た。またも自己ベスト更新。目指せ200!? ●冬休みを経て年明け最初のセリエA。同時中継だったのでちょっと迷ったが、中田英を選んで対ピアチェンツア戦を見る。中田の判断とプレイの正確さ、精力的な働きばっかり目立つのは決して贔屓目だけじゃないと思う。アドリアーノとボナッツォーリより力のあるFWさえいれば。(12日)

●田中康夫知事のもと長野県で要職に就く高校の同期を囲む会にたまたま出席。8人とこぢんまりした場で、教育のことなどを中心にあれこれ興味深い話をきく。しごくまっとうな発言が相次ぎ、心強かった。こういう人たちばかりが行政を担ってくれてればなあ。●「終戦のローレライ」をようやく読了。人物造形がパターン化されすぎていて物足りない憾みはあるものの、さすがに長丁場をつき合ってくると、最後は胸に迫るものもあるし、戦争アクション小説として一級の作品と言っていいだろう。終盤の水中戦闘シーンのスリリングなこと。読み疲れするぐらいのエネルギーが充満する力作でした。もうちょっと力を抜いてエンタテインメントに徹した作品も読んでみたい。(11日)

●今日も暖かく過ごしやすい晴天。●ポツポツと毎日届いていた年賀状も今日で打ち止め。5日間出社したし、さすがに正月気分も消えたな。●夜は例によって一人だけになったので、えらく音の良いeMacでジョビンの『イネージト』を聴きながら企画書を2本。●いちおう見るつもりだった「高校教師」、録画し忘れた。●畳のない部屋に住んで7年半、ときどき無性に恋しくなる。障子や縁側も。三和土とか上がり框とか、欄間とか床の間とかも。あと漆喰の壁とか火鉢とか。ちっちゃい頃の記憶と結びついてるからか、切なくなったり。(10日)

●穏やかな晴天。●引き続き「終戦のローレライ」下巻を読み進めるが、行き帰りの社内と食事時ぐらいしか手を付けられないので、もどかしい。ざっと計算すると400字で2500枚もあるんだから、いくら読んでも終わらないわけだ。長いのが嬉しい、っていう内容だからいいんだけど、他の本が読めないのが問題。●「コミック・モーニング」や「ナンバー」も新年号が出たし、夜中の電車も混み始めたし、いつもの生活がすっかり戻ってきた。と思う間もなくまた3連休か。セリエも再開するし高校サッカーの決勝もあるけど、仕事もするかなあ。●エスパルスの戸田がサンダーランドの入団テストを受けるとか。プレミアは合ってると思うぞ。(9日)

●昼間、アップル・コンピュータのサイトが重かった。新しいPowerBookG4が発表されたのだ。なんと17インチ型が登場したのには驚いたけど、魅力的なのは12インチ。867MhzのCPU(G4のスピードには会社のeMacでびっくりした)に40GBのHD、コンボドライヴ搭載で2.09kgの軽量、厚さ3cmで22万9800円。iBook以上の完成度が期待できそうで、ぜんぜん必要はないけど、実物触ったら欲しくなりそう。つい360度回転画像まで見てしまった。●一度だけエッセイを書いていただいたことがある作家の山之口洋さん(「オルガニスト」「我はフランソワ」)のサイトを今日になって発見。今は「九七式戦による空中戦」が出てきたりする長編を執筆中らしい。作品ごとに世界がぜんぜん変わっちゃうのは、営業的には必ずしもプラスじゃないかもしれないけど、たまたま同い年で同窓、同じ東京生まれの山之口さんが、果たしてどんな風に戦争を描くのか。楽しみがひとつ出来た。●松任谷由実のディスク・ガイド(TOKYO FM出版)が売れてる模様。ふーん。(8日)

●このところほぼ毎日夕方5時から6時ごろにかけて、まるで昼休みの後の5時間目の授業中のように猛烈な睡魔に襲われるようになっちゃったのは、睡眠のサイクルが妙な具合になってるからなんだろうけど、仮にそこを乗り切ったとしても、次は晩飯を食べたあとが大変で、しこたま飲んだあとみたいにまぶたが下がってくる、とはいえ時間にすれば10分程度なんだけど、それにしたって、いい歳してなんだかなあ、と苦笑気味。それが昨日今日、不思議と一度も眠くならないのは、たっぷり休んでたっぷり寝たからとしか考えられない。からだは正直ってことで。●団交、会議、原稿読み、探し物、昨日と同じく正味3時間の残業。ライヴや人に会う約束でもないかぎり平日は毎日毎日12時間会社にいる。んな生活続けてちゃあいけませんな。ロクな企画もでてきやしませんて。からだもなまるし。●高校サッカーは国見が順当に勝ち上がって、市立船橋との決勝戦に。地力から言ったら国見だろうけど、応援したくなるのはやっぱり市船。(7日)

●いつも通りに出社したら会社が寒い!! 9日間も人気がなかったせいか、足下がめちゃくちゃ冷えて参った。仕事始め、とはいっても、借り物の温風器で寒さを我慢しつつ、おもに企画相談の電話数本、年始の挨拶、あとは原稿を読むだけの静かな1日でありました。せっかく着物姿の同僚がいたのに、全部で3秒しか拝めず。正味3時間残業して帰宅。●福井晴敏の小説には、与えられた役割と、自己の感情や信念との板挟みになって悩む軍人や兵士が多く登場する。国家と個人との関係がテーマのひとつみたいなんだけど、そういう問題意識っていまどきどれだけの人が共有できるんだろう? その辺をあまり剥き出しにせず、あくまでアクション物として質の高いものにしてるからいいんだけど、けっこう際どいところかも。(6日)

●今日も早起きはできず。晴天だけど、富士山は雲の中。●ボーリング場がどこもメチャ混みだったので、またまた実家で家族麻雀。もともとからっきし下手な上に、すっかり勘が鈍ってるもんだから、ろくな手ができなかった。●そんなこんなで、いやあよく遊びました。こんなにあちこち出かけて人に会い、ゆっくり飲み食いした正月休みは初めてかも。CDもさほど聴かず、本は2冊。それにしても毎日寒かった。(5日)

●富士山がうっすらと見える晴天。今日はあったかいかな、と自転車を引っ張り出してみたはいいけど、風の冷たさにそそくさと退却。あとはひたすら部屋にこもってビールとワイン飲みつつ、福井晴敏の「終戦のローレライ」上巻を読んでいた。なんとまあ濃密な。息苦しくなるような海中戦闘シーンの連続で、ぐったり。眼が疲れてしまった。「亡国のイージス」もそうだったけど、これ、ハリウッドで映画化してくれないものか。「レッド・オクトーバー」なんかより絶対面白いものができると思うんだけど。●9連休も明日で終わりか。(4日)

●サラサラと雪が降ったりして、またまた厳しい寒さ。●正月には珍しく友人たちと新春ボーリング大会。172はたしか自己ベストのような。年末から急にスコアが出るようになって、いったいどうしたんだろう? ●5日まで休みだとのんびりできてうれしい。(3日)

●かなり空気は冷たいが空は澄んでいる。真っ白い富士山がふだんより大きくはっきりと見えて気持ちがいい。●年賀状を書いたあと、都心より冷え込みの厳しい埼玉へ出かけて、連れ合いの実家で食事。正月らしいのんびりした1日でした。●高校サッカー、なんとなく応援しようかと思っていた地球環境高校が負けてしまった。通信制の学校が全国大会に出たのは初めて? おおむね順当に強豪が勝ち進んでいる様子だけど、もうちょっと試合の中継を増やしてくれないものか。●NHK「宮本武蔵」の宣伝番組でCalmの音楽が使われていてびっくり。(2日)

●00年、01年、02年と、なんだかあっという間だったような。気が付くとするするっと2003年ですね。今日は午後から陽も差してきて、おだやかな元旦でした。●期待通りのエキサイティングな試合になって楽しかった天皇杯決勝を見た後、夕方から親の家に(いきなり中央線が人身事故で止まってたり)。実家(とは言わないのかな?)では、体調もほぼ回復したので酒も飲んで(美丈夫の純米大吟醸45%)、正月料理らしい食事で幸せになりつつ、「筋肉バトル」をみたり、麻雀したり。日頃患わされているあれこれを忘れてのんびりするのって、去年の正月以来だったかも。なんだかんだであんまり休んでないもんなあ、この1年。今年は仕事をちゃんとやりつつ、せめて1週間くらいは旅行をしたい。●終電で帰宅後、「ロミオとロミオは永遠に」を読了。中盤からは怒濤の展開で楽しめました。●年もかわったので模様替えしようかとも思ったんだけど、面倒だしワザもないので挫折。今年もこのサイトともども、みなさんご贔屓のほどを。(1日)