●えらい間の悪い時間に外にいたもんで、つかのまの土砂降りでずぶ濡れ。ヘンな天気でした、あいかわらず。●動くヴェーセン(日記やCDコーナーで何度も触れてるスウェーデンのバンド)を初めて見た。たった1曲5分弱の、カメラも2台しか使ってない、映像的にはしょぼいものなんだけど、これがまあ、なんとかっこいい! こんなにシャープな演奏目の前で見たら痺れまくるな。来日熱望!! リード・(?)ニッケルハルパ奏者の歳の行った学生みたいな服装だけはなんとかしたいけど(笑)。19日には下北沢ヴィレッジ・グリーンで生撮りビデオの上映会byミュージック・プラントがあるよ。●曽我部恵一がCCCDを爽快に語っているのを読んでて、やるつもりでいたのをようやく思いだし、トップページに「No!
CCCD」のステッカーを貼ってみました。マシュー・スウィートの海外盤はまだか? ●アップルが発表した“iTunes Music
Store”って試聴だけでもやってみた人いる?(30日)
●W杯のクロアチア×エクアドル戦以来の横浜国際競技場で、横浜マリノス×名古屋グランパスエイト。文句なしの快晴に芝生の緑が鮮やかで気持ちいいし(風が強くてちと冷えたけど)、客席の入りもよくて盛り上がってるしで、やっぱサッカーは生だよ、生(^_^)。久保とマルキーニョスが復調したマリノスは開幕戦と同じ先発メンバー。名古屋は、ウェズレイと藤本、酒井、楢崎ぐらいしか見知った選手はいないんだけど、このところ決して調子は悪くないだけにむずかしいゲームになりそうではあった。マリノスは、右の佐藤、左のドゥトラから何度も良いクロスが上がり、得点機を作りはするものの、まん中が弱くてゴールならず。空中戦は、名古屋の長身スキンヘッドのセンターバック、パナディッチに負けてばっかりだったし、いまいち久保が活きてこないなあ。途中出場の坂田はなにもできず。名古屋もしっかりしたチームではあったけど怖さはなくて、なんだか心を入れ替えたとか発言していた松田がきっちり仕事していただけに、なんとか1点は取りたかったなあ。帰りは早い時間から新横浜でまたビール。明日以降は酒を控え目にせねば。(29日)
●南北線の麻布十番駅を降りて、ところどころに今どきな店も目に付くとはいえ、地に足の着いた趣の商店街を5〜6分歩いて行ってきました、六本木ヒルズ。どこかで見たような意匠の中高層のビルとマンション、僕でも知ってる有名ブランドのショップ、緑の庭園と、まあなんていうか、思想がさっぱり見えてこない、相も変わらぬ泡まみれの仕事としか僕には思えない(一部だけど安っぽいリゾート・ホテルみたいなデザインも空疎)。せっかく都心の一等地にまとまった土地が使えるのに、空間の使い方がせせこましい気も。●で、目当てのイスマエル・ローのライヴがあったのは、テレビ朝日社屋(らしい)前の谷間に設けられた屋外ステージ。屋根かと思ったらただの飾りらしい頭上の円盤が謎だったり(雨降りのときはどうするのか?)、客席の周りは壁がなにもなく解放されているので、立ち聞き・立ち見がぜんぜんOKだったり、とやっぱりちょっと不思議なスペース。パーカッション(サバール)とドラム以外は全部エレクトリックの編成(ギター、ベース、キーボード×2と本人のギター、ハーモニカ)で、ステージ前の客席がガラガラなまま、ちょっと風が冷たい中スタートした。穏やかな歌声が物足りないくらいの序盤だったけど、リズムの鋭いンバラの演奏が入ったりするうちに、イスマエルの歌声にも力が入ってくる。セネガルの人たちが客席からステージに上がって踊りまくったり、演奏にもエンジンがかかってきたな、という頃合いに残念ながら終了でした。正味1時間ちょっと。なめらかなリズムや暖かみのあるヴォーカルはとても心地よく楽しめただけに、たったこれだけのために来日とは、もったいなさすぎ。ユッスー・ンドゥールのライヴを思い出しちゃってむずむずしたり。終演後、ピーター・バラカンさんと「妙な場所ですよね〜」などとちらっと雑談したあと、同僚と二人で麻布十番方面に戻り、地元っぽい「定食屋」で軽くビール。話は低調な内容に終始してしまったけど、乙な店でした。(28日)
●7時から「サンダーバード」、7時30分から「ひょっこりひょうたん島」、8時から「ビフォー・アンド・アフター」と、ふだんはめったに見ない地上波なんだけど4月からの日曜はなかなかゴールデンでよろしい(^_^)。それにしても、細部までおっそろしくリアルな造型や微妙な動きの緻密さとか、「サンダーバード」にはあらためて恐れ入りました。やっぱプラモ作ろうかな。あと、ひょうたん島の台詞の古風なのにもちょっと感激。●「区議会議員の選挙、行きました?」「ええ、まあいちおう。棄権はしたくないんで。でも、なにがなんだか分かんないし、たまたま知り合いが推薦してる人を見つけたんで、入れただけですけど」「あ、そりゃえらいですねえ。わたしゃ仕事もあるし、けっきょく行ってないんですよ。都知事選ほど盛り上がらないし」「なんか結果見えてましたもんねえ」「そりゃあもう、石原さんの決断力と行動力はすごいですよ。誰が出てきてもかなうわけありません」「田中康夫ぐらいかなあ、勝てる可能性があるとしたら」「いやいや田中なんてダメですよ。あれ、相当の変人ですよ。石原のほうがだんぜん実力あります!」「あー、そうすかねえ……」文字通りの床屋政談しちゃいました。腕は悪くないんだけど、客相手に政治の話はやめたほうがいいかも。●その区議会議員選挙の街宣車のおかげで、毎日いつもより早い時間に目が覚めてた。100&意味ないし不愉快ではあるんだけど、けっこうありがたかったりして(笑)。(26日)
●ここ数日夜更かしが過ぎて、眠い。あれよあれよと点がドカドカ入ったセレッソ×レッズ戦を画面だけつけながら、ファイブディーから届いたナタリー・ワイズのファースト・アルバムを聴く。なんだか声が似てるなあと思ったら、なんだ高野寛とBIKKEのグループだった。アコースティックなバックトラックにスポークンワーズというかライムというかが乗る。リズムのシャープなアップテンポの曲も聴きたくなったけど、ヘンに落ち着いてるわけでもなく、新鮮に聴けた。発売は5月30日だそうです。●夜は都心のマンションの友人宅を訪ね、あれこれ持参したCDをB&WのトールボーイSP、ラックスのアンプとCDプレイヤーというオーディオでとっかえひっかえ。我が家とはぜんぜん方向性の違う音なんだけど、ゆったりと穏やかなサウンドが心地よかった。ふだん聴くのはほぼクラシックという友人だが、カエターノと意外や山本精一のソロを気に入ってもらいました。(26日)
●Jリーグ開幕に合わせて作ろうと思っていたんだけど、ようやく手が動いてくれて、サッカーの話題専用の掲示板をオープンしてみました。まずはチャンピオンズ・リーグ方面などからぜひ。まだあちこち不備なままですが、ディープな話題もこれでOK(笑)。結果ばれのネタの書き込みするのが難しいかもですが、その辺はおいおい“自然法”ができてくるんじゃないかと。●それにしてもマンU×レアルはすごかった。ていうか、すごいのはレアルなんだけど、あれはもはやサッカーではない?? ●昼間は意味なし会議と原稿読み、メール書きなどのデスクワーク。夜はAVアンプとユニバーサル・プレイヤーを新調したばかりの小野島大さんと企画の相談。ついつい飲みながらになっちゃって楽しくあれこれ。5.1chサラウンドも聴いてはみたいが。いったん会社に戻ったあと再び終電で帰宅。今日も昼は弁当になってしまった。●昨日お会いした関口さんから出たばかりの著書『バルカン音楽ガイド』(青弓社)をいただいた。貴重な本です。(25日)
●上空に雨が留まっていたせいか、ヘンに気温の高いままの1日。●午後、関口義人さんと長話。話題があちこち飛ぶうちにあっという間に日が暮れて、夜は下北沢でTEASERのライヴ。ヴォーカル&ギターの志田のライヴはずいぶん長い間見ているが、これまで見たことのない充実ぶりで素直に楽しめた。久々に終電で帰宅。●マシュー・ハーバートを買うつもりで寄ったのに、CDショップを出たとき持っていたのはグレイト3『CLIMAX』、ミッシェル・ガン・エレファント『サブリナ・ヘヴン』、それにジェフ・ミルズ『MEDIUM』。TMGEはサウンドも骨太だし、多彩な曲が並ぶ中でハードエッジなロックンロールがひときわ輝いている。ミディアムの曲でもスピード感があるし、まったくダレない。強力盤。一度ライヴを見てみたい。●この数日、弁当やコンビニ飯が続いてしまった。せっかく体重が少し増えてきたのに気を付けねば。明日はやっと金曜日。(24日)
●ぐわあっ、くそお! 延長アリなの忘れてたよ! チャンピオンズ・リーグクオーター・ファイナル第2戦のバルセロナ×ユベントス、うっかり夕刊開いちゃって、どっちがベスト4に進んだかは知っちゃったんだけど、それでもまあ、見応え十二分の白熱した試合。ほんのちょっとのズレでゴールならずというシーンが両方に続き、こりゃあ最後の最後でユーベがカウンター一発とかいう展開かな、とか思ってたら、90分で決着付かず。ゴールデン・ゴール方式じゃないから、さらに30分続くことになっちゃって、あえなく延長前半10分あたりでテープが終わった。なんのために夜更かししてるんだか。最後まで見届けたかったよ〜〜。大好きな選手の一人ネドヴェドが活躍していたのがせめてもの救い。マンU×レアルはちゃんと3時間分録画しなくては。●ふと聴きたくなって、デヴィッド・ボウイの超有名盤『ジギー・スターダスト』の30周年記念2枚組を購入。いやあ、「サフラジェット・シティ」あたりのかっこよさといったら。近年えらく味のある歌を聴かせてくれているボウイだけど、久々に痺れた。音質も文句なし。CD持ってないのはいくらでもあるから、もうちょっと聴くかな。(23日)
●CDジャケットのスキャン、企画書執筆、チラシの修正と印刷、翻訳原稿の見直し、提出した書類の訂正……例によってやりたかった仕事の半分も終えられずに退社。ビルを出たら目の前を植田朝日似の男が歩いていった。家に着くと激戦だったレアル×バルサ戦が始まったところ。リーガ・エスパニョーラは大接戦で目が離せなくなってきた。プレミアもマンUとアーセナルの一騎打ち状態だし。●今年こそ緑の多い場所に出かけたい。映画も1本ぐらいは見たい。本も読みたい。家の片づけをしたい。服を整理したい。CD売りに行きたい。秋葉原でアナログ・プレイヤー物色したい。サッカーボール蹴りたい。そんな感じよ>ゴールデン・ウィーク。(22日)
●またいきなり寒くなって、薄手のコートを着て外出。●『ボサノヴァの歴史外伝 パジャマを着た神様』に続いて、東琢磨さんの最初の評論集『ラテン・ミュージックという「力」 複数のアメリカ・音の現場から』も買ってくださったfbeatさんの日記からリンクをたどってあちこち徘徊。毎日ネット探訪に時間かけすぎかも。●その途中でタイトルを見つけて「おー、そうだった」と森達也の新刊『世界はもっと豊かだし、人はもっと優しい』(晶文社・この装丁は誰だろう? ひょっとして岩瀬さん?)をbk1に注文(Amazonは新刊なのに在庫切れだった)。●『超ボブ・ディラン入門』、さっそくお叱りの電話をいただく。ありがたいことです。●今日で弟が39歳になった。信じられん。(21日)
●アカデミーを受賞したからというわけではないが、『千と千尋の神隠し』をビデオで見た。かなり良かった。“行きて帰りし物語”のわりには導入と終わり方があっさりしてるな、とか、顔なしはいったいなんだったんだろう、とか気になることもあるけど、映画そのものを楽しむのに邪魔になるほどではない。風や空や水や光の描写や、飛行シーンはいつものことながら素晴らしくて、胸が踊らされたり締めつけられたり。主題曲になってるハープの弾き語り、ぜんぜん悪くないんだけど本編中には使ってほしくなかったな。●掲示板にも書いたピンク・フロイド『狂気』の30周年記念ハイブリッドSACD/5.1chサラウンド仕様盤は、ジャケットも少し変わってたけど、このアートワークはかなりいまいちじゃないでしょうか?(20日)
●汗ばむ陽気のなか、浦和駅から徒歩20分の駒場スタジアムを初体験。浦和レッズvs京都パープルサンガを、チケットを取っていただいたmatsu_AKA_okaさんからフェイエノールトの小野ユニを借りて観戦した。京都のFW黒部が欠場で残念だったが、そのせいか京都の攻撃がいまひとつ。というより浦和のディフェンスがしっかりしていたという印象(坪井を初めて生で見たけど、どうも守備のことはよく分かりません)。でも攻撃はひたすらエメルソンのスピードと技術に頼るだけ。韓国代表戦で決勝点を決めたもんだから、突如ヒーローに祭り上げられちゃった永井なんて、もうほんとにへっぽこでさあ(^^;)。せめてもう2点ぐらいには絡んで欲しいよな、あれだけ決定的なシーンがあったんだから。幸い開始早々にエメルソンが右サイドを突破していきなり先制、後半には、めったになかった中盤の上がりがはまって鈴木啓太が2点目と得点を重ねて、めでたく今シーズンJ初勝利。95%真っ赤に染まったスタンドの盛り上がりたるや大変なものでした。あの名高いサポーターたちが徒歩や自転車で三々五々集まってくる雰囲気はいいなあ。その辺だけは浦和市民が持てる“地元”感覚がうらやましいかも。(19日)
●今週の「ナンバー」はメジャーリーグ・ベースボール特集。もちろんメインは松井で、素晴らしいプレイを続けている選手のことを書いているんだから、つまらないはずがなく、このところ質が落ちたように思える同誌の中では楽しめた。松井のことは、断片的にしか見てないのでえらそうなことは言えないんだけど、ひたすら敬服するばかりです。最初の1〜2ヶ月は特別な成績は残せないのでは、などと考えていた素人の浅はかさ。「ナンバー」44頁の写真が、今の松井のバッティングをすべて物語ってます。●先月から表紙のデザイナーを変え、PPがかかるようになった「ミュージック・マガジン」5月号の特集は「ブッシュよ戦争をやめろ」。とは関係なく、158頁『マリア・デル・マール・ボネット/ライシャ』についての文章には呆れてしまった。これって“reviews”ページのはず(別に0点に怒ってるとかそういうことじゃないですよ。読んでもらえば分かると思いますが)。編集部はなにも言えないんでしょうか? ●明後日の日曜日夕方5時30分からのJ−WAVE「サウジ!サウダージ」は丸ごと、この前出した新刊『「ボサノヴァの歴史」外伝 パジャマを着た神様』の特集で、本に登場するミュージシャンのうち5人を取り上げて、内容と関連する曲をかけていくという趣向です。よかったら聴いてください。ぼくは初めてMDで録音することになりそう。●日が暮れたら、鼻先にホップの香りが漂いはじめる。幸い(?)飲み屋につき合ってくれる人もいなかったので、仕事仕事と念じつつ、缶ビール買って帰るだけで我慢した。窓を開けたままにしていると、外からの声の響き方がすっかり春。あれって、なんで音の感じが変わるんだろ?(18日)
●アウェイでの韓国戦とあっては、親善試合とはいえ負けるわけにはいかない一戦。欧州組は誰もいないし、久保も黒部も戦線離脱でFWは中山、山下、永井の3人だけというちょっとした非常事態になったので、高望みはすまい、内容が第一だ、と思ってみてはいたけど、いや意外な結末。永井エライ! 中盤に欧州組がいないときのほうがサッカーが落ち着いてみえるのは、こちらも過剰な期待をせずに見ていられるからなのか。ほとんどボールを奪われることのない小笠原の良さが目立った試合だった。ループ・シュートは惜しすぎ。●とまあしかし、録画で見るとどうしてもいまいちのめり込めず。その上、明朝はアーセナル×マンU、週末はレアル・マドリッド×バルセロナと、大詰めを迎えた欧州リーグで大一番が続く。いかんなあ。じつにいかん(^^;)。●ブラッド・メルドーは、とりあえず『イントロデューシング』という95年の(たぶん)ファースト・ソロを買ってみました。他に『BILL
FRISELL/THE INTERCONTINENTALS』『ポール・ブレイディ/ソングブック』なども。(16日)
●この数ヶ月の間に“日記”を読むために定期的に訪ねるサイトがずいぶん増えた。純然たる友人・知人はわずかで、ライター、評論家、翻訳家、ジャーナリスト、デザイナーといった仕事のみなさん。仕事でお世話になっている方も半分くらい−−志田歩、小野島大、北中正和、高橋健太郎、CLASSICA、Brahminen、fbeat、KEN=GO→、宗像明将、萩原健太、後藤雅洋、村井康司、大熊ワタル、山下泰司、ROBIN、TONPA、浜野智、大森望、柳下毅一郎、中野善夫、秋岡陽、オリタイサオ、渡辺洋、吉本ばなな、勝谷誠彦、有田芳生(以上敬称略。正確には日記じゃないページも。関係ないけど昔「敬省略」だと思ってた)。ひとの日記を読むのが好きなのは雑誌を読む面白さと通じる気がする。女性が少ないのは、そもそも日記を書いている人が少ないのか。そんなこともないような気がするから、たまたまかな。でもほんとに日記を書いている人ってどうしてこんなに多いんだろう? 自分でも半年続けてみたらその理由が分かった、なんてことはなかった。●IEで見ると上の名前が並んでいる数行が、ミョーなところで改行されているのはなぜ?●今節のリーガ・エスパニョーラ、レアル・マドリッド戦でのレアル・ソシエダ。いやもう完璧! 素晴らしすぎ! どちらがレアルか分からないくらい。あ、どっちもレアルか(^^;)。(15日)
●昨日とおなじで夜にはなぜか雨がぱらついたけど、良い陽気。もう寒さは戻らないかな、さすがに。家に帰り着いた途端に今日やるはずだった小さくない仕事をふたつもやってないことに気づいた。●イラク関連のニュースはどれもこれも気分が悪くなるばかり。統一地方選の結果についてもあれこれ思わないではないんだけど、言うだけまたむなしい気がするのでやめ。それより、ソウル・フラワー・ユニオンのライヴ会場で知りあった元編集者(ぜーんぜん畑違いの雑誌に中川敬の連載を作ったり、ヘンな行動力のある人)で現青梅市議の木下克利さんの行く末が気になる。今月末に選挙なんだよね。青梅市っていうのもずいぶんと保守的な土地柄らしくて、素人新人青年政治家がどんな風にいじめられるか、って話もなかなかすごいもんがあるんだけど、とにかく果たして再選できるのか!? これといった応援もできないけど、健闘を祈ります。選挙終わったら今度こそゆっくり飲みましょう。(14日)
●たぶん初めて巨人−阪神を球場で観戦。ドーム特有の空気と音がこもる感じはなじめないものがあったけど、しょっちゅうよそ見したり、話したり、飲み食いしたりしながら観戦できるってのも、悪くない。商売的にもこっちのほうがいいだろうしな。さすがに昨日の1万6千人より迫力あります。ホームランも飛び交って楽しめたけど、仁志の怪我は残念。阪神、元気です。●欧州各国のリーグ戦が佳境に入ってきたのに、そんなこんなで今週末はサッカーのテレビ観戦はほとんどなし。●CDはあいかわらずブラッド・メルドーとナンバーガールを聴いている。ブラッド・メルドーって、これまでのアルバムはどんな感じなんだろ? いっぱい出てて、どれを買っていいやら。(13日)
●勝谷誠彦の日記でリンクを張られていた有田芳生の4月9日の日記を読む。イギリスの「THE
SUNDAY TIMES」の記者による記事の和訳が掲載されている。イラクの南部ナシリアでの戦闘の現場からのレポート。「戦争」「爆撃」「侵略」という言葉で語られることの実態は、こういう、文字で読むだけでも胸が詰まり目を背けたくなるような出来事の積み重ねなわけだ。新聞は、テレビは、なにかを「報道」しようというのなら、まずなにをおいても、こういう現実をこそ伝えるべきだ。アメリカ軍の広報活動を手伝ってる場合か。●小学校4年生の頃、広島のある中学校のひとクラスの生徒全員が、1945年8月6日に、朝起きてから誰となにをし、どういう目にあったかをつぶさにたどった本(児童書だった)を読んだのを思いだした。子どもながらにあまりに辛くて辛くて、ついに最後まで読み終えることができず、そのままになっているのだけど、あれは僕にとって大きな「戦争体験」だったと思う。自分の家族や友人が、勝った負けたにかかわらず、ああいう目に遭う。それが戦争なんだ、と。そんな形でもいいから、個別一人一人の人間の体験としての「戦争」が、あとの世代に受け継がれていないのではないか、という危惧が年々大きくなっている。●なんて感じたり考えたり書いたりしていても、やっぱりどこかで、「もっともらしいこと言ってたって、お前はなにもしてないじゃないか」とか、「“正しい人づら”しやがって」とか、自分に突っ込んでたりもするわけで。従軍記者をやろうとは思わないし、デモにも結局(参加も見物もしには)行ってない。でもなあ……と今日ももやもやと無力感を抱えたままなのでした。なんだかあちこち行き詰まりまくってる感じ。明日の都知事選には投票するけど。●でもって、昼間は今季2試合目のJリーグ観戦@味の素スタジアムで、東京ヴェルディ1969vs横浜Fマリノスだったわけだ。なんかねえ、ヴェルディのゴール裏がえっらい寂しくて、どっちがホームよ?状態(入場者は1万6千人)。ハーフタイムのパラパラはさすがになくなってたけど、代わりにおねえちゃんが3人(だけ!)出てきて応援歌うたったりする勘違いな演出も悲しすぎる。あれじゃサポーターには頼まれてもなりたくないっす。せっかく若い選手が、シュートを忘れてるんじゃないかってぐらいに中盤で見事なパス廻しを見せてくれてるんだからさあ。試合は、FW久保が初ゴールを決めるし、清水が相手のディフェンスラインを抜け出して2点も決めるしで、マリノス快勝(祝)。やっぱサッカーは生だ、生(^^)。(12日)
●髪の毛1本のズレもなくどんぴしゃにピントが合ったレンズが写し出す画像のように、5人の音が立体的にシャープに飛び込んでくるアンサンブル。二度目のルナサfromアイルランド@満員の渋谷クラブ・クアトロは、期待通りの演奏を思う存分に聴かせてくれて大満足でした。エアなどスローな曲のスキッとした味わいも格別だった。前半はカウンター席で、後半はステージ下のかぶりつきで、と珍しい場所で見ることになったんだけど(野崎さん、ありがとう!)、真ん前で聴いたらベースの音がすごく柔らかくて気持ちよかった。イーリアン・パイプをどうやって演奏しているのかも、いまさらながらじっくり見られたし、やっぱり間近だと手応えが違うのを実感。明日はファースト・アルバムを聴き直すことにしよう。●ソニック・ユース『ダーティ』とザ・フー『フーズ・ネクスト』のデラックス・エディション、ピンク・フロイドの『狂気』SACDとのハイブリッド版、クラッシュの2枚組リマスター・ベスト、クリーム『BBCセッション』……今日買わなかったCD、でした。ルー・リードって近々なにかリマスター盤が出るんですか?(11日)
●暖かくて天気も良かったけど、体調がいまにぐらい。●この2日間は、チャンピオンズ・リーグの2試合を見たほかは、翻訳原稿のチェック、シリーズ物のリニューアル会議、人名辞典のリスト検討などなどを、じりじりと進める。ルナサ@クロコダイルには行けず。●中山康樹さんの新刊「超ボブ・ディラン入門」の見本があがった。ディランに関してはバイオ的なものや研究書、データ本はあったけど、「入門」と銘打ったものはなかったはず。諸氏の反応が楽しみ。(10日)
●頭がぼやけてしょうがないので、早めに帰宅。久しぶりにテレビでイラク関係のニュースを見た。報道陣(日本人はほとんどフリーランスやインディペンデントのジャーナリストらしい)が多く宿泊するパレスティン(ナ?)・ホテルを米軍の戦車が砲撃したらしい。アルジャジーラの支局も攻撃されたとか(ロイターはともかく、こっちは狙った、と思われてもしかたない)。二次、三次情報に頼るしかない一般市民にとっては、あくまで“らしい”なんだけど。まあ、戦争だからねえ。って片づけるわけにもいかないよな。国旗を掲げていたというロシア大使の車といい……。ブッシュとブレアのトップ会談、な〜にが「イラク民主化には国連の役割が重要だ」だよ。●夏前に出せそうな伝記を作っているので、何年ぶりかでクリフォード・ブラウン(1930〜1956)を聴いている。『メモリアル・アルバム』『〜&マックス・ローチ』『ウィズ・ストリングス』『ヘレン・メリル・ウィズ〜』……やっぱり最高、この人のトランペットは。輝かしくて暖かくて新鮮で流麗で太くて優しくて。パリ・セッション、一枚も聴いてないんだった。Amazonにあるかな。(8日)
●晴れはしたけど、いまいち暖かくならない。先週と同じく部屋の片づけ&掃除。サンプル・カセットを大整理してすっきりした(焼け石に……)。気温が上がって良い陽気になるらしい明日が楽しみ。●チャンピオンズ・リーグ出場圏内が見えてきたパルマ、今節はホームにミランを迎えての一戦。後半しかちゃんと見なかったけど、パルマの出来が今季一番といっていいくらいで、すばらしいゲームだった。ムトゥもアドリアーノも能力をフルに発揮した感じで、どんなにタックルされても倒れずに持ちこたえて、ゴール前にボールを運んでいく。インザーギの体調がいまいちだったし、ルイ・コスタもベンチから出てこなかったし、それにスローで見るとぜんぜんオフサイドじゃないのにミランの同点ゴールが取り消されたりはしたけど、とにかくミランの猛攻を耐えぬいて、勝ち点3をゲット。残りは7試合。アウェイでのローマ、インテル戦でもなんとか勝ち点をもぎ取って、4位を目指して欲しい。こんな素晴らしいゲームに中田がねんざで欠場していたのがあまりにも悔しい。●なんだか気分がだらけたので久々にAmazonにCDを注文。といっても『ルース・ファー』1枚だけ。●CDはまたジャケだけです(^^;)。(6日)
●真冬のように冷たい雨。ほんとに4月か、おい。●新宿西口で、いったい何年ぶりなのか定かじゃない(5年?10年?)、高校のクラブの同期会。男二人が去年、一昨年と結婚したので、そのお祝いを兼ねてだったんだけど、思いがけず、芦屋、北京(!)、ウィーン(!!)からも参加者があって、盛況。教師3、建築方面2、主婦3、金融系1、通信系1、宿泊系1という顔ぶれ(喫煙者≒0!)。なんの話をするというわけでもないけど、子どもの頃を知っている同士の安心感って不思議だよなあ。華道の奥深さをかいま見たり、百貨店の顧客戦略の実際を聞いたりと、もちろん新鮮な発見もあって、ゆったりと落ち着いて楽しく飲めました。にしてもまさかうちのオーディオ機器の話が通じるやつがいるとは(^^;)。(5日)
●夜になって外堀沿いをちょっとだけブラブラ。やっと4本以上まとめて桜を愛でることができてなんとか春を越せそう。春に桜を眺めることがえらく大切なことになったのは、10年ほど前、川本三郎さん主宰の花見に参加するようになったころから。井の頭公園とか千鳥ヶ淵、目黒川、神田川、玉川上水、国立の大学通り、石神井公園、善福寺川公園……あ、京都の円山公園、ぐらいしか行ったことないけど、吾妻橋近辺の浅草がいちばん好きかも。花見している人たちが独特の空気を持っていて、ぼくにはまるで東京じゃないような気がするのが新鮮でよいのです。“ガキ”がいない、っていうのもポイントかも。●「ひさかたの光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ」という、いまさら引き合いに出すのも恥ずかしい句があるけど(誰だっけと思って調べたら紀友則だった)、ここんとこなんだか頭の中で繰り返している。短歌がこんなに沁みるときが来ようとは。長生きはするもんです(^^)。●池澤夏樹のメール・マガジンで「PEACE
CHOICE」という活動を知った。イラクへの攻撃が続く限り、ブッシュ政権を後押しているアメリカ企業の製品をボイコットしよう、というもの。幸い(?)ぼくとは関係のない会社や商品ばかりが並んでいる。てことはなんの努力をしなくても、自然にアンチ・ブッシュを実践していたってこと? ●明日もあいにく雨か。(4日)
●なんだか昼間は暑いけど夜は寒いっていう格好しかできないのは、持ってる服がわるいから? たんにそういう季節だから? ●どうも昨晩は酔っていたらしく勝谷誠彦にメールを出した。今日返信が来てびっくり。まさか誰かの代筆ってことはないだろう。先週「朝生」に出てたけど、じつは何をやってる人なのかあんまり知らないんだよな。●一噌の神楽坂ライヴ、ものの見事にルナサと重なっててショック。今年のフジ・ロックにはビョークが出る! ●イギリスのサッカー・ジャーナリスト、サイモン・クーパー(1969年生)の新刊が出てました。去年のW杯を書いた文章を集めた「ナノ・フットボールの時代」。文藝春秋とは思えない定価の高さにはびっくりしたけど、楽しみ。●田口史人君のお店「円盤」を訪問。売ろうと思っていたCDを預け、ふちがみとふなとの新作『ハッピー・セット』を購入し、紅茶を一杯。えらい小ぎれいな店で居心地もいいです。●明日から日記は不定期更新にします。といってもそんなに頻度は落ちないと思いますが。(3日)
●眠れない。といっても床の中でいつまでもまぶたが落ちないというわけではない。顔を洗うとか風呂に入る、歯を磨くという、寝るために必要なことにとりかかれない。あー、こんなことしてないでさっさと寝たほうが明日からだも気持ちも楽なのに、と鬱々としながら、それでも動けない。布団をかぶってしまえばそれこそものの2分で眠りに落ちるんだけど。●来週11日に神楽坂サムデイに一噌幸弘が出ることをさっき知った。共演はこの前のタブラ吉見征樹と、和太鼓の茂戸藤浩司に尺八の土井啓輔。19時45分から。●今年のフジ・ロック・フェスにはビョークが出る。うーむ。●この前ソロで来日したブラッド・メルドー。見には行かなかったけど、去年のアルバム“LARGO”は聴けばきくほど良くなってきて、まだまだ聴き続けそう。レゾナンス・チップの効き目が見事に出たし。このメランコリーには抗いがたい。(2日)
●あっというまに桜は満開。今日は外出しなかったので、帰りに遠回りして住宅街のなかで桜探索。マンションのすぐそばの公園の3本もすっかり見頃。うーん、このままいくと花見できずに終わりそうでまずい。●桜といえば思い出すのが、子どものころに住んでいたお寺の境内(というとお寺の中に家があったみたいだけど、そんなようなもんだったんです)。咲いてるときより散るときがすごかった。いっせいにぶわーっと風に舞う花びらのきれいなことといったら、いまだに絵が浮かぶ。落ちた花びらをみんなでかき集めてきて桜のベッドだ、なんて遊んだりもしたなあ。ぼくの桜体験の原点かも。いっぽうでミミズを何十匹もつかまえてきて溺れさせちゃったりとかもやってたんで、優雅でもなんでもないんだけど。そこから引っ越したあとに東京電力の変電所ができたおかげで、いまは地面が全部コンクリで固められちゃって、桜の樹は1本もない。(1日) |
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