交わる世界 Faile(32)「宇宙戦艦ヤマト考」

つい最近のことでした。

「宇宙戦艦ヤマト」が実写となって映画化されるという報道がありました。

びっくりニュースには違いありません。

わたしが関係した「ヤマト」は、あくまでもアニメーションで魅力を発揮したものなので、まさか・・・と思っていましたが、あまりにも呆れた話で、呆然としています。

しばらく前から、あちこちから、おかしな話が伝わって来ていましたが、その結果がこういうことだったのかということが判って、ただただ愕然としてしまいました。

あの「宇宙戦艦ヤマト」を作った人々は、こんなことを望んでいたのでしょうか。

少なくともわたしは、その後あの作品について様々な話・・・あまり感心しない話が流れてくる度に、わたしの思いにある「ヤマト」は、青春時代の素晴らしい思い出として仕舞ってありますと応えてきました。

従って、今回の話も、まったく別次元の話だと思って、まったく無視していることにしました。何をどう作ろうと、まったく興味がありません。

政治的な力が働いているのかもしれませんが、あまりにもひどいキャスティングだし、まさに栄光の「宇宙戦艦ヤマト」とは無縁なものだということ以外には意味がないようです。

今回は松本零士氏も関係していないということなので、もう過去とは一切関係のない、栄光の残骸だけを利用して作られる作品にすぎません。

内容に関しても、一切興味がありませんので、一切知りません。

もうわたしは今後、この映画に関しては、二度と書かないでしょう。

必死で作った栄光の作品とは関係のない人々による、私たちとは無関係の作品であることは間違いありません。

わたしは、わたしたちが熱烈な思いで作った、アニメーションの「宇宙戦艦ヤマト」を、青春時代の大事な記録として、大事にしていこうと思っています。

電話を頂いたので、松本零士氏にもその旨をお伝えしたところです☆