知る世界 「旅雑記」(58)(業平余談・東京)

話題のスカイツリーが開場しました。

そこで今回は「桂川日記」と「旅雑記」を、共通の話題で書こうと思いました。

たまたま最近、取材を重ねていたこともあるのですが、「伊勢物語」の主人公であると言われている在原業平の生活の拠点は京都だったのですが、取材をするうちに、彼を思い出させるような地名が、関西東京に跨って存在することをしれましたので、ちょっとした話題としてお話しすることにしました。

新たな東京新名所となった「東京スカイツリー」というところは、かつて「業平橋駅」と呼ばれていたところで、私などは子供の頃から馴染んでいたところです。しかも近くには「言問橋」もあって、歌人の在原業平にまつわる話から名付けられたと思わせるものが多く、墨田川河畔にある老舗には、「言問団子」というものもあります。

ますます在原業平との縁を感じさせるのですが、どうもその真相は違うようですね。

そんなことに興味を持ったのは、業平の父である阿保親王の墓を取材した時に、兵庫県芦屋で、そこに流れる芦屋川にかかる橋に、「なりひらばし」というものを見た時からでした。

「桂川日記」でも書きましたが、今回は東京にある「なりひらばし」「言問橋」という、私が馴染んできた業平ゆかりと言われてきた橋を紹介しておこうと思って書きました。

「芦屋」にある「なりひらばし」と東京にある「業平橋」「言問橋」をご覧ください。

東京の橋は、かなり老朽化しているので、近々復旧するということになっているようなのですが、古来親しまれて来たその橋の名が、そのまま残るか、新たなものに変えることになるのか、大変興味深いことになりました。

東京スカイツリーの開場という話題の機会に、在原業平の話をしておくことにしたのですが、もし、時間がありましたら、東京の「業平橋」「言問橋」芦屋の「阿保天皇墓」「なりひらばし」も探査してみては如何でしょうか☆

スカイツリーヘ大混雑の写真
東京業平橋の写真
東京言問橋の写真