The History of Camels in Japan


ラクダの日本への初めての渡来は日本書紀に記載されています。
その後、約1000年後の江戸時代に再び渡来します。

599年推古七年  (飛鳥時代)百済より渡来

618年推古二十六年(飛鳥時代)高句麗より渡来

657年斉明三年  (飛鳥時代)再び百済より渡来

679年天武八年  (飛鳥時代)新羅より渡来

1821年文政四年 (江戸時代)オランダ船によって長崎に、雌雄2頭が渡来。
         出島の和蘭商館は幕府への献上を目論んだが断られ、商館
         長のプロンホフ氏は、引田屋の遊女の小萩にプレゼントし
         た。しかし飼うことがままならず、その後江戸の見世物小
         屋へ売却され全国を行脚することになるが、北国を巡業中
         に寒さが原因で亡くなったと言われている。

         関連してこの時期に桂文吾により落語「らくだ」が創作さ
         れている。


<参考>
長崎の西山御薬園に保管されている駱駝の絵。当時オランダから輸入され長崎から江戸に運ばれた夫婦の駱駝はとても仲が良く。夫婦仲の良いことを「駱駝の夫婦(ミュート)」と呼ばれた。

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