マクドナルドの客のさばき方

マック(関東風。近畿風にいうとマクド)で順番を待っていた。窓口には2人。こっちの列はいかにもバイト風のねーちゃん、あっちはパートのおばちゃん?風。どちらも私を含めて3人ほど並ぶ。

おばちゃんは見慣れた人でサクサクと注文をこなすが、バイトねーちゃんは新入りなのと重いジョブ(お楽しみセットだとか)が多いせいか、なかなかさばけない。そうこうしているうちに客が増えていくが、おばちゃんの列に並んだ人はガンガンはけていく。

私はねーちゃんに「しっかりしろ」とは言わない。新入りで仕事に慣れていないのかも知れないし、列によってジョブの重みが違うのなら、列の流れが違うのもやむを得まい。問題は、こういう顕著な差が見えているのにマック側としてはそのまんまほってあるという点である。

銀行窓口、一部の総合病院などでは、整理券方式で先着順サービスを行っている。また銀行のATM(小型の出張所を除く)やJRの『みどりの窓口』、多数の電話が並ぶ公衆電話ボックスなどでは、列をひとつにすることでやはり先着順サービス方式を採っている。これらは客の不公平感を無くすという直感的な効果だけでなく、理論的にも平均待時間が減少するということが示される、大変合理的な方式である。これらの方式が日本で取り入れられたのは比較的最近だが、合理性をよしとする米国では以前から採用されていたらしい。

その米国生まれのマックで、なぜこういう方式がとられないのだろう?日本のマックの店舗は面積が狭く、列をひとつにするのが大変なのはわかるけど、整理券方式でやることは出来ないのだろうか?どうせ「5分少々お時間が掛かりますが」と言われて待つときは番号札を持つのだから、最初から番号札を渡すことも可能なはずだ。

ちなみに、ごく稀にではあるが店員のにーちゃんなどが気を利かせて「先にお待ちのお客様、どうぞ」と別の列からの割り込みを認めることがある。こういう臨機応変な対策もマニュアルに加えておけば、番号札でなくてもいいんだけどね、、、

1999年初春、マクドナルド大岡山店がついに列を改善!?詳細レポートを待て!


fujimoto@eva.hi-ho.ne.jp

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