マクドナルドの客のさばき方が大改善!

 以前拙文で指摘したマクドナルドの客のさばき方についてですが、マクドナルド大岡山店では画期的とも言える改善がなされました。「完全先着順」が採用されたのです!

 一般的なファストフード店や駅の自動券売機では、客が窓口や機械の前に別々の列を作るため、自分が先に並んでいたのに隣の人の方が先にサービスを受けるといった、「何か悔しい気分になる」状況があるのは皆さん御存知でしょう。一方、銀行や郵便局、JRの「みどりの窓口」といった場所では、整理券を用意したり列をひとつにするなどして、先に着いた人が先にサービスを受けられる(First Come First Served, 略してFCFSと呼ばれる)ようになっています。

 マクドナルド大岡山店は2月に新装開店したのですが、そのときにまず導入されたのが「ウォークスルー」というシステムです。これはその場で食べる客とは別にテイクアウト専用の列を設け、

  1. まず最初のカウンターで注文する
  2. 次のカウンターでお金を払う
  3. 最後のカウンターで商品を受け取って出て行く

というシステムでした。確かに一人の客がカウンターを占有する時間が少なくなっているように見えるのですが、テイクアウトの客の割合が多くなるとウォークスルーにばかり列ができてしまい、後ろの方に並んでいる客が「お待ちのお客様どうぞー」の声に対して一般カウンターに移って順番が逆転する、という事態になります。

 こりゃ企画倒れかなあ、と思っていたらマクドナルドもただでは転びません。次に行った時は、なんと客の量に応じて「列をひとつにまとめる」という対応をしていたのです。これは銀行のATMで見られるやり方とまったく同じで、先に到着した人から順に空いているカウンターで注文をすることができます。大岡山店は奥行きが無いので列が長くなりすぎると店からはみ出しそうになるんですが、これはカウンターごとに列を作った場合でもそれほど変わらないので、あまり気になりません。

 これでもう、自分の前でガキがオモチャをうだうだ選ぼうとババアがだらだら注文をしようと、全然気になりませんね。今後もぜひ、こういった改善を心掛けて行ってほしいものです。


fujimoto@eva.hi-ho.ne.jp

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