視聴編へ

録画!

1. ビデオを接続

 デジタル衛星放送といったところで、しょせんあらゆる番組を自分の好みの時間にやってくれるわけではありませんから、必然的に「留守録」をする準備が必要になります。現在、まだデジタル衛星放送のチューナーを内蔵したビデオデッキは発売されていませんから、チューナーと既存のデッキとを接続しなければなりません。

 DST-D900は2つのビデオ出力を持っていますから、テレビに繋いである分とは別にビデオに繋ぐことができます。ふじもとの場合はAVセレクタを使って切り替えているので、出力は1つしか使っていません。ケーブルはゴチャゴチャせずに済みますが、ときどきセレクタの切り替えを忘れて留守録に失敗する(画面は灰色!)ことがあります。

 この他に、もう一つケーブルを引き回す必要があります。DST-D900には「ビデオマウス」というのが付属していて、これのジャックをチューナーに差し込み、発光部をビデオデッキのリモコン受信部の近くに貼り付けると、チューナーからビデオのON/OFFや録画をコントロールできるようになります。制御できるデッキの種類には若干の制限がありますが、最近のビデオならほとんど問題なくコントロールできるでしょう。ただ、ビデオデッキのチャンネル制御まではできないようなので、留守録のためにはあらかじめビデオデッキのチャンネルを「ビデオ入力」にしておく必要があります。

2. 予約

 いずれにせよこの設定が完了すれば、チューナーに表示される番組表「EPG」を見て好みの番組を選びながら録画予約ができるようになります。地上波ではいちいち新聞とにらめっこしながら、時間やチャンネルを見つけたりGコードなどを打ち込む必要がありますが(ふじもとはGコードを一度も使ったことがありません)、EPGはずっと直感的に予約ができるシステムになっています。

 予約の際にもう一つ注意すべきなのは、「裏番組録画はできない」という点です。いったん予約録画が始まると、チューナーは電源OFF以外のあらゆる操作を受け付けません。もちろん、視聴と録画を同時にできない以上、たとえデッキを2台用意しても、時間が重なっている番組を同時に録画することはできません。チューナーを2台用意するか、時間をずらして録画するしかないでしょう。さいわい、多くの番組は一週間に何度か再放送をするので、重なってまったく視聴できないケースは少ないと思います。

 とりあえずこれで一通りの導入ができました。導入の最後は、チューナーの使い勝手に苦言をば。

苦言へ続く!→


fujimoto@eva.hi-ho.ne.jp

↑戻る