←購入編

不屈の設置

1. まずは仮止め

 アンテナの設置は、南西斜め上方向が開けている場所になります。ふじもとのアパートの場合、南向きの窓の方が南西方向に完璧なロケーションと言え、最初からそこに設置するつもりでいました。ベランダではなくても、しっかりした手すりがあればそこに固定することができます。工具はアンテナに同梱されていますし、アンテナ自体はそれほど重いわけではないので女性でも簡単に仮止めできるでしょう。マニュアルには設置場所の緯度に応じてアンテナの仰角(地上面との角度)をどのくらいにすればよいかの目安が書いてあるので、とりあえずその辺りに(あまり強くない程度に)固定しておきます。アンテナの方向を定めるネジの方も適当にしめておき、マウントアームは手すりにしっかり固定して、その後は微調整です。

2. 設置の肝、微調整

 ソニーのチューナーには、アンテナレベル(電波をどのくらいしっかり受けているか)を確認する機能があります。そこで、とりあえずアンテナケーブルをチューナーに接続し、チューナーからのビデオ出力をテレビに繋げて、アンテナレベル確認画面を見ることができる状態まで持っていきます。

 アンテナレベルは、おそらく最初は0に近いでしょう。画面をチェックしながら方向をゆっくり動かすと、そのうちレベルが上がる場所の見当が付くようになるので、一番レベルが高そうな方向で固定します。続いて仰角をゆっくり上げ下げして、同様にレベルが最も高い位置に合わせて固定します。地域によっても違うでしょうが、ふじもとのアパート(都区内)では24くらいは出ます。おそらく15くらいあれば問題なく視聴できると思います。ただ、厚い雲が出たり雪が降ったりした時にはアンテナレベルが一気に下がるので、できるだけ高いレベルに設定しておくに越したことはありません。

 なお、ふじもとの場合はワンルームなのでテレビ画面を見ながら一人で微調整ができましたが、アンテナの設置場所によっては2人で(片方が画面チェック、もう片方が微調整)作業する必要もあるでしょう。くれぐれもケンカにならないように。

3. ケーブルの引き込み

 ふじもとは、ここまでは仮設置のつもりでケーブルを窓から直接引き込んでいました。しかし、窓にはケーブルを通す穴が無いのでこのままでは困ります。ということで、使っていないエアコン用の穴を通すことにしました。

 エアコン用の穴はアルミの蓋がネジ止めしてあったのですが、これを外してケーブルを通すだけだとスカスカで冬が寒そうです。これを防ぐため、パソコン雑誌の付録CD-ROMをアルミ蓋と同じ大きさに切り、穴に貼り付けるとなかなか良い蓋になりました。これでも真ん中の穴はまだすき間がありますが、このくらいの大きさならアンテナに同梱されていた「穴埋め用のパテ」で十分塞ぐことができます。これで、めでたくケーブルの引き込みに成功しました。

仮視聴へ続く!


fujimoto@eva.hi-ho.ne.jp

↑戻る