リハビリ・ウォーキング
- 入院中のウォーキング
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7月24日手術、ICUでの監視後、自室に戻り安静に。自分の身体からはたくさんのドレーンパイプと点滴の管がでている。定期的に看護師が「体温」「血圧」「酸素」「内臓の動き」をチェックしにくる。またその間に担当の先生が手術の傷の消毒をしにきてくれる。そして先生は退室するとき「どんどん立って歩きなさい」という。
そのように言われても簡単には動けない。やっと歩き出したのは手術後3日目だった。7階にある病室を出るとそこは廊下がT字に通じている。そこを5分も歩くと疲れてすぐ戻ってきてしまう。
- 手術後4〜6日目のウォーキング
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先生に促されてだんだん足を伸ばし、そのフロアの廊下を全部歩くようにした。点滴などをぶら下げたキャスター付ハンガーをごろごろ押して歩くのでゆっくりしか歩けない。病室を出て戻ってくる時間を10分以上と自分で目標を設定して歩くようにした。はじめはこの10分でも非常に負担だった。とくに手術跡の痛みを和らげるため「腹帯」をしっかり締めておかないと痛みが波を打つ。
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1週間から退院までのウォーキング
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「病院内10分歩行」の頻度を徐々に上げ、1日4回以上を心がけていた。歩行による疲れもだんだん小さくなり、とくに「点滴」が外れてからは足取りも軽く、散歩は苦痛でなくなった。病院内のコンビニに出かけるようになったのもこのころだった。
- 退院後のウォーキング
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朝と夕方、それぞれ1回ずつ実践している。退院直後は歩き出してもすぐ疲れて戻ってくることが多かった。しかし日を追って徐々に距離も伸びてきた。自宅から出発するとき、朝は東方向へ、夕方は西へ行くことにした。最近は万歩計
を腰につけることにしている。はじめは1500〜2000歩ぐらい、8月末(退院3週間後)ころには2500歩ぐらい、9月(退院1ヶ月後)に入ってからは3000歩ぐらい歩けるようになった。時間で30分ぐらい。しかし電車に乗って外出しようという勇気は沸いてこない。その理由は、散歩中に生じる「ふらつき」で、そのため、歩行中に自動車が来るとすれ違うまで道端に避けて立ち止まるようにしている。これからは自転車で少し遠出をしたい、と思っているが・・・。
(散歩の心掛けと体験)
散歩中は屈伸運動と深呼吸を入れ、少しぐらいの雨でも出るようにしている。朝の場合、人通りが少ないので、すれ違った人には「おはよう」ということにしているが、最近では少し無理を感じることがある。出勤で脇目もふれず急ぐ人もいるし、中には目を合わせようとしない人も少なくない。日本人は知らない人と声を交わすのが苦手らしい。
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