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裸足の1500マイル
Rabbit-Proof Fence
★★★★★★★☆☆☆
2002年 オーストラリア
監督: フィリップ・ノイス
出演: エヴァーリン・サンピ / ローラ・モナガン / ティアナ・サンズベリー


☆こういう作品☆
 1930年のオーストラリア。
 オーストラリアの先住民族、アボリジニと白人との間にできた混血児、モリー(エヴァーリン)と妹のデイジ
ー(ティアナ)、従姉妹のグレイシー(ローラ)は、混血児ゆえに家族から引き離され、収容所へ送られてしま
う。3人は、家族に会いたい一心で収容所を脱走。1500マイル(2400キロ)もの長い長い逃避行が始まる
…。


☆こう観た☆
 その昔、アボリジニだけが暮らしていたオーストラリアに英国人が続々と移民。迫害の憂き目に遭った
アボリジニの悲しい歴史背景と、現在の彼らの暮らし向き、扱いを少なからず知っている筆者にとって、事
前に原作を読んだときと同様、言葉では言い表せない複雑な思いでこれを観ていた。
 歴史をたどり、彼らが受けた仕打ちを気の毒に思う半面、差別意識が生まれてもやむを得ないと思って
しまう素行の悪さも現地で多々見てきた。いろんなことを思う内、そもそもオーストラリアは開拓されるべき
ではなかったのでは、という考えに行き着く…。
 映画は、2400キロもの壮絶な距離を観客に実感させるには、上映時間が余りに短すぎたかもしれな
い。
 だが、いちばん大事なことはそういうことではなく、歴史を知ることであると思える。
 過剰な演出は極力廃している。それゆえ、歩く3人の細い足と、デイジーのつぶらな瞳を目に焼き付けな
がら、“ドキュメンタリー”として時代を感じてほしい。
written on September 29, 2003


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▽ここで観た: ワーナーマイカルシネマズ茨木 (大阪) 



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