![]() ラスト サムライ The Last Samurai ★★★★★★★☆☆☆ 2003年 アメリカ 監督/脚本/製作: エドワード・ズウィック 出演: トム・クルーズ / 渡辺謙 / ティモシー・スポール / トニー・ゴールドウィン / 真田広之 / 小雪 / 原 田眞人 / ビリー・コノリー ☆こういう作品☆ 戦争での表向きの栄光とは裏腹に、上官の理不尽さに失望して帰郷後は酒に溺れていたオールグレン (トム)。しかし彼はその実績を買われ、破格の条件で近代化著しい日本軍隊の鍛錬を要請される。 ☆こう観た☆ まず、日本人キャスティングの妙に予想以上に驚かされた。サムライ一派を牽引する勝元に扮した渡辺 は、英語のセリフもまったく問題なくこなし(感情表現も違和感なし。凄い)、各種賞レースノミネートにふさ わしい存在感を見せれば、随一の剣士として一目置かれている氏尾に扮した真田も、セリフ少な目なが ら寡黙な実力者を演じ上げ、勝元の妹、そしてトムとのロマンスもあるたか役の小雪も、オールグレンに心 を許した瞬間の笑顔に輝きを見た。明治天皇に扮した中村七之助が少しまずい以外は、男臭さがプンプ ンな脇役陣(原田、福本清三、etc)も熱い。サムライの勇姿に酔いしれた中年層が大喜びする気持ちも わかる気がする。 人間描写の方はアクション映画特有の甘さが見られ、傷つき倒れゆく戦士たちに感情移入しきれない のが悔やまれる。あとやはりトムの日本語習得力に違和感がある。 しかしなんといってもこの映画最大の見せ場は合戦シーン。流麗な刀さばきを堪能できる接近戦に、銃 や大砲などの近代兵器が相まみえて大迫力。このあたりの作り手のこだわりには感心しきりだった。 余談だが、こっぱずかしささえ感じる日本の精神をかなり誇張したオールグレンの手記を聞いて、日本 に興味を持つ外人も多いはず。このイメージに恥じない振る舞いを心がけたいものである。
written on January 10, 2004
▽オフィシャルwebサイト: こちらから ▽あなたの意見を聞かせてください!: こちらから ▽ここで観た: イオンシネマ久御山 (京都)
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