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69 sixty nine
69 sixty nine
★★★★★★★☆☆☆
2004年 日本
監督:李相日
出演:妻夫木聡 / 安藤政信 / 金井勇太 / 水川あさみ / 太田莉菜


☆こう観た☆
 原作者村上龍の作風を知る知人が「彼らしさが映画にも出ている」と言っていた。その話を聞いてから映
画を観た。原作を読んでみたくなった。
 世間へのウブな憤りを「赤信号、みんなで渡れば…」的な発想で学生たちが一斉暴挙、荒れていた1969
年。頭の中はエロ心とロック程度の価値観しかなく、想像力は豊かだが行動力のなさは自他共に認める
佐世保の高校生ケン(妻夫木)。地方訛りの強い文学少年アダマ(安藤)との出会いは彼を変え、愛しの
レディジェーン松井和子(太田)を振り向かせるべく、仲間と共に学校バリケード封鎖という名のフェスティ
バルを決行する。
 単細胞で直線的ながら、ケンの一度火の点いた勢いは周囲を動かす。とりわけバカに花を添える仲間
のパシリ岩瀬や「指紋のなか」中村は秀逸。常軌を逸した行動に学校側はこれ見よがしに押さえつけよう
とするが、ケンの両親や担任は一定の理解を示し、彼の動向を暖かく見守る。不良に取り囲まれた彼が
父に電話で助けを乞う姿は、親子の絆の深さを感じさせる微笑ましいシーンだ。
 足りないとすれば下ネタが弾け切れていない点か。いっそのことR-15覚悟で行けばより面白いものにな
ったのではと思う。それでも、どこか懐かしさ漂うアニメ的なノリは成功しているし、マンネリが懸念された
クドカンの脚本も健在。今に比べ柔軟性のある若者たちが、最後形を変えたフェスティバルでエネルギー
を爆発させる姿に安心を感じた。
written on July 23, 2004


▽オフィシャルwebサイト:こちらから


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▽ここで観た:イオンシネマ久御山 (京都) 



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