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ターミナル
The Terminal
★★★★★☆☆☆☆☆
2004年 アメリカ
監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:トム・ハンクス / キャサリン・ゼタ=ジョーンズ / スタンリー・トゥッチ / チー・マクブライド


☆こう観た☆
 取り上げた題材は面白い。
 ある目的を抱えてニューヨークのJFK空港へ降り立った小国民ビクター・ナボルスキー(トム・ハンクス)
は、自国で内戦が勃発したことで入国許可が下りず、空港内での生活を余儀なくされてしまう。
 テーマがさして大きくないだけに、第一段階で引き込まれるか否かが評価の分かれ目となる。結論から
言うと、筆者は後者。入国は許可できないが、拘束する権利もない空港側がビクターを野放しにしてしまう
こと事態あり得ない話だなぁなんて考えていると、エピソードすべてがフィクションの枠を超えることなく泣
かず飛ばずに見える。空港内だからこそできるエピソードをありったけ描いた努力は買うが、いずれも小粒
で未消化感が残る。とりわけプッシュしたかったであろうところがキャサリン・ゼタ=ジョーンズ演じるフライト
アテンダントのアメリアとのロマンスなのだろうが、彼女のスタイルにばかり目を奪われて、肝心のドラマ
部は極めて凡庸。決して性格が良いとはいえない彼女にビクターが惚れた理由も不可解なままだ(ま、大
半が容姿なのだろうけど)。
 ビクターの思いやりある行動が周囲の心を動かしてゆくくだりは、図らずもグッと来るものがある。そこに
わざわざ聡明なはずの空港警備局主任をヒール役に回して、稚拙な嫌がらせをさせる必要があるのかど
うかが疑問。ファンタジーと現実が中途半端に混在していて、どっちつかずな展開に陥ってしまったのが
悔やまれる。
written on December 28, 2004


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▽ここで観た:イオンシネマ久御山 (京都) 



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