![]() ポーラー・エクスプレス The Polar Express ★★★★★☆☆☆☆☆ 2004年 アメリカ 監督/脚本/製作:ロバート・ゼメキス 声優:トム・ハンクス / ノーナ・ゲイ ☆こう観た☆ サンタの存在を信じるか信じないか、そんな世代の狭間にいる少年はクリスマスイヴの夜、サンタがい るとされる北極へ向かう列車(ポーラー・エクスプレス)へと導かれ、一夜限りの夢を見る。 日本ではあまり馴染みのない児童向け絵本『急行「北極号」』の映画化だから、道程において突飛な展 開や大きな障害などは皆無に等しく、淡々とハッピーエンドへと突き進む。踊り飛び跳ねる一団やチケット がない浮浪者風の男、どう考えても信頼の乏しい機関士たちなど、唐突に登場するキャラクターたちはい ずれも存在感が曖昧で深みに欠ける。わずか28ページの原作絵本でならサラッと流せたその曖昧さが、 長編になるとより顕著に映ってしまっている。 当たり障りのない題材をトム・ハンクスがひとり5役演じ、最新鋭のCGと言われるパフォーマンス・キャプ チャーを駆使して作り上げた本作は、実験作の域を越えていない気がする。画のタッチがいかにも西洋風 でとっつきにくい部分もある。しかしクリスマスというイベントは、喧騒やストレスに満ち満ちた日常からしば し解放してくれる純潔な力がある。こういうスタイルの作品は日本では決して作り得ないものだし、車掌が 子供たちに説く教えの数々は、我々大人たちが聞くべきものもある。 おまけ:劇中思いがけない人物がカメオ出演している。個人的にはもう少し長く見ていたかった。
written on December 19, 2004
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