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ホテル・ルワンダ
Hotel Rwanda
★★★★★★★☆☆☆
2004年 南アフリカ/イギリス/イタリア
監督/製作/脚本:テリー・ジョージ
出演:ドン・チードル / ソフィー・オコネドー / ニック・ノルティ / ホアキン・フェニックス


☆こう観た☆
 近年激しさを増す一連のテロや、宗教問題が絡んだ暴動などに関するニュースを耳にするたび、ヒトの
あくなき信念が引き起こす過剰という言葉では収まり切らない狂気の沙汰を痛感させられるのだが、日本
で争いらしい争いを知らずに育った我々に培われてきたモラルというものは、このような地域においてはま
ったく通用しないということなのだろう。『ミュンヘン』につづき、果てのないヒトの諍いを直球で映し出す本
作を観て、戦争のない世の中なんてものはどうやら望めそうにないなと深く落胆した。バカにされそうだ
が、筆者は今までやがて訪れる恒久平和の可能性を純粋に信じていたからだ。
 1994年。ルワンダの民族紛争はフツ族の大統領殺害まで及び、その報復としてフツ族によるツチ族大
虐殺が始まる。四つ星ホテルの支配人としてツチ族の妻を持つフツ族のポール(ドン・チードル)もやがて
巻き込まれてゆく。
 虐殺の痛みを目に焼き付けろと言わんばかりの耐え難い凄惨な映像は極力避けたのか、胸に迫るほど
の重さは感じない。主人公の周囲にショッキングな被害がさほど及んでいないことも一因だろう。主人公
ポールが財力をバックに、軍や国連などに何気に貸しを作っていたり、危機に直面した時まず家族から救
ってみせたりする姿はしたたかで決して感動的にはできていないが、この人間的な姿こそがリアルでもあ
る。
written on March 6, 2006


▽オフィシャルwebサイト:こちらから



▽ここで観た:梅田ガーデンシネマ(大阪) 



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