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ウォーク・ザ・ライン 君につづく道
Walk The Line
★★★★★★★★★☆
2005年 アメリカ
監督/脚本:ジェームズ・マンゴールド
出演:ホアキン・フェニックス / リース・ウィザースプーン / ジニファー・グッドウィン / ロバート・パトリック


☆こう観た☆
 恋愛ってやつは、タイミングも大事なんだなってことをほとほと痛感させられます。あきらめさえしなけれ
ば、彼のように空気読めなくて、場所も選ばなくて、口説きの言い回しなどまったく考えないような男でも、
時に相手に受け入れられることもあるのかと。というわけで、ビートルズやボブ・ディランが登場するより以
前のアメリカ音楽界に名を残した(らしい)ジョニー・キャッシュというロカビリーシンガーのお話は、彼の偉
大さよりも、40回フラれても同じ女性にアタックし続けた情熱に共感してしまうものに。
 思い込んだらいつも一直線という性格は、半ば強引に取り付けたヴィヴィアン(ジニファー・グッドウィン)
との結婚を見れば十分。その後現れた意中の人ジューン(リース・ウィザースプーン)へのアプローチもま
た同じ。そんな彼の熱意は買うが、ドラッグに墜ちてゆく様子は見るに耐えない。逃げ道を覚えてしまった
ために何かにつけて現実逃避にドラッグを服用する姿は、ジューンがさすがに引いてしまうのもわかる。し
かしそこでジューンと彼女の家族は彼を見捨てない。それは幼少時、敬愛していた兄を不慮の事故で失
い、お前のせいだと父に罵られた彼の心の傷がまだ癒えていないことに気付いていたからだろうか。
 詞のベースとなったエピソードがきっちりと差し込まれていることで、彼らの歌に思わず聞き入ってしま
う。歌手を題材にした映画で、ここまで劇中歌の詞に目が行った(耳を傾けた、と書きたいがそこまでのリ
スニング力はないので…)ことはない。元祖ジョニーとジューンの生声を知らないのが逆に良かったのか、
ホアキン・フェニックスとリース・ウィザースプーンの美声にただただ酔う。
 人間ドラマとして丁寧に練られた演出、ミュージシャン映画として魅了される音、そして何よりラブストー
リーとして与えられた勇気こそが筆者のお気に入りの要因となった。
written on March 15, 2006


▽オフィシャルwebサイト:こちらから



▽ここで観た:テアトル梅田 (大阪) 



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