地上波の帝王 2002.09〜2002.11
2002.09.13
 第一回目ですんで、このコーナーの主旨をば説明します。オイラは衛星放送が観れないです。ケーブルなんかも繋がってません。必然的に地上波の番組だけが視聴の対象になります。しかもオイラは大阪在住ですんで、首都圏に比べると番組編成がかなり変わっております。そういう限られた環境でオイラが観賞しているTV番組の感想をば書き連ねてみよう、というのがこのコーナーです。
 ここではTVの話題に限定するつもりですが、ひょっとしたら別のコンテンツである「雑記帳」とネタが被るかもしれませんが、そんな時は広い心で許してやって下さい。
 それでは、次回以降にご期待(?)下さい。
2002.09.14
 
「WWEアフターバーン」:さて、本格的な地上波番組紹介一回目はコレです。ほとんどの人は「なんじゃい、これ?」と思ってますね。プロレスです。アメリカ最高峰にして全世界最高峰の人気を誇るプロレス団体「WWE」の試合と寸劇(?)を紹介する番組です。オイラもここ数ヶ月くらい前から見始めたんですが面白いっス。典型的ヤンキーから五輪金メダリスト、日本人、イロものキャラにグラマー姉ちゃんまでバラエティに富んだスーパースター(WWEではレスラーをこう呼びます)達のリング内外での掛け合いはまさにエンターティメント。日本のプロレスとはひと味違う面白さにあふれてます。特にマイクパフォーマンスが良いです。日本のレスラーも見習ってほしいものです。いずれ各スーパースターについても語りたいと思います。今週はマット・ハーディーの勘違い&間抜けぶりが面白かったっス。
2002.09.17
 
「ラーゼフォン」:最終回でした。なんか中途半端な終わり方でしたにゃー。「東京ジュピター」とか「ドーレム」とかの設定は個人的に気に入ってたんですが、「オリン」「イシュトリ」っていう最重要キーワードが最後まで意味不明に感じられてしまったのが駄目っぽかったっス。
 どうもEVAから続いている「謎をいっぱい散りばめたのはいいが、収集はつかんかったー、手屁っ」という悪い風習が出てますね。しかも「映画化決定」って、そこまで真似んでもえーやんかー。ちゃんとTVで完結させてほしかったですわ。
 まぁ、根幹の設定に無理があったとは思いますが、演出・作画・音楽などは良かったと思うので、トータルとしては及第点だったと思います。映画、どうしよっかなぁ・・・
2002.09.19
 
「仮面ライダー龍騎スペシャル」:番外編というか外伝。本編ではお亡くなりになられた蟹ライダー復活ってことで期待してました。まぁ蟹は復活してたんで、それはそれで嬉しかったんですが・・・ストーリーがっ!ストーリーがぁっ!!! 
 そりゃぁ本来1年間かけて放送されるべきテーマを1時間で(パラレルワールドとはいえ)まとめるのは大変だったでしょう。でもさぁ、オチが映画と一緒じゃん。もうちょっとは捻ってほしかったなぁ。しかし、カードデッキに託した遺志を龍騎→ナイトへと変貌させることによって表現したのはポイント高井ちゃんでした。
 それにしても、カメレオンのファイナルベント「ローリングしてからのキン肉ドライバー」は面白格好良かったっス。TV本編でもやってくれるかなぁ?
2002.09.28
 
「WWEアフターバーン」:うがー、帝王早くもピンチだー。なんとこの番組、大阪では終わっちゃったー。東京では続くらしいんですが、その他の地方では今回でおしまいだってさ。なんじゃ、そりゃー。
 ううっ、しかし帝王は退かぬ、媚びるけどしりぞかぬ!誰かJスカイとかで視聴されてる人いないでしょうか?もしいらっしゃれば、哀れな帝王を助けてたもれー。
 気を取り直して批評を。まぁ今回はさすが最終回(T_T)だけあってグッドな内容でした。特に「アンダーテイカーVSカート・アングルVSクリス・ベノワ」の三つ巴戦は見応え充分。単調な展開になりがちなアメリカンプロレスにあって、密度の高い技の応酬で燃えたっス。最後がちょっちあっけなかったけど、オイラ的には満足。ううっ、来週から観れないなんて、テレビ大阪の馬鹿ぁっ!払ってないけど、金返せぇっ!!
 あ、ついでに「ウルトラマンコスモス」も最終回でした。最大・最凶の敵であるカオスヘッダーさんと和解(!)して終わりでした。こっちはこっちでなんじゃ、そりゃー。来週からのガンダムに期待するしかないのかー?
2002.10.02
 
「スタートレック ディープスペースナイン」:うーん、この作品の概要を説明すると長くなるのでやんないっス。どうせ判んない人は読まんやろうしねぇ。ですから、理解可能な方だけついてきて下せぇ。今回はクァーク率いるフェレンギ人傭兵部隊(?)の活躍が中心のお話。
 ドミニオンの捕虜になったクァークの母親を救出するというもの。しかし、さすがにフェレンギ人。ちっとも戦闘しません。舌先三寸で危険を乗り切っていきます。これやったらクァークだけで良いじゃん。何のためにメンバー集めてるんだか?ま、役には立たなかったけど、フェレンギ6人の掛け合い漫才は面白かったっスね。スタートレックシリーズの面白い点としては、ハードSFからおバカなコメディまでを、同一世界でまとめ上げている所でしょう。こういう作品を作るのは日本じゃ難しいだろうなぁ。
 今回もガル・デュカットは出てこなかったなぁ。ガル・デュカットというのはオイラのお気に入りのキャラクター。基本的に悪役なんだけど、非常に味のある魅力的な異星人っス。一刻も早い復帰を希望するっス。
2002.10.05
 
「機動戦士ガンダムSEED」:いやいや、久しぶりのガンダム。しかも「機動戦士」。世間ではどうなんだか判りませんが、オイラ的には結構な期待を受けて始まった新番組です。さてさてどんなもんなんだか。
 で、第一話を観た感じでは、「機動戦士ガンダム」のお話を「無限のリヴァイアス」のキャストが「機動戦記ガンダムW」の世界観でやってるようでした。とりあえず設定を詰め込みすぎですな。第一話から伏線てんこ盛りのキャラクターが多すぎで、予備知識のない人(例えばオイラ)にはチンプンカンプンでした。まぁ、まだ始まったばかりだし、もう少し見守っていくとしましょう。しかし声優までリヴァイアスのまんまなのは如何なものかと・・・
 
「K−1 WORLD2002」:これも放送してましたんで、ついでに。いやぁ、強いわボブ・サップ。プライドではノゲイラと五分の試合してたし、K−1ではホースト倒すし。これで14日の中西(新日本プロレス)との試合が良ければ文句ナシなんだがなぁ。総合格闘技の選手はプロレスの試合が下手だから心配ですな。藤田とか安田みたいな「勝ちゃぁえーねん」な試合はしないでほしいものです。
2002.10.09
 
「スタートレック DS9」:ガル・デュカット復活!権力と愛娘を失い、廃人になっていたあの男がいよいよ復活。とはいえ、精神に負った傷は消えていないようで、幻覚による脅迫観念バリバリのさらにイカしたキャラに変更されてました。今回はデュカットの気持ちというか思いがたっぷりと語られてましたが、悪意・善意・打算・欲望の入り交じった語りはオイラ的には共感できる部分も多かったっス。
 最終的には狂気じみてきたデュカットを、シスコは「善人の部分がない本物の悪人」と評してましたが、そんな感じではなかったっス。まぁ、「ベイジョー人は皆殺しぢゃぁっ!」とか捨てゼリフ残して去って行ったから、しゃーないと言えばしゃーないんやろうけど・・・。ま、次回以降も目が離せないですにゃー。
2002.10.12
 
「機動戦士ガンダムSEED」:第二話ですね。やっとこさガンダムが戦闘をしはりました。しかし、完全に自分達の手落ちで敵に攻撃されて、なおかつ重要機密をパクられたくせに、ガンダムを見られた〜って中立地帯の民間人に逆ギレする女性士官はアフォですな。ありゃ見られたんじゃなくって、見せたんだよ。あのアフォ士官が生き残りではいちばん階級が高そうなので、アークエンジェルとかいう戦艦の指揮をとるんでしょうなぁ。不安いっぱい。
 しかしガンダムよ。エネルギーが切れたら色が白くなって動かなくなるって、お前はレインボーマンかいっ!?
2002.10.17
 
「逮捕しちゃうぞ」駄目でしたー。やっぱドラマは無理だったかぁ。
 って、原作漫画やアニメーションとは別物と割り切って考えればOKかなぁ?夏実役のねーちゃんはけっこう可愛いかったし、それ以外にも、
それ以外にも、それ以外はなかったなぁ・・・
2002.10.19
 
「機動戦士ガンダムSEED」:第三話。やっとこさコーディネーターとやらの説明がなされました。遺伝子操作されて能力を強化された人間ってことでした。それって、カーンやDr.ベシアみたいなもんですかな。(←共にスタートレックのキャラ)
 それにしても、自分たちでは操縦できないモビルスーツを5種類も開発していた地球軍とやらは何を考えておったのでしょうか?これではザフト軍とやらのための委託開発をしていたとしか思えませんな。まぁ、キラ・ヤマト君をストライクガンダムに乗せる理由としては成立してると思います。この設定があれば、今後もキラ君の正パイロットの地位は安泰ですからね。でも、あのでっかいソードは実戦では使えないと思うにゃー。
2002.10.26
 
「機動戦士ガンダムSEED」:第四話。今回も馬鹿な士官が大活躍。こないだは重要軍事機密だの
見ただけでもただぢゃおかねぇ!とか言ってピストル撃ってまで脅迫してたくせに、今回は民間人に軍服着せただけでブリッジ要員に任命するってぇのはどういうことなんでしょう?あんな節操無しの能無し士官に指揮される戦艦の行く末がとっても心配っス。彼女の駄目っぷりはダンバインのニー・ギブンに匹敵すると思いまっする。
 ほんでもってオイラの楽しみガンダムファイトですが、今回はなかったです。寂しいですね。まぁ、来週はストライクVSイージスが観れそうなんで、楽しみに待つとしましょう。
2002.11.02
 
「機動戦士ガンダムSEED」:第五話。なんか最近ガンダムでしか更新してないなぁ。ま、他にこれといった番組がないからしゃーないか。で、いよいよガンダム5体によるガンダムファイト。オイラお気に入りのブリッツガンダムも参戦してはりました。今回はほとんどが戦闘シーンで占められてたこともあってか、館長さんも無能ぶりを発揮することなく(作戦立案は先任大尉のあんちゃんが、戦闘指揮は戦術士官のネーチャンが担当)、なんとか勝利を収めてはりました。問題の主人公・ストライクガンダムですが、さすがにガンダム4体相手では押されまくり。ザク相手に闘ってたファーストガンダムと違って、相手もガンダムなんだからMSの性能差を体感できないキラ・ヤマト・タケシ君はアムロ・レイ君よりも不幸ですね。しかし、援護にきた先任大尉のMAでも充分にガンダム相手の戦闘ができてるのに、自分達では扱えないMSを開発していた地球軍はやっぱし間抜けだと思いました。
2002.11.09
 
「機動戦士ガンダムSEED」:第6話。またガンダムか。あー、もっと頑張れよなぁ、他の番組。
 さてさて、今回は小惑星型要塞からの脱出です。ファーストでいうところの「ルナツー脱出作戦」ですな。しかし今回はすげぇ兵器が登場しました。
ビームもミサイルも完全に無効化するというATフィールド並みのバリアー(笑)です。そんなんあったらモビルスーツなんかなくても勝てるわっ!っていうか、そんな超兵器が辺境のどーでもいー基地(敵艦長談)にだけ配備されてる理由が全くもって意味不明ぢゃぁっ!!!
 さらに敵にパクられたガンダムには
オバQ並みに姿を消す装置が装備。ああ、なんでちゃんと起動実験も終わってない機体にそんな超兵器をのっけるかなぁ?連邦ったらホントにお茶目さん。絶対負けるよ、お前ら。
 オキニの女艦長さんは幽閉されてたので、今回も馬鹿っぷりを発揮しなかったのでちょっち淋しいっス。ちなみに名前も知らないブリッジクルーの兄さんがなかなかのリーダーシップを発揮していたのが印象的でした。あれを見た多くの搭乗員が、彼が艦長になった方が心強いと思ってるんじゃないかと、女館長ファンのオイラは少し心配です。
2002.11.16
 「機動戦士ガンダムSEED」:第7話。今回はゴミ漁り。戦闘も微妙にあったんですが、次回のネタ振りレベルでしかなかったみたいで、のんびりとした展開でした。今回は主人公チームよりもライバル側にスポットが当てられてたみたいで、ライバル君のパパは敵の大幹部であることが判明。ライバル君は穏健派っぽいのに、パパはバリバリのタカ派のようで、敵ボスからも「ほどほどにしときやー」みたいな事を言われてはりました。
 さて、今日の女館長さんですが、なーんも活躍しはりませんでした。ゴミ漁りについても先任大尉の兄ちゃんが説明してもうたんで、艦長席にただ座ってるだけでしたね。次回こそは、大活躍を熱望です。
 しかし、このコンテンツ。「地上波の帝王」から「ガンダムの帝王」に名義変更した方が良いかなぁ・・・
2002.11.23
 「機動戦士ガンダムSEED」:第8話。さぁ、誰も待ってないでしょうが恒例のガンダムSEEDですね。今回は戦闘がちーっともありません。つまんねぇ。戦闘がなかったら女艦長の無能っぷりも堪能できません。仕方がないから別の楽しみを探してみましょう。・・・・・・・・・ねぇや。来週まで我慢ですね。とほほー。
 「満月をさがして」:けっこう好きなんですよね。ストーリーとかも好きなんですが、キャストが秀逸です。歌手の主人公には本物の歌手を当てたり、大物スター役に三原順子を当てたりと、いろいろ笑わせてくれはります。んで、今回のゲストは屋良有作。あの屋良有作。なつかしーっ!!凄い!渋い!カッチョイーっ!この渋い声を聞くなんて、再放送とかビデオ以外では10年以上振りなんじゃないだろうか。一話限りなのが悔やまれるっス。求ム、再登場。
2002.11.30
「機動戦士ガンダムSEED」
:第9話。ああ、久しぶりに戦闘がありました。やっぱガンダムは闘ってナンボですねぇ。それに、戦闘がないと女艦長さんの大活躍も観れないですからねぇ。
 それにしても、連邦軍は弱ぇなぁ。戦力比4:1でしかも(結果的にとはいえ)挟撃しながらボロ負け。こいつら、いったい何倍の戦力差やったら勝てるんやろう?通常戦力がこのざまなのに、自分らでは扱えないガンダムを5種類も開発するヒマと金が余ってるんやったら、こないだのATフィールド並のバリアを宇宙艦に装備した方がマシやでー。
 さて、今回のポイントは「
人質大作戦」。宇宙に都合良く落ちてた敵軍のVIP(でも民間人)を人質にして敵から身を守ろうというもの。ただ、この大作戦ですが、戦闘中に戦術士官のねーちゃんが艦長に無断で実行したんですよね。しかし女艦長様は自分たちでガンダムを見せつけておきながら、民間人相手にピストルを突きつけて脅迫するという(第二話参照)鉄の女。ブリッジで堂々と越権行為、しかも歴史に残りそうな非人道的な脅迫行為を行った士官をこのままにしておくハズがないでしょう。身柄を拘束して軍事法廷に送るというのが普通でしょうが、女艦長ならその場で銃殺くらいにはしかねないでしょう。いろんな意味で次回にも期待が高まります。
 おまけ:人質大作戦についての敵艦長さんの感想、「格好の悪いことだな」。全くだー。