地上波の帝王 2003.05〜2003.08
2003.08.30
「機動戦士ガンダムSEED」:第46話。以前にも書いたかもしれませんけど、SEEDの世界では「地球も宇宙もコロニーも核反応はストップなのじゃよー」という装置のせいで核エネルギーは使用できないという設定になっています。ですから「核反応をストップさせる装置を無効にするんじゃよー」という装置を組み込んだフリーダムとジャスティスは核エネルギーで出力バリバリ。無類の強さを誇るという設定になっています。
 と、基本設定(?)を改めて説明したところで、今回のSEEDは前回からの流れで、地球軍vsザフト軍vs独立愚連隊の三巴が続いております。まぁ、今回は(名のある)誰かが戦死したりすることもなく、痛み分けで中断したんですが、ここで焦点となったのが前回ラストで謎のフロッピーと共に宇宙に放り出されたフレイちゃんです。地球軍とキラ君の取り合いの結果、地球軍がフレイちゃんをキープ。まぁ地球軍も成り行きでキープしたっぽい感じで、熱心だったのはキラ君だけだったようです。最強の強化人間も初体験の相手には思い入れが強かったみたいです。んで、フレイちゃんの持ってたフロッピーですが、「
世界が憎いー、人類が憎いー、全部滅んでしまえー!」とか考えてるらしい仮面隊長が持たせた代物だけあって、戦火拡大の必須アイテムでした。なんと「核反応をストップさせる装置を無効にするんじゃよー」の設計図だったようです。これをゲットした地球軍の「強化人間なんて根絶やしにしてやるー」と思ってた偉い人なんかは庭駆けまわるような勢いで喜んではりました。これで地球軍は核ミサイルを撃ち込めるようになりましたからね。
 てなワケで、来週以降は宇宙核戦争が起こるのやもしれません。それにしても、過去のガンダムシリーズで、こんなにも軍事機密が行ったり来たりしたような展開はなかったでしょう。地球軍もザフト軍ももうちょっと機密保持には力を入れるべきだと思いました。セコムしとかなきゃねー。
2003.08.27
「スタートレック ディープスペースナイン」:最終話。さて長かった放送がとうとう終わってしまいました。大阪では関西放送が火曜日深夜に放送していたんですが、途中で「スタートレック ボイジャー」の放送をはさんでいましたので、トータルで約7年間くらいになったと思います。まぁ、オイラ以外にはあんまし観ていた人もいなかったみたいなんで、ストーリーの解説をしても意味ないと思うんで、そこいら辺は割愛させてもらいまする。
 とりあえずですね、ボイジャーもそうなんですけど、ちゃんとラストまで放送してくれたことは感謝したいっス。この点に関しては
関西放送よーやった! と素直に言いたいですね。次回からは「スタートレック エンタープライズ」という現在アメリカで進行中のシリーズを放送するみたいですが、これについても頑張ってもらいたいっス。基本的に関西(というよりは首都圏以外)では、首都圏と比べてオタッキーな番組が不遇だと常々感じております。特に地上波では致命的でやんす。そんな関西地上波で唯一首都圏に勝っていたと思えるのがスタートレックシリーズの扱いでやんした。この小さな牙城はこれからも守っていってほしいっス。というワケで、次シリーズにもすんげぇ期待してるっス。
2003.08.16
「機動戦士ガンダムSEED」:第45話。さて、前回は前々回から今回への繋ぎだったので、手抜きをしてしまいましたので、今回はキチンといってみましょーっ!
 まずは主人公のキラ君。彼はフラガ兄貴と仮面隊長(こいつも額からイナズマ!)との因縁対決に割り込んでいったんですが、なんと前々回からの戦場になっている所が
偶然にもキラ君や仮面隊長の出生場所とのオチがありました。なんでもこの場所は遺伝子工学の最先端研究所だったらしくて、遺伝子操作やクローン人間作成とかの実験をやってたんだってさ。そんでキラ君はそこで調整された最強の強化人間で、仮面隊長はフラガ兄貴の父親のクローンなんだってさ。で、その仮面隊長なんですが、アクシデントで仮面が外れたらヒスを起こして逃げて行きました。アスラン君とフラガ兄貴は顔を見たっぽいんですが、画面には顔が出なかったので、一応素顔は謎のまんまですな。
 いやぁ、それにしても偶然ってすごいですね。世間って狭いですね。あっはっは。なんというかもう、ストーリーを考える人は天才だね。前にも書いたけど、常人では恥ずかしくて発表できねぇ。
 さて、次にディアッカ君とイザーク君。イザーク君が「キミはなんで独立愚連隊におんねん!? なんで祖国を裏切んねん!?」と至極当然の質問をしました。ディアッカ君は「愚連隊の連中に会うて、各地の戦場を見てきたら、もう祖国の命令には従えませんわ」などとかなり理解不能な言い訳をかまします。友達思いのイザーク君は「騙されてんねんで」と呼びかけますが、「それはお前の方とちゃんかいのぉ」とさらに不可解な返しをして去っていくディアッカ君。うむ、よー判らん。
 場面は変わって戦場ですが、地球軍vsザフト軍vs独立愚連隊の三巴になりつつあります。そして今回のスゴ技。まずはビームキャノンをサーベルで切り払うフリーダム。すごいです。
実弾ぢゃないのに。そしてフォビドゥン(地球軍のガンダムやね)のビーム。これは登場時から気になってたんですが、なんと敵の目前で曲がるんです。光線なのに弧を描く。これは地味ですがすごい技術だと思います。問題は回避した敵を追っかけて曲がるんぢゃなくって、このままいけば命中しそうなのに、敵の目前で曲がって明後日の方向へ行ってしまう点。馬鹿だよねぇ。
 まぁ今回も戦闘途中で次回に続くってことなんですが、ラストではフレイちゃん(覚えてる?)が謎のフロッピーを持って地球軍に送り返されるという場面で終了。どうもこのフロッピーに戦争を終結させるすごいデータが入ってるらしいです。これまで数々の超兵器が出てきたので、このフロッピーにも超期待です。次はどんな奇想天外兵器が登場するんでしょうか? ワクワクしながら来週まで待ちましょう。楽しみだ〜。
2003.08.09
「機動戦士ガンダムSEED」:第44話。今回はオイラの都合で、精神的&体力的にあんまし書く余裕がありません。ですんで、次回(45話)終了時にまとめることにします。
 まぁ、基本的に前回からの続き&次回へ続く、な話だったので、ストーリー的にも次回を観てから述べた方が良さそうな点が多いと思います。このコメントを待ってる人(いるんだろうか?)には申し訳ありませんが、一週間の辛抱です。
ツッコミ所満載の予感がしますので、楽しみにお待ち下さい。
2003.08.02
「機動戦士ガンダムSEED」:第43話。残り10話程で終わらせるためなんでしょうけど、最近は展開が速すぎますな。いろいろと終結させるためなんでしょうけど、戦艦やMSが地球や宇宙の何処から何処までもを一瞬で移動しているような気もします。そう、まるで宇宙戦艦ヤマトの最終回のようにです。オイラ的にはちょっとイヤです。
 さて、とりあえずはアークエンジェル、クサナギ、エターナルという独立愚連隊の三艦が集結しました。みんなでこれからどないするかなぁ、等と協議しているところへ地球軍の艦が一隻でやってきます。そう、その艦こそドミニオン。ナタルちゃんが艦長を務める黒いアークエンジェルです。それにしても何故に一隻だけで来たんでしょう? 数で押してこその地球軍なのに、この判断は謎です。ところでナタルちゃんですが、こないだまでは軍務遂行のためなら民間人も殺っちまえぃ!って感じの人間だったのに、今回に限ってはマリュー艦長に「降伏したら命は助けたるー」なんぞと人道主義っぽい勧告をしはりました。もっともマリュー艦長には断られるわ、同乗していた偉いさんには鼻で笑われるわ、と駄目駄目でした。
慣れないことはするもんぢゃないを見事に体現してはりました。
 ところでアークエンジェルとドミニオンは同型艦です。おそらく武装も大差ないと思われます。そしてアークエンジェル側にはクサナギやエターナルがいます。戦力的に圧倒的不利なドミニオンですが、なぜか単艦で正面から戦闘を挑みます。たしかにドミニオンには例のラリパッパ三人衆のガンダム三機がいるんですが、アークエンジェル側にもフリーダムやジャスティスがいることを考えればあまり優位とは思えません。当然のようにドミニオンは不利に・・・って、圧倒的に優位ぢゃん! 前回はMS50機を無傷で倒したフリーダムも今回はなぜかあんまし活躍しないし、どないなっとんねん!? 制作サイドでは戦力の強弱を一話毎にランダムで決定しているんでしょうか? それにしても前回まであんなに無敵だったフリーダムなのに、今回はナタルちゃんに「あのMSを捕まえたる」などと気軽に言われる有様。そしてドミニオンのミサイルが当たるっ! ここで次回に続くです。これまでバキ並に強かったフリーダムを問題にしないドミニオン。その強さはまさにオーガ並。でもこの強さは維持できるんでしょうか? そこはかとなく不安です。
 あとですね、ザフト軍もこっそり近づいてました。とりあえず偵察ってことで、仮面艦長がイザーク君を連れて出撃しはりました。ここでフラガ兄貴の額から稲妻が出現。そうです、アムロ君やシャアが出していた稲妻です。つまり
フラガ兄貴はニュータイプってことなのかっ!? 今回オイラはこの稲妻が一番笑えました。
2003.07.26
「機動戦士ガンダムSEED」:第42話。前回の二枚舌外交の結果として、パパに会いに行くアスラン君。でも大切なジャスティスを置きっ放しにしてきたせいで、パパに怒られます。一軍人としては質量共に驚異的なレベルの命令違反を犯してアスラン君に対して、国家元首としてのパパの叱責は当然のものだと思うんですが、怒られたアスラン君は「殺しあったって何にも解決しないんだー!」と逆ギレします。パパの方は、そんなコトよりも軍事機密であるジャスティスの件について問いただしたいみたいだったんですが、最近の若者は一度切れてしまうと話し合いなんかできる状態にありません。仕方なく、アスラン君は逮捕→連行→尋問というコトで落ち着きました。
 さて、その情報をリアルタイムでキャッチしたラクスちゃん。部下に命じて連行途中でアスラン君の身柄を奪還してしまいました。ザフト軍は情報とかセキュリティにもう少し気をつけた方がいいと思います。
 そのラクスちゃん。今度はザフトの新造戦艦を奪います。まぁ奪う以前に、最新型戦艦の艦長や搭乗員の多くは最初からラクスちゃんの部下だったみたいで、何人かの搭乗員を追い出しただけで占拠終了。ザフト軍は軍人の身元くらいはちゃんと調べた方がいいと思います。自称優良種の割にはマヌケな点が多すぎます。
 問題の新型戦艦。名前は「エターナル」と言うそうです。なんでもフリーダムとジャスティスのサポート専用の戦艦だそうで、この二体が出払ってる現状では、一機のモビルスーツも積んでないそうです。こんな馬鹿戦艦にサポートさせるとは、さすがはスーパーロボットのフリーダム。もうリアルロボットの片鱗も感じさせません。しかもこのエターナル、ザフト軍の主力モビルスーツ「ジン」が追いつけないくらい高速で移動します。この速さでまずはジンの追撃を振り切ります。そして別方面から追撃してきたジンの部隊も振り切・・・れません。あ、あれ?おかしいなぁ。さっきは速かったよね。うーん、謎だ。
 まぁ、オチとしては迎えに来たキラ君のフリーダムに助けられるんですけどね。しかし、さすがはキラ君。約50機のジンを全部コクピットを避けて破壊。
12機のリックドムを倒したくらいでエース気取りの某ニュータイプなんか問題にもなりゃしません。ま、スーパーロボットですから当然ですけどね。
 最後ですが、エターナルの艦長について。艦長はなんと「砂漠の虎」でした。犬型MSで爆死したハズの虎でした。死んだハズの虎でした。どうやら
死んだというのは誤診だったみたいです。ザフト軍の医師は佐渡先生レベルみたいです。というか、キン肉マンワールド並の復活劇です。これならミゲルとかニコルとかトールとかカガリパパとかも生きててもおかしくないかもしれません。いやー、前にも書いたけど制作者のセンスには脱帽です。オイラには考えもつきませんし、考えても恥ずかしくてTVで実現できないでしょう。そんな勇気ある制作者に乾杯!これからも頑張ってね。
2003.07.19
「機動戦士ガンダムSEED」:第41話。宇宙へと上がったアークエンジェル一行。それに合わせてかオープニングも一新。これがまたツッコミ所満載のOPになっています。まずはなんといってもディアッカ君の扱いがすさまじくクローズアップされた点でしょう。イントロ部分ではミリアリアちゃんと並んでアップだし、艦橋部の集合カットではマリュー艦長を差し置いて出張ってるし。ザフト四人組では一番目立たなかったあの子がこんなに立派になるなんて、世の中って不思議ですやねー。その割には、今日はセリフすらなかったけどねー。
 さて、宇宙の独立愚連隊になった一行ですが、まずフラガ少佐がアスランに「ホンマにザフトを抜けてもえーんかい?」と質問。たしかにアスラン君は
ザフトの金正男とも呼べる存在。その動向が気になるのは当然でしょう。アスラン君もさすがに処世術には長けているようで、その場では「協力しまーす」とか言いながら、後でキラ君と二人きりになると「やっぱしパパに会ってお話してから決めるよー」と見事な二枚舌外交です。うむ、信用できねー。
 ザフトではラクスちゃんが地下に潜伏して平和を訴える海賊放送をしています。お父さんが殺されてました。これでゲリラ集団のリーダーの座は名実共にラクスちゃんになるでしょう。
 地球軍ではフリーダムとジャスティスを見ただけで核で動いてるよ、と看破する人がいます。オーブ攻めの指揮をとっていた無能な人です。この人はコーディネーター完全否定派の「ブルーコスモス」とかいう組織のリーダーらしいんですが、無能なんだか有能なんだかサッパリ不明です。指揮官としては無能だけど、技術者としては有能ってことか。でもそれって政治組織のリーダーとしてはどうなんでしょう?ビミョーに謎ですな。
 その地球軍ですがアークエンジェルの二番艦を作ってました。その名は「ドミニオン」。まぁ
パチモンのお約束で、黒っぽい色になっているのは笑う所なんでしょう。そのドミニオンの艦長ですが、あのバジルール中尉が少佐に昇進して就任です。普通二階級以上の特進というのはビックリするような戦功を挙げるか、戦死でもしないとないと思うんですが、バジルールちゃんってば戦死でもしたんでしょうか?でも生きてるし、敵艦長になってるし。うーん、SEED世界は謎だらけだー。
 最後にカガリちゃん。キラ君に前回の写真を見せて、「ブラザーってどないやねん?」と質問。キラ君は「はぁ?いきなりこないな写真見せられてブラザーとか言われても判りまへんわ」との返事。まぁそうだろうな。というワケで、この件は置いとかれることになったみたいです。そのうち語られるかもしれません。
 こんな感じで、けっこうストーリーは急展開って感じです。なんといっても残り11話のはずですから、作り手も焦っているんでしょう。まぁ、これまでノンビリしすぎでしたからね。夏休みの計画と同じで、最初にノンビリしてると、最後に大慌てってコトでしょう。ですからおそらく来週以降も大車輪の展開だと思います。
2003.07.12
「機動戦士ガンダムSEED」:第40話。さて地球軍の再侵攻が始まりました。それなのにキラ君とアスラン君は「どうする?」とか話しています。まぁキラ君は当然のように「守るために闘う」とのことで出撃。それを見送ったアスラン君は、今度はディアッカ君と「どうする?」とか話しはじめました。ディアッカ君も「(ミリアリアちゃんを)守るために闘う」で、アスラン君も「オレも!」とのことです。てなワケでザフトコンビも出撃です。とは言え、キラ君も出撃が遅れているわけで、その間にもオーブ軍は地球軍のヤク中三人組の攻撃でボロボロです。キラ君のフリーダムが参戦することで、ヤク中三人組の快進撃はなんとか止められたものの、さすがに3対1ではキラ君も分が悪いです。そこに現れたのはアスラン君。ディアッカ君はアークエンジェルの護衛についたようなので、ヤク中三人組と主人公コンビの再戦です。この主人公コンビは強いので、ヤク中三人組を追い返します。ここで戦闘はまたもや小休止。
 この間にオーブ軍は決断をします。それは残存戦力を宇宙に逃がしてしまい、基地設備等は地球軍に再利用されないように爆破するというものです。しかしこの世界の人達はアラスカ、パナマ、オーブという重要基地(地域)を設備ごと破壊するのに躊躇しません。
一度戦場になればペンペン草一本生えないような焦土が残るだけ、という刹那的な作戦行動ばかり取るのはオイラ達とは文化・宗教の違いなのか?などと小難しいコトを考えてみたり。
 オーブの残存戦力ですが、宇宙船二隻(アークエンジェルとクサナギ)に積み込める程度の質素なものです。キラ君とアスラン君はこの二隻の打ち上げを援護するために再出撃。阻止しようとするヤク中三人組に友情の合体攻撃。かくして打ち上げは成功。オーブの大将であるカガリちゃんの親父は打ち上げを見届けた後に施設ごとメガンテ。これで今回は終了。次回からは宇宙漂流編が始まると思われます。
 最後にオーブのプリンセス・カガリちゃんですが、彼女はクサナギに乗って脱出しました。問題はカガリちゃんが親父との別れ際に渡された彼女のブラザーの写真。その写真には「キラ」と書いてあります。つまりキラ君はホントはオーブのロイヤルファミリー?やったー、これでメインキャスト(キラ、アスラン、ラクス、カガリ)は全て国家元首の子供達だー。ファーストガンダムで言えば、シャアとセイラだけぢゃなく、
アムロとララアもロイヤルファミリーだったのと同じくらい豪華な展開だ。いやー、制作者のセンスには脱帽です。オイラには考えもつきませんし、考えても恥ずかしくてTVで実現できないでしょう。そんな勇気ある制作者に乾杯!これからも頑張ってね。
2003.07.05
「機動戦士ガンダムSEED」:第39話。前回からの続きからのリスタート。キラ君のフリーダムを救ったアスラン君のジャスティス。とりあえず「今の所は敵対する意志はない」とのことで、今回限定(?)でキラ&アスランの最強核兵器タッグで新型三体と互角以上に渡り合います。それにしても、実際はけっこう変わってるんですが、アニメ絵的にはフリーダムとストライク、ジャスティスとイージスは変わり映えしてないので、せっかく二人とも新型器に乗ってるのにちょっと寂しかったです。これはどちらの機体も前任機と比べて頭部形状と配色が似すぎているためだと思います。せっかく性能面ではダダ上がりなんですから、ビジュアル的にもインパクトがもう少しあればなぁ、とは思いました。
 んで、地球軍の新型三機ですが、どうもパイロットはヤク中だったらしく、途中で薬が切れて苦しみ出します。ほんでもってお薬補給のために撤退。この三機がなければ地球軍は完全敗北するとの判断から地球軍も全軍一時撤退。って、
あの三機は実戦テストしてただけだろ?テスト機がなければ敗北確定って、そんな微弱な戦力でよく戦端を開けるよなぁ。この番組の問題点として、軍組織の重要性を前面に押し立ててる割には、軍隊の行動原理がムチャクチャであることが挙げられると思います。ぶっちゃけると中途半端ってぇコトですやね。
 さて、とりあえず戦闘が一段落したところでキラ君とアスラン君の再会です。緊迫した空気の中での再会でしたが、殺し合いも殴り合いもない、ちょっと味気ない感じでした。話の途中でカガリちゃんが割り込んだのも中途半端に味気ない原因のひとつだと思います。で、こっからが問題なんですよ。さっきの軍組織の描写が中途半端ってコトにも関連するコトなんですが、アスラン君のディアッカ君への対応。「
自分の部下」で「自勢力のVIPの子息」で「敵軍の捕虜」というプライベート・ライアンの数倍重要な人物であるディアッカ君に対して一言もナッシング。アンタねぇ、カガリちゃんと談笑してるヒマがあるんだったら、ディアッカ君と今後のコトについて検討しなよ。こういう点がドラマに重厚さを持たせない要因になってると思いまする。もうちょっと現実に即した展開をしないとあまりにも空虚なドラマになっちゃいますぜ。
 来週は地球軍の第二次侵攻作戦が開始されそうな感じ。アスラン君とディアッカ君は引き続きオーブ軍(withアークエンジェル)との共同戦線を張るのでしょうか?オイラは戦闘シーンがあればそれでいーでーす。他は期待できねー。
2003.06.28
「機動戦士ガンダムSEED」:第38話。今回は戦闘がバッチリありました。登場したモビルスーツも9種類。とりあえずこれだけでもオイラとしては嬉しいことです。やっぱバトルがないとイカンですな。
 さて、冒頭から地球軍に謎の偉そうな人が出てきます。外見から推察するに二十代の若造っぽいんですが、こいつが地球軍の会議で主導権を握っているようです。毎度のことなんですが、なんでコイツが偉いのか説明してほしいです。まぁとにかくコイツの主張で「
新兵器の実戦テストもしたいから、中立のオーブでも攻めてみるかぁ」って感じになりました。実戦テストがしたいんだったら交戦中のザフト軍と闘ったらいーじゃーん。開戦理由もいーかげんだなぁ。
 で、戦闘以外でも戦場には恋の花が咲き乱れです。まずキラ君とカガリちゃん。まぁこれはそれっぽく演出してるだけで、実際はそんな感情はなさそうなんでスルーです。次にマリュー艦長とフラガ君。これは本気モードみたいで、めでたく両想いみたいっス。それからミリアリアちゃんとディアッカ君。このカップル(?)はビミョーなんですが、ディアッカ君の方はかなりミリアリアちゃんが気になる様子。バスターでミリアリアちゃん(とアークエンジェル)を助けたりしてました。さてさて、来週以降ディアッカ君とバスターの所属はどうなっちゃうんでしょうか?ここら辺も気になりますにゃー。
 さらに地球軍の新型ガンダム三種類。
前回から地球軍のモビルスーツは一般ピープルでも自由自在に乗れる設定に変わっちゃったんで、この新型三種類も強い、強い。画面から受ける印象では、あのスーパーロボット・フリーダムと互角に渡り合ってるように思えました。この三体の新型機も立派なスーパーロボットです。
 そして最後のシーンに登場したのがアスラン君のジャスティスです。ビームを撃たれそうになったキラ君をかばうというシチュエーションでの登場だったんですが、このままキラ君の味方になるのかどうかってところで「次回に続く!」です。ですんで、来週も戦闘が続くみたいです。ひゃっほーっ!
2003.06.21
「機動戦士ガンダムSEED」:第37話。さてさて、地球軍から脱走したマリュー艦長と下僕たちですが、以前にもお世話になって、支配者ともコネのある中立国オーブへと亡命(?)することになりました。とりあえず安全圏へと移動できたので、今日はアークエンジェルは平和です。戦闘しませんでした。むぅ。
 そのかわりなんでしょうか、デュエルのイザーク君を含むザフト軍がパナマ(地球軍の主力らしい)へと攻め込みました。ここでは地球軍の秘密兵器である量産型モビルスーツ隊が登場。普通の人には操縦できないはずのモビルスーツなのに、ザフト軍のモビルスーツ以上に軽快な動きで互角以上の奮戦を観せてくれました。やったね、またまた過去の設定は置いてけぼりだ。まぁそれはそれとして、このままではザフト軍ピンチです。ここで登場するのがザフト軍の新兵器「グングニル」です。これもまたほとんど説明なしで使用されたんですが、その効果たるや「
ザフト軍の兵器には何の影響も与えないけど、地球軍の兵器は動かなくなったり壊れたりする」というエクセレントなものでした。超兵器が出るたびに思うことですが、今回も思いましたね。そんな便利なモンがあるなら最初っから使えよ・・・ってさ。
 ところで、ザフトに捕まったフレイちゃんとアークエンジェルに捕まったディアッカ君ですが、二人ともそれぞれの敵側へと寝返りそうな雰囲気になってきました。どっちの親も政府高官って設定だったはずなんですが、そんな二人が敵側に寝返るって大丈夫なんでしょうか?他人事ながらちょっと心配っス。ま、そんな設定忘れられてるかぁ。
 あ、以前に壊れたストライクですが、フラガ少佐が乗ることになったみたいです。これでアークエンジェルのモビルスーツが二体になりました。さらにディアッカ君がバスターに乗ってくれたら三体です。昔のホワイトベースもガンダム・ガンキャノン・ガンタンクと三体あったんですから、アークエンジェルにもそれくらいは欲しいですなぁ。
2003.06.14
「機動戦士ガンダムSEED」:第36話。また戦闘がありませんでした・・・。
 って、三連続で戦闘無しの後に、二連続で戦闘。そしたらもう戦闘は無しって。
水前寺清子じゃないんだから・・・。しかもチーターは「三歩進んで二歩下がる」だけど、SEEDは「三歩下がって二歩進む」って、結果的に下がってるぢゃーん!
 ま、ストーリーとしては、キラ君に新兵器を渡して逃がしたラクスちゃんを追うアスラン君と、アークエンジェルに合流したキラ君との二極を中心に話が進んでいきました。キラ君の方は「はぐれてる間にかくかくしかじか」って感じで身の上話をして、もう軍にはいられねぇっ!ってコトでチーム・アークエンジェルは軍から逃亡することに決定しました。いやぁ、独立愚連隊になるなんて、ますますリアルロボット路線からスーパーロボット路線に変更ですなぁ。
 ほんでもってアスラン君ですが、ラクスちゃんを見つけたけど逃げられはります。ま、そこら辺はいーんですが、注目すべきはラクスちゃんの人道主義っぷりですな。「平和の歌姫」とかいう設定だったと思うんですが、名もない人達の死については無頓着でした。目の前でバンバン撃ち殺される人を目撃しても眉ひとつ動かさない所は見事であります。いやぁ、人の上に立つ人間ってぇのんはあーでなければイカンのでしょうなぁ。オイラ的には友達になりたくないですけどね。
2003.06.07
「機動戦士ガンダムSEED」:第35話。引き続きアラスカ基地防衛戦。地球軍上層部にとって要らない人員を囮にして、ザフト軍もろともアボーンさせるという作戦だと判明。基地周辺10kmの兵器・人員を壊滅させる「サイクロプス」なる超兵器によって実行するんですが、この「サイクロプス」がどういうモンなのか全く不明。SEED世界では基本的に核が使用不能ということになっているので、核爆弾でないとは思うんですが、そこいらの基本的な部分の説明ができてないってぇのが、この番組の欠点ですわな。無意味な部分の描写は長いくせにねぇ。
 で、いよいよフリーダムガンダムがアークエンジェルに合流。このシーンは格好良かった。って言うか、オイラは間違ってました。ガンダムSEEDをスパロボ大戦で言う所の「リアルロボット」と思っていたから、今まで駄目っぽく思えてたんですね。これをGガンダムと同様に「スーパーロボット」だと思えば問題無いワケですよ。スーパー系だと思えば盾一枚だけで大気圏突入しても、オーラバトラー並の飛行能力を備えてても問題なっしんぐ。
もう科学的根拠とかも気にしなーい、だってスーパーロボットなんだもん。来週もガンダムSEEDにレッツ、バーサークっ!
 ところで、キラ君ですが「殺さない」人になりました。鬼神の如き戦闘力で戦場を駆けまわりながらも、敵モビルスーツの頭・手・足しか破壊しませんでした。オイラが観た限りでは一人も殺してなかったように思えます。そのキラ君は最後の最後で地球軍の囮作戦を戦場全域にリークしてしまい、敵も味方もかなり逃がしてはりました。人道的ではありますが、軍事法廷送りは確実でしょう。来週はどうなるんですかねぇ?
2003.05.31
「機動戦士ガンダムSEED」:第34話。戦闘キターっ!!いやぁ、久しぶりの戦闘シーンです。待ちましたねぇ、待ちましたよ。なんか地球軍本部への急襲の序盤だけって感じなんですが、とりあえずモビルスーツがドバァーって出てくると一安心という気がします。来週もアラスカ本部急襲は続きそうなんで楽しみっス。
 さて、襲われてる地球軍なんですが、なんか必要な人員・物資は避難済みで、要らない人員・物資(アークエンジェルやマリュー艦長ですな)だけアラスカに残しているという、不可解な状況であります。どうも地球軍上層部とザフト軍上層部では密約があったみたいな描写もあって、なんだかよ〜判らん展開になっております。何回もかけて「渡る地球軍は鬼ばかり」を放送するくらいなら、もうちょっと状況説明してほしいです。観終わった今でも、あんまし把握できまへんでした。
 さて、肝心のキラ君ですが、宇宙へ出るのは簡単だったみたいですが、地球へ還るのは難しいみたいです。ザフト軍の前最高指導者の権力をバックにしても帰れないよ〜、だそうです。ま、普通はそうだよな。ホント、どうやって宇宙に上がったんだ、お前はよぉ・・・。ま、しゃーないってんで、ラクスちゃんが「ザフト最新鋭のフリーダムガンダムをあげるから、それに乗って還りぃ」と気前よく新型ガンダムをプレゼント。キラ君はそれに乗って地球へGO!で今回は終了。でも、モビルスーツ単体で地球へ還るって、大気圏突入能力があるってことですか?さすが新型。すごいやね。
 あと、フレイちゃんが仮面男に拉致されましたフレイちゃんが仮面男を見た時の「
こ、声が親父に・・・」には苦笑。たしかに仮面男とフレイ父の声優は同一人物だけどさぁ、それ言ったら、フレイちゃんとバジルール中尉も「こ、声がオイラに・・・」ってなるぢゃん。まぁ、これはなにかの伏線だと思うことにしましょう。そうでなければ寒すぎるもんなぁ。
2003.05.24
「機動戦士ガンダムSEED」:第33話。イエーっ!今回も戦闘がなかったぜーっ!つまんねーっ!!
 なんだかなー。とりあえず「ガンダム」の看板は降ろしてほしくなってきました。新しいタイトルは「機動戦艦アークエンジェルSEED」。うん、これでいーや。これなら納得だ。とりあえず毎回アークエンジェルは出てるしなぁ。
 さて、展開としては、アークエンジェルの主要クルーが査問されて、マリュー艦長やフレイちゃんの転属命令が出たことくらいしか進展がないんですよね。あ、捕虜のディアッカ君はようやっと牢やに入れられはりました。むきーっ、こんなんしかないんかーっ!!こんなんしかないわーっ!終了ーっ!!
2003.05.17
「機動戦士ガンダムSEED」:第32話。イエーっ!今回も戦闘がなかったぜーっ!つまんねーっ!!
 さて、キラ君とトール君がいなくなって暗い雰囲気のアークエンジェル艦内で、落ち込む人達の描写がメインテーマとして描かれてたみたいなんですが、基本的につまんねー。面白かったというか、見応えがあったのは捕虜のディアッカ君に襲いかかるミリアリアちゃんとフレイちゃんくらいでしたね。それにしても、捕虜を両手だけ拘束した状態で、鍵もかけてない部屋にほったらかし(見張りもなっしんぐ)にするのはいくらなんでもファジーすぎます。もうちょっとさぁ、真面目に考えて作ってほしいです。一応は戦争してるんだしさぁ。ま、だから秘密兵器をあっさりパクられたりするんだろうけどさ。
 ああ、キラ君が宇宙に転送されてた理由ですが、さっぱり判りませんでした。倒れてたのが地球だったのは間違いなさそうですが、そこから何故?どーして?宇宙に運ばれたのかが不明っス。かつてのガンダムシリーズで、Zのカミーユ君、Gのドモン君、Xのガロード君たちが苦労して上がった宇宙に、何の説明も無しに上がるというのは、ちょっと考えモンです。
ガンダムの宇宙ってぇのは、そんなにひょいひょい上がって良い所ぢゃぁないんだよぉっ!と、いうのがオイラの気持ちです。
2003.05.10
「機動戦士ガンダムSEED」:第31話。前回の激闘の後だからしゃーないのかもしれませんが、今回はノーバトル。ですからあんまし面白なかったです。はい、おしまい。
 って言うか、ホント駄目だよ。こんなに戦闘しないのは問題だなぁ。今回も行方不明者の捜索をするかしないかで、善人と悪人の対立とかがあったんですが、前にも同じような場面(カガリちゃんの捜索)があって、捜索賛成派(マリュー艦長)と反対派(バジルール中尉)の対比も進歩ないし。とりあえずガンダムの名前を冠してるんだから、毎週ガンダムを出しなさい、とは思いますね。こんな状態で五種類のガンダムを登場させても宙ぶらりんになるのは目に見えてるしなぁ。
 捕虜になったディアッカ君も、終盤にチョロっと出ただけで、ちぃっとも活躍しまへんでした。まぁ彼については次回予告を観た感じでは来週の展開に期待でしょうね。果たして彼の戦線復帰はあるのでしょうか?まさかとは思いますが、このまんまアークエンジェルのクルーになったりするんでしょうか?(←ないと思いますがね)
 それにしても行方不明のキラ君。宇宙に居たみたいなんですが、「?」です。これについては来週にでも説明があるんでしょうが、どうせ無理矢理なこじつけだと思います。あまり期待はしないでおこう。
2003.05.04
「仮面ライダー555」:以前に最強はライダーでもなく、怪人でもなく、バイクロボだと書きました。あれから555のライバル的な新仮面ライダーが登場しました。その名は「カイザ」。555が苦戦した怪人を倒したりして、その強さを視聴者に見せつけてました。が、そのカイザの攻撃が555のバイクに偶然命中。怒ったバイクはバイクロボに変形。カイザを圧倒。うわー、やっぱしバイクロボは最強だー。と思ったら、カイザのピンチに謎の新ロボットが登場。バイクロボと互角に渡り合います。その新ロボットの正体は、なんとカイザのサイドカーが変形したロボ。つまりやっぱりバイクロボ。なんだかなぁ。
 飽くまでオイラの私見ですが、バイクロボが強すぎっス。こいつらがラオウ&ケンシロウ級。ライダーとか怪人は南斗六聖拳レベル。なんとかコーポレイションとかいう悪の企業は、ライダーとか怪人を増やすよりもバイクロボを生産する方が効率が良いです、とアドバイスをしといてあげます。ホント、もうちょっと考えろよな。
2003.05.03
「機動戦士ガンダムSEED」:第30話。今回も楽しいガンダムファイトです。やっぱし戦闘がないと寂しいですもんね。で、今回はかなり動きがありました。まず前回のニコル君に続いて戦死者が出ました。その名はトール君。前回いきなり戦闘機のパイロットになったばかりの二等兵です。アスラン君のイージスガンダムの投げた盾に当たって爆砕したんですが、なんで戦闘機でそんなに敵機に接近するんでしょうかねぇ?これはウルトラマンに出てくる防衛隊の戦闘機が、怪獣に殴られて撃墜するシーンを観てても思うんですが、馬鹿ですよね。ピストル持ってる人が、刀を持ってる人と闘う時に、自分から刀の間合いに入ったりせんでしょう?ですから、トール君の戦死は自業自得ってことで。
 で、トール君の爆砕を目の当たりにしたキラ君が狂戦士化するんですが、なんと対するアスラン君も狂戦士化。いつもはいーとこなしのアスラン君デスが、今回はキラ君と互角です。ついにラスト寸前で、イージスはストライクを道連れにしてのメガンテ!さぁ、来週以降はどうなっちゃうんでしょうか?ちょっとドキドキ。
 でも、もっとドキドキなのがディアッカ君です。相変わらず今イチ君のディアッカ君&バスターですが、いつものようにアークエンジェルに墜とさて、あれ?コクピットから出て両手を上げてって、
投降してるぢゃん!捕虜!?うーわー、何やってんだー?おいおい・・・。これはきっと何かの前振りだよ。うん。きっとそうさ。来週あたり、アークエンジェル内で大活躍するに決まってるさ。これでバスター取り上げられて終了とかだけはやめろよな。頼むでぇ。