地上波の帝王 2003.09〜2004.01
2003.09.06
「機動戦士ガンダムSEED」:第47話。前回ゲットした「核反応をストップさせる装置を無効にするんじゃよー」装置のおかげで核兵器が使用可能になった地球軍。「せっかく作ったんだから撃たなきゃ意味ないぢゃーん」とのことで、いよいよ今週から宇宙核戦争編に突入しました。
 で、とりあえずザフト軍の前線基地を核ミサイル数十発で撃破して意気揚々とザフト軍の本拠地へと進撃する地球軍。ザフト軍でも「ほんなら儂等も核兵器で反撃したらぁっ!」とか言い出しました。なんかもうMSなんか意味なくなっていくのではないでしょうか? ま、それはそれで置いといて、ドミニオンの中ではバジルール艦長とフレイちゃんの二人が会話するシーンがあったんですが、この二人って同じ声優さん(桑島法子)がやってるんですよね。ですから声がほとんど同じ。
せいぜいウシ君とカエル君くらいの差ですから、その会話はまるでパペットマペット♪ なんだかなぁ。
 さて、最終回も近いので番組後半ではもうザフト軍本拠地攻撃が始まってしまいました。またもや撃たれる数十発の核ミサイル。イザーク君とかが迎撃しようとするんですが、地球軍のドーピング三人衆が邪魔するのでうまくいきません。核ミサイルはザフト軍の本拠地であるコロニー群に命中! の寸前でキラ君とアスラン君が見事に全弾撃ち落としました。とはいえ、戦闘区域にしてコロニーの至近距離で核が数十発爆発したワケですから、その影響は大き・・・くないや。どいつもこいつもピンピンしてやがる。とはいえ、さすがに通信状況は悪くなって・・・ないや。どいつもこいつも普通に通信してやがる。むぅ、アレって本当に核だったのかなぁ?
 ってなワケで、なんだか判らんウチに地球軍の核ミサイルは処理終了。次はザフト軍の反撃です。でもザフト軍は核ミサイルを撃つんぢゃないようです。ここで今週の新兵器、その名も「
じぇね寿司」じゃなくって「ジェネシス」。例によって説明がないのでちっとも判りませんが、とにかく核反応を利用してどないかするみたいです。見た目はコロニーレーザーをゴテゴテさせたみたいなんで、まぁそんな感じの武器だとは思います。そんでもって、こいつがドカーンと発射された所で今回は終了。
 余談ですが、今回から次回予告が短くなりました。そのかわりに10月以降の新番組の予告が流れてました。こういうのが流れてると、ホントに最終回が近いんだなぁ、と思ってしまいますなぁ。
2003.09.13
「機動戦士ガンダムSEED」:第48話。前回ラストで発射されたジェネシスによって、地球軍が戦力の半分を消滅させられてしまいました。んで、そのジェネシスですが、珍しく解説がありました。なんでも核反応時のガンマ線を増幅して撃ち出す超巨大なレーザー砲みたいなものらしいです。ザフトの本拠地の後方にある要塞の、そのまた後方に位置しているみたいなんですが、そこから月にでも地球にでも砲撃可能という、トンデモ兵器でした。ただし一発だけなら誤射かもしれない・・・じゃなくて、一発撃ったら収束用ミラーの交換が必要とかで連射はできないというお約束の欠点もあるようです。
 さて、戦力を半減された地球軍は一時撤退するんですが、強化人間抹殺を提唱する偉いさん(アズラエル理事というのだ)が「すぐに反撃!」と大騒ぎ。それに反してバジルールちゃんが「人命大事。態勢を整えてから!」と昔の非人道主義発言なぞなかったかのような日和った意見で反論。しかしながらアズラエル理事の「最終回が近いから」じゃなく「早くジェネシスを壊さないと地球が砲撃されるじゃーん!」の再反論の前に玉砕。というワケで再攻撃決定。
 で、存在感が薄れつつある愚連隊なんですが、まぁ地球軍もザフト軍からもあんまし相手にされてないのはちょっと無理矢理っぽいなぁ、とは思いました。番組前半でダラダラしすぎたツケが出てますな。番組打切だというなら仕方ないと思いますが、予定通りの話数でこれでは、
段取りの悪さが見え見えで情けないです。とはいえ、愚連隊は主人公チームなワケですから、番組上もスポットを当てずに終わらせるワケにはいきません。ですから今回はラブラブカップルに焦点を当てることでお茶を濁してはりました。マリュー&フラガ、キラ&ラクス、アスラン&カガリの3カップル。おまけとしてミリアリア&ディアッカが微妙に描写されてました。ま、愚連隊はそんくらいで、特にストーリーに食い込んではきませんでした。あ、カガリちゃんもMSに乗るってぇのは唯一の進展ですかねぇ。ラスト寸前だし、死ななきゃいーけどねー。
 ま、こんなもんですかね。そうだ、仮面隊長が最後にMSで出撃してました。シルエットしか確認できませんでしたが、あれはガンダムタイプみたいです。フリーダムの同型機のようにも思えました。最終決戦ですから出し惜しみナシってコトですかな。あと二回で終わりだったハズです。頑張ってまとめてほしいです。が、無理だろうなぁ。
2003.09.20
「機動戦士ガンダムSEED」:第49話。いよいよラス前になって、ジェットコースターのような展開で突き進みはじめました。早い話がバンバン死人が出るってことですわ。
 まずは地球軍の月基地から援軍が発進。例のジェネシスが月基地を砲撃する際の弾道を直進してたので、見事に巻き込まれて月基地もろともにドカーン。アホすぎ・・・
 こんな感じで序盤からドッカンドッカンの連続ですな。もう面倒なので、今回亡くなられた方を列挙します。もちろん名前の知れてる方だけですよ。パンピーなんざフォローできねっス。
 まずは地球軍。三馬鹿ジャンキーのうち二人が戦死。曲がるビームのフォビドゥンガンダムはイザーク君のデュアルにより討たれました。デュエルの活躍って最初で最後ですな。一話から出てたのにねぇ。肩にキャノン砲を装備してたカラミティガンダムはアスラン君のジャスティスに真っ二つにされました。さらにバジルールちゃんとアズラエル理事も死にました。やっぱりバジルールちゃんは慣れない人道発言なんかしたせいでしょうか、アズラエル理事との対立が深刻化して艦橋で睨み合い。アークエンジェルの主砲が直撃して消滅です。小悪人は最後まで小悪人でないとイカンですな。
 次に愚連隊。アストレイの開発をしてたとかいう三人娘さんが死にました。MSに乗ってていつの間にやら流れ弾で爆死って、ぞんざいやなぁ。そしてフラガ兄貴。彼も死にました。ドミニオンの砲撃からアークエンジェルの艦橋(にいるマリュー艦長)をかばってボカーン。仮面隊長との決着はつけずじまい。ちょっと中途半端です。
 最後にザフトですが、こいつらは名のある人が死にませんでした。これもつまらん。
 で、今回面白かったのはフラガ兄貴と仮面隊長の戦闘ですわ。仮面隊長のMSはガンダムタイプでしたが、フリーダムとは別物でした。その名を「プロビデンス」といい、なんと
ファンネルを装備してオールレンジ攻撃が可能なニュータイプ専用機。このオールレンジ攻撃でフラガ兄貴のストライクを追いつめますが、兄貴も額から稲妻連発でひらりひらりとかわしますよ。最後はよけきれずに兄貴は逃げちゃうんですが、さすがはニュータイプファミリー。なんかアムロ対ララアみたいでカッチョ良かったです。この対決が今回限りなんて勿体ないなぁ・・・
 んで、次にカガリちゃん。キラ君とアスラン君に続いて彼女もバーサーカーになりました。つまり、バーサーカーになる条件に遺伝子強化は必要なかったということです。なんだか話数が進むにつれて
遺伝子強化人間の優位性はなくなっていきますなぁ。地球軍とザフト軍の兵器を比較して、ザフト軍の技術開発力が特に大きく優れてるとも思えないから、知力の差はあんましない。けっきょく量産型MSの戦闘を比較しても、ほぼ互角にみえるから、情報処理・反応速度なんかも差は感じれない。つまり運動能力の差もあんましない。こうなると、単なる人種差別主義者同士の戦争という見方しかできないですな。もともとそういうテーマなのかもしれませんが、見せ方が悪いですな。もちょっと考えてほしかったですな。
 そんなこんなであと一回。もう暖かく見守るしかありません。ラストでは何人死ぬのかなぁ?
2003.09.27
「機動戦士ガンダムSEED」:第50話。終わっちゃいました。うん、終了。
 で、今回の死人ですが、前回の流れから考えるとバンバン出るのかと思ってたら、あんまし死にませんでした。まずフレイちゃんなんですが、キラ君と仮面との戦闘に巻き込まれたことになるのかなぁ? フレイちゃんの乗ってた宇宙船に仮面が射撃、一発目はキラ君が防いだんですが、二発目が命中。フレイちゃんは宇宙の塵になっちゃいました。ここで
フレイちゃんが浮遊霊になってキラ君にとりつくんですよ。なんかもー滅茶苦茶ですわ。
 次は三馬鹿ジャンキーの最後の一人はイザーク君にやられました。いやぁ、イザーク君ってばここにきて大活躍ですなぁ。今まで全然戦果を挙げてなかったのがウソのようだ。
 そしてアスラン父。制止する部下を拳銃で撃ってまで「
味方を巻き込んでも敵を滅ぼすんだYO!」とか言ってたら、撃たれた部下に撃ち返されて死亡。アスラン君との親子の葛藤とかあるんかなー、とか思ってたんですが、なんとまー。アスラン君の手を汚させたくなかったのかもしれませんが、ちゅーとはんぱー!
 でもジェネシスの発射プログラムは止まらず、地球に向けてカウントダウン。ここで最後の手段としてアスラン君はジェネシス内部でジャスティスを自爆(当然核爆発ですわ)させての破壊を目論みます。捨て身のアスラン君ですが、カガリちゃんが「死ぬなやー」とストライクルージュで駆けつけます。でも巻き込まれるだけやと思うでー。一方ではキラ君が仮面隊長と
トークしながら戦闘中。人間とはあーだ、こーだと哲学論をかわしながらの戦闘という、昔の富野アニメの王道ですな。ま、最後はキラ君のビームサーベルが仮面のコクピットをグサリ。仮面隊長は最後まで視聴者に素顔を見せることなく散っていきはりました。フレイちゃんの親父と声が一緒やっていう前振りはなんやったんやろー?
 そしてアスラン君はピカドン。でもキラ君や虎君という前例にならって当然のように無事。もうなんでもいーや。
 ところでキラ君なんですが、仮面にかなりやられてた上にピカドンに巻き込まれたので、宇宙空間を漂流するはめに。これを発見するのが鳥型ロボのトリィ。宇宙空間を羽ばたきで飛び回るという、今週の超兵器でした。そしてザフトと地球は(なぜか)停戦。生き残った面々の笑顔で終了。ちゃんちゃん。
 これでおしまい。一年間ありがとー。
 ・・・ふぅ・・・
2003.10.10
この秋の新番組:ガンダムSEEDが終了したので、あんましネタがないなぁ、と思っていたのですが、秋の新番組をザーっと観終わったので、まとめて書いてみたいと思います。まぁオイラが書くんですから、当然ながら関西地上波限定です。また、これを読む人々は普通のドラマだのバラエティなんかにはあんまし興味なさそうなんで、アニメ・特撮だけです。そして飽くまでも第1話の感想です。2話以降に評判が上下したり、終わってみれば名作だったとしても、この時点でのオイラの感想とは異なっている可能性がありますんで、そこん所は判ってほしいです。
 
ポポロクロイス:原作はゲームですね。以前アニメ化されていた作品の続編のようで、今回は息子が主役。作画も良さげで、ストーリーも悪くなさそう。安心して観てられる感じ。意外に名作に化けるかも。
 
君が望む永遠:原作はエロゲー。エロゲーでは感動の名作として知られているマルチエンディングゲームですが、アニメという一本道の媒体ではどうでしょうか? 作画は良くも悪くもなく平均レベル。
 
一騎当千:原作はマンガ。三国志の英雄の魂を受け継いだ闘士たち(美少女多し)が、関東の(高校の)覇権を巡って争うというもの。まぁ設定よりは美少女が乳を揺らしてパンツを見せるのがメインしょうな。作画はまずまず。ストーリーは前述のとおりなので、深く考えずに観るには良いかと。
 
動画大陸・瓶詰妖精:何の説明もなく4人の妖精が戯れている作品。たしかに雰囲気だけなら悪くないし、妖精も可愛らしいので、ファンはつきそう。でもちょっとは説明してくれ。
 
動画大陸・BPS:BPSというのは「バトルプログラマー白瀬」の略だそうです。天才ハッカーの白瀬クンがクライアントの依頼をこなすらしい。キャラデザや作画がちょっとへたれているように思えるのはオイラだけか? ただ何故かレギュラーで「天野美沙緒」が出てます。こいつは「プリティーサミー」のキャラぢゃなかったっけ?
 
ギルガメッシュ:原作が石ノ森章太郎。キャラがコワイ。その上画面が暗め。それだけでも損をしていると思う。設定も複雑っぽいんですが、説明は少なめ。今後明かされていくかもしれないので、その点は第一話ということもあるのでなんとも言えませんな。でもあんまし面白くなさそうに思える。
 
円盤皇女ワるきゅーレ:同名アニメの続編。いわゆるほのぼの萌えアニメですな。作画のレベルも良さげなので、前作を観ていた人は安心して観れるのではないでしょうか。
 
アベンジャー:作画は悪くない。でも説明がなさすぎ。第一話では主人公っぽいのが二人出てきましたが、どっちも主役ではなく、悪人の用心棒っぽいのが主役でした。それならそれで演出を考えろと思いました。視聴者はアニメ雑誌を読んで設定を理解している人だけぢゃないのに気付いてほしいなぁ。
 
ガングレイヴ:原作はゲーム。近未来ハードボイルドガンアクションって感じですかね。作画は良さげ。これも説明が少なめなんですが、アベンジャーと違って演出でのフォローがうまくいってる感じです。判らない点に関して前者が「イライラ」となるのに対して、こちらは「ワクワク」になってます。ヒロイン(?)のミカも可愛いので、期待大です。
 
最遊記RELOAD:原作はマンガ。以前もアニメ化されてた最遊記の続編。作画良さげ。本編は以前と同じ感じなので、前作ファンならオッケーっぽいです。オイラは本編よりもおまけの「うら最」という短編のほうが面白かったっス。
 
バストフレモン:韓国製アニメ。ストーリーについては敢えて言いません。しかし作画は駄目です。韓国はよく「十年後には日本に追いつく」と言うらしいですが、たしかに作画レベルは十年遅れてました
 
美少女戦士セーラームーン:ホンマに実写でやりましたね。まぁ出演者はたしかに美少女だとは思います。でも変身後はどうしてもコスプレショーにしか見えませんな。それと出演者の実年齢がいくつか知りませんが、オイラにはとても中学生に見えません。高校生という設定でよかったのでは? あと、タキシード仮面がコソ泥にしか見えないのもマイナスです。もうちょっとなんとかしてあげてもらいたかったです。
 
神魂合体ゴーダンナー!!:SFラブコメロボットアニメとでも言うんでしょうか。いわゆるスーパーロボットのノリで作画も良好。ある意味ひと粒で二度美味しい作品。反面どちらかにでも拒否反応があれば駄目という二面性を持っています。オイラ的には「ガングレイヴ」と並んで期待作ですが、どうですかねぇ。
 
超星神グランセイザー:特撮ヒーローもの。デザインと特撮がチャチなのかダイナミックなのかの判断がつけにくいです。とりあえず等身大の時はチャチでした。巨大ロボットのアクションが格好良いかどうかで評価が決まるでしょう。
 
鋼の錬金術師:原作はマンガ。作画は良さげ。ストーリーなんかも悪くはなさそうです。第二話へのヒキも良い感じだったので、けっこう佳作なんぢゃないかと思います。
 はい、終了。全部観てないのに、こうやって並べるといっぱいありますなぁ。首都圏とかBS、CSとかも含めると凄まじい数になりそうですな。
あー良かった、関西地上波だけしか観れなくて! ホントだぞ。ホントにホントだぞ。
2003.10.18
この秋の新番組 その2:秋の新番組についてざーっと書いてみたワケですが、書き忘れたり、アニメ・特撮以外のドラマなんかも残ってたりするので、そこいらについても軽く書いときます。軽くね、軽く。
 
ヤミと帽子と本の旅人:エロゲーが原作のアニメ。作画レベルは高いです。この秋の新番組でもトップレベルではないでしょうか。ストーリーが小難しそうな点は気になりますが、現時点(三話)では設定の不明点もまずまずの感じで謎解きされているっぽいので、充分合格点を与えられると思います。
 
無人惑星サヴァイヴ:NHK教育のSFアニメ。作画もまずまずでそういう点では安心できます。が、肝心のストーリー展開が遅そうです。一話を観ただけですが、ちっとも無人惑星ぢゃないです。オイラの予想ですが、無人惑星でのサヴァイヴが始まるのは早くても五話以降になるのではないでしょうか? そこまで我慢できるかどうかが、この番組を楽しめるかどうかの分かれ目になると思いまする。
 
トリック:ドラマですね。劇場版も作られた人気作のテレビシリーズ第三弾。主要キャストやノリも前シリーズと大差ないので、旧来のファンは問題なく楽しめると思います。ただ、このシリーズから観始める人にはキビシイかも。
 
白い巨塔:以前に田宮二郎主演でドラマ化された作品のリメイク。もっとも原作は小説ですが。今回の主演は唐沢寿明。オイラは学生時代に田宮版の再放送を観て大ファンだったので、どうしても前作との比較をしてしまいます。そうするとやっぱり唐沢は迫力という点で劣るように思いますなぁ。数年前に村上弘明主演でもリメイク(二時間くらいのスペシャルだったと思う)されてた時も同じように感じてたのを思い出しましたよ。まぁ唐沢寿明も決して悪いワケではないと思います。むしろ頑張ってると言って良いでしょう。ストーリーは当然面白いので、オイラ的には今期ドラマで一番楽しんでいる作品でやんす。
 ま、こんなもんでしょう。これを読んで、自分が観る番組を決定するような奇特な人がいるとは思えませんが、参考にでもしてくだされば幸いです。
2003.11.06
「白い巨塔」:下でもちょろっと紹介しているドラマなんですが、今日で第五回を迎えました。当初はキャストが弱いかなぁ、と思っていたんですが、慣れてきたのかかなり良さげに感じてきました。っていうか面白いです。
 ストーリー的には前半のヤマ場である教授選考会へと進もうかというところ。なんというか、ドロドロした展開が堪んないっス。視聴率もかなり良好らしいというのも納得ですよ。まだ観てない人は
今からでも遅くないと思うので、ぜひ来週からでも観るべきでやんす。特に西田敏之の怪演は必見ですぞ。ハマちゃんなんか駄目だ駄目だ
2003.12.31
 なんか大晦日に格闘技特番ばかり三つも重なるという前代未聞の事態。それだけ格闘技ブームということかもしんないけど、一般人は名前もしらないような人がセミファイナルなんかに出てたりしてたのが問題だなぁ、と思いました。だいたい全部観ようと思ったら、ビデオとかフル回転させて10時間以上ですよ。オイラもちょっと疲れましたよ。
「イノキボンバイエ2003」:まずはコレをば。この番組のメインは「藤田和之vsイマム・メイフィールド」だったのですが、この試合は正直つまんなかったです。オイラ的ベストバウトは「ジョシュ・バーネットvsセーム・シュルト」
 って言うか、この試合だけでもイノキボンバイエを観る価値があったなぁ、と思いましたよ。ちなみに
この試合以外は不必要なくらいでした。バーネットという選手はヘビー級としては小柄な方だと思うんですが、それを補って余りあるテクニックの持ち主。彼は新日本プロレスに所属しているプロレスラーで、試合後にプロレス最強とのコメントを発していましたが、彼にはそれを言う権利があると思いました。
 それにしても新日本プロレスから出ていた他の三選手(安田忠夫、村上和成、永田祐志)のクソっぷりはバーネットと見事に対照的でした。3人併せて3分2秒しか保たなかったという体たらく。トホホのホ・・・
「K−1ダイナマイト」:「曙vsボブ・サップ」で話題を呼んだ大会。試合としてはサップが1RKOにて勝利。曙はもっと時間をかけて肉体改造をしないとK−1では難しいかなぁ、と感じました。
 この大会でのオイラ的ベストバウトは「須藤元気vsバター・ビーン」。須藤元気は確かな地力を持った上でトリッキーな動きをする選手なので、エンターテイメント的に試合を盛り上げていく感じ。あれを不真面目と捕らえる人もいるだろうから、絶対的な評価はできませんが、オイラは面白いと思いました。ちなみにこの試合を観ていた親戚の叔父さん(格闘技をあまり知らない一般人)も「一番面白かった」と言ってました。
「プライド男祭り」:「吉田秀彦vsホイス・グレイシー」と「桜庭和志vsアントニオ・ホジョリオ・ノゲイラ」という日本人二大スターの試合を売りにしていた大会。この二試合についてはまぁまぁ良かったです。四選手全てがすんげぇ実力者ということもあり、試合としての完成度は高かったと思います。特に「桜庭和志vsアントニオ・ホジョリオ・ノゲイラ」は良い意味でのピリピリ感が伝わってきていたので、観ている側にも緊張を感じさせてくれたと思います。
 ですが、オイラのベストバウトは「ゲイリー・グッドリッジvsドン・フライ」。この試合については語ることは少ないです。グッドリッジの引退試合だったのですが、こんなに闘えるのに引退するなんて勿体ないお化けが出ますわ。
 あと思ったこととして、「シルバでかっ!」というのがあります。ジャイアント・シルバという選手が出ていたんですが、身長が(自称)233cmというだけあってでかい、でかい。絶対に道で会いたくないです。
 プライドはさすがに5時間以上も放送(ボンバイエは3時間ちょっと、K−1は2時間半)させるだけあって各試合のレベルが全体的に高かったです。ただ出場選手(特に日本人)にメジャーな選手が少なめだと思いました。まぁ三大会に分散させてしまったのですから仕様がないんでしょうが、もうちょっとなんとかしてほしかったかなぁ。
 総評として、玉石混淆の感は否めなかったのですが、オイラのような格闘技ファンには贅沢な大晦日だったと思います。ちなみに
オイラがMVPを選出するとしたらジョシュ・バーネットです。いやホンマに格好良かったですわ。
2004.01.15
「エースをねらえ!」:今年最初のタイトルがコレです。ホントは秋の時みたいに新番組を一通り観終わってから、それぞれに簡単なコメントをつけようと思ってたんですが、コレを観たら書かずにはいられませんでした。
 とりあえず言いたいことは山のようにあるんですが、何と言って良いか判らないくらいの作品です。主題歌、キャスト、シナリオ。全てにおいて完璧でした。完璧に
月曜ドラマランドでした。
 それにしても「お蝶夫人」はもうちょっとなんとかならんかったものか。
オイラとしては叶姉妹(姉)が良かったんですが・・・
2004.01.18
「仮面ライダー555」:最終回。クソでした
 なんと言ってよいのか判らんのですが、まるで打ち切りのような終わり方でした。ライダーも怪人(オルフェノク)も敵組織(スマートブレイン)も全てほったらかしで終わりやがりました。デザインや戦闘シーンなんかはけっこう見応えがあったのですが、肝心のストーリー・設定があれでは、どうしようもないと言わざるを得んでしょう。
 来週からは新番組「仮面ライダー剣(ブレイド)」が始まるそうですが、頑張ってもらいたいもんです。