鹿島鉄道を訪問しました。(2007年1月)
前から行ってみたいなぁ、と思ってた鹿島鉄道を訪問しました。鹿島鉄道ってどこですのん?茨城は霞ヶ浦の傍を石岡から鉾田まで結ぶ、まぁ言うたらローカル私鉄ですわ。
沿線はだいたいこんな感じですわ。田圃やら畑が拡がってて、ところどころで霞ヶ浦を臨む長閑なところですねん。
うぉ〜!ついにご対面。「赤い金太郎」ですわ。雑誌やらWebページやらで何回も見た憧れの車両ですねん。前面の塗り分けが金太郎の前掛けみたいですやろ?そやから「金太郎」て呼ばれてるんですわ。別に鬼退治する訳やあらしません。
お〜い!誰や?まさかり担いで乗り込むんは!危険物の持ち込みはあきまへんで〜。
赤い金太郎は昭和32年製造で、昭和48年に加越能鉄道からこの地へ引っ越してきましてん。湘南顔(正面二枚窓)がエエ味だしてますなぁ。「鉄」な人にとって、鹿島鉄道の中で一番人気の車両とちゃいますやろか?
兄弟の「緑の金太郎」も居てますねん。こいつも大人気でっせ。
それにしても、沿線にはカメラ構えた人がぎょうさん居てますなぁ。なんでですやろか?実は、この3月に廃線になってしまうからですわ。収入の多くを占めていた貨物事業(主に自衛隊への燃料輸送)が廃止されてからは台所事情が厳しくなって、とうとう廃線っちゅうことになってしまったんですな。鉄道が廃止になる典型例ですわ。皆さん最後の雄姿を写真に残しとこうというわけですな。ま、私もそのクチなんですけどね。
さぁ、お腹も空いたことやし、ちょっと休憩しましょか。
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沿線にはあんまり食べ物屋さんがないんで、写真撮りにくるんやったら事前に調達せなあきませんで。私は、家から持ってきたパンをほおばることにしまっさ。 |
金太郎と違うのんも居てまっせ。
これは昭和51年に夕張鉄道から譲り受けたやつですねん(製造は昭和28年)。湘南顔なんやけど金太郎塗りとは違いますな。側面の丸みを帯びたバス窓(上部の固定窓)がエエ味出してますわ。
これは国鉄のキハ07、言うのんを改造したやつですねん。昭和12年の製造でっせ。物持ちエエですなぁ。メンテナンスの技術をきちんと受け継いでいったんですやろなぁ。
ちなみに元はこんな顔をしてましてん。玉子型の顔をペチャンコにしましてん。 |
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片上鉄道 |
霞ヶ浦そばの駅ですわ。澄んだ空を背に、枯れ色が広がる中、古い気動車が佇んでますねん。この光景ももうすぐ見られんようになるんですなぁ。
鹿島鉄道には新しい車両もありますねん。地元の生徒さんが「ガンバレ!かしてつ」言うて応援したんですけどね・・・。
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新しいんは他にもいまっせ。
廃線になったらどこへ引っ越すんですやろか?
まだまだ使えまっせ。 |
今回は観光なしの「本気撮り」でしてん。まぁ言うても、景色のエエところやから、列車を待ってる時間そのものも楽しかったですけどね。それにしても、儲からんもんは仕方ないんですけど、鉄道路線がなくなるのは寂しいもんですなぁ・・・。
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