いしきち電鉄  

銚子に行ってきました(銚子電鉄編)。(2007年2月)

今年は暖冬ですなぁ。わざわざ暖かい所に出掛けて、一足先に春を満喫しましょか〜っちゅう訳で、千葉県は東端、銚子に行ってきましてん。ほ〜なるほど、地図で見ると確かに「お銚子」と似てますなぁ。

さすがは温暖なとこですなぁ。もう菜の花が咲いてますわ。お、何やら後ろに線路が見えまっせ。どんな電車が走ってくるんですやろか?

渋っ!独特の色合いの電車が来ましたなぁ。銚子電鉄ですねん。銚子・外川間の6.4kmを結ぶ小さな私鉄ですわ。

大方の車両は同じような塗装なんですけど、遊覧車(右)もあって「澪つくし号」言いますねん。ちなみに後ろにあるんは、醤油工場のタンクですわ。さすがは醤油の街ですなぁ、このあたりに居ると匂いがしてきますわ。

こんな可愛らしい機関車も居てますねん。「デキ3」言うてドイツ製、なんと1922年(!)製造ですわ。

ほんなら、とりあえず終点まで乗ってみましょか。

終点の外川駅ですわ。渋い木造駅舎の中には、裸電球と手書きの時刻表。ベンチの広告がこれまた地域性があってよろしいですなぁ。大分懐かしい感じがするんですけど、決して保存鉄道ではあらしません、21世紀現役の鉄道でっせ!

キャベツ畑の中を、古い電車がモータ唸らせながら走って行きますわ。私、今までにこの畑で採れたキャベツを食べたことあるんやろか?いえね、キャベツに限らず、田畑の傍で電車撮ってるとき、よくそんなことを埒もなく考えますねん。

これは「デハ801」言うて、伊予鉄道から昭和61年にやって来たんですわ。

こちらは「デハ1002」ですわ。営団地下鉄銀座線から平成6年にやってきましてん。そういえば、乗降扉の窓が高いところにあって、いかにも地下鉄、言う感じですな。

この銚子電鉄なんですけど、地方中小私鉄の例に漏れず、台所事情が悪くなりましてん。車検(電車にもありますねん)の費用を捻出するために、名物の「ぬれ煎餅」を宣伝したらこれが大当たりで、お客さんがいっぱい買ってくれはりましてん。煎餅だけやなくて、グッズを販売したりイベントを企画したりで、必死に増収対策をしたんですわ。そのおかげで、私が訪問したときもお客さんがいっぱい乗ってはりましたわ。職員さんも自分の会社に愛着を持ってはるのがよう伝わってきましてん。

ちょろっと澄ました写真を撮ってみました。たまにはエエですやろ。



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