いしきち電鉄  

岡山に行ってきました(キハを楽しむ編)。(2007年12月)


お? 山深い中に客車列車と旧型のディーゼルカーが並んでますな。

もしかしてタイムスリップでもしたんですやろか? ここは何処? 私は誰?(・・・いや、それは分かってるんやけどね。)
・・・って、要らん冗談はさておきホンマのことを言いますと、岡山県は吉ヶ原(きちがはら)、言うとこまでやってきましてん。
朝早くに岡山駅でバスに乗って、途中で乗り換えて、都合一時間半ほどバスに揺られてやっと着きましたわ。

かつてこの地には、片上鉄道、言うのんが走ってましてん。鉱山からの貨物列車が走ったり、鉱山街の人たちを運んだりしてましてん。鉱山の閉山で、貨物もお客さんも減り、1991年にとうとう廃線になってしまったんですわ。その車両達を、ここ
「柵原ふれあい鉱山公園」に保存してあるんですわ。


キハ702(昭和11年製造!)。卵型の前面が可愛らしいですな。

で、車両は置いてあるだけと違って、ご覧の通り走ることができますねん。月に一度、片上鉄道保存会さんが展示運転を
してくれはりますねん。ところで、よう霧が出てますやろ?朝の試運転ですわ。(・・・って、エライ早よから行ったんですな。)

本番の運転ではいろいろヘッドマークを付けてくれはりますねん。一挙にご覧に入れましょ。


「ふるさと号」 沿線風景そのものですわ。


「しらさぎ号」 しらさぎが舞い降りますわ。結構可愛らしい顔してまっせ。


「わかあゆ号」 このあたりで鮎釣りしたら気持ちエエですやろなぁ。
目に特徴がありますな。上のんと同じ人が描いたんですやろか?

客車列車もあるんですけど、冬場は機関車のエンジンを暖めるのに半日も掛かるっちゅうことで、今日はお休みですわ。
乗ったらすぐ走る・・・ってな気楽なモンやないんですなぁ。

動いたら動いたで、安全運転のため奔走しはりますねん。
踏切よし。

走る、走る・・・。

叩く、叩く・・・。

「何してるの?」「修理してはりますねん」

こういう苦労も、訪ねてきた人を楽しませるためですねん。お客さんは、趣味人よりも一般人の方が多いでっせ。


「電車ぁ〜!」・・・って、ディーゼルカーでっせ!

おじいちゃんと遊びにきましてん。

趣味人にとってのお楽しみもありましたわ。この日は、普段あんまり走らん車両が走ったんですわ。


キハ303(昭和9年製造)


キハ312(昭和28年製造)

廃線後16年。今なお動くのは地道な整備作業があってのことですわ。保存会さんの苦労も並大抵のモンやあらしまへん。


エエ天気ですわ。


秋は深まりゆくばかりですな。

エエ天気のもと、キハの雄姿とサウンドを堪能してきましてん。満足ですわ。もちろん趣味人でなくとも楽しいと思いまっせ。
是非とも一回行ってみてんか〜。



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